2010年9月30日木曜日

最後の最後にちょっとだけ降りました!

 本日は昨日に引き続き、カナッペと一緒に白谷〜太鼓岩まで行ってまいりました〜!前日の情報から何やら修学旅行生が100人以上来るという噂…。丸々同じペースで巻き込まれたら、ボクらは呑み込まれてしまうので、ちょいとペース配分を考えながらスタートしました。

 歩き始めるやいなや、道のほぼ真ん中にヤクシマオニクワガタ君が!相変わらず、可愛い顔しております。お茶目なハサミもナイスでありました。比較的人が少ない時間帯に入ったので、誰にも気づかれず、踏まれずによかったです。もちろん、踏まれては可哀想なので、近くの森へ移動。

 昨日の時点でのんびりウォークをマスターしつつあるカナッペだったので、原生林コースをテクテク歩きましたぁ。昨夜ちろっとだけ雨が降ったような気配で、程よく森に潤いがありました。湿度はちょいと高めでそこそこ良い汗かきました。止まると涼しいので、ちょうど良い感じです。全体的な入山者が少なかったので、ほんの数人だけすれ違いましたが、ほぼ貸し切りな原生林コースでありました。

 疲れもほとんど残っていなかったにも関わらず、なぜか背中の上の方が筋肉痛になっていたカナッペ。サポートタイツのおかげなのか、足の方は健脚ぶりを披露してくれましたぁ。まぁ、休憩しては歩き、歩いては道草をくうという白谷ならではのペースでしたが…。

 でもって、もののけ付近も程よい湿度で良い雰囲気出ておりました。人もまばらで静かな空間。カナッペは「ジブリで育ったといっても過言ではない」ということで、眼前の光景にみとれておりました。
 その後は、ジワジワくる坂道を登りきり、岩屋でランチタイム。風もほとんどなくまったりした時間が過ぎていきました。ちろっと苔に雫が付いていたので、ランチ後はマクロ撮影講習会開始。良き時間が過ぎていきます。
 のんびりした後に、一気に太鼓岩へッ!もちろん真っ白〜〜〜ッ!風景は全然見えませんでしたが、爽やかな風と過ぎ行く雲達が気持ちよかったっす。たまに雲が薄くなって太陽光線が身体を温めてくれました。そんな快適空間だったために、カナッペはいつのまにか昼寝モードに…。人も少なかったので、そのまま就寝…。

 岩の上に15〜6人ぐらいいたでしょうか、みんな景色が見えないということで、ドンドン降りていき、いつの間にか完全貸し切り状態にッ!すると…、まるでこの時を待っていたとばかりに、雲がどんどん抜けて、岩直下の風景が姿を現しました〜!ん〜、この絶妙なタイミング。のんびり森歩きをマスターしつつあるカナッペの実力か!?それとも昼寝のおかげか?真相はわかりませんが、タイミングは完璧でありました。

 のんびりした後に、下山開始。徐々に下っていくと、徐々に雨が降ってきました〜!待っていましたとばかりに、爽やかな雨。カナッペも「雨ってイイっ!」と連発しておりました。やはり森は雨が似合います。苔達も活き活き、木々も活き活き、たまりません。他の登山者は雨が降ってきたので早々と下山していきました。ボクらはというと…、晴れている時よりものんびりウォーク…。だって、お美しいんだから仕方がない!ってことで、雫に見とれたり、雨の音を聞いたり、ナイスな雰囲気でありました。小屋でコーヒブレイクするか沢でブレイクするか迷ったのですが、程よい雨の中で傘さしブレイク。小ぶりの雨だったので、これまた気持ちよかったです。


 そんなこんなで、気づいてみれば修学旅行生とは一度もすれ違うことなく下山完了!何やら170人の学生が盛り上がっていたようです…。一般の登山者は150人ほどだったので、それを上回っておりました。ふ〜、平和な森でよかったです…。

 というわけで、最後の最後に気持ちよい雨が降って、本日も良い森でありました〜。欲を言えば、もうちょっとドバ〜〜〜っ!と降ってもよかったですが…。

2010年9月29日水曜日

初屋久島だったけれど…。

 本日はデッチとカナッペと一緒に太忠岳へと行ってきました〜!昨日の夕方はうろこ雲が出ていて、秋モードの空に。朝方は結構冷え込むようになりましたぁ。でもって、雲はあったものの朝日が海に照らされて奇麗。ついつい車を降りて光合成していると…、猿の群れが接近してきました〜!近づいても毛繕いと遊びに夢中なお猿たち…。ワイワイした朝のひとときでした。

 でもって、良い感じに晴れていたので、朝ご飯はちょっと歩いて、沢で食べました。スタートからして、ユルユルモードに…。二人とも初屋久島にして、いきなり日常生活のスイッチがオフになってしまい、まったり森歩きのスイッチが入ってしまいました。

 歩いている時は誰ともすれ違わず、立派な小杉達の織りなす風景を楽しみつつ、白谷にもひけを取らない苔の空間を歩き、テクテク歩き。天文の森付近も相変わらずお美しい空間となっておりました〜。欲を言えば、雨が欲しかったなぁ。数日前の雨の名残がギリギリ残っている状態で、雫ちゃんたちが少なかったです…。そのかわり、木漏れ日が差し込む森はたまらなかったです。というわけで、結論はというと、いつ来ても良い森ということになります。

 でもって、急な坂を頑張りつつ、道草をくいながら登っていくと、なぜだかどうしてメジロの羽根がいつも以上に落ちていました〜。普段はこんなに落ちてないのですが、何かあったのでしょうか…。毛の生え変わり?カナッペが良い感じのニット帽をかぶっていたので、インティアン風に差し込んでいきました。真の森ガール登場です。

 その後はデッチがボクよりもたくさん羽根を拾って、例のごとくカナッペの帽子に…。結局の所、頭から毛が生えたような状態に…。屋久島の森、最新ファッション…。特に一本だけメジロの奇麗な羽根があり、今考えてみれば、こいつを中心に羽根つき帽子をデザインすればよかったなと…。

 そんなこんなで、ワイワイしつつ、急な坂を乗り越え、一気に頂上へッ!みるみる雲がかかってきて、本日は実に幻想的な天柱石となりました〜!いや〜、お美しい…。かっちょよかったです。
 しばらくするとカップルが登ってきたのですが、「何も見えな〜い!」と女の子…。雲の中なので視界はもちろんないのですが、この子にはこの天柱石が目に入っていなかったようです…。続けて、「残念だね〜」と…。景色が見えなかった事にではなく、この女の子に天柱石が見えなかった事が、ボクにとってはちょっと「残念」でした…。ちょっと皮肉っぽくなってしまいますが、まだこの子には屋久島は早すぎたかな!?

 そんなこんなで、風がよけれるところでランチをしつつ、お腹いっぱいに。頂上付近は約1500メートルなので、けっこう寒かったです。暑がりのボクですら、防寒のためにレインウェアを装着。満腹&あったかい状態になり、お昼寝モードスイッチオン!思い返せば、頂上付近についてから、ボクを含めて3人の思考回路は処理能力を低下させておりました。

 さすがにここで寝てしまっては死んでしまう!ということで、デッチが熟睡する前に、下山開始。下山の集中力だけはなんとか維持できました…。そんな歩きをしつつ、森はまた変貌していきました〜。完全に雲の中で、霧の中…。ん〜、これだから森はやめられない…。思わず、「ここで一発雨が降ってくれれば」と願ってしまいました。残念ながら、霧雨というよりは水蒸気といった感じで雨は降らなかったです…。

 でもって、天文の森付近に到着。3時のオヤツにはちょっと早い時間でしたが、結局日帰り太忠岳登山最終チームになっていたので、ここで早めのブレイクをすることに。するとまたカナッペの思考回路が停止…。別にボクらが険悪なムードになったわけではなく、コーヒーをすすりながら、3人とも無言の状態に。沢の流れる音だけが、響いておりました。ある意味、森と一体化した瞬間だったのかもしれません…。

 またも爆睡モードになる前に歩き始め、最後は仏陀杉に挨拶してから帰る事に。そうするとまたもみるみる雲の中、霧の空間に…。いや〜、この霧がかった森は実に素晴らしい。まぁ、屋久島の森ではよくあることなんですが、今日はいつも以上に濃かったです。そこがまた心の琴線にふれておりました。


 というわけで、無事に下山完了ッ!初屋久島にして、この幻想的な条件は、うらやましいなぁと思ってしまった一日でありました。

2010年9月28日火曜日

残念ながら、雨は降りませんでした…。

 本日はユイちゃん&ウッチーと一緒に大和杉へ行ってきましたぁ。なんと二人は初屋久島なんですが、ゆるめのディープで静かでのんびりできる所へ行きたいということで、いくつかコースを迷った末に、大和杉へ行くことになったのであります。でもって、天気予報は50%の降水確率だったので、二人とも雨を待ち望んで!?スタートしましたぁ。

 ところが、青空は出るは、湿度は低いはで、なんとも爽やかすぎるほどの朝…。ちょっと歩いては休憩、休憩しては歩きのテクテクトレッキングとなりました。 

 そして、ヤクスギランドを抜けて、大和杉方面へレッツゴー。ん〜、相変わらず、人がいない…。かつ道らしからぬ道で、森林浴となりました。はじめにちょいとキツメの坂があるのですが、マラソンをしているウッチーは持ち前の体力で楽勝モード。ユイちゃんも登山をちょこちょこしているとのことで、一歩一歩自分の歩き方を知っとります。ほどよい汗が良い感じでありました。

 んでもって、登れば登るほど雲が…、ない状態に…。全くもって雨が降る気配はなし!青空モードな森となりました。途中、台風の影響を受けた場所で、葉を飛ばされ立ち枯れた樹が青空に映えてかっちょよかったです。初屋久島にして、この森は贅沢すぎるかもです…。

 でもって、いくつか谷を越え、山を越えていき、ふと後ろを振り返ったら、ユイちゃんに後光がッ!森の中から、神様が降りてくるような、映画のワンシーンばりの光でありました。まぁ、歩いている本人は見えてないわけですが、ちょっと離れて見ている側はうらやましい光景であります…。

 そして、晴れまくって陽が射し込む空間は暑くなっておりましたが、良い汗かきながら大和杉へ到着ッ!もちろん貸し切り状態。いや〜、この女性的な印象を受ける大和様を前に、なんとも贅沢…。戯れたり、ゴロンしたり、良い時間でありました。
 ちょいと落ち着いたところで、ランチタイム。談笑しつつ、まったりな時間。これだから森はやめられない…。人工的な音がしない空間はおそらく日常生活では体験できない世界。ある意味、もっとも現代社会とはかけ離れた空間かもしれません。

 そんなこんなで、まったりした後に、まったりと下山開始ッ!良いペースで歩いていると、なんと二人組とすれ違いました!まさかこのコースで会えるなんて、ちょっと不思議でした。ところがどっこい、その30分後ぐらいにはなんともう一人後ろから歩いてきたのです!下りで男性に抜かれてしまいました〜!行きでは誰とも会わなかったので、幽霊かと思いましたが、聞く所によると宮之浦岳からの帰りだったそうです。いや〜、このコースを日帰りで使うなんて、超健脚!くれぐれも良い子は真似しないように…。慣れていない人は道であることすら、わからなくなってしまいそうなルートですから…。それにしても遭難者が出なくてよかった〜。

 のんびり歩きつつ、良いペースで下りてこれたので、沢へ寄ってコーヒーブレイク。ランドに入っても二人組みにしかすれ違わず、本日も実に平和な空間でありました。川のBGMがコーヒーにブレンドされて、ナイスでした〜。

 というわけで、ユイちゃん&ウッチーの初屋久島、初森は無事に下山完了。残念ながら、雨は降りませんでした…。屋久杉の潤う森を見せたかったなぁ〜。

2010年9月26日日曜日

連休最終日は平和な森でした。

 本日も元気いっぱい、オスギ&タカちゃんペア、ハジメ&ノリちゃんペア、クリちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。バス乗り場に着くと、あれ?というぐらい空いていて、ここ数日では最もスムースにバスに乗り込むことができました。登山バススタッフの人も終始にこやかで、「2日前が嘘みたい…」と。確かにその通り。これだけ人が集中するのはGWと9月の連休だけですから。
 でもって、登山口に着くと秋の気配がぷんぷんするほど、気温が低かったです。こうやって季節が移ろい行くのだなと。毎年のことながら、なんだか夏が終わってしまう寂しさなんてものも感じてしまいました。テクテク歩いて、小杉谷集落跡へ到着。今日はグランド跡で休憩。のほほんとした時間でありました。

 そして、バイオトイレへ到着し、みんなが用を足している時にフラフラしていたら、昔のファンタ発見ッ!な、な、懐かしいデザイン。ここはその昔、小杉谷山荘という山小屋があった跡で、その時のゴミなんです。今年は雨が多かったので、ちょこちょこ昔のゴミが露出してきております…。大掛かりなゴミ拾いをしたいなと思いつつ、このファンタのデザイン…。今のファンタよりデザイン性があるなと。シンプルなところがナイスです。

 でもって、トロッコ道を終了し、山道へ突入〜ッ!団体様の後ろを歩きつつ、微妙な時間差攻撃。クリちゃんもウィルソン株に着くと「やっぱり人多いっすね〜!」と…。しかし、2日前とは比べ物にならないぐらい静かな森…。混雑に慣れすぎると感覚が麻痺してしまうのかもと思ってしまいました…。
 そして、本日一番の急斜面ッ!日頃からみんなランニングをしているということで(タカちゃんはイメージランニング…)、順調に登れました!まぁ、辛かったとは思うのですが、みんな平均以上の脚力を見せてくれました。

 その後はランチタイム。腹が減っては登れない。良い場所が空いていたので、のんびり食べました。団体様の気配が消えてから、縄文杉へ向いました〜ッ!ここ数日は止まることを許されない状況で一気に登り詰めましたが、今日はちょこちょこ立ち止まって歩けました。
 そして、団体様が下る頃に縄文様へ到着ッ!みんなで縄文様初対面を成し遂げました。イメージランナーのタカちゃんも「途中でリタイアするかと思ったけど、来れた〜」と良い笑顔を連発していました。
 デッキが空く頃を狙って、みんなで写真撮影。これがまた良い霧が出てきて、なんだかいつも以上に平和でありつつ、神々しく見えてしまいました。ちなみに縄文杉が鎮座する1300メートル付近はけっこう寒かったです。17〜8度かなぁと。それでもオスギは半袖バリバリ!「平気だよ」と熱い男でありました。

 でもって、本日も最終バスに間に合わなければいけないので、下りはガンガン歩きました!みんなの健脚ぶりは健在で、快調ッ!すると縄文杉付近でも良い霧がたちこめていたのですが、さらに良い感じの空間になってきました〜。やはり屋久島の森はこうでないとね。

 そんなこんなで、順調にトロッコ道まで戻ってこれました。縄文デッキを出発した時は、ほぼ最後尾だったのですが、ドンドン前のチームに追いつき、団体様ご一行の後ろまで来ましたッ!下の写真をよ〜くみると、50メートルぐらい続いております…。これも連休の名残なのかなと。

 そして、だいぶ時間を稼ぐことができ、さらにはチロッと青空も出てきたので、沢へ行ってコーヒーブレイクタイム。ガンガン歩いてきたので、かなり良い休憩となりました〜。この沢が気持ち良く感じるのは、あと1ヶ月ぐらいかなぁ〜。どんどん寒くなると、少しでも早く帰りたい症候群におちいるので、ちょっと寂しい気も…。


 そんなこんなで、最終バスに間に合う余裕の時間で下山完了!さらには臨時便に乗ることができ、待ち時間ほとんどなしでバスに乗り込めました。
 車の中で、ハジメ&ノリちゃんと富山の巨木トークで盛り上がりつつ、夜になってしまった宿へ帰って来ることができました。ん〜、今日も良い森でありました。


2010年9月24日金曜日

今シーズン最大の盛り上がり!?

 本日も我らがカリスマ、縄文杉へ、サジちゃん&ハラちゃん、マコッちゃん&ヤッちゃんと一緒に行ってまいりました〜。え〜、ちなみに天気予報はと言いますと、降水確率10%の晴れマークでありましたが、例のごとく人知が及ばない森でありますので、バス乗り場からそこそこ良い雨が降っておりました〜。
 そして、何を隠そう、この連休中の中でおそらく一番の大盛り上がり!臨時バスもバンバン発射して、登山口はどえらいことになっておりました〜。1000人は行っていないと思いますが、これまた凄いなと…。その混雑とは反比例して、のんびり行こうと朝ご飯を食べた時点て決定…。傘をさしながら、スローなスタートとなりました。マコッちゃん&ヤッちゃんはやや高所が苦手でありましたが、橋もなんなくクリアできました。

 一般登山者、団体ツアー、個人ガイド、老若男女が入り乱れてのトロッコ道。最後尾付近を歩いていたので、大混雑はなかったものの、いつも以上にたくさんの人で溢れておりました。そして、いつもより30分近く遅れて、トロッコ道終了。まだまだトイレが大混雑しておりました〜。いや〜、こればっかりは仕方がない。携帯トイレを使うほどでもなかったので、のんびりトイレ休憩。ある意味、夏の連休の風物詩であります。

 この辺から徐々に青空が出てきました。ようやく天気予報通りの天気に近づいてまいりました。ウィルソン株周辺に到着すると、木漏れ日タイムも始まっておりました。思ったほど、混雑はしていなかったので、愛の撮影会をしつつ、ワイワイ。昨日、今日ぐらいからグッと気温が下がり、秋の気配が漂う中、良い時間でありましたぁ。

 そして、本日一番の急斜面。まずは一発目の階段。この日のために購入したサポートタイツが活躍したのか、ハラちゃんが「思ったより楽かも!」とその効果を発揮したと思ったら、2発目の階段で「やっぱりキツいわ〜!」とタイツ以上の急斜面だったようです…。まぁ、それも良い想い出かなと…。

 でもって、いつもよりちょいと遅れてランチタイム。なんとか良い場所でランチできました。止まっていると少し寒さすら感じる気温で、これまた気持ちよかったです。火照った身体に引き締まる空気で、おいしいランチ。ん〜、贅沢です。

 その後は、「休憩はできないよ!」と忠告しつつ、下山のピークに突進っ!こんにちわを軽く100回は言ったかなと…。連休中はボイスレコーダーに「こんにちわ」を吹き込んで、ワンタッチで自動再生したいなと。でも、これだけ「こんにちわ」が言えるのは素晴らしいことなのかもしれません。五体満足&笑顔がなければ言えないことですし、こんにちわを言う体力がない人もこの道にはたくさんいますから…。

 でもって、流れ込むように一気に縄文杉へと突進ッ!みんなで初対面できました。通常よりもかなり遅れての登頂(登縄)でありましたが、混雑のピークは越えていて、今日の状況を考えれば、快適なデッキタイムを過ごすことができました。
 デッキでは条件がいいと会話ができるぐらい電波が通じるのですが、マコッちゃんの電話に複数の連続着信履歴がッ!緊急かと思って出てみたら、普通にお仕事電話でありました…。まぁ、これもまた想い出のひとつかなと…。

 でもって、太陽が出たり、微風が吹いたり、あまりに気持ちがよい縄文デッキだったので、ついつい長居…。いつもならすでに下山している時間なのですが、陽気に誘われ過ぎてしまいました〜!完全に最終バスの超ギリギリライン…。まぁ、臨時便が出るだろう思いつつ、18時に間に合うように下山開始。記念すべき、今までで一番遅かった日となりました。
 みんな縄文杉からパワーをもらったのか、脳内で化学変化が起きたのか、かなり元気になっていたので、こけない程度にガンガン、快速で歩きました〜!帰りのウィルソン株は団体様に追いつき混雑していたので、軽く立ち止まったぐらいでスルー。スルーしまくり作戦で、一気にバイオトイレまでおりてきました〜!作戦が功を奏し、ほとんど待つことなく、用を足すことができました。

 ここで、30分以上はかせげたので、迷わずコーヒーブレイクをすることに。本当は美屋久始まって以来、初のブレイクタイム無しになるかもしれないと覚悟を決めていたので、みんなの歩きとみんなの膀胱(ぼうこう)の大きさのおかげで、沢カフェをオープンすることができました。大混雑の日だっただけに、素晴らしい昼下がりとなりました。

 危うく時間という概念を忘れ去りそうになりつつも、最終バスめがけてレッツゴー!ジャンジャン飛ばしていくと、団体様ご一行にぶつかってしまいました〜。下の写真は連休ではよく見られる光景です…。これもまたお祭り気分で楽しいかなと…。

 途中で、団体様を抜かせてもらい一気に登山口まで駆け下りました〜ッ!といいつつ、写真好きなサジちゃんはバシバシ撮る余裕もありました。結局、最終18時の3分前に到着ッ!無事に帰ってこれました〜。といいつつ、こんな日は帰りも臨時便。最後のバスが出る頃には、当たりが真っ暗になっておりました。
 ちなみに下の写真は18時過ぎの登山口です。朝ではありません。ん〜、今日の混雑状況を象徴する感じであります。


 というわけで、最初は笑顔がなくなると思いきや、みんな満面の笑顔で帰ってこれました〜!雨も晴れも、人混みな森も誰もいない森も、あらゆるシチュエーションを楽しめてしまった一日となりました。

2010年9月22日水曜日

今日も雨が…、降りませんでした。

 本日は屋久島2度目のルミ&ヤマダちゃんと一緒に太忠岳へ行ってきました〜。ここ数日は実に晴れております。もちろん山には雲がかかるのですが、朝が晴れているので、ついつい足を止めてしまいます。縄文杉ルートは登山バスなので停車できませんが、今日は2度ほど車を止めて太陽参拝してしまいました。朝の光合成…。

 でもって、早朝のヤクスギランド。ん〜、苔は乾き気味でありますが、その分太陽の光がお美しい森でありました。途中、苔の雫が残っている箇所がちょこっとだけあり、撮影会開始ッ!ルミちゃんは昨日、白谷でマクロ撮影に没頭したもののうまくいかなかったようで、本日はリベンジ。ちょこっとテクニックを学べば、あとは場数。徐々にマクロの世界へ入り込んでいくことでありましょう。

 でもって、天文の森付近でも、率先してマクロモード。大きな森で小さな光景。もちろんのこと先へ進めるわけがありません。のんびりと小さい風景も楽しみながら歩きました。この森はついつい止まってしまい、コースタイム通りには歩けません。屋久島の登山地図には「風景を楽しむ時間」は全く含まれておりませんので、くれぐれもご注意ください。
 ふと振り向くと怪しい二人が…。ボクが話しかけても全く聞こえていない状態…。それもまたよし。

 そして、ルミちゃんもヤマダちゃんも縄文杉へ泊まったり、宮之浦岳へ行ったりと体力ばっちりなので、急な坂も汗水鼻水出しまくりで一気に登りきれました〜。やはり体力があるといろんなことに余裕が生まれますねぇ。のんびりしたいところでのんびりできるのも、まさに歩けるからできること。
 そのまま一気に頂上まで行きました〜!天柱石を見た途端ヤマダちゃんが「うぎゃ〜〜〜!」と雄叫びをあげ、歓喜。ルミちゃんも何が起こったの!?と不思議そうな表情をしつつ、同じく天柱石近くに行って歓喜。今日も天柱石は微動だにせず立っておりました。まぁ、グラグラ動いていても怖いですが…。

 とりあえず、ランチをしてのんびりしていると、さすが連休前後ということもあり、たくさんの人が登ってきました。去年のGW以来久々に人が多い頂上となりました。まぁ、全体でも18人ほどでしたが…。うち二人は調査に来ていた人です。
 そんなこんなでボ〜っとしていると、雲が抜けてきました〜!すかさずランチをストップして、景色に集中。太鼓岩方面が開けてきました。もちろん向こうからも天柱石が見えているはずなので、みんなで手を振っておきました。きっと目の良い人は見えていたはずです…。

 雲がかかったり、抜けたりの光景を楽しみつつ、太陽が出たり隠れたりで、暑かったり涼しかったり、めまぐるしく変化していく天柱石でした。そんな映画のような光景だっただけに、ボ〜っとモードは加速していくに決まっています。ボクもお眠モードに入りそうになり、危うかったです。
 とそこに、汗だくの女の子が二人登ってきました。「2時間半で登ってきた!」と超健脚…。ボクらはというと、出発から軽く5時間ほど…。まぁ、どれだけ短い時間で登れたかに快感を感じる人、どれだけ美しい光景を楽しめたかで快感を感じる人、人それぞれだと思います。ちなみに美屋久は後者です。あの森を速く歩け!といっても、心がビンビン感じちゃって足が動きません。足が快速に動くのが不思議です…。

 でもって、例のごとくこんな日はかなりのんびりしすぎてしまい、日没に間に合うように頑張りました〜!といっても、天文の森付近ではやはり足が止まり、まったりコーヒーブレイクに…。これだからこの森はやめられない…。

 そんなこんなで、ワイワイまったりと談笑しつつ、無事に下山できました!今日も雨が降らず、苔が可哀想ではあるのですが、頂上は最高レベルに楽しい時間でありました。

2010年9月21日火曜日

名目上は平日でしたが…。

 本日も絶好調の中、シゲタのお父さん&ミワちゃん&ユミちゃん、弾丸トラベラーエリナちゃん&イッコちゃんと一緒に縄文参拝してまいりました〜!今日は9月の連休の中日にあたり、名目上は平日だったのですが、バス乗り場に着くとかなり盛り上がっておりました〜。いや〜、今年は混雑日が読めません…。まぁ、それだけ縄文杉が屋久島のカリスマってことですねぇ。
 そして、登山口に着くと…、バスも盛り上がっておりました〜!いつも思うのですが、屋久島の運転手さん達は本当にレベルが高いッ!これだけ狭い所にどでかいバスを並べ、まだ一度も事故がないという素晴らしさ。数年前のシャトルバスに始まり、今は登山バスとして運行中。脱帽です。この技術。運転手さんがいなければ、これだけ多くの人が縄文杉に会いに行くことはできないと思います。ガイドが目立ったり、歩くの必死な登山道ですが、運転手さんの存在は忘れてはいけないと思います。毎日、ありがとうございます。ここで言っても始まらないかもしれませんが、この場を借りてお礼申し上げます。

 そして、珍しく本日も晴れッ!ここに来てようやく晴れが続いているような気がします。屋久島らしくないですが、たまには晴れが続くのもいいもんです。というわけで、トロッコ道は朝日を浴び、太陽と一緒に歩くことができました。正直な所、太陽光線に慣れていないボクにはまぶしすぎました…。「暴風雨も最高に楽しいんだよ〜」と言うと、山好きのお父さんも「屋久島なら暴風雨もいいかもね!」とちょっと雨乞いな気分が出ておりました。

 のんびり歩いて、なんなくトロッコ道終了。エリナ&イッコもバシバシ写真を撮りつつ、きつ〜〜〜いッ!を連発しながら登りました。急な階段では、伝家の宝刀「四本足歩行」でクリア!若さが溢れております。

 でもって、腹が減っては戦はできないということで、縄文杉へ行く前にランチタイム。ちょうど良い場所が空いていて、のんびりランチができました。食べ終わった後、ユミちゃんはかなりおネムなモードに…。これだけ涼しくて、太陽を感じれたら、そりゃぁ食後は眠くなるってもんです…。というわけで、ユミちゃんが眠ってしまう前にレッツゴー。
 800人ぐらいの人が登っていたので、ここからは休むことなく一気に駆け上りました〜!というか、下りの人が待っていてくれるので駆け上らざるを得ないと言った方が正解です。
 普段であれば、少しデッキが空いている時間帯に到着したのですが、まだまだ夏は終わらないってことで、かなりの人混みでありました〜!そして、この縄文杉が見えないほどのまぶしすぎる太陽。気温も身体に優しすぎる感じで、ついついまったりしてしまいました…。

 そして、あまりに気持ちいい空間だっただけに、みんな後ろ髪引かれつつ、帰りたくないモードになりつつも、下山開始ッ!我々に課せられた任務は、最終バスに間に合うこと…。里には待ってくれている人がいるわけです。
 でもって、山登り大好きなお父さんを始め、みんな健脚ぞろいでガンガン下ることができました。まぁ、少し足がプルプルしたのは登山のスパイスには丁度よかったかなと。

 トロッコ道も快速で歩くことができ、なんとか晴れの沢カフェブレイクもできました〜。ボクがお湯を沸かす準備をして、後ろを振り向くと…、
 漂流物が漂着しておりました〜ッ!この川にはよく人間が漂着するようです。
 
 でもって、みんなでワイワイ、それでいてリラックスすぎるモードで、良い時間でありました。歩き始める時にミワちゃんが「縄文杉まで行かなくても、ここで一日過ごせるわ〜」というように、風と気温と空間が絶妙なハーモーニーであったことは言うまでもありません。

 そして、最終バスに間に合うか間に合わないかのスリルを思う存分味わいながら、頑張っちゃいました〜ッ!といって、途中でマムシが出てきて恐る恐る写真撮影。このくらいの時間は余裕がありました。


 というわけで、最終バス10分前に到着し、記念撮影をして、みんな笑顔で帰ってこれました!久々に一日中青空が続くという、年にほんの数回しかない日となりました。ちょっとずつ秋の足音が聞こえてきたようです。

2010年9月19日日曜日

結局、日没ギリギリラインで…。

 本日は連休ど真ん中にて、カズちゃん、サエちゃん、トモちゃんと一緒に龍神杉へ行ってきましたぁ。なんと登山口に着くと、車が一台ッ!数ヶ月ぶりにここで人の気配を感じましたぁ。さすが秋の連休であります。でもって、今日は降水確率ゼロ%!朝は木漏れ日を浴びながら、テクテクと歩きました。すると後ろからまた人の気配が!さすが連休です。結局、今日の龍神杉登山者数は、ボクらを含め9人でした。ん〜、平和です。

 トモちゃんは屋久島3回目、サエちゃんは4回目、カズちゃんは5回目というベテラン3人。年齢も出身も違うのですが、屋久島を楽しむ心はみな一緒で、ワイワイと登りました。写真をあまり撮らないサエちゃんにたいし、トモちゃんとカズちゃんはほんのちっちゃな物達もパシャパシャ。思わず、水がしみ出ている苔の雫スポットで、撮影会が始まりました〜。今年は雨が多いので、晴れの日もちょっとだけ雫が残っていて、良い感じです。
 でもって、最後の沢を渡り、急斜面へ突入〜ッ!みんな汗だくになって登っていたのですが、さらに加速度的に汗をかきました〜!え〜、さすがの屋久島通達もこの坂にはノックダウン寸前。ギリギリのラインを攻めつつ、頑張ってしまいました〜!歩きにくさに加えて、急斜面…。無言の坂が続きました〜!まぁ、それも三神杉に会うための関門であります。

 そして、3神杉ゾーンに到着ッ!龍神杉に会う前にランチをしました。すると、みるみる霧の森へ変貌…。やっぱりこの辺は霧がよく似合います。どんどん神秘的な森へなっていきました。ランチをしていると、降ってきました降水確率0%の雨ッ!こういうときってなんか嬉しいんですよねぇ。天気予報が通用しない屋久島の森。人知を越えております。
 ランチ後に誰もいなくなったところで、龍神杉に初対面ッ!いや〜、今日も元気な姿でありました。結局、龍神杉の前でボ〜っとのんびりしていたら、まったりし過ぎてしまいました。雨が降ったり、霧に包まれたり、刻々と変わる天気とともに良い時間でした〜。

 でもって、下山開始ッ!登りよりも下りの方が登山では重要なわけですが、転ばぬように、一歩一歩集中して歩きました。急な坂は膝や足腰への負担が多いので、歩いてない人にとってはキツいなぁと。下りてすぐに、鹿ちゃんがサヨナラをいいに、登山道に出ておりました。この辺に生息している鹿は人間に慣れていないので、眼のくれ合い飛ばし合いをしちゃいました。かわいかったっす。

 結局の所、みんな軽いコケをしつつ、ケガもなく、ホッと一息つけるスポットへ到着。かなり時間がおしせまっていたのですが、この時間だけは誰にも譲れません。最終登山者だったので、道の真ん中を使わせてもらいました〜。ん〜、良い時間…。すると…、「うぎゃ〜〜〜〜!!!」っと森中にこだまする声が!トモちゃんの雄叫びとともに、サエちゃんも叫んじゃいました〜。ヤマビル君でした。すでにその姿は発見できなかったのですが、トモちゃんの足は血まみれに…。まずは写真を撮って、処理完了。このルートの勲章ですねぇ。

 そんなこんなで、行きも下りも、三神杉も喫茶タイムものんびりし過ぎたら、日没ギリギリの時間帯に!なんとお月様がどんどんキレイにクッキリしてきました。ギリギリですが、奇麗でした〜。
 というわけで、予定よりも一時間半以上遅く戻ってきちゃいました。最後は無理矢理笑顔を作って!?写真撮影。本日もハードでありながら、楽しく美しい森でありました。