2011年9月26日月曜日

あれ?行けちゃった…。

 本日は屋久島3回目で闇の飲食店店員姉妹のカオルちゃん&チハルちゃん、屋久島2回目でボクと同郷山好き女のアッコちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜!何を隠そう、行けるかどうか不安にさせられるほどの天気予報。しかも夏とは違い一気に秋モードになった山なので、前夜の電話から「行ける所まで行ってみよう」というアドベンチャーな幕開けとなりました。

 台風でもなく、前線でもない雨だけに予測不能。ちなみに昨日は縄文も半分以上が大雨過ぎて引き返したり、白谷は午前中は増水で歯が立たなかったとのことです。みんな不安げな表情を浮かべつつ、ボチボチスタート。え〜、前日のブログにも書きましたが、愛機が撃沈したので、本日は嫁さんのカメラにハウジングを装着して撮ってまいりました。我らの淀川はというと、濁るわけでもなく、いつもよりちょっと流れが強い程度で美しさを醸し出しておりました。

 みんなそれなりに山慣れしているので、テクテク歩きつつ、たまに立ち止まってしゃべりつつ、順調に歩を進めました。高盤岳展望所で山のシルエットはわかるものの、トーフが割れている所までは見えませんでしたが、ちろっと歩くと厚い雲が抜けてパックリ見えてしまいました!さすがにボクもこの天候で見えるとは思わなかったので、ビックリパックリ。ハウジングに付いた水滴まじりですが、トーフ岩です。

 そんな思わぬ興奮をおぼえつつ、花之江河へ到着。すると、黒味岳の頂上まで見えちゃいました〜!まさかの光景でありました。しっかりと神様にもお礼&無事を祈るカオルちゃんです。

 そして、この先が本日の勝負所です。森林限界を超えると、守ってくれるのはレインウェアのみ!強風が待っているのか、それとも豪雨が待っているのか、すでに不安と期待が入り交じる展開に。いざ、投石平(ここからが森林限界)へ着くと…。
 意外と平和でしたぁ〜。風も弱く、雨も弱く、想定外の平和な空間。風は冷たいものの、爽快でありました。その後もたまに強めの雨が降るものの全くもって大した事はなく、ズンズン進む事ができました〜。涼しさというか、寒さのおかげで汗もかくこともなく、順調、順調。
 ちょっと早めでしたが、栗生岳の祠に挨拶して、ランチの場を貸していただきました〜。唯一頂上30分圏内で雨がしのげるところなんです。頂上付近はおそらく10度ぐらい。雨をしのげるまではいいものの、すきま風のオプション付き!!寒かったっす。体感温度は7度ぐらいということにしておきます。もうみそ汁がうまいのってなんのって。しかも、分単位でみそ汁が冷たくなるので早めにゴクリ。その勢いに任せてランチもペロリ。ほとんど休む事なく、頂上へ向けて歩き始めました〜。アッコちゃんは「走ろう!走って体をあたためよう!」って言うほどに寒かったっす。これもよき思い出かなと。

 そして、一気に頂上ッ!まさかこんなにもスムースに着けるとは!最後は寒さに後押しされるかのように、歩いてしまいました。さすがに風景の神様はここではほほえんではくれず、永田岳が見えそうで見えないという、ウズウズしちゃう雲行きでありました。ちなみにチハルちゃんのカメラは完全防水。大胆にカメラを出してパシャパシャできました。
 で、祠にお参りをして、また頂上へ戻って来ると、みんな歩く気満々!というよりも、寒いッ!温度計は見ませんでしたが、おそらく10度を切っていたかもしれません。そんな流れで体が冷える前に下山です。

 すると下山し始めて、2秒ほどで風景の神様が舞い降りてきました〜。霧でもなく、モヤでもなく、霧雨と淡い雲海…。中国4000年の歴史を超えるかのような不思議な山の姿が見れてしまいました。モワ〜っという感じ。あまりに抽象的な言葉ですみません。勝手に想像してください。

 そんな光景に見とれつつも、下りは集中力を切らさないようにズンズン歩きました。で、気になるのは来年のヤクシマシャクナゲ。奇跡的な大ハズレとなった今年よりは良さそうです。蕾が付いている株もあれば、全く付いてない株もあります。「例年並み」という表現を使うならば、「例年よりも少なめ」程度かなと。もうちょっと様子見していこうと思います。
【蕾なし】
【蕾あり】

 そんなこんなで、帰りはズンズン歩き、ほとんど休憩も取らずに淀川までおりてこれました〜。なんとかかんとかみんなにも笑顔が残っており、小屋の屋根でスイーツブレイク。本日の宿泊者ともちろっとしゃべりつつ、つかの間のブレイクとなりました。


 これまた寒くなる前に、動き始め、最後の登山口までノンストップで戻ってくる事ができました。いや〜、まさかこんなにもズンズン進める日だとは思っていなかったので、思わず九州一高い女になってしまった感じでありました。

 というわけで、当初の不安をよそに、雨と戯れつつ、寒さにこごえつつ、いつのまにか頂上へ着いてしまったという、なんともナイスな一日となりました。

2011年9月25日日曜日

愛機、逝く…。

 実は先日の大和杉へ行った日に、愛機LX-5が撃沈してしまいました。ツアー中に数々の名作(?)を生み出した相棒でありました。1年ちょっとの寿命ではありましたが、撮った枚数は90817枚!雨の日も、風の日も、晴れの日も、台風の日も…。本当によく頑張ってくれました。使い始めた初日にレンズが危うくなったり、動画を撮っている時に音声が出なくなったり、屋久島のアウトドアで最後まで闘ってくれました。

 とりあえず、今は嫁さんのカメラを借りて撮ってます。実は海外で発売され、日本ではまだ発表のないカメラをガイド用のカメラにしたいと2週間ほど前から思っているのですが、日本ではまだまだのようです…。とりあえず、つなぎとなってしまうのですが、新たな相棒が近々届く予定。

 ありがとう、LX-5くん。手荒に使ってゴメンね。でも、それ以上に楽しく美しい写真を美屋久にみせてくれて、本当に感謝しています。


 実はボクの不注意で、5年ほど前から使っている愛機MacBookも撃沈!台風15号の影響はボクの生活に多大な傷跡を残していきました…。

 そんなこんなで9月もそろそろ終わりそうです…。

2011年9月24日土曜日

連休ど真ん中っ!

 本日も連休のど真ん中、ユキ&サナエちゃん、ノリ&マユちゃん、シゲちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!シゲちゃんが紅一点ならぬ、黒?一点で、お姉様達にいじめられるのではないかと内心ドキドキしながら、バス乗り場へ。ん〜、盛り上がっておりました。駐車場も満杯で、ボクらが止めた場所は駐車場の中の路駐みたいな感じで、意外と乗り場に近いラッキーな場所でした。

 でもって、なんとかバスに乗り込む事ができたわけですが、今日は登山バスの運転手さんにちょいと注目してしまいました。なんといってもボクらを縄文杉へ導いてくれるのは間違いなくバスの運転手さん。特にこういう混雑日はキラリとその存在が光ります。たまたま一番前にボクが座ることになったので、よ〜く観察してしまいました。ガイドは縄文杉への道のりをこれでもかというくらい細かく知っていますが、バスの運転手さんは屋久杉自然館から荒川登山口までの道のりをこれでもかというくら熟知しております。バス一台しか通れない場所がほとんどなので、無線で他のバスとやり取りするんですが、それを聞いていると「今、苔を通過」「2代杉をワゴンが降りていくよ〜」「落石注意で待ってるからおりてきて〜」と業界用語が飛び交います。こんな無線のやり取りだけでスムースに登山客を運んでくれるんです。そんな運転手さんをパシャリ。カッコいいっす。たまに飛ばし過ぎて乗客が酔ってしまうことも多々ありますが、きっとそんな時は運転手さんが自分の運転に酔いしれているのかもしれません…。とにもかくにも、毎日ありがとうございます!

 と、ボク一人で運転手さんのドライビングテクニックに感動しつつ、登山口へ到着!ん〜、なかなかどうして混雑でありました〜!といいつつも、壊れていたトイレも修復されたので、女性トイレの混雑はほぼ無し。逆に男性トイレの大きい方がならんでいたようです。
 まずは朝食を食べてレッツトロッコ!今日の気温はここ数日で一番低くて、快適ってなんのって!登山口はブルッとするほどに秋の気配が漂っていましたが、歩くと絶妙な気温。汗をほとんどかかずに歩けちゃいました〜。

 いろいろと混雑日の作戦を実行しつつ、トロッコの終点に。ちょいと並びましたがそれほど大混雑ではなかったです。今日は雨も降っておらず、若い男の子が多かったので、渋滞がほとんどなかったようです。
 でもって、いよいよ山道へ突入〜ッ!これまた低めの気温で汗を全く意識せずに進む事ができました。さすがにウィルソン株付近はそこそこ人がいましたが、無事に愛の撮影会も完了。ちなみに下の写真はウィルソン株の入口です。中には愛に飢えた?登山客で盛り上がりました〜。

 みんな体力に自信がないといいつつも、急斜面の階段もなんとかクリア!「山に登ってから屋久島に来ようと思ったけれど、登らずに来ちゃった!」というユキちゃんも、心身ともにノックダウンされそうになりつつも急斜面をクリア!そう簡単には会えないのが縄文杉のニクい所でもあります。
 でもって、縄文杉の前にランチタイム。レインウェアをはおらないと結構な寒さだったので、みそ汁が身に沁みました〜。ちなみにこの辺はかなりの混雑で、すでに縄文杉に会ってきた若者達がゾロゾロたくさん降りてきました〜。正確な人数はカウントする人が上にいなかったので、わかりませんが、ガイド内では1000人ぐらいでは?という目測でありました。

 ランチ後は少し身軽になって、休むに休めぬ登山道をひたすら登り続けました〜!途中、変なガイドさん(?)の写真を撮るマユちゃん。別にからまれているわけではありません。逆にからまれたいと思っている屋久島の野生ガイドなんです。

 そして、なんとかかんとか、縄文杉へ到着ッ!なくなると思われていた笑顔が残っていた状態で初対面できました〜!ここからは例のごとく、まったりタイムに。冷たい風がさわやかでありました。若い女の子達も多く、デッキの上は黄色い声が飛び交っていましたが、ボクらは徐々にしっとりモードに。ん〜、このくらいの混雑ならば、まだまだ快適であります。
 みんなで写真を撮ったのですが、シゲちゃんは1人では寂しいという事で、ボクと男2人で肩を取り合って縄文記念写真ッ!男同士の絆というのはこうやってうまれていくのかなと…。さらにノリちゃんが悩んだあげく持ってきたデジイチのレンズが超広角!久々にすっぽりの縄文杉が丸々写真に収める事ができました。良いレンズだなぁ〜。

 で、ふと時間を見ると、いつのまにかデッドライン!こんな日こそ最終バスに乗り遅れてはなりません。気合いを入れて、集中しつつ、攻めまくりました〜!みんなの体力がどれほど残っているかが勝負なのでありますが、持ち前の根性(?)で順調に、それでいてサクサク進む事ができました〜。ナイスッ!トロッコ手前30分頃にはマユちゃんの膀胱がキワドいラインを越えそうでしたが、なんとか間に合えました。ふ〜、よかった、よかった。

 長距離なだけに、ジワジワと体力を奪われつつも、元気にトロッコ!途中、ノリ&マユちゃんがトロッコランニングこと、トロランッ!どこにこんな体力が残っていたのだろうという走りでした。さすがにサナエちゃんはマイペースにテクテク歩き。トロランは次回の楽しみにということで…。

 そんなこんなで、順調にそれでいて快速に下ってこれたので、沢にてコーヒー&ミロ&みそ汁ブレイクッ!大雨後の透き通った水を前に良い時間でした〜。ちなみにお菓子を食べながらだったのですがブレイクタイムだったのですが、シゲちゃんはコーヒーでもなく、紅茶でもなく、我らが「みそ汁」を選択。甘い物とみそ汁のコラボレーション…。想像したくはないけれど、面白いなと。


 というわけで、狙ったバスの10分前には登山口へ到着。消えかけた笑顔も残っていて、みんなでワイワイ、それでいて涼しいナイスでグッドな一日となりました。

2011年9月22日木曜日

快適過ぎるほどに太忠岳!

 本日も元気モリモリ、タゾエブラザーズのアニキ&マサくん、昨日に引き続き、神様・仏様・トミー様と一緒に太忠岳へと行ってまいりました〜。ボクを含めて、ヤロー4人でワイワイしてまいりました。ようやく今回の台風から開放された朝。今回は影響が長かったなと。軽く数えて、2週間ぶりの快晴となりました。

 でもって、例のごとくお弁当屋さんへ行ったのですが、マサくんが早速張り紙に反応っ!そうです、都会では絶対的に見る事ができない張り紙。良い感じです。島の人に愛されるお弁当屋であることがよくわかります。

 でもって、ヤクスギランドへ到着し、そこから太忠のシンボル天柱石がバッチリ見え、俄然テンションが上がるみんな。ちなみにマサくんは嵐を呼ぶ男として通っているようで、アニキはちょっと不安げ…。しかし、昨日奇跡を起こしてくれたトミーがいるので、ボクとしてはなんとかなるかなと…。

 森はというと、秋?と思わず口に出てしまうほどの気温&快適さで、自ずとペースはゆっくり&テクテク歩きに。ちょっとした急斜面も全く汗をかくとなく、良い森でありました。昨日もけっこう雨が降ったようで、森の潤いもナイス。完璧です。ちなみに下の写真は、2ヶ月ほど前に倒れたヒメシャラにまたがるトミー。女性的な樹だけに、そこまで長時間またがなくてもいいのに、思わず停止…。続いて、マサくんもアニキも同様に…。ん〜、ヒメシャラにまたがれるなんて、今の太忠岳は登り時?かなと。

 それにしても森が気持ちよく、みんな脚力&体力はあるのですが、俄然ペースはゆっくりに。こんな快適な森、速く歩けというのが間違っているなと。

 もちろんのこと太陽も森に差し込みまくり!雲がない青空ではなく、ときどき雲がかかるところがまたナイスで、爽やかさを倍増させておりました〜。嵐を呼ぶ男マサくんもいよいよ引退する時が来たか?急斜面もサクサク登れ、絶好調でありました。


 そして、ちょっとお腹が減ってきたのですが、久々に頂上でランチができるかもしれないと思い、頑張りました〜!5回登って1回ぐらいの確率でしょうか、頂上ランチ。基本は暴風雨であったり、強風であったりすることが多いのであります。
 爽やかな微風が吹き抜ける中で、天柱石到着ッ!バッチリ頂上ランチを頂く事ができました。しかも、貸し切り…。なんとも贅沢の極みでありました。

 でもって、今日のミラクルの上位にランキングされるのが下の写真です!鳴き声は良く聞こえるのですが、なかなか姿を見せてくれない「ズアカアオバト」が岩の近くにいました〜!これにはボクも興奮。鳴き声は毎日のように聞いているのですが、姿を見れるのは年に2〜3回ほど。ちなみに毎日のように山へ行っているボクも今年初だったのであります!ご覧ください、この緑色のハト。良い色してます。

 その後は、結局映画が一本見終わるほどにのんびりしてしまい、爽快な頂上を満喫してしまいました。これまたこんなスペシャルな条件で、早く降りろというのが間違っているなと。みんなで「肝試し?」をしてみたり、昼寝してみたりと、男の夏休みを体で感じてしまったわけです。
 下山も遠回りコースでヤクスギランド散策。ん〜、快適過ぎるほどの森でありました。もちろん沢へ寄り道して、透明度が戻った川の水を眺めながらコーヒー&ティーブレイク。眠気が加速度的に増していく心地よさでありました。


 そんなこんなで、無事に下山完了!男達の夏休みは爽やかさを絵に描いたようなスペシャルな一日となりました。

2011年9月21日水曜日

今日は賭けに勝ちました!

 本日は一昨日に引き続き、ヤマダちゃん&ルミちゃん、なんとか昨日屋久島へ入ってこれたトミーと一緒にモッチョムを狙ってまいりました〜!昨日は台風の影響により縄文杉ガイドも中止に…。さらには船も全便欠航…。トミーはなんとか島へ入ってこれたのですが、まだまだ風に雨にと影響がありありだったんです。前日の電話で行くべきか、場所を変えて歩くか、はたまた予定通りにモッチョムに行くか…、かなり話し込みました。で、最後はトミーの決断力で「モッチョム行きましょう」ということになりました。そうです、賭けに出たんです。

 朝、宮之浦へお迎えに行くと、なんと暴風雨ッ!天気情報で北西の風が強いとあったので、屋久島の北部は大荒れに…。ヤマダちゃんとルミちゃんの顔が忘れられません…。不安いっぱい、期待薄な空気が…。トミーも「どうしよう…」という雰囲気。ボクはというと、全ての望みを「北西の風」にかけていたんです。
 でもって、安房付近からはなんと青空な晴れになっておりました〜!北と南で真逆の天気。これが屋久島であります。我らの弁当屋・かもがわに寄ってお昼をゲッツ。安房橋からはキレイな虹も出ておりました〜!

 そんな北西の風に助けられて、木漏れ日の中をスタート!ガンガン急斜面を登ったのですが、まさかこんなにも太陽の力を感じるなんて…。ボクとしても2週間ほど太陽のお世話になっていなかっただけに、マブかったです。

 もちろんのこと、開始15分ですでに汗だく!汗もしたたる良い男、良い女で頑張りました〜!モッチョムの登山道は水場が少ないのですが、急斜面がちょっと落ちつく沢でブレイクッ!いや〜、気持ちよかったっす。この辺からは涼しい風のオプション付きで、思わずみんなで沐浴!?するほどでありました。

 とりあえず、万代杉に感動&ご挨拶をして、ズンズン登りました。するとなんということか、すっごい快適に登れちゃったんです。というのは、北西の風というのは一気に気温を下げてくれるのですが、北西の風の応援歌と言わんばかりに、想定外の心地よさでありました。
 もちろん昨日は結構雨が降ったであろう雰囲気もあり、苔の雫もピカピカ。思わず、激写大会となりました。ちなみにヤマダちゃんは雫のためだけに新規導入したカメラで激写!思わず、顔がニヤリとなりました。下の写真は、おのおのにおのおのの雫と戯れるみんなです。

 でもって、本日の最高地点である神山展望所へ到着!晴れの日はここで海がドバ〜〜〜っと見えるのですが、みんなの勢いそのままに海がドバ〜〜〜〜っと見えちゃいました〜!そんな絶景を前にトミーの方を振り向くと…。ニヤリとしたトミーの顔が!賭けに勝ってしまったなと。モッチョムの頂上もバッチリ見え見えでありました。
 とここで、里の方から12時のチャイムが。すかさず展望所でランチタイムに。すると、お弁当の香りに誘われたのか、スズメバチが!我々のエリアをブンブン。キイロスズメバチかな?ちょっとしたらなんとボクの弁当の中に突進!その時の模様はこちらです…。ケチャップなめてました…。

 そんなランチタイムだったのでありますが、ここからはちょっとだけ身軽になってピークを目指しました〜!ここからの登山道にジェットコースターのレールを敷いたら、さぞスリル満点だろうなぁ〜という道のりを攻めて攻めて攻めまくって、いざ頂上に!
 デデ〜んん!これほどまでに青い空と青い海がみんなを向かい入れてくれました〜!神様、仏様、トミー様って感じで、みんなで大はしゃぎしてしまいました。エクセレントであります。

 そんな頂上で、またも奇跡が!なんと昨年、ヤマダちゃんとルミちゃんは宿のご主人と愛子岳へ登ったのですが、そのとき一緒に登った男性が頂上にいたんです!まさか、こんな所で偶然出会うとは…。さらにもう一人の女の子は屋久島に長期滞在をしていたことがあるらしく、「ナンちゃんですよね?」と声をかけてきてくれたんです。加えて、もう一人男性が登っていたのですが、なんと旅人にも関わらずモッチョム3回目という強者が!なんだか、面白い展開の頂上でありました。
 で、そろそろ下山しようかなと思った時に、ドバ〜っと雲がやってきて、一気に真っ白い雲の中に!これはこれでまた仙人風で冷たい霧雨が気持ちよかったです。

 そんな賭けに勝った日となったわけですが、もちろん急斜面を集中して下らなければなりません。半分ぐらいは無言になっって、集中して歩く事ができました。下りはいかに集中力を持続させるかが鍵を握ります。

 グングン下って行き、本日のブレイクは万代杉の真ん前で!ん〜、巨人の前で贅沢なひとときが過ごせました。荒れ狂う道のりだけに、ホッとできました。まぁ、ここから先もかなりの下り斜面ではありますが…。


 というわけで、17時のチャイムが鳴る頃に無事に下山完了!登山口付近で、数名ほど迷い込んできた人たちがいたのですが、すぐに引き返して難を逃れました。連休&夏休みというのは、プチ遭難が多発するので、なんとかしたいものであります。
 そんなこんなで、台風の影響で晴れてしまったモッチョム岳。道路に戻ってきたみんなは足はボロボロになりつつありましたが、勝ち誇った笑顔がたまらない一日となりました。

2011年9月19日月曜日

ロウキー(台風15号)&ヤマビルと戯れてきました〜。

 本日は龍神杉へ行く予定だったのですが、ロウキー(台風15号)が暴れそうだったので、沢を渡る場所がない大和杉へ、ルミちゃん&ヤマダちゃん、シズちゃんと行ってまいりました〜!ロウキーはなかなか落ち着かない子でありまして、西へ行ってしまうかと思いきや、一回転して屋久島方面へ…。大雨を期待して(?)、ヤクスギランドへと向かいました。

 そんな状況の中、車を走らせていると、なんとちょっとした高台から朝日がッ!雲の切れ間から太陽光線が海に…。思わず、車を止めて降り注ぐ光を鑑賞。ん〜、今日最後の太陽だったなと…。お美しかったです。

 駐車場へ着き、まずは車の中でブレックファースト。雨は降っておらず、幻想的な霧がたちこめるしっとりとした朝食でありました。
 テクテク歩き始めると、ちょっとずつ雨が降ってきて、ヤクスギランド内を回っている時に大雨へと変わっていきました。フフフ。来たなと。初めはレインウェアの下だけはいて歩いていたのですが、途中からお色直しをして上もレインウェアに。雨と戯れる準備ができました〜。それにしても、森が潤いまくっていて、雨の音も心地よく、良い感じでありました。ちなみに下の写真は、いじけているシズちゃんではなく、フサフサの苔を愛でるシズちゃん。こんな日にこそ、苔はウハウハになっているのであります。

 ルミ&ヤマダちゃんは屋久島3回目、シズちゃんも泊まりで縄文へ行ったことがあるので、屋久島話もそこそこに、潤う原生林を歩いていると、ルミちゃんが「うぎゃ〜!」と一声上げたと思ったら、ヒル登場。まだ吸われる前でした。すかさず、ヤマダさんが「ヒルッ!?」とボクの背中を指差しました。2発目はボクにヒル君が!雨が降る事によって、俄然やる気満々のヒル君。この先も楽しませてもらいました〜。

 で、肝心の森はというと、山水画のような光景に、宝石を散りばめたような感じとでもいいましょうか、相変わらず芸術的であります。ちょっと歩いては立ち止まり、立ち止まっては雨に当たり、ふとしたときにお美しい森が目に飛び込んでまいりました。安全が確保できるレベルで、荒れ狂う森を歩く。ん〜、良い感じです。

 でもって、寄り道しつつ、雨を楽しみつつ、グチャグチャになりつつ、大和杉へと到着ッ!今日もスラリとした端正ないでたちでみんなを迎えてくれました。で、大和杉へ到着して数分。大雨が再びスタート!!
 すかさず、ランチスペースを作るために、タープで家作り。2mほどの場所にタープをはったのですが、そのうち3分の2は沢のような状態に…。お湯を沸かしているとさらに雨が加速して行き、沢の水深がみるみる深くなっていきました〜!面白かったので、思わずパシャリ。

 そんな床上浸水なタープの下でランチタイム。バタバタと叩き付ける雨の音もまた耳に良く、美味しくランチを頂きました。みそ汁が身に沁みました…。

 で、本降りが続くぞ〜っと、笑顔をみなぎらせたら、雨がポツポツに…。とりあえず、大和杉にお別れをしつつ、歩いていたのですが、風も雨もなんてことない感じになっていきました。こうなると森を見る余裕も出てきて、ディープフォレストをよそ見多数で下山。潤う森って最高だなぁ〜。

 このルートはサルノコシカケも多いのですが、コシカケくんも潤っていて実にお美しい。ぐんぐん成長中であります。

 ランドに戻る30分手前から、またもや豪雨が!これが本番だったようなのですが、良い雨ふっておりました〜。すでにみんなビショビショなので、雨の心地よさに翻弄されておりました〜。こんなときはコダマがよく現れてくれるので、パシャリ。いっぱいいます。中央の赤い影がシズちゃん。囲まれております。


 のんびり歩いているつもりでも、いつのまにか時間が過ぎていきました。楽しいひとときというのは過ぎ去るのも速い…。
 で、ヤクスギランド150分コースにある沢津橋に着くと、ヒャッホ〜!濁流と化しておりました〜。まずは普段の透き通る水、美しき沢をご覧ください。



 そして、同じ場所からの今日の写真。やや角度が変わりますが、水の量は容易に想像がつくと思います。上の写真で、下部に写る2つの大岩にご注目。下の写真は別の川ではないかとうい水の量に。ん〜、いいもん見れました〜。

 そんな大雨の流れにのりつつ、誰も来ない東屋へ。コーヒーブレイクを楽しんでしまいました。これほどに刺激的な雨の日は、また一段とコーヒーの香りが身体中に溶け込んでいくようであります。

 ワイワイしながらも、順調に下山完了。戻ってきた瞬間に、本日のツアーで第二部が始まりました〜!そうです、ヤマビルくんです。みんなでヒルチェックをしまくっていると、ダントツの一位でルミちゃんが吸われまくっておりました〜。2匹ほどぷくぷくに太ったヒルが…。満腹そうでした〜。その次はシズちゃん!お腹周辺に血が!こちらも満腹げでありました。ボクは歩いている途中4匹ほど体についたのですが、ヤマダちゃんがなんと一匹も吸われていませんでした!恐るべし、ヤマダちゃん。
 で、潤いまくりの森を堪能しつつ、ヒルチェックも終わり、無事に宿へ着きました。もちろん最後の最後にまたヒルチェック!宿に着いてからも、総数6〜7匹ほどを発見し、うち3匹ほどは満腹そうな顔をしておりました。

 そんなこんなで、ロウキーの雨の戯れ、ヒルとも遊びまくり、ワイワイ楽しい大雨大和杉トレッキングとなりました。

2011年9月17日土曜日

やったぜっ!雨ッ!

 本日も元気いっぱいヨネちゃん&サキちゃん&レイちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!早朝からボクのトラブル&ミスで15分ほど遅れて宿をスタート!まぁ、時間には余裕を持っているのですが、朝のトラブルってのはドキドキものであります。とはいいつつ、バスはいつものに乗り込めたのですが、なかなかの混み具合。まだまだ夏は終わらないなと。

 でもって、酔いやすいヨネちゃん&サキちゃんだったのでありますが、無事に登山口へ着き、のんびりブレックファースト。そんなのんびりな勢いのままレッツトロッコ道に。なかなか良い雨が降る時もあり、俄然テンションが上がってまいります。みんなもテンション上がり気味で、写真を撮りまくっていたのですが、「このペースで写真を撮りまくっていたら、肝心の縄文杉でバッテリー切れになるのでは?」ということ、バッテリー切れ注意報を発令!結果として、最後までバッテリーは残っておりました。
 それにしても、良い雨が降ると、そこら中が水びたしの潤う世界になるので、たまらない世界だなと。そんなお美しさにちょっとずつ目が行くようになっていくみんな。やはり雨の日のトレッキングは楽しいなと。

 で、雨の日はレインウェアを脱ぐ必要があるので、いつもより時間がかかって、女性トイレが大混雑!これもまた縄文名物かなと。
 そんなトイレをあとに、レッツ山道ッ!ん〜、やっぱり潤いまくりの森はお美しい…。これぞ屋久島だなと。「一番体力に自信がないのは私です!」と言っていたレイちゃんでしたが、ひょっとしたら登りで一番体力があったのはレイちゃんだったかな?
 無事にウィルソン株で愛を確認でき、急斜面へ。雨&涼しい風の援護射撃で意外と登りやすい急斜面でありました。

 その後も例のごとく、テクテク歩き。ランチは雑炊になることなく、ちょうど良いタイミングでほおばることができました〜。食後ちょっとのんびりしていると、なんとヨネちゃんが栄養ドリンクをゴクリ!まるで都会の頑張るサラリーマンのように、飲みっぷりがカッチョ良かったです。

 そんなドリンク効果もあり?、一気に縄文杉へ登り詰めました〜!これまたちょうど良い時間帯に到着でき、しばしのんびりタイムに。ん〜、今日という日も縄文様は偉大であります。そんな縄文様を見つめるピンクレンジャー、赤レンジャー、青レンジャーです。

 まったりし、厳かな縄文杉をあとに、帰りのバスに乗り込むという使命を果たすべく、レッツ下山。帰り道はまいてまいてまいてまきまくりました〜!ズンズン歩き、集中力を持続させることがなんとかできました。で、ウィルソン株へ到着すると、なかなかの混み具合。ちなみにこの感じでガイド会社2社です…。各社半分もいない状態なので、一丸となったら…。

 ウィルソンでかなりの人数を追い抜かせていただいたので、トイレも良いタイミングで並ぶことができました〜。団体様の後だったら、あと30分はトイレ待ちしていたかも…。ふ〜、みんなの歩く力がキラリと光った一瞬でありました。周りのガイドさん達にも「おっ!速いね!」とお褒めの言葉もいただきました。若干、サキちゃんの足が笑い始めていましたが…。

 トロッコ道もみんなで先頭を替わりながら、ズンズン進みました〜!雨は降ったり止んだりで、良い感じ。沢へ寄る時間も稼ぐことができ、休憩していると…。豪雨ッ!いや〜、これがまた気持ちよかったです。長続きはしない感じだったのですが、3分ほど良い雨降りました〜。途中から、雨の魅力に取り憑かれたヨネちゃん。はしゃいでおりました。そんなヨネちゃんの後ろ姿…。キマッテます。

 ポツポツ降りになった頃に、コーヒーもできあがり、至福のひとときに。当初の不安をよそに、みんな笑顔が行きよりも増しておりました。


 そんなナイスな時間を過ごしつつ、ガンバって駐車場へ向かいました。途中、ヨネちゃんが「晴れの日って楽しくなさそ〜、雨が楽し過ぎる!」と子どもの頃に誰もが感じていた「雨のウキウキ感」を蘇らせておりました。最後はみんなで苔からドバーッと水が落ちている所で「滝行」。刺激的に楽しかったっす。今日の雨はちょうど良い感じの降り方で、気持ちよかった〜。

 というわけで、今日もVサインをブイブイさせたくなる楽しき雨の縄文参拝となりました。