2012年2月28日火曜日

冷たい雨でも苔は美しかったです。

 本日は昨日に引き続き、マッピーと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました。天気予報を考察すると、夕方前よりかなりの大雨の予報。沢が渡れるかどうか、駐車場に着くと知り合いのガイドとそんなやり取りをしつつ、スタート。

 歩き始めは絶妙な雨の降り方で、森の潤いはエクセレント。苔日和な一日が開始されたわけです。テクテク歩いて10分ほどで今年一番の「マムシグサ」くんがニョキニョキしておりました!マッピーに「タケノコ?」と言わしめるほどに、ニョキニョキ。毎年出てくる場所を入念に見たのですが、まだこいつだけでした。キモかわいい…。

 昨日の屋久島トークより一歩進んだ屋久島トークをしつつ、潤いまくりの森を歩きました。ヒメシャラ殿も濡れており、なんとも艶かしい…。昨日以上に写真を撮りまくるマッピー。わかります、この雨こそ屋久島の本質。ゴアッテクス装備なので、余裕です。

 目のやり場に困るほどに、苔が輝いて、森中がピカピカしておりました。ユルい雨の日、原生林歩道は極上のトレッキングルートとなります。大雨の日は通ることすら許されない道だけに、絶妙な雨日和であります。

 でもって、原生林歩道を終え、看板を見ていると…。この冬に新調され、名称や時間がわかりやすくなっておりました。が…、カッティングシートで作成されていたので、早速はがれが…。これまた絶妙な場所といいますか、点が1つ落ちておりました。「太鼓岩」が「大鼓岩」に!他の看板は全部「太鼓岩」になっていたので、この看板だけです。

 今のシーズンは学生さんが多く、今日もワイワイキャーキャー盛り上がっておりました。もちろん全体としては登山客が少ないので、快適であります。ここ2年くらいは若い男子学生が屋久島へ遊びに来てくれるので、日本の将来も捨てたもんじゃないかなと。そんなことを考えていると、やや強くなってきた雨をかわすように、鹿が2頭ほど雨宿りをしておりました。ほほえましかったっす。

 そして、相変わらず男2人でワイワイトークしながら歩きました。太鼓岩へ行く前にランチをし、ここでは車トーク。ん〜、マッピーの情熱が伝わってきました。さすがに長時間立ち止まっていると寒さがきたので、冷える前に太鼓岩を目指しました。
 ガッツリ急斜面を登り、到着。真っ白〜〜〜ッ!昨日はトロッコ道からキレイに太鼓岩が見えたので、この白さもまた良いかなと。景色は見えないものの、この真っ白に包まれる感覚って他では味わえないだけに、良いもんなんです。ときおり、強風な雨が吹き付けるんですが、マッピーのレインウェアはおろしたてなだけに水をはじくはじく!ちなみにボクのレインウェアはというと撥水性が皆無に等しくなっているので、ビチョビチョです…。

 午後過ぎからちょっと雨が強くなってきたのですが、それほどでもなく、相変わらず良い森。大雨を恐れてなのか、帰り道は完全貸し切りの贅沢登山道。苔むす森(旧称:もののけ姫の森)付近も贅沢な完全貸し切り状態でありました。ん〜、緑が良い…。

 前日の天気予報で大雨になる時間帯になったのですが、まぁそれほどでもなく、ちょっと沢の水量が多くなる程度でした。本流もご覧の通り、マッピー余裕の写真撮影。

 入口付近まで帰ってきて、ようやく水に濁りがちょっと混じる程度でした。マッピーも雨の森、屋久島の本質に触れることができ、防水カメラ&レインウェアも大活躍ッ!そんなこんなで、入口にある屋根の下で、ゴールのコーヒータイム。ホッと一息できました。
 帰りの車で宿に向かう途中、予報通りの大雨が降ってきました。今日は雨量といい、大雨が降るタイミングといい、絶妙な一日となりました。

2012年2月27日月曜日

「縄文なう」でありんした。

 本日はマッピーと一緒に2012年一発目の縄文杉へと行ってまいりました。ヤロー2人でワイワイと。登山バスは3月1日からなので、車で登山口へ。シーズンオフも終了間近ではありますが、車は2台。なんとも静かな登山口。さらには満天の星空が迎えてくれて、たまらない一日のスタートでありました。

 一時間ほどテクテク歩いて、小杉谷橋へ着くとナイスなブルースカイが。日の出前の特別な時間だけに、冷たい風もなんのそので、見とれてしまいました。お美しい…。良いカメラが欲しくなる瞬間であります…。

 そんな朝を2人でワイワイ歩いていると、橋の上はうす〜く凍って、ツルツル。マッピーは雪に慣れているということで、スパイク無しでスローウォーク。こういう冷えた朝は身が引き締まります。凛として気持ちいいっす。

 屋久島トークに雑談を交えつつ、相変わらず2人でワイワイ歩いていたら、トロッコ道終了。マッピーが「トレッキングにちょっと自信ないんすよ」と言いつつも、快適な陽気に誘われてズンズン進みました。ウィルソン株で愛を探しつつ、大きなハートをカメラに収めることができました。

 木道はチロッと凍っていたものの、スパイクを付けるほどでもなかったです。そして、これまたしゃべり続けていたら、あっつうまに縄文杉へ到着!
 2012年もドッシリと屋久島の重鎮として立っておりました〜!そして、展望デッキはというと完全貸し切り状態。20分ほどは誰もいないデッキでマッピーも縄文杉と初対面だったのであります。
 でもって、今日はそこそこ携帯の電波が入り、すかさずマッピーが「縄文なう!」。ゆっくりと語りあうことができ、写真もたくさん撮り、おまけに「縄文なう」もできてマッピーも「やることは全てやった」と一言。寒さが身に沁みてきたので後ろ髪ひかれつつも下山開始。

 で、登りでは鹿が出てこなかったのですが、ランチスポット付近で一匹目登場。さらに後続の登山者も意外や意外、けっこう登ってきました。とはいいつつ、全体で30人ちょっとといったところでしょうか。平和でありました。

 その後も、男2人で屋久島話をしたり、趣味的な話をしたりと静かな森で快適に歩を進めました。気持ちよかったっす。トロッコ道は先頭を交代しながら快調に歩き、冬ならではの透き通った沢でコーヒーブレイク。ん〜、なんとも透き通る水の流れ。たまらなかったです。

 あまりに綺麗だったので、水面だけもパチり。これまた良いカメラが欲しくなる一瞬でありました。

 最後は行きは真っ暗で撮れなかったスポットを写真に収めながらのんびりウォーク。標高を下げるにつれ、気温もちょいと上がり、雑談トークもたくさんできました。


 そんなこんなで予定時間よりもちょい早めに下山完了。2012年美屋久一発目の縄文参拝は清々しき冬の空が気持ちいい一日となりました。

2012年2月25日土曜日

森で正解でした〜。

 本日は屋久島来島3回目、毎年この時期に遊びに来るトモコちゃんと一緒に龍神杉へといってまいりました。最初、黒味か太忠か龍神かで迷い、ギリギリまで思い悩んで、龍神をチョイス!さぁ、これが吉と出るか、凶とでるか…。

 昨夜はけっこうな雨が降っていたのですが、朝には上がっており、雨上がりのスタートとなりました。もう森が潤いまくりでありました。苔まくりな場所では思わずうっとりとしてしまうような緑が…。背中で緑を語るトモコちゃんです。

 で、テクテク歩いて植林地帯付近を歩いていると、間伐作業がおこなわれておりました。日が当たる空間でなんだかスッキリ!明るさが全く違います。下の写真は昨年の7月のものです。

 「なんちゃって熊野古道」的な道のりでありました。

 そんな間伐作業をした所を過ぎると、陽が射してきました。もう苔たちがピカピカに。昨夜の雨のおかげで雫がたわわに実っておりました。マクロ撮影会開始。トモコちゃんも秘密アイテムを持参して燃えました。

 でもって、ユルい道を終え、ジワジワと急斜面に。それでも夏場と違い、気温は低めで歩きやすかったです。そんなキツめの山道でブレイクタイムをしていると見慣れぬペットボトルが…。そうです、トモコちゃんともに、はるばるロシアから旅してきたペットボトルだったのであります。ボトルそのもののデザインが秀逸でありました。ボンアクア…。フランス語としてbonはgoodですので、直訳すると「良い水」…。シンプルだ…。

 そんな感じで屋久島トークをしたり、愛娘の話をしたり、急斜面をがんばって乗り越えました〜!ん〜、骨身に沁みる急斜面であります。

 そして、仮称・神々の領域へ到着!悩んだあげく選んだ今日のコースは大正解という答えでありました。もう緑が…。苔が…。お、お、お美しい…。空気がガラッと変わりました。

 そんな至福な道のりをあるき、雷神様、風神様にご挨拶して、龍神様へ。この冬も元気いっぱいに過ごされたようで、隆々とした力に満ちあふれる姿でありました。ん〜、ナイス。トモコちゃんも龍神様との初対面にうっとり…。完全貸し切りの贅沢な時間でありました。
 その後、ランチをしつつ、雑談していると、北西の風が強くなってきました。さむ〜いッ!体感温度は里と10度ぐらい違っているかなと(実際はそこまでいきませんが)。時間的には余裕があったのですが、寒さには勝てず下山開始。まだまだ冬な雰囲気です。

 で、下山開始する直前にモヤッとした雲がかかり、一気に幻想的な雰囲気に変貌していきました〜。やはりこの森は濃霧がよく似合う…。


 帰り道はというと、屋久島3回目ともあるトモコちゃんなので、屋久島トークもほどほどに赤ちゃんトーク(赤ちゃん語でしゃべる遊びではありません)で盛り上がりました〜。まぁ、変に盛り上がっていたのはボクだけかもしれませんが…。

 そして、今年もオオゴカヨウオウレンが可憐に咲いております。なんとトモコちゃんは一年前に出会ったこの花の名前を覚えておりました!さすがトモコちゃん。舌をかまずに一発で言ってのけてくれました。ちなみに龍神杉歩道においてはいつの年よりも咲いている花が少ないように思います。

 でもって、雑談しまくりで歩いて3時のコーヒーブレイクに。水の音と同化しつつ、うっとりとした良い時間の流れでありました。龍神杉付近とは違い、気温も高くのんびりできました。

 そして、花粉症の人必見の花粉情報!まぁ、屋久島の花粉はたいしたことはありませんが、たわわに実った花粉たちが今にもはじけんばかりです。お気をつけ下さい…。


 そんなこんなで、前夜まで悩んでチョイスした龍神参拝は大吉の結果となりました!

2012年2月24日金曜日

ネズミとおひな様とシロアリ。

 ここ数日は俗に猫の手も借りたいほどの過密スケジュールの中で動きまくっておりました。まぁ、過密といっても大したことはないんですが…。

 そんな数日の間にあった出来事を少し…。我が家にはいろんな生物が生息しているんですが、唯一の哺乳類であるネズミくんもおります。よく天井裏で運動会を盛大に開催しているんですが、最近屋根裏からボクらの生活圏内にも気配が…。で、とある夜にガサゴソと何かをかじる音が…。かなり至近距離にいるなぁと思って、音の発信源を探しました。
 すると、ベニヤの板に穴がッ!多少のことではビビらないボクですが、まさかここまでやってくれるとは思わなかったので、ビックリこきました。屋根裏に餌がなくなったのかな?

 あいたばかりの穴は2センチほど。我が家で木材といえば「屋久杉」です。ん〜、ちょろっと加工して、屋久杉でふさいでみました。ん〜、ここだけ木目が良過ぎる…。

 そんなネズミとの格闘をよそに、愛娘の初節句にむけおひな様を飾りましたッ!北海道のおじいちゃん&おばあちゃんが買ってくれたんです!これがまた木製の台がシックで部屋にマッチしています。おひな様の顔はこんな感じです。もちろん愛娘はもっとカワイイです。

 ここ数日は夜も休まず活動していたのですが、22日の夜はガイドの新年会でした。O氏の呼びかけで10人ほど集まり、ワイワイガヤガヤ。当初の予定ではもうちょっと多めに集まる予定だったのですが、この少人数がまた楽しいんです。表話から裏話まで…。フフフ。楽しひとときであっつうまに時間が過ぎました。

 そして、また朝一番でたんかんの選果作業。2L、L、M、Sサイズに分類し、その後は質のいいものと傷がついたものと手作業で分類していきます。個人的にはL、Mサイズが好きかなぁ。収穫してすぐはまだフレッシュすぎるので、食べごろはあと数日といったところであります。

 その他にもガイドの更新講習会や来月出るガイド本の原稿や愛娘のオムツ交換等、隙間の時間を狙って愛娘と一ヶ月違いに産まれた友達ガイドの「コウノスケ」にちろっとだけ会ってきたり、ドタバタ続きで今日の夜となりました…。

 今夜は屋久島研究講座の日でありまして、シロアリの講演会でした。樋口先生と木原先生による実に興味深い話でありました。屋久島に住む人にとってシロアリというのは実に身近な存在であるだけに、会場は満員御礼ッ!
 樋口先生のシロアリに対する「愛」を享受していただいた後は、リアルシロアリな木原先生の講演。

 現物?である生きたシロアリを一人一人に行き渡るように用意してくれたんです!凄い!これには会場のみんなも大盛り上がりッ!顕微鏡を使ったり、シロアリで遊んだり、興奮の時間でありました。
 中でも面白かったのが、下の写真。ボールペンのインクによっても違うらしいのですが、なんと円を描くと、シロアリくんが円にそって歩くんです!ちなみにこの小さなシロアリはヤマトシロアリくんです。カワイイ動きをしておりました。

 そして、本日ボク的に最も興味深かったのが、シロアリの体にいる「共生原生生物」の話。ロシアの木工お土産に「マトリョーシカ」という人形があります。その中に人形が入っていて、さらにその人形の中に人形がまた入っているというアレです。そんな感じでシロアリの中に原生生物がいて、さらにその原生生物の中にもっと小さい原生生物(バクテリア)がいるんです。
 さらにビックリこいたことに、木原先生の指導により、大シロアリの腸?を引っこ抜き、そいつを顕微鏡でのぞいてしまいました〜!いるわいるわバクテリアちゃん。一瞬、背筋がゾクゾクするんですが、よ〜く見ると可愛い…。顕微鏡を写真で撮ったのがこちらです。動画はまたの機会にするとして、円の中に入っているツブツブが全部動いているんです!なんとも刺激的。

 そんなマトリョーシカな生態系を生々しい体験を通して学べました。シロアリから人間社会もよ〜く見えたような気がします。ちまたで「共生」なる言葉が流行った時がありましたが、本質的な「共生」ってこういう所から見えてくるんだなと。たった90分の講義でしたが、内容が濃かったです。

 最後は木原先生のお友達も会場に遊びに来てくれておりました〜。「しろありん」です。


 そんなこんなで、この一週間は全く休む暇なく動き回っておりますが、中身の濃い日を楽しませてもらっております。

2012年2月21日火曜日

久しぶりに一人で…。

 今日は氷を求めて、早起きしてテクテク歩いて参りました。明日からちろっと暖かくなりそうなので、今日しかないと思い、たんかんちぎりを半日休ませてもらい、一人フォトジェニックしてきたわけです。

 場所はちょいとふせておきますが、標高1200mから上は登山道が全部真っ白になるくらいの雪でした。面白いもんで、南向きの斜面はすでに溶け始めてべちょべちょ雪。逆に積雪が多めの北斜面の日陰はまだまだパウダースノーでした。一度の雪歩きにして、2度美味しいかなと。

 で、今日はコンデジの写真を撮り忘れていて、ブログ用の写真がほとんどないです…。途中、日差しがガンガンさしてきて、「ヤバい!」氷が溶ける!と思い、駆け足に近かったです。それでもなんのことはない、1300m付近の水は流れがなければ、全部凍っておりました。あんまりいい写真じゃないですが、一応アップしておきます。


 でもって、12時過ぎには下山し、昼飯食って、すぐさまたんかんちぎりへ。ドタバタであります。いつもなら1週間ぐらいかけ、晴れの日に収穫するのですが、2,5日で終了してしまいました!例年より少ないので、早く終わるのがいいのか悪いのか…。今度は発送作業に入ります。

 というわけで、今日も体をビシバシ使って、鈍った体がようやく目覚めてきた1日となりました。

2012年2月20日月曜日

あぁ、たんかん…。

 本日は毎年恒例のたんかんちぎりに行ってまいりました。かれこれ7年間もお世話になっているMさんのところで、良い汗かいてたわけです。

 で、なんと今年は大不作っ!昨年も不作だったのですが、今年はもっと不作でありましたっ!やばいっす…。いろいろと理由はあるんですが、一番は天候でしょうね。昨年は秋に雨が多く、きっとたんかん達もなまけてしまったのかもしれません…。加えて、樹が老齢化しているので、その世代交代のためにけっこうな枝を切った翌年なので数が減るのもしかたありません…。

 しかし、実の数は少ないものの、一つ一つの質がめちゃくちゃ高いです。枝の栄養が一つの実に集中して集まっているようで、絶品。ん〜、今年もビタミン補給ができました。

 だいたいこんな感じでなっています。

 そして、数十分後…、刈り上げ君です。

 空いたスペースでMさんが作っている大根を毎年もらっているんですが、今年もたくさんもらいました。「なんちゃん、何本でも抜いてっていいよ〜」ということで、抜きまくっていたら、こんな太ももチックな大根が!下の土が堅い所なので、下まで素直にのびず、いい感じの形になっております。個人的にはこのピンとした葉っぱがお好きです。

 で、1日半にして8割ほどが終わってしまいました…。数が少ないだけに、ちぎる速度も速かったです。最後は「選果」といって、大きさを振り分け、不良品をわける作業をしました。これ、けっこう楽しいんです。夢に出てくるほどにたんかんを見続けました。


 というわけで、あと一日で終わってしまいそうな勢いです。今年は沈黙の年と理解して、来年に期待です。大豊作の年はぜひ美屋久でも販促したり、ベストショットアワードの景品にしたりしたいなと企画中です。

2012年2月19日日曜日

レッツ、自転車!(サイクリング屋久島)

 本日は今年で第二回目となる「サイクリング屋久島」のボランティアスタッフとして、西部林道の無線役として立ってきました。え〜、ここ2日間は屋久島も全国の例外に漏れず寒波襲来中です。もちろん里は積もってませんが、里から見える標高1200m以上の山は薄らと白くなっています。右が耳岳、左が割石岳。ん〜、寒いわけです。

 でもって、西部林道は民家が全くない所で、フィールドになれているガイドが立つという作戦です。シーズンオフということで集まりもいいです。のっけからワイワイガヤガヤ。みんなお揃いのスタッフジャンパーです。

 ちなみにバックプリントこちら。我らが屋久島電工プレゼンツです。

 そんなこんなで、無線でいろいろとやり取りしつつ、道路脇で応援!西部林道を時計周りなので、僕らが立っていたところは一番キッツイ坂だったんです。応援しつつ、約40分。ガイド代表?のKくんが黙々と自転車をこいできました〜!相当、きつかったようで、いつもの笑顔はみじんもなく、赤い姿が消えていきました…。お疲れちゃんっ!

 そして、ガイド代表兼O空高校代表選手として、2年連続最多出場のIさん。「足がツッタ〜〜〜っ!」と叫びつつ、厳しい坂道を快走していきました〜っ!余裕じゃないけど、余裕の笑顔で応援にこたえてくれました!え〜、モザイクの中の悲痛な笑顔をイマジンしてください…。

 そして、最後尾が過ぎ去った後は、全体を待つために1時間半ほど待機時間が生まれました。寒空で待つのなんだということで、M殿オススメの山へ快速登山を決行することに。A君とKINちゃんと登ったのですが、ベスト体重に7キロほど上乗せされているボクの体はなかなか険しかったです。

 ささっと往復40分ほどで帰ってきたのですが、僕らがおりるとKちゃんが頂上に向かっているとの情報が…。待つこと5分。道路からKちゃんの姿がばっちり確認できました。で、Kちゃんが頂上でジャンプしたところを激写っ!頂上の豆粒なみの影がKちゃんです。

 この写真を拡大アップすると、ご覧の通り。合成でもCGでもありません。問答無用のナイスタイミングでありました。Kちゃん、ナイスっ!


 そんなこんなで無事にボランティアスタッフ終了。大きな事故もなく、楽しい時間でありました。好評なので、来年も行われると思います。自転車&屋久島好きの方は参加してみてはいかがでしょうか!

2012年2月18日土曜日

0歳のキミに恋をした。

 島に戻ってきてから一週間、なんとか日常生活ができるまでになりました。なんともドタバタ喜劇でありました。12月中旬から屋久島を離れ、釧路〜新潟〜東京〜釧路〜新潟〜屋久島の2ヶ月間を過ごしておりました。ちょいとダイジェスト版でブログにしたいと思います。

 まずは釧路。嫁の実家です。軽く氷点下10度ぐらいになる土地なのではありますが、家の中はというと半袖に短パン。夏です…。釧路という土地は気温は低くなりますが、雪は少ない。毎日のように快晴。こんな快晴は屋久島だと年に数回しかないだろうなと思うほどの晴れっぷりでありました。タクシーもこんな感じで可愛いです。


 そして、年末に待望の第一子が誕生っ!これまでの道のりが長かったのですが、まったくそれを感じさせない出産。もちろん立ち会いましたっ!何がなんだかわからないほどにあっつうまの出来事だったので、陣痛をこらえる嫁の手とへその緒を切る瞬間だけ覚えてます。うん、それ以外はほとんど覚えてないな。

 でもって、ボクも父となったわけです。もちろんそんな実感はなく、これから「父」になっていくんだろうなぁと。それよりも今は娘に恋する男の子といった感じ。中学時代、廊下で恋いこがれる人がチラッと見えた時、胸に走ったキュンキュンというあの感覚…。あのキュンキュンがあるんです。そう、ボクは0歳のキミに恋をしたのかもしれません。ちなみに現在、我が家の流行語は「可愛すぎる…」です。

 そんな恋をしてしまったボクですが、まずは一人で新潟の実家へ行き、のんびり生活したのちに東京へ。大学時代の恩師の講演会を聴きました。82歳でばりばり働いています。時価数億とも呼ばれる貴重書籍を拝見したり、久しぶりにゼミの同級生と語らい、なんとも良い時間でありました。

 で、釧路に戻り、愛娘を連れて実家の新潟に。娘は生まれて一ヶ月半ぐらいで初飛行機に乗ったのですが、気圧の変化で耳抜きができるか心配だったんです。しかし!そんな不安を一掃するかのように爆睡でした。よ〜く観察していたら、小さな唇とのどがゴックンと動き、本能的に気圧の変化に対応していました。すげぇなぁと。

 所変わって、新潟はというと雪と雪と雪で雪まみれでした〜!親戚やら友達やらたくさんの人が娘に会いに来てくれました。素晴らしき時間だったなと。
 ボクの実家があるところはそれほど雪が積もらない場所なので、一番多い時で1mといったところでしょうか。テレビで出てくるような数mは積もりません。とりあえず、3日連続で雪かき。1月に東京で雪が降ったときネットで見たのですが、街中に現れた雪人間の雪オブジェが気になって仕方なかったんです。雪かき終了後、作ってしまいました〜!シーズンオフで鈍った体だったので、最終仕上げをする前に疲れてしまい、こんな感じになりました。

 そんなこんなで、バレンタインになる前に屋久島に戻って参りました。2ヶ月も家を空けていたので、着くやいなや家中をぞうきんがけ!愛娘を向かい入れる準備に汗水流しました。その後もドタバタが続き、今日という日になりました。

 というわけで、本年も屋久島の山へ森へと歩きまくりたいと思います。