2013年8月31日土曜日

台風はなんてことなかったのですが…。

 本日も元気モリモリ、2009年から4年ぶりのタムタム、タムタムの仲良しチームトッシー、タケシ、ハルカちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!全国を騒がしているコンレイ(台風15号)も屋久島からはかなりそれ、意外や意外、登山バス乗り場は晴天でありました。しかも、台風をおそれてなのか、登山バスがガラガラ。8月の土曜日だというのに、結局250人ほどの人出だったようです。諦めなかった者だけが、今日という日を楽しめたのかもしれません。下の写真は完全貸切ではありませんでしたが、こんなに空いていていいのかという登山バスです。


 でもって、登山口に着くと良い雨降っておりました。まぁ、梅雨の大雨に比べたら小雨の部類に入る程度ですので、傘をさしつつレッツ縄文。傘が似合うトロッコ道をテクテク歩きました。タムタムもニューカメラでパシャパシャ。本日の縄文登山写真係として良い仕事してました。


 と、標高の低い所は実に蒸し暑くて、汗だくになって歩きました。この辺は台風の影響がちらりとあったのかもしれません。そして、山道へ突入したのですが、今度は自分たちの体がヒートアップ!イイ汗かけました。トッシーとハルカちゃんは、レインウェアを着て山道に入ったのですが、歩き始めて5分で脱ぎ捨てました!雨でぬれるか、汗で濡れるか、夏の縄文登山だなと。


 そして、順調にウィルソン株に到着。周りにも人がいなくて、タムタムのカメラで愛の撮影会。2人で撮るパターンよりも、4人で撮るパターンで良いヤツ撮れました。みんなも熱さを忘れて、情熱的になれたはずであります。


 んでもって、急斜面に突入したのでありますが、ハルカちゃんが野生の本能をむき出しにして、秘技4本足歩行!ボクもよく「両手をついて歩くと少し楽になるよ!」と言いますが、ハルカちゃんはボクが言う前から4本足ッ!気合いが違います、気合いが。


 とまぁ、その後は雨もほとんど降らず、たまに太陽が出てキラキラモードの森を歩き、ランチタイムに。登山口を出発して1時間足らずで「腹減った〜!」と言っていたタケシもご満悦の様子でありました。腹が減っては縄文杉に会えません。


 で、標高が高くなってくるとちょいと強めの風が吹き荒れて、無茶苦茶気持ちよかったです。これも台風の影響だったのかなぁ。普段は汗だくになるところも、爽やかに登る事ができました。
 そして、みんなで息を合わせて縄文杉にご対面ッ!タムタムは4年ぶり2度目の再会。今日もみんなを熱くさせてくれました。人もまばらで快適に縄文様と語り合う事ができました。


 そんな感じでワイワイガヤガヤ、縄文デッキで遊んでいると…、一人の女性がボロボロの状態になって縄文杉に到着しました。レインウェアは泥まみれで、全く余裕がない状態…。よくここまで一人でたどり着けたなと言った感じでした。すると、3分ぐらい休憩してすぐに去って行きました…。まさかこの女性がボクらをかき乱すとはこの時は全く感じませんでした。


 とまぁ、ボチボチ時間も押し迫ってきたので、ボクらも下山開始に。すると、10分も下らないところで、さっきの女性がこっちに向って歩いてきたのです!ボクが「あれ?帰り道は逆ですよ」と言うと、「えっ!アラカワコウ(荒川登山口のこと)はこっちじゃないんですか?」と…。ボクらがいなかったら、女性はもう一回縄文杉に行っていたはずです…。恐るべし…。昨日も遭難まがい事件があったので、登山慣れしていない方は絶対に一人で登らないようにしてください…。


 でもって、ボクらの前を女性が歩いていたのですが、5分おきに道をそれて遭難事件がおきそうだったので、ボクらの後ろを歩いてもらう事に…。ボクらからちょっと離れるとすぐに道を外しそうになり、ハラハラドキドキの女性でした…。


 そんなこんなで山道を終え、トロッコ道に戻ってきました。女性も魂を抜かれたような顔をしながら、なんとか安全な道に帰ってこれました。少し遅くなってしまいましたが、とりあえず安心できたなと。2日連続遭難事件が起きなくてよかったです…。

 んでもって、女性にコースタイム等々を説明して、さよならしました。まぁ、何も言わずに消えて行きましたが…。ボクらはボクらでガンガン快速トロッコ道を歩き続けました。意外と?みんな体力が余っていたのか、すっごいスピードでおりてこれました。
 その勢いで沢におりて、コーヒー&ココアブレイク。川のせせらぎとともにゆる〜い時間でありました。このときすでに台風の影響は全くといっていいほどありませんでした。


 最後のトロッコ道もガンガン突き進んだのですが、トッシーが先頭になって歩いた時はもう速かったッ!後ろからトッシーの姿を見たら、まるでプンプン怒っていて、それをタムタムが追っかけているように見えちゃいました。タケシとハルカちゃんとボクで大笑いしながら、良いペースを保って歩くことができました。面白かったなぁ。

 そして、登山口10分手前で例の女性が無事に歩いていました〜!で、その女性はというと全く振り向きもせず、抜かせてもくれず…。全く周りが見えていない状態…。相当、疲れていたのかもしれません。しかし、ボクがあと数分で次のバスが出るよ!と言った瞬間に女性は走り出しました〜!え〜!と思ったのですが、ボクらの話を聞いていて、バスに駆け込んで行きました…。結局、ボクらもそのバスの時間に間に合ったのですが、その女性が乗ってしまったので、ボクら5人はぴったり乗る事ができなかったのです!みんなで大笑い!帰りがけにタケシが「ひょっとしたら縄文の精だったかも!」と言って、また笑ってしまいました。なんやかんや憎めない雰囲気の女性でして、良い想い出になりました。良いスパイスだったなと。


 というわけで、帰り道は女性に翻弄されまくってしまいましたが、元気いっぱい最高レベルに楽しき一日でありました。いろんな意味で楽しかったなぁ〜。明日は引き続き、太忠岳へ参ります。

2013年8月30日金曜日

ヤロー5人でワイワイ楽しんできました!

 本日も元気いっぱい、タカホ&コウキ&マッちゃん&エガちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。台風が接近してきそうな天気予報の中、気合いを入れて登山口へと向いました。バスに乗っている間に何度か大雨に当たりましたが、意外と登山口付近は晴れており、なんてことないスタートとなりました。

 で、出発前からハイテクなエガちゃんはiPadminiで屋久島を激写。最初はパラパラ雨が降っていたので、ジップロックの中に入れての撮影。結局、雨は強くならなかったので、途中からは裸で屋久島を切り取りました。


 みんなでスマホにiPhoneにデジカメにと、爽快な朝のトロッコ道を激写しながら歩きました。ボクを合わせてヤロー5人でありますが、ワイワイ楽しく、気持ちいい歩きでありました。ふと足を止めてしまう光の芸術が随所に現れて美しかったです。


 で、バイオトイレ付近に着くと、バッテリータイプのトロッコが停車中でした。登山口にもいたのですが、今日はバイオトイレの中を総取っ替えする作業だったようです。ご苦労さまです!こういった作業なくして、この縄文ルートは後世に伝えられません。皆さんの募金によって、このトイレが使えるのでぜひぜひ募金もよろしくお願い致します。もちろん、みんなも帰りに募金完了です。良いものもゲットできました。


 とまぁ、行きのトロッコ道はテクテク歩きで、屋久島トークをしたり、雑談したりと、いい感じで進みました。みんなにとってはかなりゆっくりめのペースだったのですが、これも作戦の内ということで、のんびり楽しかったなと。
 そして、気合いの山道に突入〜!のっけから、コウキが「もうヤバいっす」という言うくらいに頑張っちゃいました。ここ数年で最も運動量の多い日になったようで、たまにはいいのかなぁと。ちなみに下の写真はタカホが某映画のジャケット撮影を真似したものです。もちろん雨は降っていません…。


 そんな随所で遊びながら登って、ウィルソン株に到着。愛をはじめに見つけたのはマッちゃんでした!公私ともに愛があったなと。で、ここでも、タカホが…。ボクがこの辺から撮るといいかもよと言うと、公私ともに礼儀正しい男だけに、寝転がって直立ッ!新しい愛の撮影法でありました。ナイス!


 とまぁ、その後の急斜面はガッツリ汗だくになって、元気いっぱい叫びながら登りました〜。辛い!といいつつも、まだまだ若さがあふれているわけで、なんのそのだったなと。その後にのんびりランチをしてから、縄文を目指したのですが、大王杉手前でエガちゃんが不思議な動き…。何やら、大学時代の女性の先輩がいたらしく、偶然も偶然で必然の再会だったのであります!普段の生活の方が近い距離に住んでいると思うのですが、まさかこの屋久島で遭遇するとは…。面白い出会いでありました。


 で、例のごとく、タカホは写真のポーズがキマッテマす…。


 そして、そこそこ疲れつつも、縄文杉に到着!今日は全体で300人ほどの登山者だったようで、混雑感もほとんどなく、みんなで叫び声をあげてご対面できました。ヤロー4人の背中が語ります…。


 とまぁ、時間に余裕もあったので、のんびりしていたのですが、近くにいた登山者にカメラを頼まれるコウキです…。なかなかナイスなエビぞりしてます…。


 そんなこんなでみんな脚力があったので、ゆっくり縄文デッキを楽しんだ後は、問答無用の下山がスタートしました〜〜〜!いや〜、ボクも仲間のガイドと一緒に行ったときにしか出さないような速度で下りまくりました。速かった…。途中、コウキがマッちゃんに突っ込もうとするシーンが数回ありましたが、これもまたイイ想い出かなと。ちなみに縄文杉からトロッコ道まで戻ってくる時間はボクがガイドした中で最も早かったです。たぶんこれからもこのタイムは抜かれる事はないでしょう。


 もちろんトロッコ道の下りもはや〜いッ!みんなにとって、この速度感覚は爽快の一言だったなと!快速でした。


 でもって、時間に余裕がだいぶうまれたので、沢によってブレイクタイム。水と戯れ、ワイワイ楽しかったなぁ。なぜか、エガちゃんの「鼻毛」で空前の盛り上がりとなりましたが、それもまた良い時間だった証拠でありました。


 そして、ブレイク後も速かった!久々にボクも「トロラン(トロッコランニング)」しましたぁ。この速度たまりません。


 というわけで、いつもより遅く縄文杉を出たにも関わらず、いつもより早い時間のバスに乗り込めてしまいました。朝から思い返すと、濃厚な時間を過ごした登りと爽やかな時間を駆け抜けた下山。メリハリがきいていて、すんばらしかったです。よく笑い、よく撮り、よく歩き、この上ない縄文参拝となりました。

2013年8月28日水曜日

ミッション…。

 本日は、ハラダさん&サトウさん&アリヨシさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりましたぁ〜。今日はちょいとミッションがあって、早めの出発で縄文様を狙い撃ちであります。8月も後半になると、登山口は真っ暗。それでも、朝ご飯を食べているとちょうど良い感じに陽が昇ってきて、ギリギリヘッドライトいらずのスタートでありました。


 そんな朝のトロッコ道を歩いたですが、風が涼しくて気持ちいい〜。数日で台風が近づいてくると蒸し暑さが出てくると思うのですが、今朝はさわやかでありました。で、ミッションを遂行すべく、ズンズン歩いたのですが、アリヨシさんのリュックがオーバースペック。ちょいと重たかったので、思うようには進めず、ボチボチ歩きました。なので、このままだとミッションが成功できないと判断し、トロッコ道終点に重いリュックを置いていざ山道へ!ハラダさんとサトウさんは元気いっぱいでありました。


 すると今度はアリヨシさんの靴が!これまたオーバーサイズで歩きにくい状態…。あらためてキュキュッとヒモを強めに結んで登りました。なんやかんやアリヨシさんはVIP待遇!みんなの応援を受けてがんばりました〜!


 でもって、ウィルソン株にて愛の撮影会。下の写真はみんなが同じ格好で切り株内を撮っている風景。なんだか絵になるので載せてみました。


 そして、急斜面に突入し、汗だくになりながら頑張りました。普段から運動フェチのハラダさんは「もっとゼィゼィ息を切らしたい!」と言うほどに、体力派。そんなハラダさんから休憩時にバナナの配給がありました〜!山で食べるバナナはうまい!一気にパワーアップして縄文を目指しました。


 そんなバナナの力を借りつつ、ちょいとしんどそうだったアリヨシさんも無事に縄文杉にご挨拶できました。ボクらが着いたときは混んでなくてナイスでした。サトウさんとハラダさんも納得のいく縄文杉とのショットを撮るべく、スマホでたくさん撮れました。


 そして、ミッションを遂行していたわけですが、一番難易度の高いミッションはちょっと難しくなり、第二ステップのミッションに。ちなみにこのミッションはというと、早めに下山して、屋久島の他のスポットへ赴くという作戦だったのであります。時間のある限り、屋久島を遊び尽くす計画。ナイスです!多少遅れつつも、あきらめる事なく、下山をがんばりました!

 トロッコ道に着いてからも、それほど休まずにガンガン歩き、沢の力も借りてグングン登山口を目指しました。といいつつも、行きで撮らなかった場所の写真はしっかりゲット。ミッションが成功できなくとも、その場をたくさん楽しめました。


 そして、狙っていた登山バスの時間に間に合いました!しか〜し!ボクらの手前で満員御礼…。次のバスになりました。朝から遂行しようとしていたミッションは遂行できませんでしたが、ギリギリまで屋久島を満喫すべく、最後までがんばれたなと。アリヨシさん、よくがんばった!サトウさんとハラダさんはまだまだ走れそうな勢いでしたが…。

 というわけで、ちょいと遅れつつも、バスをおりてすぐにミッションを続行!まだギリギリ間に合う時間だったので、きっとミッションは成功したはず!そんな感じで、ワイワイしつつ、汗だくになって縄文参拝となりました。

2013年8月27日火曜日

12時間15分頑張りました!

 本日は、昨年も夏休みを屋久島で盛り上げまくったカタダファミリーのマヨちゃん&サクちゃん&お父さん&お母さんと一緒に宮之浦岳へ行ってまいりました〜!ちなみにマヨ&サクちゃんは一つ学年がアップして、小6&小4になりました。そして、2012年美屋久ベストショットアワードにも登場しております。気になる方はこちらをご覧下さい。http://biyaku.refire.jp/2012bestshots.html

 とまぁ、登山口までが遠い道のりですが、のっけからワイワイしゃべっていたら、いつのまにか登山口に着いておりました。とりあえずは腹ごしらえをしてレッツ宮之浦岳!昨日は大雨になった屋久島ですが、本日はバッチリ宮之浦岳日和の天気予報でした。歩き始めて数分で、森が赤く染まりました。紅葉ではありません。朝陽を浴びる森です。


 ちょっとずつ歩を進め、ちょっとずつ太陽が昇ってきました。もうまばゆいってなんのって!朝の森、最高です。しかも、今日は北からおりてくる高気圧だったので、気温も低めで本当に気持ちよかったです。


 でもって、森の中は昨日の雨の影響で湿潤な雰囲気。たまらないのでありますが、マヨちゃんは昨年のヒルの想い出が…。このルートはほとんどヤマビルに会わないのですが、もちろんヒルチェック!歩き始めはたくさんチェックしました。


 そして、太陽が良い感じに登る頃に、展望所へ到着。ん〜、ほてった体に冷たい風が気持ちよすぎでありました。昨年は雨の大和杉ではしゃぎましたが、今日はピーカンの空の下でたくさんはしゃぎました。


 順調なペースで花之江河に到着。お母さんがかなり楽しみにしていた場所でして、これまたコンディショングッドな花之江河でした。まだ水苔達も緑色をしており、黒味岳もキレイに見えました。もちろんお参りもしっかりとしてきました。


 と、森を抜け、森林限界に突入しようとする場所で、マヨちゃんが「きゃ〜〜〜!」と叫び声。そこには我らがヒキガエルのヒッキーちゃんがおりました。サクちゃんは冷静な目で見ておりましたが、マヨちゃんはかなり苦手であります。笑。


 そんな感じでジワジワを歩を進めると、ランナーのN野さんが本日2度目のすれ違い。え〜、N野さんはかわいい女の子がいると必ず握手するのですが、マヨ&サクちゃんも熱い握手を交わしました〜!すると、マヨちゃんもサクちゃんも「N野さんと握手したら元気が出た!」とテンション上昇でありました。


 そんな熱い握手をした後はロープで燃えました。カタダファミリーは困難な壁に立ち向かうと本能的にテンションがアップする家族でして、ロープは絶好の遊び場ッ!マヨちゃん&サクちゃんもさることながら、お母さんがテンション高めでした。


 と、話は少し変わり、シャクナゲのツボミが付き始めました。今年は10年に一度の当たり年と言われていたのですが、来年はもっと咲きそうです!無茶苦茶ツボミが付いております。今後どうなるかわかりませんが、30年に一度の当たり年になるかもしれません。察するに、今年の記録的な雨の少なさでシャクナゲ達が危機感を覚えて、ツボミをつけたのかな?何はともあれ、来年もシャクナゲの季節が楽しみになってきました。


 森林限界に入ってからというのもの、直射日光がビンビン当たってはいたのですが、風が冷たくてそれなりにペースを持続して歩けました。しかし!最初から厳しいよと言っていた最後の1キロで、マヨちゃんが…。急斜面と熱さでちょいとバテ気味に…。それでも、カタダファミリーの血はテンションが上がるようになっているので、少し休んですぐ復活ッ!がんばりました!


 そして…、まさか来れるとは思っていなかった宮之浦岳の頂上に、笑顔いっぱいテンションマックスで登頂できてしまいました〜!予定通りの時間で、文句なしに九州一高い家族になれました!しかも、最高レベルのコンディションで…。昨年も湿潤なディープな森でしたが、今年も完璧な宮之浦岳登山。言う事なし!


 とまぁ、直射日光が凄かったので、岩陰にいってランチタイムに。お弁当をぺろっと食べた後に出てきたのは、ポテトチップス!サクちゃんが途中から、「頂上で食べる!」と登る原動力にしていたのですが、ご覧の通り、気圧の変化で袋がパンパン。破裂する事なく、みんなでおいしく食べれました。夏はしょっぱいお菓子がうまいです。


 すると、お母さんがリュックをガサゴソ…。出てきたのはまさかのお土産!わざわざ宮之浦岳の頂上でお土産をくれるなんて…。粋な演出にボクも感動して、思わず屋久島第二峰・永田岳とパシャリ。ごちになります!


 でもって、この時期はというと、屋久島の絶滅危惧種である「ヤクシマリンドウ」の開花時期。しかも、この子はというと、晴れた日にしか咲きません。昨年はボクもこの時期に宮之浦岳に来なかったので見れなかったのですが、毎年咲く株からしっかりと花を咲かせておりました。下の写真は岩の上でいじけるお父さんではなく、希少なヤクシマリンドウを激写しようとするお父さんです。


 こんな好条件の頂上もあんまりないので、思わず1時間半以上長居をしてしまいました。もちろん帰りは遅くなってしまうのですが、それはそれでいいかなと。楽しむのが一番!
 でもって、下りはというと、集中力を持続するために、そこそこのペースでがんばりました〜。マヨちゃんの足の親指が痛くなりつつ、サクちゃんが眠気の限界に挑戦し、お父さんの膝があやしくなり、お母さんの腰が変になりつつも、がんばりました。これまたカタダファミリーの素晴らしい所で、誰一人弱音をはかないんです!逆に辛さを楽しんでいるような…。写真はかなり疲れているにも関わらず、巨岩を軽く持ち上げるサクちゃんです。


 帰りのロープ場も振り返って、お父さんに笑顔で写真に写っているマヨちゃん。辛さの中に余裕が見えます。


 そんな辛く長い道のりをへて、我らが淀川に戻って来れました。普通の登山からしてみると遅めの時間でしたが、もちろん楽しさ優先。冷たい水と戯れて、心まで疲れが回復するかのような、イイ時間でありました。


 というわけで、2013年カタダファミリー屋久島の旅は宮之浦岳登頂達成できました。体はボロボロになってしまいましたが、最高の笑顔と想い出が作れてしまいました。天気に感謝するとともに、カタダファミリーの賑やかさにボクも元気をもらうことができました。なんともまぁ、素晴らしき一日でありました。

2013年8月23日金曜日

雨上がりの森を闊歩してきました。

 本日も元気いっぱい、ダイちゃん&メグちゃん、コヤナギさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。余裕のダイちゃんをよそに行けるかどうか不安いっぱいのメグちゃん、そこに昨日宮之浦岳へ行ってなかなかの披露がたまっているコヤナギさんと歩いてきたわけです。

 で、森のコンディションはここ数日は山で良い雨が降っており、かなり絶好調!登山口に着くと辺り一面濡れておりました。それに加えて、静岡よりちびっ子軍団約100人が大盛り上がりしておりました。登山バスを使った人は380人ほどだったようですが、団体様が入るとやはり賑やかであります。


 とまぁ、雨上がりの素晴らしきトロッコ道をテクテク歩き。道草、寄り道を繰りかえし進みました。木漏れ日がもうキラキラモードマックスでありまして、まばゆいばかりでした。


 もちろん苔ちゃん達も潤いまくり。至る所に雫ちゃんが実っており、トロッコ道をよそ見しながら歩いてしまいました。こんなキラキラな風景、線路だけを見て歩けなんて口が裂けてもいえません…。


 メグちゃんもデジカメとiPhoneの二刀流で撮りまくり。写欲がそそられる線路でありました。


 と、ショートカットを使おうかなぁと脇道にそれたその時に、ダイちゃんが「猿!」と叫んだら、かなりの近距離におさるさんが登場。ボクらが来た線路の上を去って行きました。群れではなく、一匹。なんだか背中が語っていたなと。


 そんなこんなで道草多数のトロッコ道を終えて、山道へ突入!ダイちゃんは余裕でしたが、メグちゃんとコヤナギさんは思いっきりガンバッて登りました〜!のっけからノックアウトされそうでしたが、そこは気持ちでクリア。普段の運動の成果が如実に出てしまったなと…。


 そんな頑張りがちょいと疲れに変わる頃にウィルソン株に到着。ここでまたパワーアップできました。ちなみに下の写真はボクが愛を伝授した後の撮影スタイル。ダイちゃんのiPhoneにもしっかりと愛が組み込まれました。


 その後はというと、ランチタイムまでは急斜面との死闘を繰り返し、メグちゃんの体の節々が実力以上の動きをし、コヤナギさんの口数が少なくなりつつも、一歩一歩前進しました。なかなかの頑張りだったと思います。
 そして、ちびっ子軍団が立ち去ったすぐ後に縄文杉へと到着しました!みんなで雄叫びをあげつつ、ご対面。雨上がりのキラキラした森に、今日も縄文杉はたっておりました。相変わらず、デッキは半面しか使えませんが、今日も多くの人を感動させてくれたなと。ボクらもワイワイガヤガヤ、感動させてもらいました。


 とまぁ、軽くのんびりした後に勝負の下りがスタート。ここからは集中力の見せ所であります。登りの時点から危険な状態だったメグちゃんとコヤナギさんもバッチリ集中できました。がんばったなぁ。
 で、ウィルソン株に戻ってくるやいなや、メグちゃんは株の中に走りました。まさかここでこの動きができるなんて、まだまだ歩けそうな感じもしたくらい!今度は動画で愛をゲットしたわけです。


 そんでもって、なんとかかんとかトロッコ道まで下りてきて、ブレイクタイム。やや遅めの時間でして、ボクらがブレイクしている時は誰も周りにいませんでした。川のせせらぎをききつつ、木漏れ日を浴び、たまに風向きによってトイレの香りがするというコンディションの中、ユルい時間でありました。


 そして、帰りのトロッコ道は有無を言わさず、問答無用の一本道をひたすら歩き続けました。足を止めてしまったら、もう前に進めないのではないかという筋力の限界に挑戦するメグちゃん。平らな道のりですが、ダブルストックもふんだんに使いこなし、全身であるきました。下の写真は最後の上り坂で苦戦するメグちゃんとコヤナギさんです。


 というわけで、なんとかんとか無事に下山完了!ちなみにダイちゃんはまだまだ走れそうなくらいに元気でした。雨上がりの森に始まり、ワイワイたくさんおしゃべりしつつ、死闘の末に帰還。体はボロボロで顔は満面の笑みで幕を閉じれた一日でありました。