2012年7月31日火曜日

台風前の縄文杉。

 本日も元気モリモリ、シモライダー&ミズキちゃん、コッちゃん(のちにコッチ)、ケンケン&ノリプ〜と一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。何を隠そうドラマは前夜から始まっていたのであります。ケンケンとノリプ〜が前日の夕方に道迷いをしてしまい、電話が通じなかったんです!宿の方と電話して「事故や事件にまきこまれていなければいいのだけど…」と心配。結局21時前、無事に宿へ到着。ふ〜、よかったよかったと。安心して朝を迎えると、今度はシモライダーとミズキちゃんが予定時刻になっても宿から出てこない!これはもしやと電話をしたら…。「ビックリした〜!」ということでおばちゃん&姪っ子で仲良く寝過ごしていたわけです。電話してからが実に機敏な動きで9分で車に乗り込むことができました〜!起きて9分で車の中ってなかなか凄い記録だなと…。
  そんなドタバタ喜劇で変な興奮と盛り上がりのある中でレッツスタートとなりました。ちなみに天気予報によると明日から台風直撃コース…。嵐の前の縄文参拝であります。

 で、登山口に到着する直前は大雨が…。もう台風の影響か?と思いながらも、登山口に着いたら小降りになり、テクテクと歩き始めると雨は止んでいきました。実をいうと、シモライダーは6年前に「美屋久」が誕生する前のリピーターさんで、姪っ子のミズキちゃんを連れての縄文参拝だったのであります。ボクの親ばかトークもチロッと混ぜつつ、屋久島トークをしながら歩きました。 ノリプ〜も登山口でプチカメラ講座を開きつつ、それを活かして?愛機でパシャパシャとシャッターを切っていました。いいの撮れてたかな?

 そんな感じでトロッコが終了し、レッツ山道。シモライダーとボクをのぞき、まだまだ若さが爆発するみんなだったので、順調に歩を進めることができました。そして、出発前から情報を得ていたのですが、コッちゃんは秘密兵器を持参しての縄文登山だったのであります。その秘密兵器はというと…。このバックの中には森の音を取るレコーダーが入っていたのであります。ボクは写真の方にばかり頭が動いてしまうのですが、同じようにコッちゃんは「音」の方に気持ちがいくんだろうなぁ。随所で、秘密兵器が活躍しておりました。これまたいいの取れたかな?


 ウィルソンの中で愛の撮影大会を開催しつつ、外でボ〜っとしていると、ケンケンのグラビア撮影が行われておりました〜!もちろんカメラマンはノリプ〜。バッチリ決めて撮った写真もあったのですが、下の写真が一番ナイスだったかなと…。


 そんな自由があふれる時間のあとに、急斜面に突入〜!シモライダーが急斜面で足があがりにくくなり、悔しくなるシーンもありましたが、順調にクリア。いい時間になったので、ランチスポットまではサクサクと進みました。これまたユルい感じのランチタイム。


 そんでもって、ランチ後はお弁当をもどさないようにガンガン登りました〜!標高が上がるにつれ、森は霧の世界へと変貌。そんな美しき森に吸い込まれるように縄文杉を目指しました。


 そして、みんなで歓声をあげつつ、縄文杉と初対面!今日もその存在感で訪れる人達に感動を振りまいておりました。で、ここで知り合いのガイドから情報が。「明日の登山バスが運休になったらしいよ」ということで、確認するためにボクだけ確実に携帯が通じる所へダッシュ。見事に台風の影響で登山バスの運休が決定。名実共に(?)台風前の縄文杉となったわけです。
 そんな明日の情報とは裏腹に、まったりした時間が過ぎ去っていきました。静かな空間に霧がかった縄文杉。ときおり、霧がなくなり光が差し込む時間帯もありました。今日もありがとうございまっす!


 というわけで、登山バスに乗り遅れては元も子もないのでレッツ下山。快速モードで集中して進みました〜!いや〜、この歩きは素晴らしかったです。ほとんど休憩を入れずに歩いたので、さすがのみんなもトロッコ道についてちょいとぐったり気味になっておりました。ん〜、いい歩きだった。
 で、トロッコ道もサクサク進んでいたのですが、最年少ミズキちゃんが先頭を歩いている時に道脇に鹿が登場。みんなで撮影タイムになったのですが、ミズキちゃんは前のガイドさんに着いていってしまいました〜!下の写真で歩いている白い服がミズキちゃんです。思わず、シモライダーも「ミズキ〜っ」と叫びました。ミズキちゃんの集中力がキラリと光る瞬間でありました。


 時間に余裕もできたので、沢でブレイクタイム。すかさず、自由奔放な空間となりました。沢の音や葉のこすれる音を録音するコッちゃんです。


 そして、漂着物が…。疲れ果てたケンケンです…。


 とまぁ、ユルい時間を過ごしつつ、ラストのトロッコ道もガンガン進みました〜!写真も撮らずに、前しか見えませんでした。いい歩きだったなぁと。


 スムースに登山バスにも乗り込むことができ、ホッと一息。無事に下山完了となりました。しかし、ドラマはまだ終わっていませんでした…。今日の帰りの登山バスが揺れまくりッ!速かった…。通常、帰り道は35分ほどでバス乗り場まで行くのですが、なんと記録となる27分という速度であったのです!ボクとしては睡眠へと誘ってくれるバスの揺れだったのですが、コッちゃんが…。顔面蒼白になるほどにバス酔い…。登山よりもバスの方が辛かったかなと。
 というわけで、昨日の夜から朝からバス酔いやらでドタバタ喜劇の珍道中となりました。最後は笑顔でバイバイでき、終わりよければ全て良しな一日でありました。

2012年7月30日月曜日

夏らしい縄文参拝でありました。

 本日も元気いっぱい、カオリちゃん、ユッカちゃん、ヤマグチパパ&マヤちゃん&マコちゃんと一緒に縄文参拝してまいりました〜。 実は早朝から激しい出来事があり、急遽ヤマグチファミリーが参戦だったんです。ドタバタテンションのままに登山口へレッツゴーとなりました。

 登山口についてようやくホッと一息つきつつ、のんびりブレックファースト。早くもみんなテンション高めで雲がない空を仰ぎながらのスタートでありました。ん〜、ここ数日は早朝の晴れがいかにも夏らしいなと。カオリちゃんのミラーレス一眼がキラリと光ります。


 でもって、一時間も歩くとみんなで仲良しになり、ワイワイモードに。実はユッカちゃんは屋久島滞在3週間という強者なんです。最後の最後に縄文参拝をスケジューリング。なかなか粋なはからいだなと。


 とりあえず、ワイワイしつつ、テクテク歩き。今日はなぜだか、子連れの鹿が多かったです。ちびっ子も順調に育っており、元気いっぱい。対するボクらはというと、途中から無言のトロッコ道になり、ボクが「起きてますか?」と問いかけると、お父さんが「人生哲学を考えております」ということ、哲学の道となっていたわけです。しばらくしたら、ユッカちゃんも「人生哲学中です」と。眠気以上に、悩ましき道だったのかもしれません。


 そんな感じでトロッコ道を終了し、いざ本番の山道へ。この日のためにランニングしてきたというお父さんも気合いが入り、対するマヤちゃん&マコちゃん姉妹は涼しい顔しておりました。実はこの時点では発覚していなかったのですが、カオリちゃん以外は長袖ッ!「暑くない?」とボクが聞いても、マヤちゃんは「平気です」と…。特にダイエット作戦でもなさそうだったのですが、あとから聞いたら日焼け対策でありました。


 ウィルソンで愛の撮影会をした後は、急斜面に突入し、汗だくになって登りました〜。夏の急斜面は体育会系で燃えてきます。お父さんもトレーニングの成果が出たのか、汗まみれになりつつもクリア!がんばりました〜。その後はお待ちかねのランチタイムに。ここでも新事実が発覚したのですが、マコちゃんはなんと「挨拶娘。」だったんです!どういう娘かというと、すれ違った人にもれなく満点笑顔のこんにちはを言うとのこと。登山に向いているなぁと。随所で披露してくれました。


 んでもって、ランチ後に一気に縄文杉へ!と行こうとしたら、お父さんの足がッ!どうやら休憩していたら、身体が歩かないモードになっていたらしく、足が上がらなかったようです。その後は、休憩時も軽快なステップを踏んでおりました。
 なんとかかんとか、歩き切って縄文杉へ到着!みんなで歓声をあげつつ、初対面できました。デッキの上もそれほど混んでおらず、ゴロンとしたり、撮影会したりと、ユルい時間でありました。帰り際もカオリちゃんが手を振って、後ろ髪引かれつつ下山開始となりました。


 そして、下りはみんなで団結しつつ、集中して下りました〜。マヤちゃんとマコちゃんの10代チームはおしゃべり多数で余裕の表情。対する大人チームは…。持てる体力を総動員してがんばりました。トロッコ道もガンガン進めて、朝ののんびりウォークを忘れてしまうほどでありました。


 そんな下山の集中力で余裕も生まれて、沢によってブレイクタイム。まったりとした良い時間だったなぁ。夏は沢に限りますなと。せせらぎが脳みその中まで浸透していきました。


 でもって、ブレイク後はカオリちゃんを先頭にこれまたガンガン歩きました〜!ここからは本当に速かった…。どこにこんな体力が残っていたのか…。道行く人をかき分けるように進んでおりました。終点近くになってもこの余裕!カオリちゃんとユッカちゃんはトロッコ道の定番?ポーズでお父さんに撮影してもらっておりました。なぜか手を挙げたくなる道のりだったなと。


 というわけで、消え去ってしまうと思われた笑顔もあり、無事に下山完了!しかも絶妙なタイミングで、登山バスはボクらが乗った所で満員に。最後は強運までひきよせておりました。朝は急な展開でドタバタしましたが、終わってみれば汗水流して素晴らしき縄文参拝となりました。

2012年7月29日日曜日

怪しいサングラスで頂上に立てました。

 本日は屋久島3度目来島のエッちゃんと初来島のミッちゃん、5年ぶりの来島であるヤヨイちゃんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜。ここ数日は里で晴れて山は雨。登山口は雲ひとつない天気でありました。湿度も低く、久々に山で雨が降らない日になるのかと思いながらのスタート。

 実はエッちゃんの膝は通称「ガラスの膝」と呼ばれる危険な脚なのであります。昨年の春に白谷へ行った時に、今にもパリンと割れそうな膝を歩いたのでありました。でもって、今回は満を持して黒味!問合せの時点から「トレーニングしていこう!」を連呼していたのですが、バッチリ普段のままに今日という日を迎えてしまったわけです…。そんなわけで、木漏れ日の差し込む森の中をゆっくりと歩きました。


 ミッちゃんとヤヨイちゃんは初屋久島だったので、屋久島トークを織り交ぜながらテクテク歩きました。順調に淀川へ到着。ん〜、今日もド級の美しさでありました。木漏れ日が差し込み心の中まで透き通る感じであります。


 ジワジワと標高を上げつつ、花之江河へ到着。今日の登山口は意外と人が多く、黒味を目指す人も20人ほどいたでありましょうか。縄文杉では考えられない数字ですが、黒味としては多めであります。ボクらはゆっくり歩いていたので、花之江河はほぼ貸し切りでありましたが…。
 そんなユルい休憩をしていると、ふとヤヨイちゃんの軍手に目がいったのですが、なななんと手のひらのゴム部分が猫の肉球だったのであります!かわいいなぁと。思わず、写真でぱちり。今日は手を使う所がたくさんあったので、大活躍だったわけであります。


 その後も、ゆっくりペースながらも順調に進んでいると、ボクの目の前をぶ〜〜〜んと大型の昆虫が飛んでいきました。着地した所に目をやると、以前のブログにも書いた「ヘビトンボ」くんが!みんなで「キモイ!」といいつつ、興奮してしまう虫であります。蝉のようなトンボのようなバッタのようなよくわからない風貌がカッチョいいです。


 道草を食いつつも、急斜面でロープをたぐり寄せて森林限界に突入〜。暑〜〜〜い!そこそこ雲が太陽を隠してくれるものの、基本は灼熱地獄!すかさず「サングラスをかけよう!」ということになり、みんなで怪しいサングラスをかけました〜!ボクは普段から車で使うオーソドックス系、ヤヨイちゃんはジョンレノン系、エッちゃんはヤンキー系、そしてミッちゃんはサイパングアム系のサングラス。スポーツ系のサングラスじゃない所がたまらなく楽しかったので、記念撮影までしてしまいました。一応、このブログではその写真を割愛させていただきます…。ミッちゃんがけっこう恥ずかしがっていたので…。

 そんな怪しいサングラス姿で無事に頂上へ到着ッ!なぜかボクら歩く上だけ青空&太陽だったのですが、徐々に雲が流れていき、頂上付近は意外と過ごしやすかったです。ジリジリ太陽光線を浴びつつも、爽やかな風が吹いておりました。この時すでにヤヨイちゃんは手ぬぐいも顔にまいて農作業系の登山スタイル。活かしてます。


 直射日光を避けるために、岩のしたでランチタイム。これが大正解で、実に快適なお昼ご飯となりました。頂上の岩に守られて、日影が気持ちよかったなぁと。思わずのんびりしてしまいました。日帰りの黒味登山客はすでにみんな下っておりました。


 んでもって、問題の下山が開始されました。冒頭でも書きましたがエッちゃんの「ガラス」を割らないように、慎重に進みました。所々で「割れた?」「まだ割れてない?」「割れそう?」と確認しながらテクテク歩きました。今時期は日の入りも遅めなので、無事に帰ることを最優先してすすんだわけです。 


 そして、なんとかかんとか淀川へ到着!西日が差し込む中でユル〜いブレイクタイムを過ごすことができました。ホッ。良い時間でありました。


 最後の歩きは、さらにガラスが割れないようにゆっくりテクテク。ふと後ろを振り向くと、エッちゃんの膝がぎこちない動きに!しかし!「大丈夫!」とボロボロになりつつある身体を引きづりながら、下山完了できました〜!標準タイムには全く及びませんでしたが、それがまたのんびりペースでナイスでありました。サングラスをかけ、風に吹かれて、気持ちいい夏の黒味登山となりました。

2012年7月27日金曜日

苦難を乗り越えて帰還ッ!

 本日は昨年の夏も来島したアキちゃんと相棒のクマちゃん、仲良し3人組のミカコちゃん&マリネちゃん&マコちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!今日も太平洋高気圧バリバリ。爽快な朝陽を浴びながらバスに乗り込みました。
 で、朝ご飯を食べて準備運動をしていると、早速トラブル発生!ミカコちゃんの靴がはがれ始めました〜!すかさず応急処置。3年以上のトレッキングシューズはソールと靴をくっつけるボンドが劣化するので(加水分解)、要注意であります。まぁ、よくあることなので、歩くには支障はありませんが。歩く前にして、負傷した感じでありました。


 朝からワイワイしつつ、トロッコ道を歩くと、これぞ夏の空が待っていてくれました。入道雲の後ろに太陽があり、かっちょよかったです。爽快であります。青と白のコントラストがナイスだなと。そんな感じで屋久島トークをしつつ、のっけから写真を撮りまくりつつ歩きました。マコちゃんとミカコちゃんとアキちゃんはミラーレス一眼。5人中3人がミラーレス。時代と共にカメラも変わっていくなぁと。そういえば、最近、使い捨てカメラを見なくなりました。カメラも激動の時代だなと。


 でもって、トロッコ道がちょうど終点にさしかかる頃に雷が鳴り始め、良い雨が降ってきました。すかさず、トイレに入って、レインウェアにお色直し。彩りを増して山道へ突入しました。


 ウィルソン株で愛の撮影会。それぞれにそれぞれの愛を確かめました。ここまで写真を撮りまくりだったマリネちゃんもカメラとスマホで連写ばりに撮っておりました。ガイドブックショットなども交えつつ、楽しいひとときでありました。


 そして、急斜面を乗り越え、ランチスポットに到着。ここでトラブル第二弾発生!ミカコちゃんが頭痛に…。軽い熱中症な感じでダウン…。塩分補給&水分補給をしつつ、マコちゃんの頭痛マッサージを受けつつ、お休みタイム。完全に頭痛は取れませんでしたが、「歩ける!」という闘志を確認しつつ、慎重に歩き始めました。無理は禁物ですので、ゆっくりと丁寧に。といいつつ、すれ違いの人が待っていてくれるので、ほとんど休みはありませんでしたが…。

 そんなこんなでやや遅めの時間帯に縄文杉到着!ミカコちゃんも苦難を乗り越えてこの場に立つことができました。ボクとしても、「バスに乗り遅れたとしても、みんながまた屋久島に来ることを考えたら、数千円の出費はそれほど大したことはないかなぁ〜」とか、「担ぐことを考えて、ストレッチでもしておこうかなぁ」とか考えながらだっただけに、ホッと一息…。頭痛は取れ切っていませんでしたが、ミカコちゃんに笑顔と達成感があってよかったです。
 みんなで初対面をしつつ、ワイワイしていると霧がかかってきました。なんとも神々しい。撮影大会を開催し、結果的には実に良き時間だったなぁと。ちなみにアキちゃんは2度目の縄文杉。今回も別れ際に「また来ます!」発言してくれました。するとタイミングを合わせるかのように雷がなり始めました。縄文杉が答えてくれたのかな?


 でもって、今度はバスに乗り遅れないように全力を尽くしました。みんな集中力を発揮してくれて、ガンガン下りてくることができました。前半の遅れを取り戻すかのように、ナイスだったなと。しかし、良いペースで歩いていたら、ポーカーフェイスのクマちゃんの膝がぷるぷる…。なんとかかんとかクマちゃんの膝がぶるぶる震える前にトロッコまで戻ってこれました。


 ミカコちゃんの頭痛はまだ完全になおってはいませんでしたが、「平らな道だから大丈夫です」ということで、トロッコもガンガン歩きました。風を感じながら、先頭を交代しながらサクサクと。みんなのがんばりで時間を稼ぐことができました!ホッ…。
 沢に寄り道してブレイクタイム。沢のせせらぎを聞きながら、良い時間でありました。火照ったからだがクールダウンできたなぁと。


 最後はバスに間に合う確信が持てたので、ほどほどのペースで歩きました。結局の所、時間も余裕をもって下山完了!苦難を乗り越えつつ、消えると思われていた笑顔も残って、登山口に帰還できました。最後の記念撮影もぐしゃぐしゃな笑顔で楽しき一日となりました。

2012年7月24日火曜日

夏色宮之浦岳の頂きを頂いてまいりました。

 本日は毎年恒例夏の屋久島女シトカちゃんと2度目の屋久島トーコちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜。昨日、気象庁より梅雨明け宣言が発表されただけに、天気予報も晴れ。実は夏の宮之浦岳は直射日光が凄くて晴れてしまうと雨以上のキツさなのです。2人はテンション高めでボクは心配気味の中スタート。歩き始め早々、まばゆい木漏れビームが2人を照らし始めました。


 それでも昨日の雨で森は潤い、雨上がりのスペシャルコンディションの森でありました。おトーフさんも丸見え。雨女という自覚症状があるシトカちゃんですが、ちょっと心を改心したのかもしれません。


 でもって、宮之浦岳登山は通常のペースで行って帰ってこれません。ペースを早くしないと日が暮れるので、歩きながらしゃべりつつ、ズンズン登りました。で、花之江河に到着したわけなのですが、ボクが携帯トイレブースが汚れていないかチェックして戻ってくると…。早速、昼寝のシトカちゃん。昼寝というよりもまだまだ朝寝でありましたが…。


 2人とも筋金入りの健脚なので歩く所は歩き、まったりする所はまったりする、メリハリが効いた良い歩きでした。しかし、その上手を行く少年が登場…。小学5年生のKOUDAIと名乗る少年がお父さんとハイスピードで登っておりました。しかも、KOUDAIは人懐っこいというか、女性好きというか、どんどんからんできたのであります。よくしゃべる少年でありました。


 でもって、投げ石平からは都合が良すぎなのか、どんどん雲が出てきて、太陽の光をさえぎってくれました!正直な所、夏は晴れてはいけません…。ほんと暑くて暑くて大変なんです。屋久島の神々が応援してくれたのか、雲の中を快調に歩くことができました。

 そして、念願の宮之浦岳頂上に登頂!屋久島一番、九州一番になれました〜!着いた時は雲の中だったのですが、西側の雲がどんどん抜けていき、ランチを楽しんでいる時に永田岳もバッチリ見えてしまいました!しかも、空は夏色。直射日光もほんのちょっとだけで、実に絶妙だったなと。めまぐるしく変わる風景に、トーコちゃんも「ずっといても全く飽きない!」と。島そのものは動いてはおりませんが、雲が動き、景色が動き、心が動いていたのだなと。素晴らしかったっす。


 で、例のKOUDAIが一緒に食べよ〜!ということで、ランチタイム。おいしいランチだったのですが、面白かったのが食後…。鞄の中から出てきたのは任天堂DS!すかさずピコピコやってました。斬新な発想です。頂上で色んなポーズで写真を撮ったり、いろいろと思いを込めた芸をしたりする人がいますが、涼しい顔をしてDS…。そう、ここは宮之浦岳の頂上。大物になるかもしれません。


 そんな頂上で周りのおじさんからもお菓子を頂いたり、お互いに写真を撮ったり、不思議な一体感がある頂上タイムでありました。少し寄り道をして屋久島の代表的な固有種であるヤクシマリンドウを見にいきました。つぼみもばっちりついておりました。


 そんな感じで満足しまくりの頂上から下山開始。帰りは「森に帰って淀川で昼寝休憩をしよう」を合い言葉にガンガン歩きました〜!かなりのハイペースでしたが、さすがシトカちゃんとトーコちゃん。途中からは余談雑談をしながら良いペースを確保しておりました。もちろん美しき夏色の空を楽しみながら…。日が照ると灼熱地獄でありましたが…。


 とまぁ、突進するかのように花之江河へ到着し、特にトイレには行かなくても良いぐらいの状況だったのですが、携帯トイレ体験タイムに。シトカちゃんは持参の携帯トイレで完了いたしました。感想はというと「普通のトイレよりすっごい快適!これならどこだって行ける!」と。女レベルがあがったなと…。


 でもって、かなり巻き気味に歩いて時間に余裕ができ、ブレイクタイムに。ん〜、至福なひとときでありました。少し涼んだ後にボクがトイレから帰ってくると…。シトカちゃんは夢の世界に…。本日は車で寝て、花之江河で寝て、淀川で寝るというハットトリックを決めてくれました!対するトーコちゃんはというと、淀川の美しさに魂まで抜かれてしまったかのような後ろ姿。寝るのももったいない!といった感じでありました。


 その後…、淀川小屋に泊まるご夫婦が話しかけてきてワイワイしていたら…。おばちゃんの話が止まらない…。リュックを担いで歩くそぶりを見せつつ、話が止まらない…。結局30分近くおばちゃんのトークショーが開催となったわけです…。最後はトーコちゃんがうまい切り返し方で歩き始めることができました。さすがにこのトークはボクも計算外でした。笑。

 というわけで、無事に下山完了!最後はトーコちゃんが涙がちょちょぎれてしまうほどに、帰りたくないオーラが…。それだけ濃厚な時間だったなと。夏色の空を楽しみながら、念願の宮之浦岳を絶妙なコンディションの中で登り切り、ワイワイ楽しい一日となりました。

2012年7月23日月曜日

梅雨明けした縄文杉でした。

 本日は昨日に続き、トモタク&モリモリと、ニオカ&ジュンジュン、ドイちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。登山バス乗り場に着くと、夏休みだけにけっこうな登山者が集合。ボクらもなんとか補助席で乗り込むことができました。登山口も盛り上がっておりました。 


 そんな朝のトロッコ道をテクテク歩き。屋久島トークを織り交ぜながら進んでいると、後ろからディーゼル機関車が来襲!ちょっとした作業があったようで、ほんの20分ぐらいしたらすぐに戻ってきました。この辺付近はボクらしかいなかったので、後発部隊だけがディーゼルに会えたようです。いつものことながら、シビレマす。この風貌。昭和35年製の貫禄がかっちょいいです。


 昨日もそこそこ雨が降っただけに、森の潤いとともに空気中の水蒸気も盛りだくさん。多少は湿度高めなのですが、こんな日に光が差し込むと木漏れビームの登場です。たびたび後ろを振り向きながら、光と森の競演を楽しみました。


 でもって、順調に眠くなりながら?トロッコ道を終了。トイレを済ませて休憩中にこんな光景が…。みんな散らばって何かをしています…。冷静に見るとかなりあやしい雰囲気を醸し出しているなと…。バラバラにいじけてる?まぁ、何をしているかはここでは割愛させていただきます。面白い絵だったので、パシャリ。


 今日は全体の登山者が団体様も合わせて350人ほどだったようで、混んでいるわけでもなく空いているわけでもない、ちょうど良い感じ。ウィルソンでもならぶことなく愛を写し込むことができました。まぁ、ニオカのカメラに写し込まれたものはちょっとギザギザハートではありましたが…。きっとその人の愛の形が写るのかもしれません…。
とまぁ、急斜面も汗だくになりつつ、みんなの若さでクリア。小雨が降ってきましたが、みんなのお腹も減りまくっていたのでランチタイム。ボクらが食べ始めると雨が止み、都合のいいお弁当タイムとなりました。昨日のトモタク&モリモリの運気がまだ続いていたのかもしれません。食事後もついつい長話をしつつ、みんなで心をひとつにして縄文杉を目指しました。


 団体様もちょうど去った時に着いて、再び雨まじりの中で縄文到着!今日もみんなを向い入れてくれました。霧も出てきて神々しい雰囲気がぷんぷん。ちょっと飛びすぎて、はしゃぎすぎてしまった感もありますが、しっかりと初屋久島にて縄文杉にごあいさつできました。


 しばらくのんびりした後に、バスに乗り遅れないように下山開始。しかし!森が霧に包まれてときどき美しさに見とれて足を止めました。やはりこの濃霧の森は最高レベルに美しいなぁと。朝の太陽光線とは裏腹に、モヤッとした雰囲気が絶妙でありました。


 下りの道も若さあふれる感じで、巻き気味で快速下山。ちょっとだけドイちゃんの膝が笑い始めておりましたが無事にトロッコ道に下りてこれました。ここまで下りてきたご褒美として、トモタクが「黒棒」をみんなに分配してくれました〜!何やら、モリモリとの想い出のお菓子でもあったようで、甘〜い時間を過ごさせていただきました。トモタク、ごちそうさま!


 下りのトロッコ道も快調に進むことができました。ジュンジュンとドイちゃんが「茶道」の話で盛り上がっておりました。こんな山奥で共通点が見つかるって、不思議な縁だなぁと。
 そんな話しまくりのトロッコウォークを楽しみつつ、沢へよってブレイクタイム。小雨が降ってきましたが、葉っぱが屋根代わりになって良い雰囲気でありました。ここでも四方山話に花が咲き、ついつい長居してしまいました。良い時間というのはすぐに去ってしまうなぁと。


 最後のトロッコ道はなぜかニオカとモリモリが巨人軍の話で盛り上がっておりました。変な所に共通項があったなと。というわけで、消えると思われた笑顔が、朝よりも良い笑顔になって帰ってくることができました〜!帰ってきたら、梅雨明け宣言があったとのことで、正真正銘、夏の縄文杉となった一日でありました。