2013年11月29日金曜日

里から見える山、今年初冠雪!

 本日はガイドではなく、橋の調査のバイトをしていたのですが、昨夜から冷えまくっていました。山は雪なんだろうなぁ〜と想像を膨らませる夜でありました。

 で、今日の仕事場はモッチョムが見える場所だったのですが、爽快な青空でありました。北部と南部は違うなぁと。まぁ、ときどきドバ〜っと雨が降ってきましたが…。


 そんな山の奥を見ると、白く冠雪したピークがありました。割石岳という山ですが、手前のたんかんとナイスコラボレーションをしておりました。帰ってきてからの情報ですが、縄文杉付近で10センチに満たない程度の積雪、宮之浦岳は深い所で20センチ以上積もったようです。今年は早いなぁ〜。


 というわけで、南の島にも雪が降る季節がやってきました!登山するにはちょいと気合いと装備が必要ではありますが、それ以上に美しい風景が待っています。まぁ、シーズンオフに突入でして、ガイドはほとんどありませんが…。

2013年11月26日火曜日

寒さ以上の癒し空間でした。

 本日は約10年ぶり2回目来島のヤマちゃんと一緒に太忠岳へと行ってまいりましたぁ〜。前日の嵐とはうってかわって、なかなかの晴天。この時期は寒さが身にしみすぎるので頂上を目指す登山は晴れでないと登れません。元気にスタートいたしました。

 で、屋久島に着いてからヤマちゃんのカメラのレンズが故障気味!オートフォーカスが使えないという状況下で、朝から集中モードで写真を撮りました。オートフォーカスという便利なものがあるとついつい楽をしがちですが、たまにはマニュアルフォーカスもいいもんです。ちょこちょこカメラテクニックを使いつつ、テクテク進みました。


 そんな写真好きなヤマちゃんを後押しするかのように、森の中に朝陽が差し込んできてフォトジェニックな雰囲気満載でした。ボクもここまで晴れるとは思っていなかったので、清々しい朝だったなぁと。


 とまぁ、写真もいっぱい撮りましたが、ヤマちゃんはその昔ワンゲルの部員だったようで、歩くペースも快調そのもの。日頃の運動不足はさておき、山登りの血が騒いでおりました。ついでに携帯トイレブースにも興味ありで、好奇心もむき出しにして登りをがんばりました。


 それにしても、雨の翌日というのは森の中がキ〜ンと引き締まっているようで、実に気持ちいい空間。ヤマちゃんも久々の森歩きを満喫しておりました。シャッターを押す右手人差し指も元気に動いておりました。ついでに焦点を合わせる左手人差し指&親指もぐるんぐるん回っていたなと。


 天文の森付近でまったりしつつ、本日最強の壁に突入。「やっぱしんどいっすねぇ〜」とヤマちゃん。それでもしっかりと足はあがっており、ナイスなペースで壁をクリア。立ち止まると寒いぐらいだったので、それほど汗をかかずに登れました。


 でもって、ボクが「最後はロープでファイト一発っすよ」と脅しをかけていたのですが、ヤマちゃんはなんてことなくクリア。学生時代にアルプスの山々を歩いた血が騒いだのかもしれません。ナイス!


 そんなこんなで一気に頂上へ到着〜〜!青空はちらっとでしたが、安房の街までしっかりと展望でき、ナイスタイミングでありました。もちろんあっちからこっちから天柱石を激写。いつなんどき来ても素晴らしい場所だなと。


 ときどき冷たい風が吹くものの、絶景に心を奪われました。寒さ以上に、この場所にいるという感覚が気持ちよかったなと。冷えきると危険なので長居はできませんが、しっかりと心に風景を刻む事ができました。


 で、風がよけれる場所でランチタイムに。すると…、みるみるうちに辺りは真っ白に!タイミングだなぁと。ほんの数分で景色が見えなくなり、仙人にでもなったかのような雰囲気でした。こうなると天柱石も神々しさを増し、晴れバージョンと雲バージョンの天柱石をおがめました。


 それなりにのんびりしつつ、冷える前に下りるのが吉ってことで、体を温めるために下山に集中しました。ちょろっと膝がプルプルしはじめるころに、天文の森まで戻ってきました。登山道沿いに「アオツリバナ」という美しい紅葉をする植物がいるのですが、7割ほど紅葉が進んでおり、緑の世界に色を添えておりました。好きだなぁ、アオツリバナの紅葉。


 とまぁ、下りは実に快調なペースで下りて来れたので、ちょいと遠回りしてつつじ河原にてブレイクタイム。この辺はそれほど寒さはなく、のんびりできました。水の音が体の中を通っていくようで、これまた癒し空間を満喫できたなと。


 というわけで、無事に下山完了!ヤロー2人でディープな森を歩き、写真に燃えたり、水の音に癒されたり、天柱石に心を奪われたりと、ワイワイ楽しき一日でありました。

2013年11月25日月曜日

雨の心配は無用でした。

 本日も元気いっぱい、モリタン&るみちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。晴れが続く秋の空ですが、今日の天気予報は大雨ッ!前線が通過予定でして、一見するとブログのタイトルである「雨の心配は無用でした。」とは裏腹に、登山口から良い雨降っておりました。しかし、るみちゃんは準備万端でして、iPhoneを守るべくハードなケース持参。濡れても落としても大丈夫。大きさがiPhoneの倍以上あって気合いはいりまくりでした。


 とまぁ、大雨でトロッコ道はすでに川のようになっておりました。こうなると、真っ暗闇でずぶ濡れで、橋の下も見えずに、わけのわからない朝であったなと。それがまた冒険気分を高揚させるので、楽しかったです。二人とも橋を渡る時は雄叫びをあげながら、なんとかクリアできました。


 それでも陽が昇った後、雨は小康状態に。まぁ、川は増水でお得感満載でして、橋の下は濁流。梅雨のような雰囲気でした。それでも前線通過前という事もあり、気温はやや高め。ここ数日では一番温かかったです。ナナカマドも紅葉しており、侘び寂びな雨でありました。ちなみに今年のナナカマドの紅葉はそれほど見応えありません…。


 で、昨夜から降った雨と吹き付ける風でコハウチワカエデの葉がトロッコに落ちてイイ感じでした〜。雰囲気よし!思わず、歩くのを止めて秋を満喫できました。


 そして、順調にトロッコ道を終了し、山道へ突入。雨はそれほどでもなく、潤う森がたまりませんでした。登山者も少なく、ウィルソン株でも余裕の撮影会。苔のフワフワ度数も今月一番ではないかという感じで気持ちよかったなぁ。


 で、二人ともスマホで森中を激写しながら進んだのですが、ふとボクの目に入ってきたのがるみちゃんの傘!「FOREVER 21」が際立っていたなと。遭難もできませんが、悪い事もできないほどに森に彩りをそえておりました。やはり雨の日は目立つ装備がベストだなと。


 んでもって、縄文手前40分ぐらいのところから、森が濃厚な霧に包まれていきました。いや〜、濃厚な濃霧がたまりません!るみちゃんも雨の心配をしていたにも関わらず、「雨でよかったぁ〜」とディープな森に歓声をあげ、モリタンは3歩進んで写真、写真を撮っては3歩進むといった感じで、ディープな森に釘付けでありました。こんな雰囲気は凄過ぎて、前に進めません。


 もちろん「FOREVER 21」の傘は光ります。


 ちなみに今日のボクの傘は100円ショップでゲットした新品の傘!透明な傘なので、窓越しに見る森な雰囲気がイイ感じでした。


 ついでに傘越しの「FOREVER21」もどうぞ…。虎柄に見えます…。


 そんなこんなでディープな森にどっぷりつかった状態で、縄文杉に到着ッ!ボクらが着いた時はほとんど誰もいない状態で、縄文初対面できました。嵐の影響からか、デッキの上の落ち葉がいい雰囲気で出しておりました。濃霧にたたずむ縄文杉。今日もボクらを感動させてくれました。


 でもって、団体様ご一行が来たので、ボクらは上に行く事に。雨と風が冷たかったので山小屋までがんばりました。そしてまた、この辺の雰囲気がたまらなかった。先ほどよりもノーコーノーム(濃厚な濃霧)。水墨画の世界を歩いている感じでして、晴れの日には味わえない神聖な森を歩いているようでした。ルミちゃんもモリタンもスマホのパノラマ撮影にはまっており、これまた前に進めない森でありました。


 で、風もなく、雨もしのげる山小屋にてランチタイム。新しい小屋は快適だなぁ〜。ついついのんびりまったりしてしまいます…。それなりに寒かったのでバーナーをストーブ代わりにして暖をとりました。
 そんなランチ後にルミちゃんが大量の行動食の中から、ビックカツを出してくれました。すかさず、ストーブで焼きカツにしちゃいました。これがまたうまい!するとしょっぱい系のオヤツをルミちゃんがどんどん出してくれて、ポップコーンも焼き、さらにはさきいかまで焼いてしまいました〜!ランチ後なのにうまいからどんどん食べちゃいました。


 とまぁ、小屋であらためてフル装備に身を包んでから、レッツ下山。帰り道は雨が止み、湿潤な森に変貌。雨を気にしなくていいので、行き以上のペースでスマホで撮影会となりました。なぜか焼酎の話題で熱くなり、いつの間にか山道が終わっておりました。
 しかし、最後の最後、トロッコ道5分手前で、モリタンのスマホが…。見事にポケットから滑り出して、画面にヒビ…。るみちゃんはハードなケースに入れていましたが、モリタンは裸のスマホ…。一応、ヒビだけで中身は大丈夫でした。これもまた縄文の想い出かなと…。


 そんなショッキングな事件がありながらも、モリタンは「こんなに楽しいとは思わなかった!」と、スマホどころではない森に感動できておりました。全く気づかなかったのですが、自称人見知りなモリタン。るみちゃんにその辺を突っ込まれると「人見知りなんてそんなちっぽけなこと言っている場合じゃない森だった」と即答。それほどまでに雨の森は美しかったです。

 で、帰りのトロッコ道はというと、モリタンの焼酎の話とルミちゃんのグミの話が錯綜しつつ、ワイワイしゃべりながら歩きました。朝は暗闇で見えなかった橋も、かなりびびりつつ、雨上がりの雰囲気が最高でした。


 そして、このブログにも何度か出て来た杉の話を…。壊れたトロッコの上に育っていた杉ちゃんは夏の雨の少なさからひん死になっていましたが、ついに緑色の部分がなくなり、枯死したと思われます。合掌。また数年したら次の子が育つと思いますが、ボクが初めて縄文を訪れた10数年前からあった杉だけに自然の厳しさと同時に生きることを教えてくれました。今までいろいろとありがと〜!(今の所、2013年の縄文ガイドは本日で終了する可能性もあるので、ブログを読んでくれていた読者様へのご報告でした。)


 そんなこんなで、最後もワイワイしながら無事に下山完了!モリタンは「もう一回登る体力あるよ」と元気いっぱい。るみちゃんも「思ったほど疲れきる事はなかった」と、当初の不安をよそに美しき縄文の森を満喫できる事ができました。朝の大雨がもたらしてくれた美しさ。降られはしましたが、そんな意味で雨の心配は無用だったなと。今日も楽しき一日でありました。

2013年11月23日土曜日

壊れかけの男達…。

 本日は昨年の同じ時期に来たアンちゃんが率いるヒラノ&ハーチャとボクのヤロー4人でワイワイ太忠岳へと行ってまいりました〜!前日の縄文杉で久々の再会をしつつ、いざ登山口へ向かいました。

 で、ちょうど朝陽が昇ってくる時間帯に良いポイントにいたのですが、ヒラノがいきなり「サンセットだ!」と叫びました。すぐさま「サンライズ!」と修正しつつ、良い朝をむかえることができました。ヤロー3人で「サンセット」を浴びてます。


 でもって、車の中からして「なんなん…、膝が…」ということで、思いっきりに昨日の余韻を残しつつのスタートとなりました。そうです、ガラスの膝が6本…。割れないように優しく歩きました。
 とりあえずは、川まで歩いてブレックファースト。非日常的な朝食が実に気持ちよかったです。想像していたよりは寒くなかったので、おいしく朝弁当をいただけました。


 そして、登ります。30前半にして老後のスタイルを習得すべく、ストックに思いをたくしてがんばります。昨日、お店が終了するギリギリでレンタルすることができたストック。本当に良い相棒になってくれました。


 そんな感じでガラスの膝をかばいながら、テクテク。するとヒラノとハーチャがこのたびのためにカメラを新調したという情報が。休憩がてら、軽いカメラ講座開講!今日の目標は頂上を目指す事なので、ディープに写真に時間を使えませんでしたが、簡単な基本を学びつつパシャパシャ。ちょっといじるだけでかっちょ良い写真が撮れるだけに、二人ともシャッター音を森に響かせておりました。


 早朝は思いっきり晴れていたので、森に差し込む光が美しかった。そんな森なので、5歩歩いてカメラ、5歩歩いてパシャパシャ…。嬉しいほどに前に進めない良い朝だったなと。写真は撮りたい時に撮る。これが本質かなと。 


 登る時よりも下りの方が膝にくるので、多少の痛みはあるものの、笑顔で足をあげることができました。といいつつ、ガッツリ足をあげる場所は気合いとかけ声をミックスさせ、膝をかばいつつ、良い汗ながせたなと。もちろんストックの威力を発揮しながら…。途中、ヒラノの左足が危険信号が出そうだったので、サポーターを装着。それなりに効果があってイイ感じでした。


 んでもって、寄り道しつつ、休憩しつつ、割れそうな膝を守りながら、ガンガン攻めました。そして、堂々の頂上到着!!!天柱石に圧倒されつつ、我が子のように膝を守りつつ、本日最大の目標を達成する事ができました。え〜、ちなみに膝以外は全員元気100%でありまして、ヤロー4人でワイワイ楽しかったです。みんなで膝の弱さを笑い合いながら登ったのが良かったなぁ〜。


 風もそれほど強くなかったので、頂上でランチタイム。お弁当を食べている時は周りが真っ白だったのですが、飯を食い終わったらご覧の通り。安房の街、種子島までキレイに見えました。ん〜、気持ちよかったです。


 で、帰りがけにアンちゃんが「岩と青空とオレ」を撮って!というのでハーチャがカメラマンとして激写。膝の痛さをみじんも感じさせないアンちゃんの後ろ姿です…。良い空でした。


 で、頂上付近の陽の当たらない場所には先日降り積もった雪がちょいと残っておりました。まだまだ紅葉も残る秋モードでありますが、冬の気配がジワジワと感じられる季節になってきております。


 そして、魔の下りに…。登り以上に膝に気を使うわけでして、壊れかけのレディオをついつい口ずさみたくなってしまう、壊れかけの男達…。すると、ハーチャがそこそこ痛そうに歩いていて、アンちゃんが「だいぶ痛いの?」と聞くと、ハーチャは「だから、朝からだって!」と、痛いのは前提でひたすら頑張っていたのでありました。膝が痛かろうが、壊れかけの男になろうが、遊びのために全身全霊をつぎ込む…。これこそ、真の男だなと。キネシオテープで左足におまじないをかけつつ、優しく下山に集中しました。


 で、本日一番の急斜面を意外と?順調に下り終え、天文の森まで戻って来れました。心落ち着く場所なのでここでブレイクタイムをしようとすると、なんとアンちゃんが!!!「なんなん、今日はオレがコーヒーをいれるよ」と男気あふれるおもてなしをしてくれました〜!ササッとジェットボイルを出し、「オレの膝が痛くなったのはみんなにコーヒーをいれるために重い荷物をもったからなのさ」と、これまた壊れかけの男が良いとこ見せてくれました。かっこいい〜!


 そんな真の男がコーヒーを入れているとき、フォトグラファーヒラノは水に集中。左足はなんとか曲げる事ができています…。


 そんな熱い男達とコーヒーで乾杯ッ!もちろんドリップコーヒーなので、香りを楽しみつつ最高の時間を過ごす事ができました。すんばらしかったです。


 そして、昨年に引き続き、静岡代表選手として今年も「夜のお菓子」を配ってくれました。名作です。久しぶりに食べるとホントにうまいなと。名作である理由がわかります。昨年の模様を知りたい方のために、お暇な方は下記のリンクもどうぞ。http://biyakublog.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html


 とまぁ、そんなワイワイとした優雅な時間を過ごし、最後の下りもガラスの膝は割れる事なく、ひび割れ程度で無事に下山完了!相変わらず、膝以外は元気120%なみんなでして、笑顔で素晴らしき一日を終える事ができました。壊れかけだからこそ、真の男が磨かれた太忠岳登山でありました。

2013年11月22日金曜日

美女3人と爽やかに縄文杉。

 本日も元気モリモリ、キミちゃん&セイコさん&エリちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。え〜、「ちゃん」を付けてお呼びしておりますが、ボクよりも断然にお姉様達であります。しかし!メールで連絡いただいていた年齢とお迎えに行った時のギャップにビックリ!軽く10歳以上お若く見えるだけに、お客さんを間違えたかなぁと思ってしまったほどでした。冗談ではなく、本当に。

 で、車中でいろいろと話していると、心も実年齢より10歳以上若い!ということで、ボクもその気になって、失礼ながらワイワイさせていただきました。ちなみに朝は真っ暗闇のヘッドライト姿なので、みんなの美貌は光に包まれております。


 とまぁ、キミちゃんを中心に(?)ワイワイテクテク歩きました。屋久島トークをしつつ、雑談しつつ、青空天気。でもって、バイオトイレによったのですが、ここでキミちゃんが大感動ッ!初めて使うバイオトイレの快適さと今まで見た事のないし尿処理に歓声をあげておりました。確かにここ数年のバイオトイレは誰もがビックリするほどに快適なトイレ。これも日頃から清掃と管理がいきとどいている証だなと。素晴らしい事であります。


 とまぁ、トロッコ道後半は微妙に眠気を誘われつつも、快調に歩き終える事ができました。山道に入ってみんなの笑顔が消えるかと思いきや、涼しさもあいまって元気いっぱい!ウィルソン株でも愛にあふれるみんななので、パワーチャージも完璧でありました。セイコさんも「これだけもテンションあがるね〜!」と余裕の表情でありました。 


 そして、急斜面に突入するも、これまたみんなしっかりとした歩き!やや、エリちゃんがフラフラするシーンもありましたが、笑顔で「大丈夫!」と縄文に向け闘志を燃やす事ができました。


 そんな急斜面をクリアして、奥岳が見えるポイントでちらっと翁岳が見えたのですが、稜線は雪が積もっておりました。写真だとよく見えないのですが、山肌の白い所は雪です。この時期は秋と冬が混在する面白い季節。飽きさせない自然がナイスです。


 と、その後も順調に歩を進め、ディープな森を歩きました。エリちゃんは「命が最優先!」ということでカメラを控えていたのですが、途中からボクがカメラ担当になりみんなを激写しながら上を目指しました。


 そして、昼飯も食わずに一気に縄文杉へ乗り込みました〜!タイミングよく、ほぼ貸し切りの展望デッキ。元気いっぱい初対面できました。みんなも写真を撮ったり、ボ〜っとしたり、おのおのにおのおのの時間を過ごす事ができたなと。ボクら下りる頃にちょっと混雑してきてタイミングは完璧でありました。


 で、縄文近くでランチをして下山していると、同じ宿の人たちとすれ違いました。そのご夫婦は百名山を狙っているとの事で、一泊縦走予定。応援もバッチリして、再会を誓い合いました。旅の出会いって素晴らしいなと。


 とまぁ、帰り道は集中して歩いたのですが、すぐ後ろに「よっこい・しょういち」君が歩いており、ボクらだけではない笑いが多い下山となりました。え〜、軽く説明しておくとその後ろを歩いていたのはガイドのKさんでして、「よっこいしょ」というかけ声を出すたびに、オヤジギャクで「よっこい・しょういち」「よっこい・しょういち」と声を出していたのです。いつのまにかキミちゃんとお友達になっておりました…。


 そして、トロッコ道まで下りてくると森林管理局のパトロールトロッコが止まっておりました。すると、仲良しガイドのHさんが「これって昭和54年製なんだね〜、初めて知った」ということで、そのプレートを見てみると…。なんと「北陸重機工業」ではないですか!?そうです、このプレートにもありますが、ボクと同郷の新潟の企業です。新潟から屋久島に移住してきたのは人間だけでなく、こやつもはるばる移り住んでいたんだなぁと。妙に親近感がわいてしまいました。
 気になる方は下記のHPをご覧ください。「納入実績」というページにしっかりと「屋久島電工」の文字があります。今は緑色にペイントされ、森林パトロール号になっていますが、30数年前からこの線路を走っているツワモノであります。http://www.hokuju.com



 そんな感じで、帰りのトロッコ道も元気に歩きました。途中でかなりの眠気に誘われるシーンもありましたが、まだ明るいうちに帰れそうだったので、沢によってブレイクタイム。美女達と優雅な時間を過ごす事ができました。


 で、帰り道もキミちゃんが感動したバイオトイレで、トイレ見学会。見学だけでは物足りなかったらしく、キミちゃんは見学会後も使用させていただきました。写真は縄文杉以上に興奮し(?)、エリちゃんとセイコさんにバイオトイレの快適さを力説するキミちゃんです。


 で、最後の最後は夕暮れ前のバスに乗り込むべく頑張りました〜!すると、ボクの目の前を黒い物体が横切りました。小熊か?と後をつけたら、真っ黒な子犬ちゃんでした。ボクもこの子を見たのは初でして、ちょっと心配なのではありますが、バイバイしてお別れしました。親の犬は見なかったので、一匹で生きていけるのかなぁ〜と。今年は山犬の目撃情報が多く、鹿の増加とともに山の中で生活できるようになってきたのではないかと…。真相はわかりませんが、力強く生きていって欲しいものです。


 というわけで、最後も元気に歩いて、狙ったバスに乗り込む事ができました。笑顔が消え去ってしまうだろうと思われましたが、朝以上に元気な笑顔で帰って来れました。たくさんしゃべって、眠気にも誘われつつ、素晴らしき一日となりました。