2013年11月25日月曜日

雨の心配は無用でした。

 本日も元気いっぱい、モリタン&るみちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。晴れが続く秋の空ですが、今日の天気予報は大雨ッ!前線が通過予定でして、一見するとブログのタイトルである「雨の心配は無用でした。」とは裏腹に、登山口から良い雨降っておりました。しかし、るみちゃんは準備万端でして、iPhoneを守るべくハードなケース持参。濡れても落としても大丈夫。大きさがiPhoneの倍以上あって気合いはいりまくりでした。


 とまぁ、大雨でトロッコ道はすでに川のようになっておりました。こうなると、真っ暗闇でずぶ濡れで、橋の下も見えずに、わけのわからない朝であったなと。それがまた冒険気分を高揚させるので、楽しかったです。二人とも橋を渡る時は雄叫びをあげながら、なんとかクリアできました。


 それでも陽が昇った後、雨は小康状態に。まぁ、川は増水でお得感満載でして、橋の下は濁流。梅雨のような雰囲気でした。それでも前線通過前という事もあり、気温はやや高め。ここ数日では一番温かかったです。ナナカマドも紅葉しており、侘び寂びな雨でありました。ちなみに今年のナナカマドの紅葉はそれほど見応えありません…。


 で、昨夜から降った雨と吹き付ける風でコハウチワカエデの葉がトロッコに落ちてイイ感じでした〜。雰囲気よし!思わず、歩くのを止めて秋を満喫できました。


 そして、順調にトロッコ道を終了し、山道へ突入。雨はそれほどでもなく、潤う森がたまりませんでした。登山者も少なく、ウィルソン株でも余裕の撮影会。苔のフワフワ度数も今月一番ではないかという感じで気持ちよかったなぁ。


 で、二人ともスマホで森中を激写しながら進んだのですが、ふとボクの目に入ってきたのがるみちゃんの傘!「FOREVER 21」が際立っていたなと。遭難もできませんが、悪い事もできないほどに森に彩りをそえておりました。やはり雨の日は目立つ装備がベストだなと。


 んでもって、縄文手前40分ぐらいのところから、森が濃厚な霧に包まれていきました。いや〜、濃厚な濃霧がたまりません!るみちゃんも雨の心配をしていたにも関わらず、「雨でよかったぁ〜」とディープな森に歓声をあげ、モリタンは3歩進んで写真、写真を撮っては3歩進むといった感じで、ディープな森に釘付けでありました。こんな雰囲気は凄過ぎて、前に進めません。


 もちろん「FOREVER 21」の傘は光ります。


 ちなみに今日のボクの傘は100円ショップでゲットした新品の傘!透明な傘なので、窓越しに見る森な雰囲気がイイ感じでした。


 ついでに傘越しの「FOREVER21」もどうぞ…。虎柄に見えます…。


 そんなこんなでディープな森にどっぷりつかった状態で、縄文杉に到着ッ!ボクらが着いた時はほとんど誰もいない状態で、縄文初対面できました。嵐の影響からか、デッキの上の落ち葉がいい雰囲気で出しておりました。濃霧にたたずむ縄文杉。今日もボクらを感動させてくれました。


 でもって、団体様ご一行が来たので、ボクらは上に行く事に。雨と風が冷たかったので山小屋までがんばりました。そしてまた、この辺の雰囲気がたまらなかった。先ほどよりもノーコーノーム(濃厚な濃霧)。水墨画の世界を歩いている感じでして、晴れの日には味わえない神聖な森を歩いているようでした。ルミちゃんもモリタンもスマホのパノラマ撮影にはまっており、これまた前に進めない森でありました。


 で、風もなく、雨もしのげる山小屋にてランチタイム。新しい小屋は快適だなぁ〜。ついついのんびりまったりしてしまいます…。それなりに寒かったのでバーナーをストーブ代わりにして暖をとりました。
 そんなランチ後にルミちゃんが大量の行動食の中から、ビックカツを出してくれました。すかさず、ストーブで焼きカツにしちゃいました。これがまたうまい!するとしょっぱい系のオヤツをルミちゃんがどんどん出してくれて、ポップコーンも焼き、さらにはさきいかまで焼いてしまいました〜!ランチ後なのにうまいからどんどん食べちゃいました。


 とまぁ、小屋であらためてフル装備に身を包んでから、レッツ下山。帰り道は雨が止み、湿潤な森に変貌。雨を気にしなくていいので、行き以上のペースでスマホで撮影会となりました。なぜか焼酎の話題で熱くなり、いつの間にか山道が終わっておりました。
 しかし、最後の最後、トロッコ道5分手前で、モリタンのスマホが…。見事にポケットから滑り出して、画面にヒビ…。るみちゃんはハードなケースに入れていましたが、モリタンは裸のスマホ…。一応、ヒビだけで中身は大丈夫でした。これもまた縄文の想い出かなと…。


 そんなショッキングな事件がありながらも、モリタンは「こんなに楽しいとは思わなかった!」と、スマホどころではない森に感動できておりました。全く気づかなかったのですが、自称人見知りなモリタン。るみちゃんにその辺を突っ込まれると「人見知りなんてそんなちっぽけなこと言っている場合じゃない森だった」と即答。それほどまでに雨の森は美しかったです。

 で、帰りのトロッコ道はというと、モリタンの焼酎の話とルミちゃんのグミの話が錯綜しつつ、ワイワイしゃべりながら歩きました。朝は暗闇で見えなかった橋も、かなりびびりつつ、雨上がりの雰囲気が最高でした。


 そして、このブログにも何度か出て来た杉の話を…。壊れたトロッコの上に育っていた杉ちゃんは夏の雨の少なさからひん死になっていましたが、ついに緑色の部分がなくなり、枯死したと思われます。合掌。また数年したら次の子が育つと思いますが、ボクが初めて縄文を訪れた10数年前からあった杉だけに自然の厳しさと同時に生きることを教えてくれました。今までいろいろとありがと〜!(今の所、2013年の縄文ガイドは本日で終了する可能性もあるので、ブログを読んでくれていた読者様へのご報告でした。)


 そんなこんなで、最後もワイワイしながら無事に下山完了!モリタンは「もう一回登る体力あるよ」と元気いっぱい。るみちゃんも「思ったほど疲れきる事はなかった」と、当初の不安をよそに美しき縄文の森を満喫できる事ができました。朝の大雨がもたらしてくれた美しさ。降られはしましたが、そんな意味で雨の心配は無用だったなと。今日も楽しき一日でありました。

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