2010年9月29日水曜日

初屋久島だったけれど…。

 本日はデッチとカナッペと一緒に太忠岳へと行ってきました〜!昨日の夕方はうろこ雲が出ていて、秋モードの空に。朝方は結構冷え込むようになりましたぁ。でもって、雲はあったものの朝日が海に照らされて奇麗。ついつい車を降りて光合成していると…、猿の群れが接近してきました〜!近づいても毛繕いと遊びに夢中なお猿たち…。ワイワイした朝のひとときでした。

 でもって、良い感じに晴れていたので、朝ご飯はちょっと歩いて、沢で食べました。スタートからして、ユルユルモードに…。二人とも初屋久島にして、いきなり日常生活のスイッチがオフになってしまい、まったり森歩きのスイッチが入ってしまいました。

 歩いている時は誰ともすれ違わず、立派な小杉達の織りなす風景を楽しみつつ、白谷にもひけを取らない苔の空間を歩き、テクテク歩き。天文の森付近も相変わらずお美しい空間となっておりました〜。欲を言えば、雨が欲しかったなぁ。数日前の雨の名残がギリギリ残っている状態で、雫ちゃんたちが少なかったです…。そのかわり、木漏れ日が差し込む森はたまらなかったです。というわけで、結論はというと、いつ来ても良い森ということになります。

 でもって、急な坂を頑張りつつ、道草をくいながら登っていくと、なぜだかどうしてメジロの羽根がいつも以上に落ちていました〜。普段はこんなに落ちてないのですが、何かあったのでしょうか…。毛の生え変わり?カナッペが良い感じのニット帽をかぶっていたので、インティアン風に差し込んでいきました。真の森ガール登場です。

 その後はデッチがボクよりもたくさん羽根を拾って、例のごとくカナッペの帽子に…。結局の所、頭から毛が生えたような状態に…。屋久島の森、最新ファッション…。特に一本だけメジロの奇麗な羽根があり、今考えてみれば、こいつを中心に羽根つき帽子をデザインすればよかったなと…。

 そんなこんなで、ワイワイしつつ、急な坂を乗り越え、一気に頂上へッ!みるみる雲がかかってきて、本日は実に幻想的な天柱石となりました〜!いや〜、お美しい…。かっちょよかったです。
 しばらくするとカップルが登ってきたのですが、「何も見えな〜い!」と女の子…。雲の中なので視界はもちろんないのですが、この子にはこの天柱石が目に入っていなかったようです…。続けて、「残念だね〜」と…。景色が見えなかった事にではなく、この女の子に天柱石が見えなかった事が、ボクにとってはちょっと「残念」でした…。ちょっと皮肉っぽくなってしまいますが、まだこの子には屋久島は早すぎたかな!?

 そんなこんなで、風がよけれるところでランチをしつつ、お腹いっぱいに。頂上付近は約1500メートルなので、けっこう寒かったです。暑がりのボクですら、防寒のためにレインウェアを装着。満腹&あったかい状態になり、お昼寝モードスイッチオン!思い返せば、頂上付近についてから、ボクを含めて3人の思考回路は処理能力を低下させておりました。

 さすがにここで寝てしまっては死んでしまう!ということで、デッチが熟睡する前に、下山開始。下山の集中力だけはなんとか維持できました…。そんな歩きをしつつ、森はまた変貌していきました〜。完全に雲の中で、霧の中…。ん〜、これだから森はやめられない…。思わず、「ここで一発雨が降ってくれれば」と願ってしまいました。残念ながら、霧雨というよりは水蒸気といった感じで雨は降らなかったです…。

 でもって、天文の森付近に到着。3時のオヤツにはちょっと早い時間でしたが、結局日帰り太忠岳登山最終チームになっていたので、ここで早めのブレイクをすることに。するとまたカナッペの思考回路が停止…。別にボクらが険悪なムードになったわけではなく、コーヒーをすすりながら、3人とも無言の状態に。沢の流れる音だけが、響いておりました。ある意味、森と一体化した瞬間だったのかもしれません…。

 またも爆睡モードになる前に歩き始め、最後は仏陀杉に挨拶してから帰る事に。そうするとまたもみるみる雲の中、霧の空間に…。いや〜、この霧がかった森は実に素晴らしい。まぁ、屋久島の森ではよくあることなんですが、今日はいつも以上に濃かったです。そこがまた心の琴線にふれておりました。


 というわけで、無事に下山完了ッ!初屋久島にして、この幻想的な条件は、うらやましいなぁと思ってしまった一日でありました。

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