2013年6月14日金曜日

まったり縄文。

 本日も元気いっぱい、アオキング&カズヨママと一緒に縄文杉へ行ってまいりました〜。ボクとしても、大雨洪水警報やら来なかった台風の影響でガイドが中止になっていたので、久々の縄文参拝となりました。ちなみにアオキングは昨年ガイドしたクルパーのお姉さんでありまして、美屋久の輪な出会いでありました。6〜7年前にガイド無しで縄文へ行った経験があるのですが、クルパーが「ガイドがいた方が絶対楽しい!」ということで、今日という日を迎えたのでありました。ボクも屋久島の森はガイドがいないと楽しさが半減すると思います。ボクが楽しいガイドというわけではなく、この森はただ素通りするだけはわからないなぁと思うからです。

 とまぁ、前書きはおいといて、昨日より猛烈な晴れが続いております。完全に夏モード!梅雨の晴れ間というよりは、梅雨が終わってしまったのではないかと思うほどに空気が夏でありました。空の色も濃さを増してきております。


 とまぁ、テクテクとスタートしたのでありますが、数日前の大雨の影響がまだまだ色濃く残っておりました。トロッコ道がえぐれていたり、何より嬉しいのは雫ちゃんが多数…。相当な雨が降ったんだろうなぁと簡単に想像がつく潤いでした。おまけに朝陽が雫ちゃんを照らしてキラキラ…。歩き始めて30分で、アオキングとカズヨママと変な動きをしてキラキラを楽しめてしまいました。


 しかも、今日の登山者は100人ほどだったようで、バスも登山道もガラガラ…。ちょっと拍子抜けしてしまうほどの静かな朝でありました。自然と歩く速度は遅くなり、寄り道&道草を食いながらボチボチ進みました。現在、トロッコ道上はアブラギリの花が落ち始めており、なかなかいい雰囲気であります。


 と、テクテク歩いていたわけですが、ふと線路の脇を見て歩いていたら、無数の白いキノコが!名前を調べてみたのですが、我が家にある図鑑には載っておりませんでした。ほんの数mの地面にかなりの数!数日前の大雨と気温上昇により、一気に育っているのでありましょう。大きさは傘の部分が2〜3ミリでして非常に小さいです。その白さが美しかったです。


 でもって、トロッコ道終点近くでは翁岳もバッチリ見えました。たぶん昨日も来ていれば見えていたと思うのですが、ボクとしても数週間ぶりに奥岳を見れました。いつもは雲の中に隠れているので、お久しぶりでありました。


 でもって、トロッコ道終了。若干、カズヨママが不安げな表情を見せつつ、山道へ突入しました。日頃の運動の成果を発揮する道のりであります。ちなみにアオキングが6〜7年前に来た時は立っていた翁杉…。しっかりとアオキングはこの木を覚えていたとのことで、倒れた姿での再会となりました。変わり果てた姿ではありますが、これも自然界の姿であります。


 でもって、ウィルソン株に到着したのですが、これまたガラガラでありまして、ゆっくりと愛の撮影会でテンションをあげることができました。光が強すぎて、ハートがうまく写らなかったのですが、帰り道でも撮影会に勤しみました。カズヨママも山道突入の不安な表情が消えていき、ウキウキモードになってきておりました。


 そんなウィルソンの後はガッツリ急斜面を登って、日頃の運動能力を遺憾なく発揮(?)しました!まぁ、登っている時は汗だくですが、ときどき涼しい風が吹いて気持ちよかったです。ランチスポットに着いて、ちょっと早めでしたがランチタイム。ユルい時間でありました。


 でもって、チラホラと登山者とすれ違うものの、基本的には貸し切りの森?と勘違いしてしまうほどに、ディープな森を歩くことができました。世界に誇る登山道を貸し切り気分で歩けるなんて、なかなか贅沢でありました。


 そして、まったりした雰囲気のままに、縄文杉に到着!こちらもまた混雑感はなく、自然とユルい雰囲気に…。まったりモードが加速していきます。登りも下りもほとんどいないので、縄文杉を見上げることができる階段の真ん中でまったり…。


 場所を変えて、またまったり…。下の写真は白い男性も同じくまったりしてます。


 時間にも余裕があったので、ボクが「昼寝でもどう?」と言ってしまうほどでした。今度は腰掛けて、またまったり…。良い時間だったなぁ〜。


 とまぁ、まったり縄文を満喫してしまった後は下山に集中しました。といいつつ、道草は食べまくります…。屋久杉からパワーをもらおうとするアオキングとカズヨママです…。何か願掛けをしている模様です…。


 下りは時々、心と体の動きが一致しないこともありましたが、順調におりてこれました。二人とも足はプルプル震え始めておりましたが、上半身はまだまだ元気いっぱいでありました。登りの時からアオキングの手はむくみ気味だったので、トロッコ道を歩いている時は万歳して歩いちゃいました!決して、疲れで脳みそがおかしくなったわけではありません…。


 とまぁ、いつものごとく晴れが続いていたので、沢によってブレイクタイム。川のせせらぎを聞きながら、今日一番のまったりモードでありました。これまた良い時間でありました。


 日中、ちろっと雲が多くなった瞬間がありましたが、登山口近くに戻ってくるとまた晴天に…。直射日光が夏でありまして、陽が当たる場所は太陽光線が刺激的でした。


 そんなこんなで、最後はガンガン歩いて、狙ったバスに乗り込むことができました。ワイワイしつつ、それでいてまったりモードを加速させながら、夏の始まりを予感させる楽しい一日となりました。

2013年6月9日日曜日

アウトドアカデン!「家電批評」発売されました。

 本日、土砂災害警戒情報が発せられている屋久島であります。朝から梅雨らしい凄い雨。道路が崩れていないことを祈ります。

 で、たまたまガイドがない日でオフィス(家)でお仕事です。個人ガイドはオフ日でもモリモリ働きます!
 そんなおり、5月末からちょいとドタバタしていて、アップできていなかったのですが、晋遊舎より「家電批評」が発売されました!なんと、家電雑誌なのに、ボクが出てます。不思議に思うかもしれませんが、「アウトドアカデン」なるジャンルに登場しております。そうです、直訳すれば「野外家電」!全く正反対の言葉がくっついてしまったわけです。


 とまぁ、下の写真を見るとわかると思うのですが、アウトドアの道具であります。面白いです、このコーナー。電化製品がどんどん家から出て、アウトドアに進出していくことでありましょう。盛り上がって欲しいなぁ、このジャンル。


 おまけに一枚。「家電批評」を探せっ!


 というわけで、アウトドア家電に興味がない方でも、広告無しのぶった切りレポートで面白い雑誌です。何か家電関係で新調したいなぁと思っている方は書店に走ってください。家電業界のバイブル雑誌です!

ホンモノがわかる家電情報誌
「家電批評」2013年7月号
発売日2013年6月3日
定価:590円
雑誌コード:12345-07

2013年6月7日金曜日

キラキラしてました。

 本日は毎度おなじみ(?)、カヨコ母さん&アキノちゃんと一緒に遊んでまいりました〜。ちなみに前日の黒味岳でしゃくなげ登山隊に参加していたカヨコ母さんと会ってます。アキノちゃんは屋久島在住でして、ちょこちょこ会ってます。ということで、いつもの感じで苔を楽しんでまいりました。

 昨日の朝がなかなかの雨だったので、森は潤いまくり。しかも、10日ぶり?ぐらいの太陽が出まして、梅雨の中休みとも言える天気でありました。特に名前のついていない場所へ行ったのですが、カヨコ母さんは虫眼鏡持参です。使い方はいいとして、楽しむ気持ちまんまんでありました〜!


 とまぁ、テクテク歩いて木漏れ日を浴びながら歩きました。もう雫ちゃんがピカピカ、キラキラモードでありまして、たまりません!美しすぎるので、なかなか前に進めません。まぁ、進まなくてもいいのかなぁなんて思わせる森でありました。


 ずっと雨が降り続いていたので、森そのものにも水がたくさん含まれている感じでありました。雨は降っていないのに、落ち葉をつたって水がチロチロ…。美しき水のラインが出ておりました〜。


 水だけでなく蜘蛛の巣もキラキラ。巣そのものには雫が付いていませんでしたが、雲が作る芸術品がキラリ。


 そして、本命である苔の雫ちゃん…。もうみずみずしいってなんのって!もちろん前にはなかなか進めません。いや、進みたくありません…。


 するとカヨコ母さんが「キノコに水が入ってる!」ということで、そのキノコを見に行くと…。ん〜、奇妙な形。面白い。といいつつ、家に帰ってきて調べてみたら、意外と普通にあるキノコのようで「ウスタケ」というそうです。なんてことない名前なんですが、「ラッパタケ科・ラッパタケ属・ウスタケ」ということで、まさにラッパなキノコでありました。


 でもって、お次ぎは銀竜草。よく見るのは数本が密集しているタイプが多いのですが、今日出会った銀竜草はソロ。孤高の存在感が幽霊っぽかったです。


 とまぁ、普段はあまり目につかないものも目につく速度で、森をさまように歩きました。今日はどこの森を歩いても苔はきれいだったろうなぁ〜。イメージとしては、水をたっぷり含んだスポンジといった感じで、触れるだけでジュワ〜っと水分が出てくるようでした。もちろんこんな風景を目の前にすると心の中も潤います。


 とまぁ、ブラブラして、森を楽しんでいたら、キラリと光る昆虫が!糞虫のルリセンチコガネくんです。糞虫というだけあって、鹿の糞を大事そうにキャッチ!人間のように表情はありませんが、このコガネくんは鹿の糞を一個独り占めできて、ウハウハだったに違いありません。雰囲気だけはびんびん伝わってきましたぁ。


 とまぁ、苔を楽しんだあとは、いつものように沢の近くでブレイクタイム。ホッと一息つきました。午後から気温が上がってきたので、川沿いの風と水の音が爽やかでありました。


 そんなこんなで、昨日の雨のおかげで、一日中キラキラしつつ、濃厚な緑の森を楽しむことができました。ガンガン歩くのも屋久島の楽しみですが、ダラダラ歩くのもまた屋久島の楽しみだなぁと。最上級に良い日でありました。

まさかの頂上でした〜!

 本日はもう屋久島に4〜5回来島で、宮之浦岳に2回登っているカオルちゃん&チハルちゃん姉妹と一緒に黒味岳に行ってまいりました〜!早朝、お迎えに行く時は予想通りの大雨!ボクの代車もワイパーマックスで宿へ行きました。

 で、淀川登山口に着くと、大型バスが一台。そうです、現在観光協会主催のしゃくなげ登山開催中でありまして、2組のパーティが同じく黒味岳を目指す所でありました。今年で第32回でありまして、長い歴史があるイベントであります。それでも全員集まるとそこそこの人数なので、ボクらは後から出発することに。


 と、歩き始める事数分。ひとつめのシャクナゲが花開いておりました。完全に開ききって白いお花であります。咲き始めの濃いピンクに比べると、ヤクシマシャクナゲらしいドキドキする色味ではありませんが、やはりいいもんです。ちなみに昨年も同じ時期に2人は宮之浦岳へ行っているのですが、その時の様子は下記のブログをご覧ください。咲き誇るシャクナゲに、青空がまぶしかった日でありました。http://biyakublog.blogspot.jp/2012/05/blog-post_29.htmlで、カオルちゃん&チハルちゃんも姉妹なだけに、写真を撮る角度が同じです。


 さらに歩くこと数分、大杉の前でも角度は一緒です!息がぴったりだなと。


 今はシャクナゲが目立っていますが、他の花々も元気いっぱい。フタリシズカの群衆も見事でありました。さらには雨に濡れているので、輝きが増したまりません。


 そして、我らが淀川に到着!もちろん昨夜からの雨で増量中!帰りにはほぼいつもの水量に戻っておりました。カオルちゃん&チハルちゃんは3回目の淀川ですが、ここまで増量はお初でした。さらに上を狙いたい?ものです。


 と、テクテク歩いていると、道脇から見慣れぬ光景が!ほんの1センチぐらいの穴から、湧き水が出ておりました。他にも探したのですが、ここだけ。なんともかわいらしい湧き水ポイントでした。


 でもって、今年のシャクナゲは森の中でもそこそこ咲いているのですが、後半戦になってきているので落ちている花も多数。逆に落ちている所の上を見上げると、まだ咲き残っている花を見つける感じでありました。落ちた花もまた素晴らしい。


 もちろん撮る角度は一緒です。笑。


 そんな道のりなのではあるのですが、登山道は小さな沢状態。昨夜から朝にかけての名残だったなと。


 でもって、花之江河に到着。昨年は晴れまくっていましたが、今日は霧が深い幻想的な雰囲気でした。コケスミレも咲き始めております。毎年同じようなアングルで撮っている気がするのですが、今年もどうぞ。花のサイズは1センチありません。


 ところどころで終わりつつあるシャクナゲですが、落ちた後も雨の日は美しい!おしべにま〜るい雫ちゃん。雫フェチにはこれまたたまらない光景だなと。


 とまぁ、順調なペースで一気に頂上へ!朝の天気からすると風が強いものの、なんてことなく登れてしまいました。もちろん視界は真っ白〜〜〜ッ!それでもテンションが上がっている2人です。


 そして、ドラマはここからでした。しゃくなげ登山隊が到着して数分。ボクらが風をよけるために岩陰でランチをしていると悲鳴に近い叫び声が!ななんとさっきまで厚〜い雲に覆われていた山々が、一気に開けてしまったのです!数分前はなんだったの?と言わんばかりの急な展開。


 思わず、シャクナゲが咲いている所に行き、シャクナゲと宮之浦岳と永田岳であります。若干、シャクナゲに元気がありませんが…。


 そんなスペシャルな展開になって撮影大会に。今日は防水デジカメで大きなカメラを持ってこなかったカオルちゃん…。そのかわりリュックにしまっていたスマホを取り出して、ワイワイ撮れました。


 とまぁ、若干寒くなってきたし、ドラマも落ち着いたので下山開始。ボクらが下山する頃にはまた宮之浦岳が隠れていきました。しかし、朝の雨も止んでおり、花之江河まで戻ってきて、レインウェアを脱ぎました。しゃくなげ登山隊とまた一緒になり、全員でレインウェを脱いだのですが、しゃなげチームのガイドであるC隊長が「屋久島はレインウェアを着ると雨が止んで、脱ぐと雨が降るんですよねぇ〜」なんてみんなで笑っておりました。


 そんな感じで体が身軽になって、登山口へと向いました。すると…、淀川に着く頃にはまた良い雨が降ってきました〜!そうです、レインウェアを脱ぐと雨が降る…。これぞ屋久島の森であります。そのまま小屋の屋根の下でブレイクタイムに。ユル〜い時間となりました。 



 そんなこんなで、朝の大雨から、頂上でのドラマ、そして定番の雨という展開で、めまぐるしくて、屋久島の醍醐味を1日で楽しめてしまいました。

2013年6月5日水曜日

岳参り(宮之浦)に同行させてもらいました。

 本日は、屋久島の伝統文化である岳参りに参加してきました。宮之浦集落の写真担当係として、お参りしてまいりました。山を尊ぶ「感覚」が「形」になった文化だと思います。今回は仲良しガイドのKが誘ってくれて、同行してきたわけです。

 で、まだ明けきらぬうちに神社に集合。お参りしてから浜へ行き、海水と砂をゲットします。それを山の頂上にある祠に届けるわけです。


 江戸時代なんかはもちろん車はないので、里から歩いていったわけですが、登山口までは車でぶ〜ん。そこから一気に頂上を目指します!半分はガイドなので速い速い!通常は5時間以上かかるところを2時間59分のタイムで到着!いろいろと神事をするので、スピードも要求されるわけであります。

 そして、今年のシャクナゲは10年ぶりとも言える当たり年!宮之浦岳頂上付近は素晴らしい!ボクも南斜面にこんなに咲いたのは初めてです。見慣れているはずの風景ですが、わ〜わ〜言いながら登りました。まぁ、小雨模様で視界はないのですが、霧の中にもモコモコっと咲いている株が数知れずあり、素晴らしかったです。


 んでもって、神事です。海水や米などをお供えして、お参り。身が引き締まります。屋久島は山があるから森があり、森があるから人がいて、自然だけの島ではなく、人なしに島は語れません。その象徴の一つがこの「岳参り」なんだなぁと改めて思いました。頂上付近は風が吹いて寒かったのですが、それがまた良い雰囲気を醸し出しておりました。今後も参加していくつもりですが、本当に良い経験をさせてもらいました。


 で、帰り道も特急コースで下山。里に帰ってからは宮之浦の公民館へ行き、お迎えの行事。各集落によって違うらしいのですが、今日はおはぎを頂きました。うまかったぁ〜。その後はとりあえず家に帰って風呂に入り、すぐさま「さかむかえ」という飲み会。ボクは明日も仕事があるので早めに帰ってきましたが、このブログを書いている最中も盛り上がっていると思います。


 というわけで、素晴らしき経験をさせてもらいました。まだ写真の事後処理は残っておりますが、写真を振り返ってまたブログでも島の文化を紹介していきたいなぁと。そして、10年近く先頭に立って岳参りをしているナカガワ社長、誘ってくれた仲良しガイドK、今日の岳参りに関わったみなさん、ありがとうございました。