2013年6月5日水曜日

岳参り(宮之浦)に同行させてもらいました。

 本日は、屋久島の伝統文化である岳参りに参加してきました。宮之浦集落の写真担当係として、お参りしてまいりました。山を尊ぶ「感覚」が「形」になった文化だと思います。今回は仲良しガイドのKが誘ってくれて、同行してきたわけです。

 で、まだ明けきらぬうちに神社に集合。お参りしてから浜へ行き、海水と砂をゲットします。それを山の頂上にある祠に届けるわけです。


 江戸時代なんかはもちろん車はないので、里から歩いていったわけですが、登山口までは車でぶ〜ん。そこから一気に頂上を目指します!半分はガイドなので速い速い!通常は5時間以上かかるところを2時間59分のタイムで到着!いろいろと神事をするので、スピードも要求されるわけであります。

 そして、今年のシャクナゲは10年ぶりとも言える当たり年!宮之浦岳頂上付近は素晴らしい!ボクも南斜面にこんなに咲いたのは初めてです。見慣れているはずの風景ですが、わ〜わ〜言いながら登りました。まぁ、小雨模様で視界はないのですが、霧の中にもモコモコっと咲いている株が数知れずあり、素晴らしかったです。


 んでもって、神事です。海水や米などをお供えして、お参り。身が引き締まります。屋久島は山があるから森があり、森があるから人がいて、自然だけの島ではなく、人なしに島は語れません。その象徴の一つがこの「岳参り」なんだなぁと改めて思いました。頂上付近は風が吹いて寒かったのですが、それがまた良い雰囲気を醸し出しておりました。今後も参加していくつもりですが、本当に良い経験をさせてもらいました。


 で、帰り道も特急コースで下山。里に帰ってからは宮之浦の公民館へ行き、お迎えの行事。各集落によって違うらしいのですが、今日はおはぎを頂きました。うまかったぁ〜。その後はとりあえず家に帰って風呂に入り、すぐさま「さかむかえ」という飲み会。ボクは明日も仕事があるので早めに帰ってきましたが、このブログを書いている最中も盛り上がっていると思います。


 というわけで、素晴らしき経験をさせてもらいました。まだ写真の事後処理は残っておりますが、写真を振り返ってまたブログでも島の文化を紹介していきたいなぁと。そして、10年近く先頭に立って岳参りをしているナカガワ社長、誘ってくれた仲良しガイドK、今日の岳参りに関わったみなさん、ありがとうございました。

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