2011年3月18日金曜日

今日の森。

 今日の森です。今日はたくさん上を見上げました。

フォトジェニックな苔の森。3.18

 本日はよっくん&さーちゃんと一緒にフォトジェニックしてきました。余談ですが、昨日ツィッターでいろいろと読んでいたら、prayforjapanのツイートに行き着きました。話題にもなっているようで、言葉の力によって泣くと同時に力もわいてきました。きっと、こういう思いも写真に現れるかもしれません。

 でもって、昨年さーちゃんがゲットしたデジイチを使いこなすために、苔の森でみっちり撮ってきました。よっくんは普通のデジカメでちろっとだけテクニックを。まずは「露出」とはなんなるものかを特訓ッ!こいつを頭に入れて、カメラを操作しない事には一歩進んだ撮影はできません。同じ場所で、同じアングルで、あーだこーだと練習。カメラをササッといじれるぐらいまで、撮りました〜。

 とりあえず、さーちゃんも露出のロの字が語れるようになったところで、デジイチならではいろいろ&もろもろを。いや〜、デジタルカメラってスゴいっすよね。なんだか何年も使っているのに、今日に限って冷静に考えてみてその技術の素晴らしさを確認。ん〜、面白い。いつのまにかよっくんはさーちゃんのアシスタント状態になりつつ、デジカメでもパシャパシャ。いつのまにかバッテリーが点滅…。午前中にして一枚一枚が大切な電力状態となりました。

 午前中はボクもいろいろ話していたのですが、軌道にのったのか、さーちゃんの指先もスムーズになっていました。「良い写真がうつらな〜い」ではなく、「こうしたら良い写真になるかも…」という自らカメラをコントロールするようになっていました。昼飯後は、ひなたぼっこしつつ、カメラに集中していたので、ボクも遊びながらファインダーをのぞきました。。苔がなんだかセクシーにからみあっていました。

 でもって、デジカメらならではのISO感度に苦しみつつ、なんとかかんとか説明。撮った写真をパソコンに取り込んでからも復習ですなぁ。写真は場数も必要。数も打たなくてはなりません。そんな感じでコーヒー&ティーブレイクに。水の音と優しい風。来月の雑誌に必要なボク自身の写真もさーちゃんに撮ってもらいました!さて、どうなるか…。

 そんなこんなであっつうまに時間が過ぎ去ってしまい、ちろっとあった時間を使って、今日のまとめスポットへ。屋久島らしさを撮ると同時に、今日一日の総復習って感じになりました。

 最後はテクテク歩いて、車に戻ってきました。ん〜、みっちり撮り続けた一日でありました。


 よっくんとさーちゃんは次の日縄文です。さてさて縄文様をどう撮るか!?ベストショットをぜひぜひ送ってね〜!

2011年3月17日木曜日

「PEAKS」April 2011 No.17。

 震災の影響が屋久島にも出てきていますが、凹んでばかりもいられません。日本のがんばりどころでもあります。冷静に、そして前向きに進んでいこうと、頭と体を動かしております。

 そんな中、山好きの人にはすでに愛読書になっている「PEAKS」が発売。雑誌の中は、アウトドアグッズの大特集となっています。

 この号の別冊がなんと「屋久島ハンドブック2011」なんです。このレベルにして、別冊という太っ腹であり、読者にはたまらない内容となっております。基本コースからマニアックコース、さらには登山届けまで入っているという充実ぶり。ボクも写真&コラムを提供させていただきました。ながめているだけでも、力がわいてくると思います。


 エイ出版社より980円にて絶賛発売中。全国の書店で売っています。

2011年3月16日水曜日

まずは水を。

 本日は被災地に「屋久島の水」を送ろうということで、ガイド有志が急遽集まり、作業に翻弄しておりました。ペットボトルにラベルをはり付け完了。10数人がかりで、1000本用意しました。ラベルは協議の結果、「がんばろう!」と「応援しています」に決定。「がんばれ」というのは他人行儀なので、ボクらも精一杯燃える事を誓いつつ、共にこの苦難を乗り切ろうという思いが一致した意見となりました。

 屋久島も寒波がきていて、けっこう寒いのですが、思わず燃えてしまって汗をかいてしまいました。ペットボトルが完了した後は、まとめて比較的丈夫な袋に入れました。観光センターB氏の計らいにより、縄文杉の袋です!写真ではありますが、こんな所にも縄文杉の力強さを見た気がします。

 どこに着くかはわからないということですが、屋久島のS急便が「尽力します」ということで託しました。お願いします!


 いろんな報道で徐々に物資が届いているようなので、今後は義援金&募金が鍵になるかなと思っています。シーズンに入り始めようとしているところなので、義援金を捻出するのも非常に厳しいガイド達でありますが、少しでも送り届けられるように奮闘していこうと思います。

 また屋久島在住の皆さんは、安房の「杉匠」さんが窓口になって、石川県のモンベル支所へ一括して配送してくれるとのことです。今日も水を発送した後に、行ってきました。ちなみにやみくもに物資を送っても仕方がないので、主に下記の物を集めて送ることになっています。

・おむつ(MかLサイズ)
・生理用品
・タオル
・下着やティシャツ(新品のもの)
・カイロ
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・シュラフ
・レインウェア

 杉匠の営業時間は8時〜18時。営業時間中は必ず人がいるとのことで、余裕のある方はぜひ足を運んでください。

 というわけで、日本が大きく変わってきています。良い方向へ向かうように、屋久島からも情熱を贈っていけたらと思います。

2011年3月15日火曜日

今日の縄文杉。

 縄文杉は今日もどっしりとそこに立っていました。
ボクも歩いて歩いて歩きまくろうと心の底から思った縄文参拝。

 ちなみに前日のブログで「バンザイしている人が信じられない…」というのはちょっと言葉が不足していたかもしれません。この状況で屋久島へ来るのが「不謹慎」という意味ではなく、「オレたち縄文杉とったど〜」みたいな雰囲気で、その方達は大声出すはデッキの雰囲気をかき乱すはで、周りが見れていない感じだったのです。ボクの頭の中もかなり震災モードになっていたので、信じられなかったのです。

 そして、屋久島行きを予定している方で、もし来れる状況にあるのであれば、ぜひ屋久島へ来て森を歩いてください。「癒しの島」とも呼ばれる島ですが、癒しではなく、「力」がわいてくる場所だと思います。ボクも毎日のように縄文杉へ行っていますが、今日は本当に「力」をもらいました。なんの力かはよくわかりませんが、自分がやれることを精一杯する、それが次につながっていく…。
 そんなことを再確認した日となりました。

しっとり系の縄文杉。3.15

 本日もしっとり系にて、ムラちゃん&カスミンと一緒に縄文杉へと行ってまいりました。昨日の倍ぐらいの登山者数で、半分は若い男の子たち。元気です。案の定、道中で知り合いのパトロールの人に聞いたら、200人ちょいぐらいだったようです。卒業旅行シーズン真っ盛りといった感じでした。

 でもって、登山口でブレックファーストをして、スタート。最初の水場でお水をゲット。暗闇の中で、水をくむなんて事は日常生活ではまずないと思うので、これもまたよいかなと。霧雨なマイナスイオンが気持ちよい朝でありました。

 テクテクと歩きつつ、屋久島トークをしつつ、順調にトロッコ道を進んでいると、雲の切れ間から木漏れビームが差し込んでまいりました。なんだか希望の光といった感じで、妙にボク自身感傷的になってしまいました。大震災はまだまだ落ち着く状況ではありませんが、ボクはやはり歩く事によってのみ、今後の復旧と復興の手助けができるのではないかと思いました。

 そんなこんなで、山道へ突入。ムラちゃんもカスミンも体力バッチリで、「まだまだ行ける」って感じで、ガンガン歩けました〜。まぁ、寄り道、おしゃべりはいつもの感じで止まりはしませんでしたが…。
 ウィルソンで愛の確認をしつつ、急斜面に突入。「きっつくなるよ〜」と念を押しておいたのですが、カスミンは「2丁目はキツかったけど、3丁目は歩きやすくて良かった!」という余裕っぷり!さすがです。その後は、どんどん森がしっとりと、それでいて雲の中に入り込んだ感じで、実にナイスな光景が広がっておりました〜。この神秘さ…。自然が引き起こす恐ろしさを目の当たりにされた数日間でしたが、自然には美しさがあることも再確認。毎日のように歩いている道ですが、今日の森は心に沁みました。

 そして、軽く休憩してから、一気に縄文杉へッ!空いている時間帯に到着。ムラちゃんもカスミンも目と口をまんまるにして、初対面できました。これがまた霧がかかった神秘空間。震災のことで頭がいっぱいだったボクも縄文杉に力をいただいてしまいました。
 しっとりな感じで、ボ〜っと時間を過ごし、おしゃべりしていたら、いつの間にか縄文デッキが貸し切り状態にッ!もちろん前にも後ろにもそれなりに人がいる状況なのですが、完全に空白の時間帯でありました。ボクも思わずビックリ。さらに心の中で静かなざわめきを感じてしまいました。


 というわけで、あっつうまに時間が過ぎ、そこそこ寒くなってきたので、下山開始。縄文杉付近の15分ほどはまだまだ歩道に雪がある状態。昨日に引き続き、スコップでゆきかきッ!ボコボコの穴があり、さらには雪が柔らかくなっているのでズボズボ。階段が隠れている場所をせっせと雪かきして、一人で良い汗かいてしまいました。だいぶ木道が見えて、歩きやすくはなりましたが、もうちょっと時間はかかりそうです。明日明後日は小さめ寒波がくるので、また凍るでしょうし、この辺に春が来るのはもうちょっと先のようです。汗だくでしたが、ふと上を見上げるといつもの美しさがそこにはありました。

 ランチを終え、テクテク歩いていると何やら前のグループがザワザワしておりました。何かと思って、近づいていくと、なんと雲はそこそこ厚めなのに我らが宮之浦岳が見えておりました〜。まさか今日の天気で宮之浦岳が拝めるなんて、ついつい手を合わせてしまったわけです。屋久島はよく「癒しの島」とも言われますが、最近のボクにとっては癒されるというよりも力がわいてくる感じです。もっと歩いていこうと…。

 トロッコ道まで戻って来ると、ムラちゃんもカスミンも「意外と平気だったかも!」という余裕の笑顔。なので、永遠と続く線路も先頭を交代しながらサックサク歩けちゃいました〜。かなり良いペース。リズムがありました。

 時間にも余裕があったのでいつもの沢でココアブレイク。太陽は出ていなかったものの、雲が薄かったので森の中よりも、ほんのり温かい空気でした。もちろんボ〜っとタイム。水は冷たかったのですが、思わず靴をぬいで、入水!まぁ、足だけですけど…。ひゃっほ〜いという感じで、目覚めの一発でありました。

 というわけで、最後の最後まで見本のようなペース配分で帰ってこれました。縄文杉、そして屋久島の森に力をもらった一日となりました。

2011年3月14日月曜日

しばらくツアーのブログを休載いたします。

 東北地方太平洋沖地震発生後、ツアーのブログをアップする気持ちがわかず、しばらくしてから、各日のブログをアップしたいと思います。

 今すぐにでも現地に行って何か手伝えないものかと思いつつも、それもできず、まずは屋久島から募金するしかないのではないかという結論に至り、ツアーを遂行する事にしました。もちろん屋久島にとっても経済的にかなりのダメージになると思うのですが、そんなことはどうでもいい。ちょっとでも被災地の方に金銭&物資の援助ができるように、屋久島で動き続けようと思います。

 正直な所、ボクにもいつもの笑顔はないです。しっとり系のガイドになっています。それでも、しっかりと歩こうかなと。
 この状況で縄文杉に到着し、バンザイしている人たちがボクには信じられませんでした。なぜ声を出してバンザイができるのか、胸ぐらつかんで問いただしたかったです。もちろん思うだけで、何もできませんが…。

 今日の縄文杉です。


 美屋久の首脳会議で(ボクと嫁しかしませんが…)、美屋久の収益の一部を積極的に被災地への義援金にしたいと思います。