2015年11月3日火曜日

この上ない日に登れました!

 本日は昨日に引き続きフクちゃん&クボちゃん、二年ぶりの来島であるまつみちゃんがチームドラゴンのリュウ姉&タニ子さんを引き連れ、太忠岳へと行ってまいりました〜。なんなん天気予報では午前中に雨が降りそうだけど、そう大したことはないと判断し、レッツ太忠岳。独身女性達に囲まれて、男一人のボクは肩身が狭かったのですが(笑)、朝の車からしてワイワイでした。

 で、いい感じの小雨が降る中でスタート。のっけからいい雰囲気の森がお出迎えしてくれました。潤う苔達が素晴らしかったです。ちなみに下の写真でヘルメットをかぶっているリュウ姉。そうです、安全のためではなく、今話題のアクションカメラを装着しての登山なのであります。これが実に優れものでして、頭に装着しているカメラを、腕で確認できる優れもの!ボクとしても、指をくわえてしまうアイテムでありました。


 と、クボちゃんとフクちゃんは前日の黒味岳の余韻を身体に残す朝でした。もちろんテンションは常に高いですけれど…。さらにフクちゃんは昨日使っていたカメラのレンズフィルターを割ってしまったとのことで別レンズ。そこに加えて、トレッキングシューズの底がはがれてしまうという事件も発生。朝から一筋縄ではいかない展開でした。笑。


 しかし、森に入ってしまうとそこは素晴らしき潤いのコンディションでして、みんなでわ〜わ〜叫びながら進みました。少し歩いては叫んで写真。写真を撮っては叫ぶという流れでして、森が美し過ぎて前に進めないほどでありました。笑。小雨だったのですが、マツミちゃんのカメラに水が侵入してうまく写せないなんてこともありましたが、そこはリュウ姉のアクションカメラとタニ子さんのiPhoneでカバー。森を堪能できたなと。


 それにしても、コンディションが素晴らしかった…。屋久島らしい濃厚な苔の色、湿潤な空気、マツミちゃんも「来てみなきゃ良さはわからない!」と鼻息を荒くしておりました。笑。


 とまぁ、森の美しさが邪魔してペースはあがらなかったのですが、急斜面もみんなハッスルして登りました。ボクはそれほど汗もかかず、快適な涼しさだったのですが、みんなはそこそこ汗をかくほどに燃えていたようで、熱い女性が集結していたなと。休憩時にマツミちゃんが菓子パンをみんなに配給してくれて、元気なみんながもっと元気になってました。笑。


 雨は強くもならず、弱くもならず、優しい小雨模様。森歩きにはもってこいの天気でした。太忠のルートは紅葉する樹が他のルートよりも少ないんですが、緑の森にたまにカエデがあって、森の主人公になってました。良い季節だなぁ。 


 で、歩く速度はもちろんあがらなかったのですが(笑)、誰一人弱音をはくこともなく、はしゃぎモード。ロープを使う場所も持ち前の精神力で軽々でありました。笑。今日は全体の登山者が約30人ほどで、やはり連休の影響がありました。普段は1〜2パーティしか会わないので、混雑はしていないのにワイワイした道のりでした。


 そして、10人ぐらいが天柱石にいるような順番だったので、まずはもう一つのピークへの登りました。すると、視界は全くないだろうと思われていたにも関わらず、雲がぬけており、想定外に絶景ッ!眼下に雲をみおろして、たまりませんでした!晴れの日には経験できないこの風景。迷わず、今日という日に太忠に登ってよかったなと。その後も雲の流れを楽しんだり、あれこれ写真を撮ってワイワイしました。歩きはじめの時は頂上での視界がないと思っていたので、本当にみんなが「持ってる」メンバーだったんだなと。


 で、リュウ姉の「この辺でお昼にしようか」という一声で、ランチタイムに。フクちゃんとクボちゃんはオムライス弁当をほおばり、チームドラゴンはカップラーメン!問い合わせの時から、「お昼は余裕があったらカップラーメンで!」と言っていたので、作戦成功でありました。この頃には小雨もやんでおり、余裕のランチタイムとなりました。写真は山どんベエをほおばるタニ子さん。ちゅるちゅるでした。


 と、時間がたつほどに頂上からの視界が開けていき、雄叫びに近い声をみんなであげちゃいました。記念撮影もいっぱいしたんですが、フクちゃんがリュウ姉たちを撮っている姿があまりに面白過ぎて、大爆笑。ちょっとブログでは載せられないほどにかっこ良すぎる撮影姿勢でした。笑。ボクも久々に山で大笑いしちゃいました。思い返すだけで、フクちゃんはすぐ吉本興業に入社できるレベルでありました。笑。

 で、頂上感を満喫した後で、天柱石の下にいきました。この辺からは完全に自由行動でした。笑。みな思い思いのスタイルで天柱石をおがむことができたなと。下の写真はストレッチ運動をしているリュウ姉ではなく、アクロバットに天柱石を激写するリュウ姉です。


 雨も風もほとんどなく、思わず遊びに夢中。周りに人がほとんどいなくてよかったです…。確実に縄文ルートなどの人が多いコースだったら、迷惑だったか?笑。ちょいとはしゃぎすぎてしまったせいか、そこそこ良い時間になってました。笑。


 だいぶ時間もおしてきたので、帰り道は集中しつつも巻きのペースで挽回…、しようと思ったのですが、帰り道は濃厚な濃霧が出現し、これまた森が美しすぎる状況に…。これまた前に進めません!10歩歩いて立ち止まり、立ち止まってまた10歩歩くぐらいのペースダウン!それだけこの上ない日だったのであります。頂上も実にドラマチックだったので、みんなの心もスイッチが入り、森に戻ってきてからも美しさをめでる心はどんどんヒートアップしておりました。軽く汗をかき熱いみんなでしたが、それ以上に心は熱かったです!


 と、ボクも前に進む事をあきらめて、天文の森の真ん中にてブレイクタイムをすることに。朝は一番最初にスタートしたのですが、結局この辺で最後尾に…。笑。それだけ美しさに酔えたとも言えると思います。


 そんな感じで、ブレイクタイムが終わってからはそれなりに真剣に歩きました〜!もちろんそれまでも真剣なのですが、歩くというよりも森に酔う事に真剣だったので…。いいことです。


 とまぁ、終わってみれば約10時間で下山完了!まぁ、通常のコースタイムよりも多めではありますが、それだけ今日という日が充実していた証拠でありましょう。朝から最後の送迎が終わるまでずっとしゃべり続けていたような気がします…。そのうち半分は道中の美しさに対する歓声(悲鳴?)でありましたが…。なんともこの上ないメンバーで、この上ない日に登れた太忠岳でありました。

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