2015年7月15日水曜日

リベンジ成功&久々の太陽!

 昨日&本日にかけて、お母さん&オカチと一緒に白谷〜縄文杉一泊へといってまいりました〜!実はお母さん、10年前に来たらしいのですが、その時は見事に大雨で縄文杉へ行けず…。10年越しの思いをこめて屋久島の地に再上陸だったのです。さらに母&娘の旅がお初とのことで心のこもった一泊コース。しかもそんな二人を愛でるかのように、お迎えの時から青空&太陽が!いや〜、この感覚、実に久しぶり…。かれこれこんな奇麗な朝を見たのはいつぶりか…。もう忘れてしまいました。最高の幕開けとなりました。


 でもって、準備万端にてレッツ一泊。屋久島トークをしつつ、テクテク歩きました。お母さんも身体を使う仕事をしていて、オカチもジムに通っているとのことで、余裕の歩き。雨上がりの森をニッコニコで進みました。


 木漏れ日が差し込む森を歩くなんて…。ボクとしても傘をさし、レインウェアに長靴スタイルが基本になっていたので、変な感じで新鮮でした。ちなみに1ヶ月ぶりぐらいにトレッキングシューズを履きました!笑。違和感を感じるほどに、歩きやすかったです。笑。


 と、テクテク歩いて苔むす森に到着。これがまた朝陽が差し込みまくりでして、気持ちいい〜!まぁ、個人的には小雨な霧がかった感じが最高に好きなんですが、久々の晴れだけに新鮮。森の奥には青空というコンディションでした。森も潤っているので、この上なかったなと。ここでオカチの秘密アイテム登場。この日のためにゲットした相棒とともに2日間を過ごすことになりました。


 そして、ジワジワと標高を上げつつ、太鼓岩に到着ッ!これまた最高の展開でして、台風の「た」の字も感じさせない快晴でした〜ッ!ついついまったりモードになってしまいます。ボクとしてはこれまた久々に晴れ太鼓岩でした。


 この梅雨で宮之浦岳をはじめとする奥岳がなくなってしまったのではないかと心配していましたが(笑)、しっかりとその姿は健在でした。空の色も夏色です。太平洋高気圧におおわれたら、さらに濃厚な夏色が出てくることでありましょう。


 と、太鼓岩から下ってトロッコ道へ向って歩いていると、オス鹿ちゃんが登山道のど真ん中に座っていました。普通であれば、お口をモグモグして反芻したり、サッと逃げたりするんですが、様子がおかしい…。ボクらがよけて通ると首をぐたっとしてお疲れ模様でした。この時期は森の中に餌が少ない季節なので、ここで力つきる途中なのかもしれません。もちろんボクらには何もすることができませんが、これも自然界の一つの出来事。いろいろと考えてしまいました。


 そんなオス鹿ちゃんに後ろ髪を引かれつつ、沢までおりてランチタイム。汗だくになっていたので、実に気持ちよかったです。水量多めでこれまたナイスだったなと。翌日もよったのですが、水量はだいぶ落ち着いておりました。


 かなりいいペースで歩いていたのですが、お母さんが「座ったら疲れる!」てことで、気づいたらトロッコが終了し、ふとしたらウィルソン株に到着していました〜!ちょうど日帰りチームが帰ってくる頃で、ワイワイ。それまでがほとんどすれ違いがなかったので、楽しいっちゃ楽しかったです。


 とりあえず、愛の撮影会をしつつ、急斜面に突入!二人とも持ち前の体力で軽く登りきっちゃいました!凄い!もちろん小休止は入れていますが、泊まりの荷物を担いで日帰りのペースぐらいで歩けていたので脱帽です。そんな急斜面が終わったら、オカチの秘密アイテムの両親ともいえるアイテムも持ったガイドKに遭遇。ほんの少しの時間でしたが、辺り一面大笑いでした。


 そんな日帰りチームが下山した後は泊まりの特権。静かな森へ。今日は泊まりの人もそこそこいて、なんだか親近感も生まれており、晴れもあいまって雰囲気よしの昼下がりでした。ブレイクタイムでホッとしつつ、いい時間でありました。


 そして、縄文へと続く最後の森もまた久々の太陽を浴びて気持ち良さそうにする屋久杉たちが…。真夏になったら暑くて上すら見たくない感じになりますが、活き活きした森が素晴らしかったです。


 そんな森を通り過ぎ、ついにこの時が…。お母さんの10年分の思いを凝縮した出会いでありました。二人で歓声をあげつつ、ご対面!太陽が縄文の裏側に回る時間帯なので、神がかっておりました。デッキの上も泊まりの人達だけで、一体感がうまれており、静かで気持ちいい空間が広がっておりました。この雰囲気もまた泊まりの特権かなと。まぁ、雨が降っていると夜の心配ばかりしてしまいますが…。笑。


 でもって、十分すぎるほどに縄文杉と語り合ってから、ホテル高塚へ…。平日ですが、そこそこ泊まり客がいまして、ボクらは一番奥のテン場にテントをはることにしました。夕飯を準備しつつ、まったりした時間だったなと。


 そして、高塚小屋付近は夕陽が差し込む空間でも有名でして、西日に照らされる森が普段は見れない空間を作っておりました〜。最後の最後で雲があって、真っ赤に燃えるまではいきませんでしたが、いいもん見れました。


 で、夜はかなり晴れそうな展開だったので、オカチと星を見に行く約束をしつつ、真っ暗になるのを待ちました。お母さんは寝てしまったかなぁと思ったのですが、「わたしがいたらお邪魔?」なんていいつつ、一緒に星スポットにいきました。笑。これでもかってほどの星が最高でした。ちょっとカメラの調子がおかしくて写真なしですが、縄文デッキで怪しく光る二人をどうぞ…。笑。


 と、星空を満喫しつつ、就寝。朝がやってきました。4時ぐらいからジワジワと雲が出てきて、朝焼け縄文杉にはなりませんでしたが、早朝からこの場にいるという幸せ&充実感がありました。


 で、入念に縄文杉にお別れをしつつ、下山開始。生まれて1週間ぐらいかなぁと思われる子鹿ちゃんも登場。かわいかったです。


 下りを心配していたお母さんでしたが、なんのことはなく、スイスイ下山。これまたボクの計算を上回るペースで進んでしまい、まだ誰もいないウィルソン株に到着。ここからはオカチの出番でして、秘密アイテムやら愛の撮影やら、思う存分楽しめました。ボクらが出発しようかというときに、日帰り登山者第一号が登ってきておりました。


 トロッコ道に着いてからも実に早い時間帯でして、予定であった荒川登山口へそのまま
帰ったら、3時間ぐらいバス待ちしなくてはいけないほどの良いペース!なので、今日も白谷方面から帰ることに。まだまだ行ける二人でした。


 白谷へ続く道にいたオス鹿ちゃんは白谷の管理人のHくんがよけてくれていました。安楽死したかどうかはご想像におまかせします…。
 で、本日最強の急斜面をクリアして、辻峠まで戻ってくると、そこは霧の世界でありました。台風の影響かなと。面白いぐらいに北斜面は雲の中でした。峠でランチしつつ、ほてった体に吹いてくる気持ちいい風がナイスでした。


 そして、昨日とは全く違う苔むす森に到着。お母さんも着いた途端に「荒川におりなくてよかった〜!」と一言。神々しくも、神秘的な森空間が広がっておりました。昨日の今日だからこそまた格別。同じ道でも同じ道じゃないのが自然界の面白さ。もちろんオカチは昨日以上の雰囲気を醸し出す空間でiPhoneをいっぱい振り回しておりました。


 で、苔むす森を出発しようとしたその時に白い制服の二人組がッ!ディープな森の中で海の男に会えました。笑。なにやら研修で屋久島に寄ったらしく、時間がないのでハイペースでここまで来たとのこと。思わず記念撮影させてもらいました。笑。その後も20人ぐらいでしょうか、濃厚な緑の森に白い制服が颯爽と歩いておりました。ピンクやオレンジなんかのアウトドアウェアよりも、この白い制服が一番目立っておりました!笑。


 そして、最後の橋まで戻ってくると、先が見えないほどの濃霧!これまた昨日の今日ということで、一泊2日で全く違う世界を見ることが出来ちゃいました。オカチもお母さんも「持ってるなぁ〜」と。


 そんなこんなで、無事に下山完了!笑顔満点、充実度120%の一泊縄文から帰って来れました。久々の晴れに始まり、ワイワイ楽しみ、帰りは極上の霧の森で完結…。ドラマチックで素晴らしき一泊縄文でありました。

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