2013年11月7日木曜日

紅葉最前線の白谷は忙しかったです。

 本日は昨日に引き続き、ゴッちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりましたぁ。え〜、昨日の余韻を体に残すゴッちゃんでありますが、上半身は元気一杯でして、カメラも充電バッチリにて入り口へと向かいました。

 すると最初に飛び込んできた光景がコレ!総勢100人ほどの修学旅行チームが駐車場にたむろしていたんです!ガイドも10名ほどいて、大盛り上がりでした。もちろん、ゴッちゃんとボクは2人なので、100名を目の前にボクらの戦意は全くありません。みんな知り合いのガイドだったので、アイコンタクトをして台風が去るのを待ちました。


 とまぁ、大軍団の後ろを歩き、ボクらもレッツ白谷。天気予報通りに小雨が降りつつ、たまにバシャ〜っと降って、極上の森が幕を開けました。ゴッちゃんの傘が森に映えます。


 歩く事30分。登山道に入ると、いきなり木漏れビームが炸裂ッ!周りにはまだ雲があったので、すぐさま光の撮影会。1分ももたない風景だけに、忙しい朝でありました。風景は待ってはくれません…。


 でもって、雨上がりの森がたまらなく美しく、ゴッちゃんの人差し指もシャッターを押しまくります。ヒメシャラも艶を増し、美しさを倍増させておりました。極上の森歩きだったなと。


 そんな美しさが至る所に転がっているので、昨日の紅葉と同じく前に進めませ〜〜ん!完全に晴れきってしまうと「極上」がなくなってしまうので、ここは歩く速度を思いっきり遅くして写真モードに。初屋久島にしてこんな森を歩けるなんて、ゴッちゃん、持ってます。木漏れビームが当たる苔の雫を撮るゴッちゃんに、木漏れビームが当たっておりました。


 で、沢を渡る所でゴッちゃんが!!!昨日の疲れでうなだれてしまったゴッちゃん…、ではなくて、手の先を見るとカメラをしっかり持ってます。ローアングルで沢を激写するゴッちゃんであります。


 そんな感じで一応、進んだのでありますが、美しさ以外にもゴッちゃんの筋肉痛が響いたり、靴がちょっと痛かったりしつつ、さらに歩を遅くして進みました。縄文杉でなくてよかった…。休憩時には関東を代表するおみやである東京バナナを分配してくれました〜!名品です。


 でもって、そこそこ雨が降っていたのでまずは小屋にてランチタイムに。それほど寒くはありませんでしたが、みそ汁が身にしみました。
 その後はすぐさま苔むす森へ行ったのですが、ほぼ貸し切りでのんびりできたかと思いきや、ここでも木漏れビームが出たり消えたり、それはもう忙しかったです…。カメラの扱いも忙しいですが、心も落ち着かない状況。ドキドキする風景でありました。


 で、苔むす森の上は、朝の大雨で落ちたのか、ヤクシマオナガカエデの絨毯が広がりまくっておりました。赤い絨毯と緑の絨毯が入り交じり、胸がキュンキュンしてしまいました。


 すると、近くに鹿のカップルがいて、オスがメスのお尻を追っかけてました。鹿ちゃんは恋の季節でキュンキュンしていたなと。オスよ!がんばれ! 


 え〜、その後も極上の落ち葉絨毯を堪能しつつ、ただ歩いているだけで幸せになれる森を前進。前に進まなくてもよかったのですが、一応太鼓岩を目指しました。


 そして、太鼓岩直前の急斜面で燃えまくって登りました〜!この辺はひたすら登るのみ。ゴッちゃんもヒ〜ヒ〜いいながら、がんばりました。


 そんな辛い登りを終えると、待っててくれました極上の風景が…。島の西南方面は雲がかかり、東側が青空…。その中間はというと、山々に差し込む光のカーテンが…。もう、ボクは何も言う必要はなかったなと…。


 それなりに冷たい風が吹いていたのですが、そんな冷たさは感じません!光のカーテンが右に左に動いていき、心を奪われました。写真には写らない美しさがそこにありました。


 朝から太鼓岩の風景まで心がドキドキし続けていたので、帰り道は「感動疲れ」をしてしまったかのようにボチボチ帰りました。静かに歩くのもまた森歩きの本質かなと。


 というわけで、最後は沢近くで水のBGMを聞きながらティーブレイク。この頃には興奮気味の心も落ち着き、しっとりした感じでありました。今日はかなりのんびり歩いたにも関わらず、苔の雫に、光の動きに、紅葉の色にと忙しいほどに楽しい一日でありました。

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