男の夏休み。

　本日は昨年１１月来島で一年もたたぬうちに屋久島リピーティングのタカさんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。タカさんは昨日ショアーズのダンさんとシーカヤックをしてきたとのことで、疲れているかと思いきやなんてことない様子（気になる方はこちらをどうぞ）。聞く所によると、初カヤックではありえない距離をこぎまくったようだったのですが、過去の経験により絶好調だったようです。

　そんな男の休日は続いており、本日は白谷へ。さすがお盆休みでありまして、普通よりもちょっと早めに来たにも関わらず、駐車場は満車。２００ｍほど上に路駐でありました。屋久島の夏は盛り上がっております。

　でもって、ボチボチ歩き始めたのですが、夜に雨が降ったのか苔が予想以上に潤っておりました。湿度は高めであるものの、森の潤いと爽やかな風が良い朝でありました。タカさんも苔の世界に没頭。昨年は縄文大雨コースだったので、晴れもまたよいなと。

　そんな感じでテクテク歩いていると、紫色の物体が地面に！今年はキノコや変形菌が旺盛に繁殖しているように思うのですが、これは美しい色。おそらくムラサキホウキタケという食べられるキノコであります。アメリカンジャンクフードな色合いですが、自然界が作り出した美しい色彩であります。

　で、止まっていると涼しい風を感じられるのですが、歩いているときは汗だっくだくでありました。タカさんも沢という沢で水浴び。勢いあまって全身浴びちゃいそうな勢い。夏だなと。白谷の原生林歩道は沢ばかりといっても過言ではないので、たまりません！

　そして、今年も始まりました「（ニホン）ミツバチ vs （キイロ）スズメバチ」。穴の下に見える点々がミツバチで、黄色い点に見えるのがスズメバチです。今日はミツバチが優勢でスズメバチを巣に近づけないほどにブルブルっと震えておりました。お互いにやるかやれるかの死闘ですが、見ている側はどうしても興奮してしまいます。

　原生林歩道はすれ違う人もまばらで貸し切りのような錯覚を起こしていたのですが、苔むす森付近はやっぱりお祭り騒ぎでありました〜。ちびっ子がたくさんいたのも印象的でしたが、それ以上に外国人の方がたくさんいました。やはりこの美しさは国境を越えているなと。

　そんなこんなでここからも汗だくになりながら上を目指しました。お盆休み真っ盛りの登山道でありまして、たくさん挨拶しながら進みました。峠付近も、岩屋付近も人でごった返していたわけであります。ここは男の夏休みを演出すべく、誰もいない場所までちょいと歩く事に。これが大正解でありまして、涼しい風がさわやかな場所でランチタイムを楽しめました。

　そして、ランチ後は太鼓岩へ！これまた最後の急斜面をボチボチ登って、登って、登り切りました！ご褒美は宮之浦岳が見えちゃうほどの展望でありました。なんだかボクも久々に宮之浦岳を青空の中で見たような…。タカさんも「登りてぇ〜」と。

　で、ボクらが到着したときは、ほどほどの人だったのですが、時間がたつにつれ増えに増えて太鼓岩祭りスタート！ピークの時間帯は越えていたのですが、今日はこのピーク時的な感覚が５〜６時間は続いていたのでは…。大盛り上がりでありました。

　そんなお祭りを楽しんだので、下山開始。帰り道も、汗を流し、水と戯れ、順調に歩けました。滝の涼しさを感じられるところでブレイクタイム。ん〜、これぞ男の夏休みにふさわしいロケーションでありました。ユルい時間だったなと。

　というわけで、無事に下山完了〜！昨年の大雨とは正反対の晴れ天気の中、男らしい夏の休日を楽しめた一日でありました。