登山口に着くと、ちろっと雨が降っている程度でレインウェアすらいらない潤いの感じでした。すでに屋久島の山&森に慣れているカヨコ母さんなので、順調な歩き出しでありました。石積みの美しい階段を歩いていると、「龍神杉まで行かなくてもいいかも〜」とビューティフォーな空間に早速溶け込んでおりました。
まず一発目の休憩を取ろうと気持ちよい沢へ着いたら、あれれ!?いつもと風景が違うと、よ〜く頭の中の記憶を辿ってみたら、立ち枯れていた木が見事に倒れておりました。ここのところの荒れ天気でついに倒れてしまったようです。からんでいたツル性の植物もだらり…。


ちなみに下の写真は倒れていない時の写真です。
それ以外の倒木はなく、平和な道のりを進みました。屋久島通であるカヨコ母さんなので、自然系の話はほどほどに、プライベートトークな感じでず〜っと雑談しながら登りました〜。毎回パワーアップしてくるカヨコ母さんですが、さらにパワーアップしていて、トロッコの廃道当たりまでは、「全然楽な道のりね〜」と余裕の表情。聞く所によると、昨日島に着いてから、レンタル自転車で島を半周ぐらいしたそうなんです…。恐るべし、カヨコ母さん…。
でもって、所々休憩を入れつつ、テクテクのんびり歩きました。沢もちょっと水が多いかなぐらいで、楽に渡れました。そして、本日一番の急斜面へ突入ッ!一歩一歩登りました〜!がしかし、カヨコ母さんは多少息が乱れるものの、なんてことはない表情。さすがです…。


そして、龍神杉付近に到着!いや〜、この辺から霧がかってきて、the屋久島な風景が加速していきました〜。コケにまみれた石積みの階段は歩いては登り、登っては歩き、数分で歩けるところをゆっくり時間をかけて歩きました。ん〜、ナイス過ぎます…。
雷神、風神にご挨拶し、本日のメインである龍神杉へ。「え〜、これ全部龍神杉!」という表現が出る感じのご対面タイム。今日も変わらず、その存在感を見せつけられてしまいました。
「あまりここへは人が集まって欲しくないね」ということで(ここに来るとそう思ってしまうんです)、この辺付近の状況はブログでは割愛することにいたしましょう。ちなみにけっこう寒かったです。ブルブルっと身震いするぐらいに。それにしても、濃霧がドンドン濃霧を加速させていき、心も身震いする風景が広がっておりました。


昔、営林署の出小屋後に着くときらっと光るものが!手に取ってみると、空き缶のふたでした〜!この辺は大雨が降るたびに昔のゴミが露出して、そのたびに持ち帰れるものは持ってくるのですが、今日のゴミはなんだか懐かしかったです!下の写真をご覧ください。今は亡き、缶ジュースの栓です。いつの頃からか、このタイプはなくなっていきましたねぇ。10年ぐらい前はあったようなないような。この栓を見て高校時代まで記憶がさかのぼったので、思わずパチり。今、20代前半の人はこの栓を見た事あるかなぁ〜と、ついオヤジモードになってしまいました。


でもって、照葉樹林な森へもどってきてから、気持ち良さげな所でティーブレイク。今日は知り合いのガイドさんが「久しぶりに龍神杉に会いに来た」と一人で登っていただけで、他は誰もいない森。道のど真ん中でティーブレイクを楽しんでしまいました。


雲がかなり厚く、照葉樹達の葉に光がさえぎられ、まるで日没間近と間違ってしまうほど、森は暗かったです。カヨコ母さんも新調したヘッドランプを出そうとしたぐらい。その雰囲気がまたうっそうとした雰囲気を醸し出しておりました。
そんな暗い森を終え、無事に下山完了。真上に木がないと普通に明るい時間帯に帰ってこれました!
てなわけで、愛子岳はまたの機会にまわし、今日は龍神様がナイスすぎる森でありました。
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