2010年10月27日水曜日

心配と不安は消えていました。

 本日は昨日に引き続き、タッキー、ユミスケと北の果てからやってきたミセスロイド&ユキちゃんと一緒に縄文杉へ行ってきました〜。ボク自身としても久しぶりの縄文杉!10月9日ぶりなので、17日間も縄文杉へ行っていなかったんです!シーズン中ではこんなに間が空くのは初めてかな?
 でもって、登山口に着くとまだ真っ暗な夜明け前。霧雨が降っていたので、屋根のあるスペースで「闇弁(やみべん)」しときました。普段の生活でこんな食事はないと思うので、これまた良い経験かなと。まぁ、視覚的にはおいしさを味わえませんが…。それもまたよし。

 そして、弱い霧雨の中、レッツスタート。2本目のバスに乗れたので、全体から見ると前の方を歩けました。ところが…、1時間少し歩くと、修学旅行軍団が嵐のように通過していきました。8グループ70人ぐらいのご一行…。先頭を歩くガイドさん達が全体のバランスを考えて歩いてくれたので、混雑した感じは一瞬で終わりました。それにしても、高校生達は歩くのが速いッ!若い空気が森に広がっておりました。

 そんな高校生達に追いつけるわけもなく、テクテク歩き。全体としては人が少ないので、写真を撮りつつ、ボ〜っとしつつ、のんびり歩けました。気づいたら、最後尾付近まで順位を落としていましたが…。
 出発前からみんな歩けるかどうか不安だったのですが、問答無用の山道へ突入〜ッ!自分の足元しか見る事ができない状況ではありましたが、一歩一歩進む事ができました。タッキー&ユミスケは筋肉痛、ミセス&ユキちゃんは日頃の運動不足が響いておりました…。
 どんどん追い抜かれつつも、頑張っちゃいました。急斜面に突入し、全く余裕のないど根性モードにスイッチが入りつつも、なんとかクリア!ず〜っと弱い雨が降っていてたのですが、このミストな感じがちょうどよかったです。夏だったら、よりボロボロになっていたかも…。歩きやすい気候であります。
 登っていけば登っていくほど、濃霧の森へと変貌していきました〜。昨日は木漏れ日だったのですが、やはりこの森は霧が似合うなぁ。

 ランチ中も葉っぱから雫がちょこちょこ落ちる程度だったので、雨茶漬けになることなくお弁当が食べれましたぁ。長い時間座って止まっていると、やはり寒いですね。ブルブル来ちゃうぐらいの寒さです。
 ランチ後は身体を温めるべく、縄文杉へ向けて突進しました。こんな日はガンガン歩くのが一番良いです。休みすぎると身体が動きにくくなりますから。
 いや〜、それにしてもミストな森がナイスでありました。まぁ、歩いている本人たちは下しか見れないもんなのですが、実際の所はこの島でしか味わえない世界遺産の森を歩いているわけです。

 そして、ついに縄文杉に到着っ!予約申し込みをした時の心配いっぱいの声と登山口で見せていたみんなの不安な表情は完全に消えていました〜!人間やればできるもんです。自分で歩いたからこそ、ここまで来れたわけですから、自信を持ってもいいかなと。縄文杉はその圧倒的存在感とともに、いろんなことを教えてくれるもんです。それぞれにそれぞれの感じ方を大切にしたいもんです。

 でもって、縄文様から過ぎ去る時に、ミセスの「また来ます!」発言。ついでユキちゃんの「もっといたい!」発言、タッキーの「いろんな意味で歩きたくない!(体力的にも縄文杉とお別れするのも)」発言、締めを飾ったのはユミスケの「寒〜い!」発言で下山開始。
 結局の所、日帰り登山では最後尾になってしまいましたぁ。登山口を出発した時は前の方だったんだけどなぁ…。なので、行きとは打って変わってガンガン下っていきました〜!転ばぬように集中して、良いペースが出せました。みんなにこんな力があったとは…。
 そして、トロッコもガンガンドンドン進みました。もう、無言のトロッコ道、無の境地のトロッコ道で、一気に小杉谷集落跡地へ。いや〜、速かったっす。まさかの追い上げで、5組ぐらいごぼう抜きしてしまいました〜。これまた人間やれば出来るなと。
 だいぶ時間が稼げたので、ブレイクタイム。ホッと一息つけました。小雨が続いて、周りに広がる優しい雨の雫が落ちる音が癒し系でありました。

 でもって、ここからも一気に線路を攻めることができ、日没前に登山口に到着!バスもスムーズに乗り込めました。


 そんなわけで、潤いまくりの森がナイスであり、「人間はやればできる、やらねばできない」というシンプルな事を再確認できた一日でありました。

0 件のコメント:

コメントを投稿