2016年9月23日金曜日

最強の森へ行ってきましたぁ。

 一晩ブログのアップが遅れてしまいましたが、数年ぶり来島のカワノさん&ノッチ、4度目来島のシマジロウと一緒にNO YAKUSHIMA NO LIFEにて花山歩道へと行ってまいりました〜。まぁ、カワノさんとはちょこちょこ連絡をとりあっていたので、そこまで久しぶり感はなかったですが。笑。
 で、今日はというとカワノさんが当初から「もっとヤク中(屋久島中毒)になるところへ連れてって〜!」という要望だったので、あれこれ考えつつ、ボクも数年ぶりとなる花山歩道へと行ってまいりました。なんともアクセスが悪いところなので、朝から凸凹道を走り、登山口に到着。歩く前から集中力と体力を使いました。笑。

 実は前日の夜にとんでもない雨が降り、大雨洪水警報が出ていたんです。しかも、「記録的短時間大雨情報」といって数年に1度しかない感じ。1時間に120ミリも集中して降る雨でして、予測不能な展開。短時間だけに夜中のうちに解除されてよかったなぁ。ホッ。島の西側はそれほど降っていなかったので、登山口付近も程よくしっとりしているぐらいでした。とまぁ、自作のヒルよけスプレーをみんなに噴射して、レッツ花山!


 最初の道のりはなんとも単調な感じでして、ちょこちょこおしゃべりしたり、屋久島トークしたりして歩きました。カワノさんが生死をさまよった話とか、ノッチがまた良き伴侶に出会えてないことや、シマジロウにも良い人いないかなぁなんて感じで…。笑。もちろん森トークもしましたけれど。笑。


 歩くこと1時間、徐々に森が本格化してくるんですが、屋久杉レベルの樹がポツポツでてまいりました。何を隠そう、この道は屋久島の本質ともいえる森でありまして、気軽には来れない場所でもあります。森がどんどん変化していく、面白さを感じながら上を目指しました。


 ふと、倒木が倒れて空が抜けたところで見上げたら、お月様がクッキリ。なんかいい気分になれちゃいました。昨夜の雨が嘘のようでありました。


 と、そんな青空もある天気だったので、ジワジワと進んで行くと「木漏れビーム」地帯が出現ッ!森の中に光がビンビン差し込んでまいりました〜!湿度も高めで汗もそれなりにかいていたんですが、湿度がある日ならでは盛大な木漏れビーム!キレイ過ぎで足が完全にストップしちゃいました〜。


 ジワジワと森の樹々も大きくなってきたエリアだったので、素晴らしかったなぁ〜。これが見れたら、もう奥に行かなくてもいいんじゃないぐらい満足度高し!良い雰囲気でした。笑。もちろん木漏れビームを楽しんでからも、ちゃんと歩きましたが。笑。


 と、そんな感じでテクテク進んで、本格的な森に突入〜〜!いや〜、ボクも久しぶりだけに気分が高揚しちゃいまいした。とんでもないサイズの屋久杉はないんですが、人が関与しない大自然林!自然と歩く速度もゆっくりになり、森を堪能しました。


 ひとつのメインスポットである花山広場に到着。問答無用に良い森でした。「森」という視点で見た時に、ここを超える場所もないのでは。人間がいかにちっぽけで、樹々が作り出した世界が屋久島を感じさせてくれました。思わず、しゃべることも忘れ、まったり。
 シマジロウも「すっごいパワーがある!この森を体験したら、他の森がしょぼく見えちゃうかも」といい、ノッチは「こんな凄い所なのに誰も来ないなんて!」と一言。まぁ、アクセスがあまりにも悪いんで、そういう意味でも自然度が限りなく高いスポットでもあるなと。ちなみにカワノさんは圧倒的な森を前に珍しく言葉少なく、立ち尽くす感じでした。笑。


 でもって、本日の最終地点はここではなく、もうちょっと上に設定していたので、まったりと森を堪能してから、さらに進みました。途中で一カ所だけ、宮之浦岳が見えるスポットがあるんですが、樹々のすきまからしっかり見えました!なかなか見ることのできない角度からの宮之浦岳であります。


 そんでもって、本日の終着点となるハリギリの大木に到着〜〜〜!屋久島は屋久杉だけじゃないんだぞって感じで、お出迎えしてくれました。なんともフォトジェニックな大木…。枝が四方八方に飛び出し、この辺一帯の森の主でありました。時間的にも体力的にも余裕があったので、ダラダラした時間スタート!贅沢だったなぁ。標高1300mともなるとそれなりに気温も低く、快適&みそ汁うましでありました。


 そんな素晴らしき時間を過ごしつつ、ボクらは人間なので、一応、里に帰ることに…。笑。ちょいと後ろ髪ひかれつつ、屋久島最強の森をあとにしました。ボクも今度はいつ来れるのかなぁ〜。何度も来ている場所ではあるものの、いろんな条件が揃わないと来れない場所。しっかりと心にやきつけてまいりました。帰り道はほどよく霧がかかったりして、またいい雰囲気でありました。


 と、ディープすぎるほどの森を抜けて、なんてことはない森に戻ってきました。風通しがいい休みやすいスポットでブレイクタイム。ボクも含めてヤロー4人ではありましたが、それゆえに良い時間でありました。体力云々よりも、「すげぇ森に行ってきた」充実感がありました。


 で、花山といえばガイド内でヒルの名所とも言われております。笑。今日は自作のヒルよけスプレーの効果もそれなりにあったのか、そこまでではなかったです。一人平均5カ所ほどといった感じでしょうか。笑。これでも少ない方です。笑。湿度高めで潤いのある条件だったので、もっと期待してはいたのですが。笑。「ヒル祭り」まではいかず、「ヒルの集い」レベルだったなか?笑。


 順調に登山口近くまでやってきたら、天然物のシイタケを発見!なかなか同定が難しいキノコ業界ではありますが、これは確実にシイタケ。あと数日もすれば天然物がいただけちゃうかも。出始めのシイタケはなんともかわいらしかったです。


 そんなこんなで無事に下山完了〜〜〜!最強の森から帰ってきたくなかったけど、帰ってきちゃいました〜〜!上でけっこうのんびりまったりしたのでちょっと遅れるかなぁと思っていたのですが、当初予定していた時間通りのタイミングで戻って来れました。ナイス。まぁ、登山口に戻ってきてから、宿に戻るまでがまた時間がかかるんですけどね。笑。


 というわけで、屋久島随一の最強の森歩きは充実した笑顔で終了。満たされました。花山日和とでもいいましょうか、朝の木漏れビームに始まり、潤いもナイスで、この上なかったなぁ。みんなの歩き、森の神様、屋久島の神様、全てに感謝だった一日でありました。

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