完全に緑の世界でした。

　本日は昨日に引き続き、ノギさんと一緒にNO YAKUSHIMA NO LIFEして参りました。晴れたら山の頂上系へ、視界がなさそうだったら森系へ行くというざっくりとした予定。昨夜はなかなかの雨でして、朝も厚い雲が…。雨は霧雨程度だったので、森系のコースをチョイスしました。

　ノギさんレベルになると、名のある所はほとんど行き尽くしているので、名のない森へ…。名前がないからこそ、森と真っ正面から向き合えるような所っす。そんな秘密な場所ですので、今日は写真少なめです。

　歩き始めて１時間ぐらいで目的のスポット付近へ。ここからは完全に森と一体化するような感じでして、ノギさんも「まさにNO YAKUSHIMA NO LIFEっすね！」という言葉が出るほどに、濃厚な苔の森が広がっておりました。天気がまた最高でして、湿潤そのもの…。自分も苔の一部になってしまったのではないかと錯覚してしまうほどであります。

　ちょっと印象的だったのが、「屋久島の森って怖くないんですよね！」とノギさん。例えば、富士山の樹海なんかはちょっと近づくだけで変な雰囲気があるもんですが、屋久島の人が入らないような森は全く怖くない。「畏れ多い」方のコワさであると思います。逆に心が落ち着いて仕方がない！ってほどでありますなと。

　と、テクテク歩いていると可愛いキノコに遭遇！ちょっとマクロレンズは持ってきていなかったので、こんな感じですが、潤う苔の上にマッシュルーム！テカテカしてナイスでした。

　とまぁ、ちょっと歩くととんでもない樹々がお出迎えしてくれたり、切り株と戯れたりと、ディープな森体験を満喫しました。もちろん誰もいません。雨もなく、それでいてちょっとモヤッとした感じ…。言うことなし！ボクもできるだけ説明なんかはしないで（しちゃう場所はつい話してしまうのですが…）、森と向き合いました。

　でもって、ランチタイムになったので、ランチスポットへ。パクパク食べたのでありますが、食後にノギさんのリュックから出てきたのは「葛湯」でありました〜！ボクも何年ぶりだろうと回想しつつ、頂きました。懐かしい〜！そして、気温の低い森の中でマッチする〜！みそ汁よりも温まりました。

　と、内容は濃いんですが、ブログはちょっとあっさりめにしときます。なにせ秘密の森ですので…。帰り道はお猿が「猿団子」でワイワイしてました。完全に人間は無視されていましたが…。冬だなぁ〜。

　そんなこんなで、無事に里に戻って来れました。最終便の飛行機で島を出る予定で、その前にお風呂に入る流れにて、送迎完了。完璧とも言える時間配分（笑、ガイドなら当たり前か？）でありました。ノギさんも「すっごい充電できたんで、帰って放電してまた来ます！」との捨てゼリフでした。笑。５月はよく晴れましたが、今回はよく湿ってくれた森歩きな屋久島だったなと。濃厚な一日でありました。