2014年11月2日日曜日

紅葉を求めましたが…。

 本日は美屋久でもおなじみヘビーリピーターすぎるカヨコ母さんと一緒にマニアックにノーヤクシマノーライフしてまいりました〜。え〜、ちなみに今年は春に続いて2度目の来島。もう何度屋久島に来たか、ボクはわかりませんッ!!もう20回以上ガイドをさせてもらっているので、日帰りで行けるコースもほとんど残っていませんっ!なので、ド派手な場所はなくともマニアックに森歩きをしてきたわけです。

 とまぁ、いつもどおりテクテク歩き始めたのでありますが、屋久島トークはほとんどせずにお互いの近況報告をしながら歩きました。ハハハ。連休ど真ん中ではありますが、もちろん誰一人とも遭遇することなく、おしゃべりモードでありました。

  
 それでも、所々にスポットは点在しているルートなので、杉と戯れたり、景色を見たり、ユルい歩き方をしました。珍しくカヨコ母さんがちょい風邪ぎみでして、ハード系のコースをチョイスしなくてよかったなと。


 そして、台風18号、19号の影響をちょこちょこ受けている感じでありましたが、突如大きな倒木が出現!登山道にガッツリ倒れておりました。それでも、迂回路はできておらず、台風後にこの道を歩いた人の気配が見つかりませんでした。倒木処理はチェーンソーレベルでした。まぁ、軽くよければ通れましたが。


 そして、この森の一つの見所である、「死の森」付近に到着。ここはやたらめったら立ち枯れた樹が多い場所なんです。緑豊かな屋久島の森というよりは、「死の森」なんであります。勝手に命名していますが…。


 ボクもここを歩くのは2011年の3月以来でして、おひさしぶりでありました。というわけで、3年前と今日の比較写真をどうぞ。まずは昔の写真です。枝や葉を吹っ飛ばされた感じがなまなましいエリアです。


 そして、本日の同じポイント。メインとなる樹はそれほど変わっていませんが、下に育っている若い樹々達の勢力が増しておりました。特に光を好む杉の若いやつらが元気いっぱい育っておりました。屋久島の森が再生する力は尋常じゃないなと。


 お次もほぼ同じ場所からの写真です。まずは古い写真。


 微妙に立ち位置は違いますが、ここも背の低い樹達がモリモリ育っておりました。微妙に立ち枯れた樹も減っているような気がします。ここも数十年すれば、若い森が再生しているんだなと。どうせなら、1000年後ぐらいに同じ場所を歩いてみたいなぁ〜なんて思いながら歩きました。


 で、今日は紅葉狩りという淡い気持ちを抱いて歩いていたのですが、このルートは思った以上にカエデが少なかったです…。あるにはあるのですが、台風後でほとんど葉が飛ばされていたり、見晴らしの良い所になかったり…。下の写真は密集する若い樹の隙間から赤い色が見えているコハウチワカエデの赤色です…。


 で、ちょっとだけ展望がきく所から向こう側の山を見ると、赤い紅葉が見て取れました〜!まぁ、紅葉狩りにはほど遠い感じであります…。下の写真でど真ん中に赤い点があるのですが、わからな〜〜イ!


 というわけで、上の写真を拡大してみると、紅一点。赤く染まる樹がありました。ハハハ。


 そんな期待はずれな紅葉はおいといて、たくさん下って苔の森付近に到着。死の森から緑の森。なかなか良い展開であります。


 この辺からは苔が盛りだくさんのところをいつものようにダラダラ歩きました。昨日の雨の影響で森も潤っており、ナイスコンディションでありました。


 そんでもって、今日の目標終着点に到着ッ!ここも普段よりちょいと水が多めでありましたが、それだけにお美しい風景を見せてくれました。


 この辺も台風の影響を受けたであろう倒木がありました。自然の強さを感じつつ、まったりランチタイム。もちろん雑談多数で、ユルい時間でありました。


 ランチ後もぼ〜っとしつつ、ストックで水に浮かぶ落ち葉をもてあそぶカヨコ母さんです。別にいじけているわけではありません。


 そして、普段のトレッキング&登山と違い、帰り道が登り坂!人生も毎日が登り坂!って感じで、がんばって歩きました。行きはほとんど汗もかかかなかったのですが、帰り道で熱くなれました。夏は避けたいコースでもあります…。


 んでもって、行きで悔しい思いをしたカエデをリベンジ撮影。ん〜、よくわかりません…。真ん中、ちょい右に赤く染まるカエデです。肉眼ですと「わ〜!赤くなってる!」って感じなんですが、全く伝わらない写真で申し訳ありません…。


 と、最後の30分ほどはポツリポツリと雨が降ってきました。なので、一気に登山口まで行ってから、紅茶タイムに。カヨコ母さんと同じ宿の男性もいて、おしゃべりできました。ちなみに登山口付近は雲の中にあり、霧がかった雰囲気が出ておりました。


 そんなこんなで無事に車まで戻って来れました。まさかの紅葉なしに翻弄されつつ、再生していく森、透き通る水を堪能できました。連休ど真ん中なのにも関わらず、誰一人登山道であうことなく、貸切の森を楽しめた一日でありました。

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