2014年10月7日火曜日

縄文杉は大丈夫だったようです。

 本日は台風明け一発目のガイドで、マキちゃん、カオリさんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。いつもそうなんですが、台風明けって森がどんなになっているか心配しながら歩きます。歩き慣れた道もドキドキであります。とまぁ、車の中からして台風トークで盛り上がりつつ、レッツトレッキング。

 歩き始めるや30秒で早速台風の影響で倒木が。根っこからベロッとはがれていました。土の少ない屋久島だけに他の樹々たちもよく持ちこたえたなと…。


 台風の影響が所々で出ていましたが、今日も森歩きは実に平和な感じでして、屋久島トークをしたり、写真をたくさん撮ったり、ワイワイ歩きました。二代大杉も無事でした。


 すると眼の前に立ちふさがる倒木登場!もともと枯れていた木ではありますが、ファンフォン(台風18号)の力を感じてしまいました。ちなみにこういう時は鹿の食害から逃げるようにして木の上に登ったちょっと珍しい植物にも会えちゃったりします。とはいえ、倒れないのが一番ではありますが…。


 でもって、沢を渡る場所でマキちゃん入水ッ!まぁ、落ちてもなんてことない沢なんですが、ずっぽりいっちゃいました。水はやや増水気味で、マキちゃんも屋久島の水を体験できた瞬間でありました。


 その後もテクテク進みつつ、奉行杉に到着。10年ぐらい前の台風で上がぶっ飛ばされた経験がありますが、今回は裏に回ると綺麗に皮が剥がれて苔がなくなっておりました。なんだかなまなましい肌が露出しております。木そのものは大丈夫です。


 お次ぎも台風の被害でして、数本の木が根っこから倒れておりました。火砕流のあとがむき出しになっており、根っこもちぎれるように倒れていました。踏ん張ったけど踏ん張りきれなかったんだろうなぁと。でも、半分根っこはつながっているので、このまま生きていくと思います。ちなみに、今日はチェーンソーの音が森で響いていたので、あらかた登山道の倒木処理は終わったのではないかと思います。


 で、ランチタイムになったので小屋付近でお弁当をほおばりました。今日は気温が低く、ボクも防寒着としてレインウェアをはおりました。季節が移ろい寒くなっていくなぁ。写真は七本杉です。枝も折れることなく元気でした。


 苔むす森付近に到着すると、モヤッとした霧が出てきていい空間が広がっておりました〜。マキちゃんも「すご〜い!」と雄叫びをあげつつ、この日のために買ったデジイチで快音を響かせておりました。ちなみ写真はカオリさんです。


 苔むす森付近から上は霧の世界…。たまりませ〜ん!日中なのに神秘的な空間が広がっておりました。たまりません。この雰囲気。太鼓岩は期待できないねぇとおしゃべりしつつ、ディープ感倍増の森を楽しめました。


 そして、最後の登りも気温の低さで登りやすく、太鼓岩へ到着!もちろん真っ白〜〜〜!それでも風が吹いていたので、休憩がてら待つことに。


 すると案の定、下の森がドバ〜っと開けました〜。この雲の演出が楽しかったです。マキちゃんも雲の真っ白バージョンと森が見えたバージョンの記念撮影ができ、ご満悦でありました。ちなみにカオリさんはやや高所恐怖症で先端まではいけませんでした。


 そんなドラマチックな太鼓岩を経験してから下山開始。今日は縄文の登山バスが運休だったのですが、途中で森林パトロールのSさん達が通りかかり、白谷越え縄文へ行ったとのことで話を聞いてみました。Sさんいわく、「枝も幹も普段と変わりなかったですよ」とのことで、ホッと一息。今回の台風で屋久島南部はそれなりの被害があってので、台風中はずっと縄文杉が心配だったのですが、無事で何よりでありました。よかった…。
 とまぁ、そんな台風トークをしつつ、沢にてブレイクタイム。まったりと良い時間を過ごせました。マキちゃんの愛機でちょこちょこカメラ講習をしつつ、いい感じの写真が撮れておりました。カオリさんのカメラもコンデジでしたが色々と設定を変えれるタイプだったので、沢の美しき写真を撮ることができました。


 最後はユルい下りにて、順調に下ることができました。普段は山道なんてほとんど歩かない二人でしたが、しっかりと笑顔も残って、風景に集中することができました。


 というわけで、無事に下山完了!ファンフォンの影響を感じつつ、白谷の森も普段と大きく変わることなく、ディープな緑を感じることができました。一日中、ワイワイガヤガヤ楽しき一日でありました。

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