ビビりましたが、楽しく歩けました。

　本日はハマノファミリーのお父さん&お母さん&リュウちゃん&ショウちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。ちなみにリュウちゃんとショウちゃん、普段は家でゴロゴロするのが好きとのことで、気合いを入れてのスタートとなりました。霧雨が降っていて、なかなか気持ちの良い朝でありました。

　で、見晴らしの良い橋からは夏空が！良い青してました〜。台風の中休みってところでありましょうか。早くも汗をかいていい感じだったなと。

　今日は奉行杉コースがまだ増水しており、ハード系コースは残念ながら（？）行かずに楠川歩道から上を目指しました。小学校高学年の二人もひ〜ひ〜言いながらがんばっちゃいました。

　まぁ、楠川歩道はそれほどキツい道ではないので、ところどころで休憩しつつ、森を楽しみました。リュウちゃんはなかなか知的派な子でして、森についてもいろいろと質問が飛び出して好奇心旺盛！対するシュウちゃんは育ち盛りでして、食欲旺盛！「お菓子、お菓子」を連呼しながら良い汗かけました。小屋付近では立派な角を持った鹿にも出会えました。

 

　そんな感じでワイワイしながら歩きつつ、苔むす森付近に到着。光が森に差し込んで、さらには苔のコンディションも潤いまくりで実に良い空間だったなと。良い緑してましたぁ。

　苔むす森を越え、ちょっと急斜面になってくるとショウちゃんが「あ〜、あ〜、あ〜」と叫び始めました。なんの歌と聞くと「あ〜あ〜あ〜の歌」ということで、歌詞が全てあ〜あ〜あ〜！お母さんがネガティブ発言をしたら減点ということで朝からネガティブ発言がほとんどなかったのですが、吐息のような「あ〜あ〜あ〜」が漏れておりました。

　そして、わき水給水ポイントで、ショウちゃんが頭から水かぶり〜！「だって気持ちいいんだも〜ん」と屋久島の水を身体で感じておりました。

 

　その後、あ〜あ〜あ〜の歌はいつの間にか「ご飯！ご飯！ご飯！」の連呼に。ご飯の歌を歌いながら登りました。歌詞は全て「ご飯！ご飯！ご飯！」…。森にショウちゃんの歌声が響いておりました。

　良い時間になってきたので、ショウちゃんの要望に応えるべく、辻の岩屋にてランチタイム。雨はほとんど降っていなかったのですが、岩の下で楽しいお弁当となりました。もちろん食後もお菓子をたくさん食べて、パワー充電！

　でもって、本日一番の急斜面に突入〜！二人とも「あと何分？」を連呼しつつ、不平不満を言わずに頑張っちゃいました〜！ナイスッ！

　そして、太鼓岩に到着！宮之浦岳までは見えませんでしたが、大パノラマが広がっておりました〜！風も強めでほてった身体に気持ちよかったです。

　雲の上には青い空！まさに夏休みの太鼓岩登山だったなと。

　すると、太鼓岩について数分…。ショウちゃんが…。高い所が苦手なようで「こわ〜い！」とすかさず安全地帯に避難。それにつられるかのようにリュウちゃんも「もうおりよう！」と懇願。ちょいとビビりましたが、いい景色がみれてよかったなと。太鼓岩滞在時間は５分ほど…。あと５分ぐらいいてもよかったかな！？

　そんでもって急斜面の下り！これまた二人ともちょいとビビってしまい、スローペースで集中して歩きました。ショウちゃんが段差のある所で「こわい！」といいつつ、「お兄ちゃんは怖くないの？」と聞くと、リュウちゃんもすかさず「こわいよ！」と即答！思わず、ボクも笑ってしまいました。ビビろうが何をしようが自分の足でしっかり歩く二人が心強かったです。

　で、辻峠に戻って休憩をしていると、キイロスズメバチがボクらの周りのブンブン。特にボクの周りをうろちょろして人懐っこい蜂でありました。ペットボトルのさきっちょに止まる蜂くんです。リュウちゃんの腕にもぴたりととまり、リュウちゃんの顔が真っ青に…。それでも少し歩いたら離れていったのでよかったす。まぁ、その後はリュウちゃんの蜂トークが始まり、蜂に関する質問も多数！これまた良い経験だったなと。あまりにリュウちゃんが蜂の話をするので、シュウちゃんが「蜂の話は止めて！バッタの話をしよ！」とバッタはどこにもいなかったのですが、話題を変えたかったようです。そのやりとりがまた楽しかったです。

 

　そんな感じでいろんなビビリがありつつも、小屋付近まで順調におりてこれました。雨も降っていなかったので、今日はここでブレイクタイムに。まったりとした良い時間でした。ショウちゃんがいっぱいおしゃべりをしていたので、そのおしゃべりが終わるのを待ってスタートしようと思っていたのですが、話がいきなり途切れましてショウちゃん自ら「ねぇ、早く歩こうよ〜」とお声がかかりました！そんなわけで下山に集中しました〜。

　ちなみに水と戯れるのが大好きなショウちゃんは、岩の上を歩かずに水の中をバシャバシャ！気持ち良さそうでした。ハハハ。

　というわけで、朝から夕方まで終始ワイワイガヤガヤ楽しき森歩き。二人とも最後は足がちょっと痛くなり始めていましたが、しっかりと自分の力で歩ききることができました。ナイス〜〜！ビビったり、こけたり、じゃぶじゃぶしたり、最高に楽しい夏休みの一コマなったかなと。別れ際にリュウちゃんが「また登りた〜い！」と一言。家でゴロゴロするのが大好きな二人がアウトドアに目覚めた白谷雲水峡でありました。