屋久島の美しさ、国境を越えて…。

　本日はGW後半戦ど真ん中、ユミさん&ジョンと一緒に太忠岳へと行ってまいりましたぁ。ちなみにジョンはルワンダ出身！美屋久としても初めてルワンダ人をガイドさせていただきましたぁ。まぁ、もちろんルワンダ語はできないので、通訳はユミさんです。ジョンもただいま日本語勉強中で所々で日本語を使いながらの道中となりました。

　で、昨日まで続いていた晴れは影をひそめ、小雨の降るベストコンディションな森歩き。橋の上ではジョンも踊りだすほどに、潤う森でありました。

　日本語でディープなガイディングはできないので、所々でユミさんの通訳ガイド。下の写真は杉をあがめるユミさんではなく、熱く語っているユミさんです。

　そんな感じでテクテク歩いたのですが、森の潤いは素晴らしかったです。それほど雨も強くはなく、いい雰囲気でした。切り株に着いた苔達もふんだんに雫を実らせ、美しさを醸し出しておりました。

　下の写真はジョンが「これぞサイエンス！」と言った木です。まさに自然科学な心を刺激する森であります。

　気温は低かったのですが、急斜面ではなかなか燃える事ができました。汗と雨が混じり合う屋久島らしい登山だったなと。鹿ちゃんも３匹かたまってでてきたりと、テクテク進みました。

　そして、太忠岳のシャクナゲ情報です。そこそこといった感じですが、ツボミがたくさん着いている木も数本ありました。森の中はそれほどでもないです。

　そんなこんなで雲の中の頂上に到着！霧がかった天柱石が神秘的でありました。GWど真ん中ではありますが、全体の登山者数は１０数人。ボクらはいつもよりちょっと早めに出たので、ほぼ貸し切りでした。

　でもって、雲が抜けないかなぁ〜と淡い気持ちでランチタイムに。ジョンはみそ汁が好物だという事で、温かいみそ汁が身にしみました。

　のんびりとランチをして、もうひとつのピークに立った時に厚い雲が抜けてきました。全部が見渡せる状態にはなりませんでしたが、雲の上の人になってしまったのです！ジョンも「すごい！」と叫びました〜。いや〜、後にも先にもこのタイミングだけだったので、いいもんみれてしまいました。

　花折岳付近が特にカッコよかったです。写真だとちょっと伝わりにくいですが…。

　下山し始めると、またも濃厚な霧がかかる森へ。これまた絶品の森でして、所々で足を止め、写真を撮ったり、森に飲み込まれたり、素晴らしき帰り道でした。

　そして、本日のベストショット。ジョンと釈迦杉です。モデル級のスタイルを持つジョンがディープな屋久島の森できめてくれました！

　いつもより、早めに出発したので余裕のブレイクタイム。屋根がある場所で良い時間を過ごせました。

　最後は雨も止み、雨あがりの美しき森歩き。登りの時はユミさんが写真をいっぱい撮っていましたが、帰りはジョンがカメラマンモードに。潤う森を歩けて本当によかったっす。

　というわけで、無事に下山完了。国境を越えて、美しき森を堪能する事ができました。ベストコンディションな森を歩け、３人でワイワイガヤガヤ楽しき一日でありました。