本日は数日前に引き続きカヨコ母さんと、屋久島10回目ののカネゴン、カネゴンが引き連れてきたキノピ〜と一緒に黒味岳頂上を狙ってまいりました〜。あくまで狙うという表現です。今日の天気予報はというと一週間ぶりの「強雨」予報。ヘビーリピーターのカヨコ母さんとカネゴンは笑顔でしたが、初屋久島のキノピ〜はやや心配気味な表情の中、ワイワイ出発しました。
登山口は団体様で大盛り上がりだったのですが、長野からのご一行様だったようです。(トイレ待ちで誰にでも話しかけるカヨコ母さんがゲットした情報です。笑。)結局、豪雨だったので途中で引き返したようでした。それにしても雨の日は森がカラフルになりますね。
でもって、テクテク歩いたのではありますが、登山道が早くも登山沢に!テンションあがります。キノピ〜のシューズは歩き始める事10分で浸水!淀川小屋に着く頃には、豪雨なテンションのスイッチも入っておりました。
で、軽く小屋の屋根で休憩してから、我等が淀川へ。大増量中でありました〜。もうお得感満載の水の量。嵐好きのボクもちょっとこの先のガイドを考えるほどの量でした。そこにカヨコ母さんが「花之江河まで行ってみる?」の一言で上を目指す事に。さすがカヨコ母さん、今回の旅でこの道は三回目です。
とまぁ、豪雨過ぎで話し声も雨に打ち消されつつも、前進しました。森の中のシャクナゲも咲き始めており、所々で癒しの風景となっておりました。カネゴンも「シャクナゲがなかったら心がおれてるかも…」と、シャクナゲが歩く気持ちを後押ししてくれました。
小花之江河は「小花之江池」とも呼べる状態になりつつ、変なテンションになりつつ楽しかったです。大雨ってやっぱり楽しいなぁ〜。まぁ、安全に歩く事が大前提ではありますが。花之江河も水量が多く、雨の屋久島にふさわしい風景を作り出しておりました。
この辺まではよくある大雨って感じだったのですが、ここから先がなかなかのもんでした。いつのまにか今日は沢登りに来てしまったのではないかぐらいの勢いでした。
とりあえず、森の樹々達が守ってくれている付近は風もほとんどなかったので、さらに進みました。森林限界の入り口まではなんとかなるなと判断し、「登山川」に加え、「登山滝」も登る感じで攻めました。ボクも幾度となく大荒れの黒味岳に行きましたが、今日の荒れっぷりは初めてのレベルでした。
そ、し、て…、森林限界入り口に到着!サッカーの解説者が叫ぶ感じで、ゴ〜〜〜〜〜ウッ(豪雨)!おまけに爆風スランプでありました。風に立ち向かおうとすると息ができないレベルでして、激しかったです。そんな中、濡れまくったシャクナゲが実に美しさを放っておりました。アドレナリンとドーパミンが同時に大放出する刺激的な森林限界でありました。
ボクがカメラを出すのをちょっと躊躇するレベルの雨は久々であります。もちろんそんな嵐でも写真は撮りますが。みんなで目を開けられない状態で記念撮影して、変なテンションが最高レベルに楽しかったです。
で、この先の森林限界はさすがに危険度数が格段にアップするので、潔く撤収ッ!命をかけるほどでもなく、シャクナゲにも満足でありましたので、限界の先はまた今度という流れになりました。
いつもならば豪雨と小康状態が交互に降るのが定番なのですが、今日の雨は止む事をしりませんでした。帰りはキャニオニング的に下りました。
と、黒味分かれに戻ってきた時に運命的な出会いが!なんとカネゴンが昔働いていた時に同じ会社で働いていたガイドのSくんと出会ったのです!朝から、宿が同じだった子(数日前に大和杉に行ったマサコ様)がSくんのガイドでカネゴンがSくんの名前に聞き覚えがあると話していたんです。会社ではあまりやり取りがなかったようなのですが、まさかこんな豪雨の中で、こんな奥深い山の中で会うなんて…。人生って面白いもんです。すかさず記念撮影をしちゃいました。
森のシャクナゲも今年は見応えありです。どんどん咲いてきています。濃厚な緑の中にシャクナゲが輝いておりました。もちろんシャクナゲの花に劣らず、カヨコ母さんも輝いております。
んでもって、止む事を知らない雨は屋久島一の清流を濁流へと変貌させておりました。ボクもこのレベルまで増水しているのは初めて見ました。橋が新しくなっていてよかった…。今までの橋の高さだと橋が水の中に入るレベルだったと思います…。
しつこいようですが、もう1パターン。左側にオレンジ色のヒメシャラがちらっと見えます。
その枝の木がこの下の写真。人が立つと増量ぐあいが伝わるかなと。
そんな感じで増量の淀川に興奮しつつ、雨の当たらない小屋の屋根の下に入り込めました。今日は強雨予報だったので、普通よりも1時間ほど早く出発しただけに、戻ってきてちょうどいいランチタイムとなりました。それほど冷たさを感じない雨だったので、その辺も先に進めた理由でありました。
で、豪雨の音を聞きながらランチをしつつ、小屋周辺になかなかの落とし物がありました。おそらく、泊まりで利用した方が丸々忘れていった食料でありました。トマトやキムチまであったのですが、ビックリしたのは牛乳パックまであったんです!ひょっとしたら、日本人ではなく外人さんの忘れ物かな?以前も水代わりに牛乳を飲んでいる外人さんを見かけた事があるので。けっこうな量があったのですが、ガイドのSくんと分担して撤収いたしました。
そんなランチ後に、もう一回大増量中の淀川を見て、登山口へ向かいました。完全に道は沢です…。
というわけで、歩き始めてそうそう変なテンションのスイッチが入りつつ、アドレナリンもドーパミンも大放出され、笑顔で下山完了!10年ほどガイドをしているボクとしても、この登山道で最も水にあふれる山登りでありまして、想い出深き一日となりました。濡れすぎたシャクナゲ登山となりました。
アドレナリンを1年分位、消費して楽しめました!
返信削除ありがとうございました。十二分な注意が必要ではありますが、
雨でも晴でも、曇でも霧でも楽しめるのが屋久島ですね。最高。
またきっとお世話になります。
またきっと、かよこ母さんとラブラブです(笑)宜しくお願いします。
ほ〜い!カンゴン!最強クラスの雨だったね〜!濡れたシャクナゲも最高だった〜!あの淀川の増量はガイドでもなかなか見れない貴重なシーン。これもカヨコ母さんのミラクル強運のひとつか!?てなわけで、またアドレナリンを放出しに来てね〜!
削除ほ〜い!カネゴン!頂上には立てなかったけど、それ以上にアドレナリン大放出だったねぇ〜!あの増量中の淀川はボクも初めてレベル。こんなミラクルもカヨコ母さんの力か!?濡れたシャクナゲとともに歴史に残る一日だったなと。またいつでもアドレナリン放出しにきてね〜!
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