2013年10月28日月曜日

最終5分前ッ!

 本日も元気いっぱい、イトウさん&シモナシさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。事前の問い合わせでイトウさんが「歩くの遅いです」ということだったので、気合いを入れて始発便に乗り込みました。もちろん外は真っ暗です。とりあえずは台風一過的な天気が続き晴れ予報の中で出発しました。

 で、お迎えの時からヘッドライトを着けていたボクは、なんと車にヘッドライトを忘れてしまってました。おまけに予備のライトもしっかり車においてきて、まさかの携帯のライトでスタートしてしまいました〜。みなさん、この時期は絶対にヘッドライトを忘れてはいけません…。9月からは緊急時を含め、ライト必須です…。


 徐々に明るくなるトロッコ道を歩き、集落跡へ着くと太陽の気配がでてきました。なんだか日本昔話に出てくるような朝でした。けっこう暗く写ってますが、実際はもっと明るいです。


 で、ほぼ先頭グループで出発したのですが、たくさんの人に先に行ってもらい、トロッコ道終了する頃には、おおよそ真ん中ぐらいのポジションに。上々です。そして、男子トイレの中に久々にヒマヤママユがとまってました!個人的に実に大好きな蛾でして、モスラのような風貌が美しいです。毛皮をかぶっているようなスタイル。ん〜、しびれます。大きさは10センチほどでやや大きめ。今年は登山者に押しつぶされた一匹しか会っていなかったので、男子トイレで一人興奮してしまいました…。


 ついでに顔も…。赤い毛がいかしてます…。


 そして、いざ山道に突入〜っ!急ぐ事はせずにイトウさんのペースでじっくり登りました。転ばぬように、つまずかぬように一歩ずつ。


 ちょいと体が熱くなってきた頃に、ウィルソン株に到着!このままのペースだとちょっと日没に間に合わない感じだったのですが、ボクが「最終バスに乗り遅れたら…」と言葉を切ると、二人とも「タクシー!」と即返答。気合いが入っておりました。なので、ここからも急ぐ事はせずに、テクテク登りました。


 急斜面に入ってからは、ボクもいろいろとサポート体制にまわり、縄文への道のり一歩、また一歩と進みました。


 すると、ボクの視界に青い物体が入ってきました。よ〜く見ると、「ポカリスエット」の古い缶でした。台風の大雨&風でどこからともなく出てきたようです。さびでぼろぼろでしたが、なんだか懐かしいなぁ〜と。今では缶で飲み物を持ってくる人もまずいないので、そんな点でも時代を感じさせました。


 もちろん栓の部分はフルキャップ!きっと今の大学生ぐらいの人はこの缶の開け口をしらないかもしれません。ボクが高校生になったころにはもう指をひっかける部分は取れなくなっていたと思います。


 とまぁ、時に脱線しつつも、ランチも食べて、少しずつ前進し、縄文杉に到着!2人とも見上げるやいなや歓声をあげて、満面の笑みでご対面できました。ボクも正直な所、ここまでたどり着けるかどうか心配だったので、ホッとできました。

 で、朝からボクらと近いペースで歩いていた家族がいたのですが、なんと2歳児の男の子ががんばってました〜!まぁ、ほとんどはお母さんにだったこでしたが、2歳児も縄文杉で大興奮してました。大人になって覚えていることはないと思いますが、きっと心の奥底に縄文杉が立ったのではないかと思います。今日のヒーローであった事は間違いなしです。かわいかった〜。


 そして、登りよりも時間がかかるであろうとボクが踏んでいた下山の時間がやってまいりました。登山は登るよりも下る方が重要でして、集中力を発揮させてがんばりました。足元がフラフラする傾向があったのでボクが手を伸ばせない所は、「赤い糸」ならぬ黒いロープでイトウさんとボクが結ばれることに!両手がふさがっていたので、ちょいとこの辺の写真が少ないのですが、急な階段もなんとか安心して下る事ができました。


 でもって、トロッコ道に戻ってきて、シモナシさんもトイレに間に合い、ホッと一息。戻ってきてみればしっかりと最終バスを狙える時間でした。といっても、無理はせずにボチボチ歩く感じで突き進みました。小杉谷集落跡まできて、ブレイクタイム。イトウさんもシモナシさんも足以外は(笑)元気でして、ユルい時間を過ごせました。結局、この時点で2歳児の家族とボクらが日帰り登山の最終チームに。


 ボクらが先に出発したのですが、残り20分というところで例の家族に追い抜かれ、ダントツの最後尾に。お母さんが抱っこする後ろ姿がかっこよすぎました。ちびっ子も途中でわーわー泣いていた時もありましたが、この辺は意外と余裕な表情でこれまた可愛かったです。


 そんなこんなで最終バスの5分前に登山口到着ッ!タクシーになるかと思われた時もありましたが、制限時間をめいいっぱい使って、笑顔で戻って来れました。12時間ちょいのフル活動で、素晴らしき縄文参拝となりました。

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