2013年9月23日月曜日

ヤロー4人で森に溺れてきました。

 本日は昨日に引き続きニシヤマさんと、屋久島3回目のカワノさん&連行されてきたノッチと一緒に大和杉へと行ってまいりましたぁ〜。ニシヤマさんも連続登山ですが、カワノさん&ノッチは3連チャン目ッ!さらにはその3連チャンの中身が縄文杉〜白谷、宮之浦岳、大和杉と行った超健脚系ッ!それでも少しの疲れで森歩きに立ち向かう闘志は剥き出しでした。さすが、日頃から山登りしまくっているお二人であります。

 そんな疲れ知らずなみんなでありますが、今日の天気予報は晴れ!!ということは、屋久島の山はもちろん雨ッ!ってことで、潤い度数が高いランドを歩きました。台風が発生していていて、山が晴れなんて考えられません!これは天気予報のレベルが高くても、天気図がしっかり読めたとしても、導きだせない屋久島ならではのこと。予想できないってのが屋久島のいいところだなぁと。
 でもって、ノッチはガイドトレッキングお初だったので、屋久島トークをたくさんしながら進みました。森を理解しながら歩く。これ、とっても大事なことだなと。パッと見の凄さだけで通用する森ではないですから。


 と、みんな健脚でして、サラッと歩いて立ち止まり、立ち止まってはサラッと歩き、良いペースでしたぁ。で、ノッチの写真がどうしてもブレブレになってしまうので、「ブレない男」に磨きをかけました。写真がブレるのは心がブレている証拠!さすがに心の処方箋は持ち合わせていないので、小手先のテクニックでブレを防止しました。


 しっかし、雨の日の大和杉コースは最高です。ただボ〜っとしているだけでもディープな森…。たくさんの無名屋久杉にごあいさつしながら、巨木の森を満喫しました。


 と、腕がかゆいなぁと思ってみてみたら、ボクの腕にヒルくんが吸血中でしたぁ〜。今日は夏だし、雨降っているし、ヒルにとっても最高のコンディション!ニシヤマさんが歩く前に「ヒル下がりのジョニー(ヒルよけスプレー)」を吹き付けてくれたおかげなのか、今日はボクが一ヶ所、カワノさんが一ヶ所だけでした。もっとヒル祭りになるかなと思っていただけに、意外と平和に歩けました。まぁ、デコピンで飛ばしたヒルの数はなかなかでありましたが…。


 そして、3年前のある日、カワノさんはこの道で遭難まがい珍事を経験していたんです。宮之浦岳に登った後に、この道を使っておりてきたのが間違いだったらしく、道は荒れているは、ケモノ道に迷い込みそうになるはで、大和杉どころじゃなかったとのこと。しかも、その日にボクも大和杉をガイドしていて、すれ違っているんです。あの時のカワノさんの顔、今でもよく覚えてます…。今日は真逆でして、潤う森を落ち着いた心で堪能できました。


 そんな感じで、テクテクサクサク歩いていたら、いつのまにか大和杉到着ッ!本日もすらりとした姿がキレイでした。結局最後まで誰一人会う事なく、貸切の大和杉。ヤロー4人で占拠できるなんて、幸せでした。


 到着してからは、完全にのんびりモードにスイッチオン!時間にも余裕があったので、人工物が全くない原始の森を堪能してしまいました。下の写真は、大和杉を睨みつけるニシヤマさんではなく、魂を抜き取られたしまったようなニシヤマさんです。


 で、ランチでもしようかなぁ〜と思っていたら、強めの雨が降ってきました〜。数分で過ぎ去りましたが、雨の音を楽しみ、潤いを肌で感じ、素晴らしかったです。雨サイコーッ!弁当も雑炊になることなく、おいしく頂けました。


 そんなユルい時間を過ごした後に、本日も登場しましたニシヤマさんのお土産スイーツ!昨日はブラックタイプでしたが、本日はホワイトタイプ。う、ま、い!ゴチでした!


 そろそろ下山しようかと時計を見ると…、あっつうまに2時間たってました…。カワノさんも「屋久島の森って時間の感覚がおかしくなるよねぇ」と。数千年の樹が育つ森…。人間の感覚なんてのはあってないものなのかもしれません。良い時間である事は間違いないです。

 そして、下山に集中したのですが、これまたみんな健脚力抜群でして、グングンガンガン下りました。絶対に疲れていると思うのですが、誰一人笑顔が切れる事なく歩けました。

 一気に川までおりて、ブレイクタイムに。すると川におりた途端にボクの目に入ってきたのが、今年一発目の「ヤクシマダイモンジソウ」です!しかも、キレイに一個だけ!通常のサイズより倍ぐらい大きかったです。ほのかにピンクがかった色をしており、普通じゃないタイプだったのかなぁ。とにもかくにも、心がホッとしました。


 これまた休憩はのんびりボ〜っと。男の休日はやっぱこうでないとなぁ。もちろんあっつうまに時間が過ぎ去っていきましたが…。


 最後に仏陀杉によったのですが、ドンピシャで団体様ご一行がッ!盛り上がってました。


 というわけで、疲れ知らずなヤロー4人で無事に下山完了。最高レベルのコンディションで、ワイワイガヤガヤ、素晴らしき一日でありました。

0 件のコメント:

コメントを投稿