2013年5月30日木曜日

さすが梅雨です。

 本日も元気いっぱい、ツルちゃん&イビちゃんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました。梅雨入りしたわけですが、今日の天気予報は晴れ。ちなみに昨日はそこそこ降ったようで、登山口近くの川は増量中でありました。歩き始めからして森は潤い、朝陽に照らされてキラキラモードでの幕開けとなりました。


 で、歩き始めること10数分…。前を歩いていた友達ガイドのSゾーが「ナンナン、ここに気持ち悪いヤツがいるよ!」ってことで、目を凝らしてよ〜くみると「コウガイビル」君でしたぁ。相変わらず、キモい風貌だったのですが、今日は垂れ下がっておりました。周りにいる人たちもワーワーいいながら、コウガイビル君を観察。ちなみに人の血を吸うことはないので安心です。


 とまぁ、屋久島トークをしつつ、テクテク歩きました。晴れは晴れなのですが、湿度が高かったです。そんな日は空気中の水蒸気たちが光に反射して、光芒が現れます。ところどころで、後ろを振り向きつつ、美しさに感動であります。これもまた「水」のなせる技なんだなと。


 ちょっと写真だと伝わりにくいのですが、バイオトイレ付近のトロッコ道にも光が差し込んでおりました。ん〜、絵になる。まばゆいほどでありました。


 ここら辺までは光の美しさを堪能できたのですが、後半のトロッコ道は眠気も…。これもまた良き想い出であります。そして、山道に入って数分の所でイビチャンが「腹減った〜〜!」と一言。まだ9時だったので、後半のことも感がえ、ここは我慢することに。そう簡単には縄文杉に会えません!
 いざ、山道に入ったのでありますが、湿度と相まって暑い!もちろんボクらの心も熱いのですが、汗だくになりながら登りました。
 ウィルソン株で愛の確認をしつつ、急斜面に突入。燃えました!するとちょうど一番きつい坂が終わった所で、ツルちゃんの差し入れ!最近はまっているという、塩が入っているチェルシー!これからの季節は塩が必需品ですなと。


 と、その後もテクテク進みました。まぁ、2人とも写真を撮るのが好きなので、いたるところで、道草と寄り道をしつつ、楽しかったっす。そして、降水確率10%といいつつも、爽やかな雨が降ってきました。さすが梅雨です。朝はあれだけ晴れていても、しっかりと雨を降らせてくれました。


 そして、晴れが減りつつも流れに味をまかせて、縄文杉に到着!今日は全体の登山者が200人ほどだったので、初めはデッキの上もまばらで快適でした。写真撮影をしてからのんびりすることに。


 で、近くにいたおじちゃんが熱く語っていたのですが、「なんでデッキを整備しないんだ!」と怒りまじりに叫んでました。そのオジちゃんにも聞こえるように説明はしたのでありますが、かなりロープを越えたがってました。「緊急に対応策を検討中」との看板に説得力が欠けてきてるなぁ。昨年の11月からですので、はや半年…。オジちゃんの気持ちもよ〜くわかるだけに、屋久島側もがんばらなくてはと…。


 でもって、小雨が降っていたので、屋根がある所でランチタイムに。軽く冷えた体にみそ汁が浸透していきました。
 で、知り合いガイドのFさんがすれ違い様に「上のシャクナゲがきれいだよ〜」と教えてくれました。高塚小屋もあと数日で立て替えになるだけに、それもふまえてランチ後に小屋へ行きました。ちなみに下の写真は縄文デッキから小屋へと続く道に落ちていたものです。まさかの切符。電車がない屋久島だけになんだか新鮮でした。鹿児島中央駅と書かれているので、観光できた人が記念にとっていたのかな?


 そして、縄文杉から一番近いヤクシマシャクナゲに到着!この株は咲き始める時にショッキングピンクが弱く、シロベースで可憐でした。ちなみに花には今朝の雨がついていて、妖艶でありました。シャクナゲも雫があるとよりいっそうお美しくなれるなと。


 そして、小屋付近に到着。ボクも幾度となくお世話になった高塚小屋。屋久島にある山小屋の中でも、1、2を争うほどに霧の森が美しかったです。いい雰囲気でした。


 で、縄文杉にご挨拶してから、帰りはサクサク進みました〜。一気に下って来れました。すると、ボクがトイレに行っている間に、ツルちゃんが裸足になって、足の水浴びをしておりました。ボクが何も言わずとも、山の遊び方をマスターしております。


 トロッコ道はもちろん快調でして、一気に沢まで歩いてブレイクタイムに。もちろんツルちゃんは川に突っ込んでいきました。


 というわけで、最後の最後は狙ったバスに乗るべく、今日一番の集中力と根性で進みました。もちろん狙ったバスの5分前に到着。余裕でありました。
 そんなこんなで、晴れに始まり、苔も潤い、雨も体験でき、ワイワイガヤガヤ楽しき一日となりました。

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