2013年3月25日月曜日

龍神まで行けちゃいました!

 本日は久々にウエさん&マキさんと一緒に龍神杉へと行ってまいりましたぁ。実はお二人は初屋久島なのですが、会社の同僚やら知り合いから「龍神がよかった…」と聞いたらしく、縄文杉を外し、白谷を延期して、龍神とあいなったのでありました。ちなみに美屋久の輪でありまして2011年の11月にガイドさせていただいたハルエさんつながりでした。

 ここまでは一見するとよくあるパターンなのですが、実はマキさんが龍神へたどり着けるかどうか不安いっぱいだったのであります。問い合わせの時から、「以前、山登りをした時につらい思いをして…」と山道を歩くトラウマがあったのであります。しかし!そこはかとなく、ボチボチ歩きましょうということでスタートとなりました。


 ちなみにマキさんが苦手なのは「登り坂」。以前は足が上がらずに泣きそうになったらしいのですが、スタートは順調でありました。「けっこう大変!」ともらしつつ、問題無しのペースでした。
 でもって、マキさんの気を紛らわしてくれたのが、今日の苔でした。昨日それなりに降っただけに、緑の色が濃くて、活きがよく、見ているだけで美しすぎでありました。ウエさんもたくさん写真を撮っておりました。


 屋久島トークをあれこれしながら進んでいると、青空が広がり始めました。もう辺りはキラキラモードに。たわわに実った雫ちゃんたちも輝いておりました。


 さらには地味系の花もいろいろと咲き始めていて、春が加速中!派手系だと今朝の風で落ちたのか、リンゴツバキもキレイに道を飾ってくれました。緑色とツバキの色って絵になります。


 そんな感じで道草を食いながらも良いペースで歩けました。問題は最後に残る急斜面だったのですが、ボクが「急ですよ〜」と脅迫(?)していたので、マキさんも不安ながらに覚悟を決めていた感じでした。
 もちろんグングン進むわけではなく、テクテクと登りました。途中途中で気を紛らわすために短めの休憩をいれたり、所々で屋久島の森トークをしたりと、騙し騙し(?)がんばりました〜!


 「大変!」ともらしつつも、急斜面をクリア!終わってみればなんてことはない普通のペース内で歩けちゃいました。そのご褒美なのか、「神々の領域(仮称)」では木漏れ日が差し込みキラキラモード!今日は北西の風が強かったので、冷たい風がまた良い演出でした。


 まさかここまでたどり着けるとは思っていなかっただけに、マキさんも苔の景色とあいまって感動の領域に…。ウエさんも「してやった!」といった感じでニヤリとしておりました。
 で、龍神杉に付近に着くと、何やら大騒ぎな声がしてきました。けっこうたくさん人がいるのかなぁと思って行ってみたら、なんのことはない仲良しガイドのMちゃんが女性の方を1人連れて大笑いしていたのであります。女2人で、5〜6人いるのではないかと思う騒ぎようでした。ハハハ。思わず、ボクらも仲間にいれてもらい、みんなでワイワイガヤガヤ楽しいひとときでありました。


 で、2人が去って行くと、静かな龍神様に…。笑。龍神様の根っこにはまだオオゴカヨウオウレンが咲いていました。3月いっぱいでこの花の季節も終わりそうです。


 思ったより、寒かったのですが、良い時間を過ごさせていただきました。後ろ髪引かれつつも、神々の領域とお別れ。来れないと思っていただけに、感無量でありました。


 でもって、マキさんはこれまた問い合わせの時から言っていたのですが、「下りが得意!」だったのです。快調に、爽やかに下りて来れました。先を歩いていたMちゃんたちにも追いついてしまったほどです!トロッコ道跡まで戻ってきて、また談笑。旅は道連れ世は情けであります。


 とまぁ、その後も快調でして、沢でものんびりブレイクタイム。山桜が風で散り、美しき雰囲気でした。水に落ちていた桜の花。きれいでありました。


 最後の砂利道を歩いていると、山が大笑いしているかのように新緑が広がっておりました。山肌を見ているだけで元気が出る季節です。エクセレント!


 というわけで、初めの不安はどこへいってしまったのか、最後の最後まで笑顔で帰って来れました。少しだけマキさんの左モモが痛くなっていましたが、余裕の帰還。日没に間に合わないかもしれないと思っていたにも関わらず、日没1時間半前に下山完了。ウエさんも「(他の場所じゃなくて)龍神に行って本当によかった」と笑顔満点!
 そんなこんなで、大変だけど達成感&感動を全身で感じれた一日となりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿