2012年12月7日金曜日

氷結!黒味岳。

 本日は屋久島2回目のま〜やんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜!屋久島デビューをはたしたのは昨年の9月で、それ以来、山ガールならぬ山女に変貌をとげたま〜やんだったのです。今年は色んな山に登って、いてもたってもいられなくなったとのことで12月のオフシーズンに屋久島再来島となったわけです。

 でもって、最初は宮之浦岳へ行きたかったのですが、いかんせん寒さという問題があったのでそれなりの山である黒味をチョイス。天気予報はそこそこよかったのですが、いざ歩き始めると雲一つない天気に!さすがにこの時期の雨は危険度が増すので最高のコンディションでありました。写真はちらっと朝焼けする森と、青空の白い点がお月様です。


 とまぁ、所々登山道は氷った状態だったのですが、アイゼンを着けるほどでもなかったので、こけないように歩きました。空気が冷えきっていて、身が引き締まる道のり。ん〜、この感覚、好きです。そこにきて、淀川へ到着。この空気感とあいまって、水がより一層透き通っておりました。


 そんなこんなで、歩いている時は実に心地よい気温でありまして、ま〜やんも1年3ヶ月ぶりの屋久島をテクテク歩き。随所で昨年の森を思い出しながら、ご満悦でありました。


 そんな寒い朝だったので、各所につららも。普段はちょろちょろと水が出ている所にきらきらと光っておりました。朝陽を浴びて、つららもさぞ気持ちよかったことでありましょう。


 そんなつららをすかさずパチリとするま〜やん。こう見えて日本の南に位置する島だけに、この季節ならではの風景に会えたなと。


 小花之江河付近の木道は霜ッ!お美しいです。


 水たまりにはうっすらと氷が張っていたのですが、そこを何のためらいもなく足を入れていた鹿ちゃん2頭。寒そう…。でも、お食事に夢中でした。


 そんな感じでテクテクと進み、花之江河に。ボクもここまで晴れるとは思っていなかっただけに、青空がまぶかったです。風は冷たかったのですが、陽が当たる所は肩の力が抜けるナイス空間でありました。周りには誰もいなかったので、黄昏れることができました。


 そして、整備された登山道は終了し、急斜面に突入〜!ここからはより氷の世界が待ち受けておりました。登山道の水たまりには芸術とも言える模様があちこちに。ん〜、ナイスです。


 で、樹木がなくなる森林限界へ突入〜!ここら辺からは気温が低い場所なんかに雪が残っておりました。おそらく、昨日に降った名残かと思われます。さすがにゴムスパイクを装着して歩きました。アイゼンまではいらなかったです。


 太陽を浴びている雪は表面だけ溶けて、つるつるに。それでもま〜やんには東北の血が流れているので、滑ってもすぐに体勢を立て直して順調に進むことができました。


 そんな氷結な登山道を乗り越えて、一気に頂上へ!うっすらと雲の演出もあいまって宮之浦岳〜奥岳の稜線をおがむことができました〜!まぁ、頂上は遮るものが何もないので、北西の冷たい風が身にしみましたが…。それもまたいいかなと。


 でもって、黒味岳頂上付近のシャクナゲ情報です。今年よりも蕾の数が多くて、なかなか良さそうです。大当たりとまではいかないまでも、なかなかの蕾のつき方だなと。十分すぎるほどに楽しめそうです。


 かなり寒かったのですが、岩の影にまわって風をしのげば平和な空間でありました。とりあえず、ランチをほおばりました。すると食後にま〜やんのリュックから出てきたのは宿でもらった「ポンカン」!さすがに冷凍みかんにはなっておらず、冷たい果汁がうまかったです。


 ランチ後もボ〜っと頂上付近でまったりしていたのですが、これが寒いってなんのって!雲もたくさん出てきて、寒さ倍増!ひょっとしたら「ブロッケン現象」が出るかな?と思ったのですが、いい感じの雲が出てきたと思ったら、すぐに雲がなくなり、結局はブロッケン現象ならずでありました。


 かなり身体も冷えきってきたところで、下山開始。森林限界付近だけゴムスパイクを装着して、順調に下ることができました。帰り道は屋久島トークもそこそこに、あんな話、こんな話でおしゃべり登山。「さすが!ま〜やん!」とうなるほどの山遊びに関する素晴らしいアイデアも登場。いつか美屋久でも実現できるかもしれないアイデアでありました。

 多方面に話が飛び火しつつ、順調に下って淀川へ戻ってまいりました。ん〜、相変わらずの美しさ。今日は冬ならではのホットなスイートが美味であったなと。ゆる〜い時間の流れが淀川の川の流れとともに素晴らしき空間でありました。


 でもって、「何度くらいかな〜」とま〜やんが言ったので、「10度ぐらいかな?」と答えたボク。小屋の温度計を見に行ったら「3度ちょい」でした!ボクだけ燃えていたようです…。この辺の標高で3度ぐらいということは、頂上付近は0度前後。なかなかの冬登山でありました。


 というわけで、ほぼ貸切の道のりを終え、下山完了!たくさん山を登ってきたま〜やんだけにいつもより30分以上早く登山口に戻ってこれました。氷結した山道もナイスで、この時期ならではの山登りが楽しき一日となりました。

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