2012年8月11日土曜日

ガイドらしい夏の休日?

 昨日は寝てしまってブログを更新できなかったのですが、屋久島ガイド界が誇る植物博士・H教授と一緒に絶滅危惧種の植生調査へと行ってまいりました〜。場所は特に名前のない湿気たっぷりの森の中です。

 屋久島は鹿の影響で地面から育つ植物は鹿と闘える植物しか育てませんが、植物は地面からだけではなく、木の上にも育ちます。縄文杉へ行った事がある人であれば、いっぱい他の植物達がくっついているのを思い出してみるといいかもしれません。屋久島はある意味、絶滅危惧種の宝庫でもあるので気合いが入ります。

 でもって、森に入るやいなや、H教授の目つきが!双眼鏡を片手に「上を向いて歩こう」ってことで、のんびり歩きました。ん〜、実に湿度が高い場所であります。これだったら、着生植物達はウハウハな環境だろうなぁと。眼光鋭いH教授です。


 とまぁ、あれこれ見ながら歩いたわけですが、昼飯を食った後にH教授が「なんだこれは?」ということで見てみると、超水分たっぷりのゼリー状のキノコでありました。食べはしませんでしたが、写真を撮って後で調べる事に。帰ってきて調べてみたら、おそらく「タマキクラゲ」という食べれるキノコでありました。こんなに水分たっぷりのキノコを森で見るのは初めてでありました。さすがH教授、ちょっとしたものも見逃しません。


 こちらはおそらく「シロソウメンタケ」。こうみえて、一番長いヤツは10センチほどあります。ん〜、ダークな森に白い風貌が妖艶でありました。


 そんなこんなでお目当てのシダは残念ながら見つからなかったのですが、久々にお遊び的感覚の森歩きができて、素晴らしき時間でありました。H教授とも「忙しいときこそ、オフの日は森へ行きたいよねぇ〜」と。ガイドらしい夏の過ごし方でありました。

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