2011年11月19日土曜日

豪雨のち晴れ。

 本日も元気いっぱいテンション高めで、2年ぶり来島のなかっさん&よ〜ちゃん、ナカマリ&ケイちゃん、タカさんと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。前日から警報レベルの雨が降りそうな予報…。前夜のうちに、「警報でたらアウト!」と伝えておいたのですが、警報は出ることなく、いつも通りに登山口へ到着。バスを降りた瞬間に暴風雨でした〜!

 冒頭にも書きましたが、こんな日こそボクはテンションが上がってしまいます…。みんなは不安げな表情を浮かべつつも、ボクだけ笑顔?初めてボクと会う人はさぞ「変なガイド…」と思うかもしれないなと…。でも、大雨であればあるほどに刺激的な一日になることは間違いないので、これは仕方ないことなのかもしれません。

 でもって、レッツスタート!歩いて、2分で全員の靴が浸水ッ!速かったなぁ〜!どんなシューズでもこの雨を前にして浸水しない靴はないなと。ハハハ。ケイちゃんは「縄文杉へ行く時って川を歩くんですか?」と純粋な質問…。もちろん歩いているのは線路の上で川ではありません…。下の写真を見るとわかると思うのですが、そこら中から水が溢れ、線路を覆い隠していたのです…。もちろん暗闇です。

 帰りがけに撮った同じ場所の写真です。フフフ。テンションが上がるのも無理はないなと。

 そんな川になっているトロッコ道を進み、みんなもすでに雨モードに入ったようで、なぜか笑顔に…。まぁ、こんな道のりを歩いていれば、笑うしかないのも無理はないなと。で、ここ何日か縄文杉へ来ていなかったので、知らなかったのですが楠川分かれの看板が新調されていました〜!ボロボロだった看板がキレイに。ちなみに以前の看板よりも5分増しの時間で書き換えられております。

 なんだかんだでトロッコ終了。意外とみんなも平気で、俄然やる気モードに。しかも、雨が止んでいたので余計に余裕が生まれていたようです。

 山道に入って、テクテク歩き。この辺は小雨の中で、森を楽しみながら歩きました。潤う森は最高だなぁ。まぁ、今日はヌルい風だったのでなんてことはなかったのですが、これから先の冷たい雨は危険が伴いますので注意が必要であります。ウィルソン株でも愛を確認することができ、急斜面に突入であります。

 みんなで「しんどい!」といいつつ、タカさんもジェスチャーで「タイム!」と「オッケー!」を出しつつ、急斜面を乗り切りました〜。ナカマリちゃんとケイちゃんも「なんでこんなところをこんな天気の中で歩いているんだろう」と哲学の領域に入っておりました。確かに日常生活では絶対に味わえない雨だけに、ニューワールドであることだけは間違いないなと。

 そして、縄文杉まであと30分という所からが、今日一番の大雨が降ってきました。しかも、雨だけでなく暴風も!台風ばりです。でも、傘をさせたからまだ台風とは言えないかな。とにかく、たまりません…。梅雨だと当たり前と言えば当たり前の雨ですが、この秋の豪雨ってのがまたナイスです。普段はチロチロと優しい流れがある沢もご覧の通り…。川ではありません。登山道です…。

 一カ所だけ、ボクが中央に立って橋渡しをした所がありましたが、まぁ余裕であります。そして、久々に見ました「縄文の滝!」縄文杉デッキのすぐ真下の写真です。ん〜、梅雨&台風前日以外では初めてかもしれません。これぞ前線の豪雨。刺激的です。

 そして、なんとかかんとか縄文杉へ到着ッ!消えてなくなるだろうと思われていた笑顔がスタート地点以上の笑顔になって、ご対面できました〜。なかっさんとよ〜ちゃんは「雨と風に気持ちを奪われて、なんだかあんまり疲れてない」と。火事場の力に共通する「力」が発揮されたのかもしれません。

 そんなこんなで写真を撮りつつ、ワイワイしつつ、風と雨がよけれる小屋まで歩きました。なんとも久々の屋根と壁。全身、ビッショ濡れではありますが、平和なひとときでありました。シートをしいても、何をしても小屋の床が濡れてしまったので、乾いたタオルでぞうきんがけしてから、小屋を後にしました。

 下りはというと、天気は徐々に回復傾向で、俄然みんなの写欲もわき、写真を撮りつつ歩きつつの展開に。トロッコ道上では、暴風で落ち、大雨で流された葉が至る所にその壮絶さを物語っておりました。

 で、中盤からはなんと青空まで出てきてしまったのです!まさかの回復力。思わず、沢へ下りてコーヒーブレイクしてしまいました。気温も絶妙で、ときどき陽光まで感じてしまうほどでありました。ホッと一息、良い時間でした。

 で、大雨縄文杉の定番となりつつある、小杉谷橋からの増水具合です。まずは今朝の写真。ん〜、梅雨のようです。


 そして、帰りがけに撮った写真です。雨が止んで数時間もすると一気に水がはけます。まぁ、それでも普段よりは多いですが。

 ついでに全く増水していないときの写真も参考にどうぞ。

 というわけで、消えるどころか笑顔が倍増して下山完了となりました〜!ん〜、嵐の縄文登山というのは、人間の潜在能力を引き出してくれる道のりなんだろうなぁとふと思ってしまう、ナイスな一日となりました。

4 件のコメント:

  1. 無事に神戸帰って来ました!
    なんなんのおかげで豪雨もまた楽し☆でした!ありがとう(^-^)v
    やっぱり杉さまは素敵でした♪…でも今度は晴れとまで言いませんが、普通に雨ぐらいでいいかな(笑)あの川の穏やかなとこみてみたい…。

    また遊びに行きますね~(^^)/

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  2. おっ!早速のなかっさん!早い!もう神戸に着いたの?いや〜、今回は台風ばりの天気が最高レベルに楽しかったねぇ。あんな水の中を歩くのは一生に一度あるかないかってことを考えると女レベルが上がった一日だったなと。フフフ。
     てなわけで、今度はまた違う天気の中で歩きにいこうねぇ〜!アレを体験してしまったら、晴れの日の登山が物足りなくなる?かもしれないよぉ〜。
     また屋久島で待っとりますねぇ〜。

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  3. いや~、嵐の中の登山って、変にテンション上がりますね。おかげで、しんどさが軽減された気がしてます。
    雨&風に感謝(?!)なのか???(笑)
    しかし、太ももとふくらはぎの筋肉痛がハンパないです。。
    コレが1番キツいかも(>_<)
    縄文杉さまはもちろんのこと、大王杉さまとか、他の杉さまたちに会えてステキな1日でした♪
    なんなん ありがと☆
    今度は、嵐じゃない、杉さまたちに会いたいですわ。
    穏やかな安房の上流もね。ふふっふ。

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  4. ホーイ!よ〜ちゃん。なかっさんに続いて、書き込みありがと〜〜〜。いや〜、変なテンションってのは人生の中でも大切なもののひとつかなと。思うに、あの感覚って、子どもの時に持っていた感覚なのかなと。言葉ではない、論理的ではない、「変なテンション」。そう考えると、また貴重な一日だったのかなと。
     でもって、個人的にはまた嵐の日でもいいけれど、またいつでも屋久島へ遊びに来てね〜!晴れも良し、雨も良しの屋久島はまだまだ終わらない?

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