2011年10月19日水曜日

白黒の世界を抜けるとそこは…。

 本日はタカダちゃんとサオリンと一緒に白谷〜太鼓岩まで行ってまいりました〜ッ!天気予報は雨マークまじりの曇りだったのですが、入口付近はのっけからノーコーノーム(濃厚な濃霧)。こんな日は神秘的な世界が待っているのでドキドキの中スタート。とはいいつつ、白谷を初めて歩くサオリンはというと雲行き怪しい雰囲気にテンションは下がり気味。さらには昨日縄文杉へ行き、パワーをもらうどころか全体力をつぎ込んでしまったがために、朝から筋肉痛マックス!対するタカダちゃんは前日のダイビングの疲れもなく若干アルコールが残っている感じ?でのスタートなりました〜。歩き始めて20分。吊り橋の向こう側が見えないほどのノーコーノーム。ん〜、実に濃いっす。

 まずは原生林コースを攻めたのですが、進めば進むほどにノーコーノームッ!(ちょっと響きが良いので多用させていただきます…。)もう、写真が写せないのではないかという暗い森。途中でヘッドランプをして歩く人もいるほどでした。ここまでの濃霧はなかなかないので、たまらない白谷ウォークであります。

 雨はというと全然降っておらず、ただただ脱帽してしまうほどの風景でした。「ここはどこ?わたしはだれ?」と自問してしまう霧の世界。テンション下がり気味だったサオリンも「うわ〜!」と筋肉痛の足を引きづりながらも興奮モードへ。でもって、こんな日はいつもとは違う写真が撮れるので、ちょっとかっこよさげな雰囲気で2人を激写…。水の中?それども黄泉の国?といった世界です。

 そんな森をテクテク歩き、苔むす森へ到着。まだまだディープな世界でありました!いつもは緑が全面に広がっているわけですが、今日は白黒の世界!よだれ級に神々しかったです。もちろん写真はというと手ぶれを量産。

 でもって、ここからはちょい斜面が急になるのですが、サオリンの雄叫びとも呼べる声がこだましました〜!初めは「よいしょ!」と足をあげ、ちょっとすると「よっこらしょ!」になり、「うぉりゃ〜!」と活用して、「ヌォ〜〜〜!」叫び声を上げながら登りました〜!思わず、タカダちゃんとサオリンの声に笑いながら進みました。

 で、狙っていたランチスポットが団体様で埋まっていたので、さらに先にあるランチスポットでお昼タイム。雨もポツポツ降っていて、しっとりとした空間でありました。風が吹くとけっこう寒かったです。

 そして、ランチ後は一気に太鼓岩へレッツゴー!ここでもサオリンの雄叫びとも悲鳴とも呼べるかけ声で急斜面を登りました!
 で、太鼓岩からはさすがに展望はないだろうと思っていたら、あらビックリ!安房川がすっきり見えるほどに視界が開けておりました〜!まさかこんなに見えるとは思いもよりませんでした。

 すると3分後…。北東の方から厚い雲が迫ってきました。すかさず写真を撮るなら今のうち!ということで、みんなでパシャパシャ。風景写真ではまず連写はしませんが、ほんの数十秒で風景が変貌しました。上の写真から下の写真まで、およそ2分。ん〜、この展開があるから太鼓岩は止められないなと。

 そんなこんなで思わずのんびりしつつ、日が暮れる前に帰るがごとく、ガンガンズンズン進みました。集中力を持続させつつ、サオリンが「疲れて集中できな〜い!」と叫びつつ、意外と平気なタカダちゃんだったりと、ワイワイ歩きました。

 日没には余裕で間に合う時間だったので、沢近くでコーヒーブレイク。沢の音を聞きながら、至福のひとときとなりました。

 そんな感じで、帰りは比較的ユルい道だったので、サオリンの雄叫びもほとんど出ることなく順調に下山完了。まぁ、到着予定時刻を1時間以上押し気味に。これもまた森を楽しみまくった勲章になるかなと。

 というわけで、無事に下山完了!今日はなんといっても、ノーコーノームな森が神々しい一日となりました。

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