本日は仲良しガイドと嫁さんと一緒に淀川〜花之江河付近の山小屋&トイレ清掃をしてまいりました。なかなかどうして激しいシーズン真っ盛りですが、逆にシーズン真っ盛りだからこそ動く必要があるとも言えるこの清掃作業。登山道や自然系は全くと言っていいほど、ゴミもなければ、美しすぎる山なので、人が利用する部分が汚れてしまっております。
この山の問題を語る時に、一般的メディアはすぐに「山が荒れている!」と騒ぎますが、実はそうではないんですね。汚れているのはあくまで人工物なんです。ここを勘違いすると、あやまった環境保護へ話が進むと思いますので、お気をつけ下さい。確かに観光で屋久島の山に来る人は多いとは思うのですが、それで自然そのものは荒れていないというのが本音です。もっと突っ込んで言えば、ここ数十年で最も自然環境は守られてもいると思います。なにせほんの40年前は「木を切る」ことにこそ価値観があったのですから…。
でもって、淀川小屋到着。梅雨に入ってからは一度もこっちの山へ来ていなかったのですが、しっかりと淀川歩道橋は残っておりました〜。若干斜めですが、通行には支障はないでしょう。
ほんでもって、まずは花之江河にある携帯トイレブースの清掃。実はこのトイレブース、初めにテントに入る時がビビるんです。というのは、携帯トイレを持ってきていないのに、網の上にブツをしてしまう人が…。そして、そのまま帰ってしまう…。恐ろしい光景が待っている時があるのですが、本日は想像以上にキレイでした〜!常備してある清掃グッズに水が浸入していて、汚れがありました。
このくらいはシャシャッと洗い、テントの砂埃を払って、掃除完了!ん〜、このぐらいのメンテナンスで助かりました…。
そんでもって、只今、花之江河は一年で最も美しいであろう時期を迎えております。というのは、お盆過ぎぐらいまではミズゴケを始めとする植物たちが「緑」を謳歌しているんです。9月に入ると徐々に緑が枯れ草色に変わっていくんですが、只今緑が絶好調であります。
そして、淀川小屋へ戻って、トイレ&小屋清掃。いや〜、なかなかどうしてゴミが多いです。人為的なゴミは少ないんですが、タオルであったり、壊れた草履であったり、靴下であったり、山では忘れ物もゴミになるので注意したい所ですね。縄文杉ルートはガイドが多いので、忘れ物的なゴミは毎日持ち帰っているために、量的には多いのですが、キレイです。
そんでもって、暑い中お掃除大作戦。トイレは僕らが花之江河へ行っている時に、汲取に来たようで満タンに近かったし尿はなくなっておりました。なので、さらに美化を目指すために、便器をこすって頑張っちゃいました〜!Tさんの仕事っぷりです。家のトイレの掃除はしないのに、山のトイレの掃除をする男の背中です…。
でもって、うちの嫁さんも小屋の中の掃き掃除を頑張りました。普段はフィールドに出てきませんが、山を愛する女です…。ゴミを収集して、隅から隅まで掃き掃除をしちゃいました。終わった途端「くそ〜、ぞうきんで拭き掃除がしたい」とさらなる闘志も見せておりました。
サクサクっと歩いて、登山口に着きました。なんだか今日の汗は普段の汗とは違って、心の中もスッキリした感じでありました。
というわけで、また汚れるでしょうが、人工物がある所は、人間が作った場所なので、人間が頑張りさえすれば、気持ちよく使っていけるものだなと再確認した一日でありました。
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