本日は「屋久島世界遺産地域調査研究活動報告会」!べらぼうに漢字が羅列された講演会ではありますが、内容は難しい報告ではなく、非常に面白かったです。それぞれの先生が調査による報告を30分ぐらいで話してくれたのですが、シンプルで幅広いことを、ササ〜っと流れるように時間が過ぎていきました。
聞き終わると、それぞれの先生が話してくれた内容がキレイにつながり、個人的に、体験的にわかっていたことが、科学的に理解できたり、今まで知らなかった細かい事など、充実。
ここまでは、屋久島に来た人ならば理解できると思います。ボクのアンテナに引っかかったのがそこから…。
標高の低い所は、種類が豊富でたくさんのエサがあります。
それに比例して、群れの数も多く、頭数も多い。
逆に標高の高い所は、針葉樹がメインとなってくるのでエサの量も種類も少ない。
それに比例して、群れの数も少なく、頭数も少ない。
ここで、標高の低いところの群れは分裂、消滅がたくさんあり、
標高の高い所の群れは、長期にわたって安定した群れでいられる。
つまり、貧しい環境の方が平和的に生きているんだなぁ〜と。まぁ、ボクの感覚的な解釈にすぎないですが、貧しいからこそ、猿の心が豊かになるのかなぁなんて想像しちゃいました。猿にも欲があるかどうかわかりませんが、なんだか人間と重ねちゃいました。まぁ、人間は貧困すぎても争うし、欲望がありすぎても争うし、ほどほどよりちょっと貧しい生活が平和の秘訣かなぁと思いました。
というわけで、屋久島の自然を科学的に知ることで、人間の姿がちろっと考えた一日でありました。屋久島ってのは知れば知るほど面白くなってしまうし、迷宮入りしてしまう島だなと。
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