2017年5月14日日曜日

パーフェクトッ!<文章アップ完了>

 少し遅れてしまいましたが、11〜12日でイガラシさん&タグチさんと一緒に宮之浦岳〜縄文杉の縦走へ行ってまいりました〜!お二人ともボクが10年ほど前にガイドをしたタカハラさんのお友達ってことで、朝からテンション高めでありました。笑。美屋久の輪でありました。
 で、朝からハプニング発生!なんとボクが車にシューズを忘れサンダルだったんです…。大慌てで友達ガイドの車を借りて、追いかけました〜!(Oさんありがと〜!)なんとか追いつき、シューズゲット!早朝から珍道中の始まりでした。笑。

 と、そんなハプニングに大笑いしつつ、レッツ縦走。前日より晴れが続いており、理想的な朝の中を歩き始めました。小鳥のさえずりを聞き、爽やかな朝でありました。淀川にて朝ご飯。なんとも良い時間でありました。


 川沿いのヒメシャラが朝陽を浴びて気持ち良さそうでした。それにしても、朝の淀川は最高だなぁ〜。


 そんな至福な朝を終え、長い道のりを歩きました。二人とも登山経験者でして、しっかりとした足取りで歩を進めました。屋久島トークをしつつ、雑談をしつつ、爽やかなあるきでした。


 一汗かいて、展望所へ。見事に晴れておりました!一昨日はなかなかの豪雨でして、なんとなく登山道も豪雨の名残りがあったのですが、本日は大快晴!風も爽やかでありました。


 順調なペースで進んで、花之江河。ようやく春が訪れた感じでして、水たまりにはオタマジャクシもたくさん。こんな天気での縦走は俄然テンションがあがってくるなと。


 二人とも登山に慣れているだけあって、道中のリズムがいいといいますか、流れがとても良かったです。そんでもって投石平まで来た所で日焼け止めを塗りました〜。直射日光が熱〜〜い!厚塗りです。笑。ボクは先月もかなりムゴい日焼けになったので、今回は教訓を生かすべく、途中でも2度ほど追加塗りしました。笑。5月だからといってあなどれない屋久島の日差しであります。


 そして、森林限界のボクらを楽しませてくれたのが、アセビ(馬酔木)です。超満開にして、大当たり年といっていいほどに咲いておりました〜。一株丸々咲いているものも多々あり、随所で歩きの疲れを吹っ飛ばしてくれました。


 そして、奥岳の展望は全く以て言うことなし!言葉なんていらない絶景の中を歩くことができました。


 と、ヤクザサの中で怪しい人影が…。笑。日差しが強過ぎてヤクザサに隠れるイガラシさん…、ではなく、水を補給しているイガラシさんです…。笑。前々日の大雨の影響も残っているのか、水はやや多めでした。


 最後の急斜面はボチボチ歩きつつ、たまに立ち止まって、稜線を眺めました。いや〜、こんな日に登れるなんて幸せです…。天気に左右されまくりな宮之浦岳なんですが、タグチさんとイガラシさんの日頃の行いがよかったということで…。笑。


 んでもって、宮之浦岳頂上に到着〜〜〜!もちろん快晴!ちょっと風もあるんですが、火照った身体にはちょうど良い風でした。山頂付近には10人ほどの登山者。みんな笑顔が爆発しておりました。永田岳も相変わらずのかっちょよさでありました。


 と、しばしランチをしたり、絶景を楽しんだりして、下りの道のりへ。淀川〜宮之浦岳の間もシャクナゲのツボミがナイスなんですが、それ以上に宮之浦岳〜平石付近のツボミが凄い!狂い咲きしている子がいないかなぁ〜と探しながら歩きましたが、まだ咲いておりませんでした。今月末が楽しみであります。


 ボチボチ歩きつつ、平石岩屋でブレイクタイム。朝以上に雲のない天気!晴れ過ぎですって感じの風景でした。爽快!でも、日差しは強めです。笑。つい先ほどまで歩いていた道のりを復習しつつ、絶景を楽しむことができました。


 そんな素晴らしすぎる森林限界を楽しみながら歩き、テクテク歩き続けて、ホテル新高塚に到着。小屋の中は満杯状態だったので、テント泊決定。快適な寝床を確保することができました。
 で、お腹いっぱいディナーを楽しみつつ、次の日の作戦会議。このまま晴れちゃうと縄文杉が朝焼けする可能性大ってことで、朝焼け縄文を狙っちゃうことになりました。3時起きで歩かなければいけないのですが、二人とも体力はまだまだ残っていたので19時過ぎぐらいには就寝。静かな夜を過ごしました。


 そして、翌朝…。満月の月明かりの中をヘッドライト走行にてテクテク歩きました。晴れていても、なかなか朝焼けしないことも多いので、ある意味「賭け」でもあるんです。笑。しかし、縄文付近に近づいて来るとジワジワと朝陽が森に差し込んできました〜!期待を膨らませつつ、縄文へ。


 まずは朝焼けする前の縄文杉にご対面ッ!今まで見てきた屋久杉たちとは別格級の縄文杉。それだけでも感動してしまうんですが…。


 しっかりと朝陽が縄文杉に当たってくれました〜〜〜ッ!ものの10分ほどなんですが、ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜言いながら、その神秘的な光景を身体で感じることができました。ボクもこの3月末にできた新しい北デッキから縄文の朝焼けを見るのは初めてです。身も心もしびれちゃいました。その場に仲良しガイドもいたので、思わず握手しちゃいました。笑。


 ここまであまりにうまく行き過ぎているので、逆に怖いほどだったのでありますが、縄文杉の感動を胸に下山開始!30分ほど歩いてから、水場で朝ご飯を食べました。行き交う人たちは昨夜出会った登山者で、ほぼ顔見知り。笑顔で挨拶を交わしつつ、良い朝でありました。


 朝ご飯後も朝の気持ちよい森をテクテク歩き、日帰り組がたくさん来る前にウィルソン株に到着!最初は愛を探しまわりましたが(笑)、しっかりと愛を手にすることができました。笑。 


 そんな良い流れのままに、トロッコ道まで下りて来れました。さすが登山慣れしているタグチさんとイガラシさんだけあって、膝も腰も異常なし!素晴らしい〜!ボクとしても、皆さんの体力や天気等を考慮しつつ、作戦を考えながら歩くんですが、こんなにもうまく進むことは珍しいんです。二人の体力と天気に感謝しつつ、余裕のトロッコ道を歩くことができました。


 で、あまりに順調過ぎるんで、ゆっくり歩いたわけなんですが、それでも順調で川に寄ってブレイクタイム。本日3杯目の珈琲を頂きました。笑。なんとも優雅な時間でありました。こんなまったりな時間が作れたのも、天気と体力のおかげでありまス!


 んでもって、今日の天気は午前中からそこそこ降りそうな予報だったのですが、だいぶ前線も遅れ気味だったようで、残りの30分だけ雨が降りました。屋久島で雨に当たらないのもまた消化不良とも言えるので、これまた良い流れだったなと。しっとりしたトロッコ道を歩けちゃいました。


 そして、ゴール間近のトンネルに。トンネルの向こうに2日間の想い出が詰まっておりました。素晴らしすぎる展開だったなと。


 で、あまりに順調に帰って来れたので、タクシーに切り替えて早めに里に戻ってきました〜。ボク的には山で食べる予定だったお昼用を食べてもよかったのですが、イガラシさんとタグチさんが「山は山!下山しておいしいものを食べよう!」ってことで、昨年できたばかりの「日高家」へ。ボクは入るの初めてだったんですが、とってもうま〜い!縦走後の疲れも吹っ飛ぶ感じでした。サバ節の出汁であったり、永田の塩を使っていたりと、屋久島の味を堪能できました!


 というわけで、その後もあれこれ島内観光しつつ、宿に帰って来れました!なんともかんともパーフェクトと言わんばかりの宮之浦岳縦走登山!こんな完璧な縦走はボクも数年ぶり?素晴らしすぎる流れに乾杯ッ!文句なしの2日間でありました。

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