2016年4月1日金曜日

黒味ジェットコースター!

 本日も元気いっぱい、ともこちゃん&ヤマムラさんと一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜。ともこちゃんは毎年恒例3月に来島するんですが、ボクがガイドをするのは何回なんだろうか…。逆に年が明ける頃になると「ともこちゃんは3月のいつ頃来るかなぁ〜」なんて思ってしまうぐらい恒例であります。笑。そんなともこちゃんが海外で出会ったヤマムラ夫妻と屋久島旅行!まぁ、奥様の方は宿で待機という形ではありましたが、ヤマムラさんはやる気満々で気合い入ってました。

 と、数日前の天気予報ですと、そこそこ雨が降りそうだなと思っていたのですが、前日になってみるとほどほどに晴れそうな雰囲気。何を隠そう、昨年もその前も荒れ模様の天気でともこちゃんは黒味岳を断念していたのでした!3度目の正直か?このルートを歩けるだけで幸せです。笑。淀川も淀むことなく美しき水の流れを奏でておりました。


 そんな感じで淀川にうっとりしつつ、ぐいぐい進みました〜!なんと本日の最終便でともこちゃんが島を出る予定だったので、いつもの1.2倍ぐらいの速度で歩いたのであります。二人とも弱音をはくことなくがんばってくれました!道中はというと、思わせぶりな太陽が森に差し込むシーンも…。昨夜の雨が森を潤わせてくれていたので、キラキラモードでありました。


 ヤマムラさんはデジイチ、ともこちゃんはニューフェイスのミラーレスでパシャパシャ。ちょいと速度早めで歩きましたが、奇麗な風景を目の前に足を止めました。美しさは人間の足を止め、心を豊かにしてくれるなと。


 とまぁ、ぐいぐい進みつつ、花之江河に到着!まっしろ〜〜〜!早ければ、花之江河ぐらいから雲が抜けるかなぁなんて甘い考えを持っていたのですが、厚〜い霧に覆われておりました。笑。的中率9割を誇るなんなん天気予報は見事に打ち砕かれました〜!笑。それでも、実に幻想的な雰囲気でして、これはこれでナイスです。


 んでもって、ラストの急斜面をハッスル!普段は登山系の遊びをあまりしていないというヤマムラさんはその才能を開花すべく、アドレナリンを放出させつつ、ロープもひょいひょいでした!ナイス!「思ったほど急斜面が長くなくてよかった」といいつつ、その裏には「もっと激しくてもよかったかも!」という雰囲気でした。笑。


 森林限界に突入すると、お食事中のメス鹿さんが登場。全くこっちに興味を示さなかったのですが、僕らが粘って、呼んだり手を叩いたり、足で音を出したりと、なんとかこっちを向いた写真を撮らせてくれました。鹿から見れば、僕らは「何か変なことしてるなぁ」ぐらいなのかな?笑。かわいらしかったです。


 そして、本日の風の予報は「西の風から北西の風強し」ってことで、頂上が凄いだろうなぁと思いつつ、リュックを岩陰に置いてから登頂〜〜〜ッ!爆風スランプでした〜!笑。もう笑っちゃうぐらいの爆風でして、ジェットコースターに乗った時に息がつまる感じがなんども体験できてしまいました。笑っている場合じゃないんですが、笑ってしまいました。ほんとに立っていられないぐらい!下の写真は必死に黒味岳の看板にしがみつく、ヤマムラさん。やらせではありません…。笑。立ってられないんです。


 写真を撮りつつ、すかさず頂上の下におりて避難!ここもまぁまぁ風があったのですが、頂上に比べたら天国でした。実際の気温は10度いかないぐらいだったと思うのですが、体感温度はマイナス級でした。


 あまりに寒かったので、とりあえずコーヒータイム。岩陰は幸せです。笑。ホッとしたあとにヤマムラさんが「頂上の風で動画をとりたいなぁ〜」というわけで、もう一度爆風スランプの頂上へ行っちゃいました。さっきよりも凄い感じで、変なテンションが楽しすぎました。笑。


 そんな感じで全くもって、雲が抜けそうにもなかったので下山開始。樹林帯に戻ってから、ランチタイムを楽しみました。森って平和だなぁ〜。このジェットコースターのような頂上を体験できたら、そこそこの強風ではびびらなくなるのではないかと…。笑。


 でもって、船の時間もあるので、帰りもちょい早めのペースでぐいぐい下っていきました。花之江河も小花之江河も登りの時より濃厚な濃霧が幻想的な景色を作り出しておりました。登りの時もそうだったのですが、水木しげるの話題が出るほどに、魅力的な雰囲気満載でした。


 と、下りでちょいと身体が熱くなってくる頃に、青空&日差しが出てきました〜!島の南側はだいぶ雲が抜けてきたようでした。まぁ、それでも雲の流れは速かったので、頂上の視界はなかったのではないかなと。日が差し込むと温かかったです。


 そんな太陽も感じつつ、淀川に戻ってきました。本日2度目のコーヒーブレイク。頂上のジェットコースターが嘘のように、平和で美しき空間でありました。幸せ…。


 ちなみに小屋の温度計は10度を切る感じ。頂上付近は7〜8度ぐらいだったのかな?まぁ、体感はマイナス級でしたけれど。


 最後は淀川の水場で焼酎用のお水をゲット。ヤマムラさんが真剣に「これをお湯にするか、水割りにするか」悩んでおりました。500ミリのペットボトルがあと数本必要な雰囲気でした。笑。


 そんなこんなで無事に下山完了!完璧とも言える時間通りの歩きで拍手喝采!二人の健脚のおかげで、船に間に合う時間に戻って来れました。まぁ、帰り道も紀元杉でごろんとしたり、猿が登場したりと、寄り道多数でしたが…。


 というわけで、思った以上に天気が激しい感じでしたが、なぜか興奮状態で満喫してしまいました。もちろん晴れてパノラマが見れるのが最高なんですが、今日は今日で素晴らしき体験だったなと。ワイワイとアドレナリンを放出させて、楽しすぎる一日でありました。

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