2015年9月6日日曜日

想定外の雨で盛り上がってきました。

 本日も元気いっぱい、ナオくん&ラブちゃん、トヨさんと一緒に縄文杉へと行って来ました〜!ナオくん&ラブちゃんは美屋久の古いリピーターであるエリちゃんのお友達、トヨさんは毎年のように屋久島に来るノグちゃんのお友達でして、朝から美屋久な輪が輝く出会いでありました。
 でもって、前日の天気予報からして、そこそこ雨が降りそうな予報。まぁ、警報は出ないぐらいかなぁと思いつつ、出発。登山バス乗り場までの道路もなかなかの雨でして、車のワイパーも全力で頑張ってくれました。笑。登山口についてもなかなかの雨と雷。それでもいつもの荒れ天気かなぐらいでありました。


 しかし!歩き初めてみたら、凄かったッ!もうトロッコ道は完全に川…。しかも、水深が深い川でして、今日のメンバーがみんなじゃなかったら、引き返す事も頭をよぎるほどでした。まだ明けきらぬトロッコ道…。いや、道ではなく川でした。笑。


 もうこんな日は、とにかく進んでみるしかないので、グイグイ進んじゃいました。昨日も同じ道を歩いていたのですが、まったく別ルートではないかというほどに水があふれておりました。後で聞いたのですが、登山口の待合所も完全に浸水したとのことで、ある意味ボクらはまだ雨が少ない時に出発できたんだなと…。


 こうなってくると、雨の音&川の音がとんでもないので、ボクの話し声もなかなか届きません。なので、大声でしゃべりつつも、基本は歩き続ける作戦に。安房川に着くと、超濁流のカフェオレリバーになっておりました〜〜〜!風が強くなかったのが救いだったなと。7月に50年に一度の大雨が降った時がありましたが、それ以来であります。


 ボクもここまで雨が降るとは予想しておらず、思わず普段は見れない風景に興奮してしまいました。みんなはきっと不安で心配でいろんなことが頭をよぎったと思うのですが、なぜかガイドが一番興奮していたかもしれません…。笑。と、そんなトロッコ川を楽しみつつも、ガンガン歩いて線路の終点に。終点にある川がまた凄かった…。ここで、このレベルの増水は初めてかも…。写真を見返してみてあらためてそう思います。右側の大岩が完全に水につかってるのは経験したことがないなぁ。


 ちなみに帰りがけに撮った写真はこちら。これでもかなりの増水なんですが、上の写真と比べるとなんてことなく見えちゃいます…。


 そんでもって、周りのガイドとも相談しつつ、水に変なニゴリがないことを確認して、レッツゴー!登山道ならぬ「沢登り」状態で縄文を目指しました!するとちょっと水が多い所で、ラブちゃんが転倒!まぁ、流されるようなところではないのですが、全身びしょ濡れで思わず、屋久島の水と戯れてしまいました〜!笑。ケガがなくてよかった…。


 でもって、森は常に暗い状態でして、ウィルソン株の中でも写真がブレるブレる。そんな暗い森でもしっかり愛を確認し、帰りに雨が止んでいたら撮影会をしようという流れになりました。ちなみにみんなはiPhoneで写真を撮る感じだったので、水没してはいけないので、基本ボクのカメラでパシャパシャ写真を撮りながら進みました。こんな日は写真を撮る余裕すらないので、慣れてないとちょっと想い出写真は撮れないなと。 


 と、急斜面に突入しつつも、雨の興奮の方が上回っている感じでして、問答無用で登り続けちゃいました。かなり辛かったとは思うのですが、風は涼しく汗だくというよりも、びしょ濡れって感じでした。笑。


 そして、立ち休憩をするぐらいでグングン進み、名のある屋久杉にご挨拶しつつ、一気に縄文へ!朝よりは弱くなった雨での中で、縄文にたどり着きました〜!みんなで歓声を上げつつ、ご対面。こんな日だからこその感動と申しましょうか、達成感と申しましょうか、一生忘れられぬ縄文体験になったのでは…。もちろんまだ下りの道のりが待っているのですが、つかの間の安堵感がありました。


 で、デッキの上に登ると仲良しガイドのTがすかさず「警報出たよ〜」と変な笑顔でお知らせしてくれました。笑。まぁ、ここまできたら予定通りに引き返すしかないので、ササッとお弁当を食べました。みそ汁が身にしみたなぁ〜。


 ちなみにまだまだ夏の名残りがある季節ですが、トヨさんは薄手のダウンを持ってきていて装着!それぐらいに寒さを感じてしまいました。ナオくんとラブちゃんもお色直し完了。ボクは暑がりなので、一人で涼しくて気持ちいいなと思いつつ、半袖ティシャツでした。笑。


 そんでもって、下山開始。辺り一面、もや〜っとした雰囲気が極上な屋久島の森を演出しておりました。下の写真はラブちゃんのレインウェアがよく水をはじいている写真。ちなみにボクのレインウェアはゴアテックスがシミテックスに進化して、びしょ濡れでパンツの仲間でしっかり浸水しておりました。笑。


 で、みんな多少の疲れはあったとは思うんですが、縄文へ行けた達成感と大雨の興奮で、良いペースでトロッコ道まで下りて来れました。ここまで来ると雨もほぼやんで、数時間ぶりに傘を閉じました。この時期であれば沢に寄って休憩するのが美屋久なガイドでありますが、もちろん沢も増水。一気に小杉谷休憩所までノンストップで歩きました。
 そのまま、安堵のブレイクタイム…。コーヒーとココアの香りを漂わせ、至福のひとときを過ごしました。今日一番、ホッとできた瞬間だったかなと。思わず、長めの休憩となりました。


 そんな感じで、最後は水がひいたトロッコ道をテクテク歩き。朝の道とは全く違う歩きやすさに感動しつつ、まだまだ残っていた笑顔で登山口まで歩きました。無事に下山完了。登山バスがイレギュラーな運行をしていて、ちょうど良いタイミングで戻って来れました。


 というわけで、想定外の雨ではありましたが、どっしゃぶりの豪雨の中、アドレナリンを大放出させて、縄文杉に会って来れました!土砂崩れなどの危険もありはしましたが、細心の注意を払いつつ、無事に帰って来れてよかったです。みんなもいろんな思いが詰まった笑顔に進化して、なんとも内容濃過ぎで、充実感が半端ない一日でありました。

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