2013年2月24日日曜日

「たんかん」を撮る。

 今、屋久島はたんかん色です。まぁ、島全体の収穫も終盤戦に入ってきて、お土産屋さんやスーパーや無人市がたんかん色に染まっている感じであります。

 で、ボクが毎年手伝っている農家さん(美暢農園)は予想以上の収穫でありました。昨年は外れだったのでモノは良いものの量がなかったんです。今年はモノも良いし、量もいっぱいッ!そんな豊作につられて、たんかんのイメージ写真を撮ってみました。

 青空にたんかんが映えます。たわわに実っているとホッとするのですが、1時間もすると実がなくなり葉っぱだけになるので、「嬉しい淋しさ」ってところです。



 こんな感じで1つずつ丁寧に採っていきます。中にはヒヨドリやメジロにつつかれてしまったモノも。昨年は台風が多かったのですが、美暢農園の木が元気いっぱいだったのか、傷物も例年より少なかったです。



 そして、収穫されたたんかん達は、大きさや品質によって振り分けられます。いや〜、今年は美しきたんかんが多かったなと。下の写真はとびっきり級のたんかん達です。通常は少し傷などが入っていますが、完全無農薬、無化学肥料という見た目に厳しい育て方をしているにも関わらず、この品質…。



 輪切りにするとこんな感じです。温州みかんや三ヶ日みかんなどと違って、実と皮に空間はありません。なので、むきにくいです。オレンジとみかんの中間といったところでしょうか。濃厚な味に加えて、ジューシー。無農薬、無化学肥料なので、マーマレードやジャムに混ぜたりして皮も食べれます。我が家の愛娘もたんかんに皮のままかじりつきます。それぐらい安心して子どもに食べさせられます。もちろん皮のままは苦すぎるので、食べるのは中身ですが…。


 さらにアップをどうぞ。屋久島では県道沿いの無人市で売られていますが、基本的には傷物や味がのっていないもので、市場には出せないものです。ボクも味を比べるためにいろんなタンカンを食べるのですが、美暢農園のたんかんは別物です。おいしいものって食べている時もうまいけれど、なんといっても「余韻」が素晴らしい。それが美暢農園のたんかんにはあるなと。写真を見ているだけで、口の中がたんかん風味に…。



 今年は予想以上の収穫量だったので、もう少し出荷できるとのことです。島内の人は手が黄色くなるまで「たんかん漬け」になっていると思いますが、島外の人で「たんかん食ってみたい!」って方は美暢農園に連絡してみてください。それほど大きな農園ではないので、なくなったらおしまいだと思いますが、気になる方は0997-47-3100までどうぞ。メールアドレスもあるのですが、パソコンはほとんど使ってないようなので、メールで問い合わせたい方は美屋久の「お問い合せ」から連絡していただけたら、ボクから連絡しておきます。「美屋久のナンナンから教えてもらいました!」って言えば、何かサービスがあるかも…!?

 というわけで、ガイドもほとんどせずにたんかんまみれな2月。3月に入ったら味のノったたんかんでジュースでもしぼろうかなと考え中です。脳みそもたんかん色に染まっている今日この頃です。

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