2012年12月15日土曜日

12月とは思えない豪雨ッ!

 本日は昨日に引き続き、復活したヒロミちゃんと一緒に縄文杉を行ってきました〜。屋久島に幾度となく来ているヒロミちゃんですが、縄文杉は2回目。初屋久島以来の縄文参拝となったのです。しかも、日帰り縄文はお初。どうも、初めて来た時は疲れ切ってしまったようで、全く余裕がなかったとのこと…。さて、どうなるか…。

 しかし!朝から屋久島地方は季節外れの雷雨ッ!猛烈でした…。ボクが住んでいる地域はかなりの雷モードで、外へ出るのも危険なほどであったのです…。30分ほど出発時間を遅らせるほどでありました。
 とまぁ、なんとか雷も落ち着いて、車を走らせ登山口へ。すると、奇跡の星空が広がっていたのです。ビックリ。ちなみに12月は登山バスがないので、登山口まで車で来れます。全部で7台ほどでありました。全体でも20人ほどの登山客で、平和でありました。


 そんな強烈な雷雨で始まった一日でありますが、トロッコ道は降ったり止んだりの平和な道のり。まぁ、どんな季節でもトロッコ道の距離は変わらないのでテクテク歩きです。


 でもって、バイオトイレ裏のメタセコイヤが全部落葉しておりました〜。冬の景色であります。すっきりした感じ。


 ちなみに下の写真は11月24日の黄葉するメタセコイヤです。連休なので、人も凄い…。

 ついでなので、春のメタセコイヤもどうぞ。5月の新緑です。


とまぁ、後半のトロッコ道は気温の高さとほどよい湿度が手伝って、ヒロミちゃんも眠気モードに…。12月だというのに南風の影響で寒さが全くありませんでした。
 でもって、いざ山道へと突入。まるで初めて歩く道のりのように、ヒロミちゃんはキョロキョロしながら歩きました。以前ヒロミちゃんが来た時は翁杉はまだ立っていたのですが、今は倒木です。前に来た時の記憶はそれほど残ってはいなかったようなのですが、翁杉は想い出の樹だったようで、雰囲気までしっとりモードでありました。




 これまた以前来た時はウィルソン株のハートが良い形をしていなかったらしいのですが、今回は奇麗なハートが撮れました。きっとヒロミちゃんの愛の力が成長したのでありましょう。
 んでもって、お待ちかねの急斜面!「こんなところ歩いてない!」と叫びつつ、がんばりました〜!


 その後もしとしと雨は続き、順調に歩を進める事ができました。ヒロミちゃんも脚力がアップしているので、余裕の表情。体力があればあるだけ、景色に集中できるんだなと。

 そして、そんなノリのままに一気に縄文杉へ!誰もいな〜い!いつのまにか最後尾を歩いていたので、貸切状態で久々の対面となりました。ヒロミちゃんも「今日の縄文杉、違うよね〜」と。雨が似合うなと。例のごとく、ボ〜っとタイムが始まりました。 


 ちまたで噂の大枝ですが、まだまだ健在です。パッと見は元気な枝なのですが、よ〜く見ると腐れが見えます。毎日のように来ているガイドも言われないとわからないくらいです。それにしても、この冬の雪が気になります。どんだけ降るのかなぁ。


 その後は東屋でランチ。手先は冷たかったのですが、極寒というわけではなく、平和なランチタイムとなりました。んでもって、今日の雨はここからが本番でした。下山するって時から雨脚がヒートアップ。下りは良い雨がず〜っと降り続きました。都会で乾いた生活を送っているとのことで、ヒロミちゃんに傘は必要ありません。全身で雨と戯れ、都会の乾きを必要以上に補っておりました。


 とまぁ、今までヒロミちゃんと歩いたコースは山道中の山道だったので、整備が行き届いている縄文ルートはサクサク下りる事ができました。これもヒロミちゃんの実力がアップした証拠だったなと。
 そして、トロッコ道まで戻ってくると…。豪雨から雷豪雨へと空模様が変貌しちゃいました。歩くぞ!って時に、ピカゴロッ!と頭の真上で雷が…。すかさずトイレで10分ほど待機して、雷が去るのを待ちました。
 雷が去ったあとはこれまたサクサク歩き。雨はドンドン強くなっていきました。


 下の写真は白谷へと通じる登山道です。沢ではありません…。


 トロッコ道の脇はいたるところに小滝が出現。ヒロミちゃんの心も俄然ヒートアップしていきました。登りはあんなにも眠たがっていたのに、帰りは目がギラギラしておりました。


 一気に小杉谷休憩所まで辿りついて、コーヒーブレイク。ヒロミちゃんも知り合いのガイドであるT氏と一緒になってワイワイできました。


 遠くの方で雷がなっていたのですが、だいぶ雷雨も落ち着きラストスパート。小杉谷橋からの安房川が爆発しておりました。美屋久定点ポイントより、まずは朝の安房川。なかなかの水量です。


 そして、帰りの安房川ッ!お得感満載の大増量中でありました。


 これまたどうせなので、晴れた日の安房川もどうぞ。水がほとんど見えません。


 そんなこんなで、雨と戯れながら、無事に下山完了!日没前にしっかりと帰ってくることができました。ヒロミちゃんも「縄文杉のイメージが変わった!」と、大雨縄文にご満悦でありました。 


 というわけで、美屋久としては本日が2012年最後のガイドとなりました。今年も色んな事件は発生しましたが、事故なく、怪我なく、ボクも倒れる事なく、みなさんと元気に歩く事ができました。2012年ありがと〜!

追記:夕方に一瞬だけ「洪水警報」が出ていたようです。帰り道で何もなくてよかったです…。

2 件のコメント:

  1. 縄文杉...
    見上げた時のグワッってきた感覚が今でも忘れられない。。。

    翁杉...
    千年単位で生きてきた中で両方の姿を見れるって貴重なのかもなぁ,,,って感じつつもあの姿は悲しかったなぁ。

    やっぱり、縄文様はスゴイな~と改めて♪
    トロッコの途中からは歩きやすいのもあって紐で引っ張られてるかのようだった(^^*
    安房川のコワイくらいの音も、帰りの小滝がイッパイな光景も忘れられないわぁ。
    元気に歩けたことに感謝感謝♪

    ~~~~
    今年もタクサンありがとう!!!
    縄文杉の大枝が雪に勝ちますようにと願いつつ、、、
    来年はモッチョムもグランドキャニオンも一飛びしちゃうね(笑)
    良いお年を(^^/
    ~~~~~

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  2.  今まで避けてきたのがおかしなくらい日帰り縄文もよかったっしょ〜!?
    ヒロミちゃんの体力がアップすればするほどに、もっと縄文杉が凄くなると思うよ〜。
    たとえ、大枝が折れたとしても縄文杉は縄文杉。
    翁杉だって考えてみれば大枝が数本周りに落ちているから、
    縄文杉の枝だけを守るってのもおかしな話かなと。
    縄文杉自身が落とそうとしているのかもしれないしね。
     でもって、狙ってないのに大雨も最高だったねぇ〜。
    トイレを出発する前の雷からお茶しているときが警報発令中だったみたいだよ〜。

     てなわけで、また来年!

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