意外と嵐は弱めでした。

　本日も嵐に突っ込むように、クボちゃん＆フクちゃんとオッチーと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。前日の打ち合わせも「明日は嵐を楽しもう！」ってことで、気合いが入っておりました。ちなみにオッチーは先日の台風の時に屋久島へ来島しようとしたのですが、全便欠航で撃沈…。さらには昨年の夏にも屋久島の旅を企てていたのですが、その時も欠航…。３度目の正直にしてやっと来れた屋久島だったのです。逆を言うと、オッチーが嵐を呼ぶ女だったのかもしれません。

　それはさておき、登山口へ着くと濃厚な雲の中。前日に引き続き川も増量中でして、ドキドキとハラハラが合体した感覚でありました。ん〜、こんな日の縄文ルートはなぜだかどうして興奮してしまいます。

　とりあえず、レインウェアを装着してレッツスタート。霧の中で風は強かったのですが、雨もほとんどなくテクテク歩き。順調に歩を進め小杉谷集落跡地へ到着。するといきなり「ベニキノコビト」が出現しました〜！これにはボクもビックリ。意外とトロッコ道に似合うので微笑ましき光景でありました。クボちゃんの仕業でした〜〜！

　そんな感じで例のごとく、道草に寄り道をくいつつ、歩きました。実はみんなスポーツ系なので体力満点！ソフトにバレーと基礎体力を活かしつつ、余裕の写真撮影をしながらのトロッコ道でありました。

　山道に入ってからも、汗をかきつつ順調そのもの。８月だというのに実に涼しい風が吹いてくれて歩きやすかったです。嵐の気配はあるのですが、なかなか本気の嵐にはならず、平和な道のりでありました。全体の登山者のペースも嵐を気にしてか、とても早くスムーズに流れているようでした。

　んでもって、ウィルソン株で愛の撮影会。みんなカメラと携帯の二刀流で愛を確保しておりました。ガイドブックショットも織り交ぜつつ、みんなの心が愛に満たされました〜。もちろんお参りも忘れずに。

　その後も雨は降ったり止んだりで、強烈な雨は長くは続きませんでした。ちょうど雨が上がったぐらいにランチスポットへ到着。潤いまくりで避暑地にはもってこいの場所でお弁当をほおばれることができました。

　そして、ランチ後は一気に縄文杉へ！ここで発覚したのですが、実はクボちゃんは２度目の屋久島だったのです。「こんなに太かったっけ？成長した？」と…。数年前はガイドなしで歩いたということで、記憶がかなり薄れていたのですが、今回はきっと全身で縄文杉に体当たりできたかなと。

　で、のんびりした後に下山を開始したのですが、フクちゃんが「ドキドキが止まらない！」ってことで、縄文様にしびれていたようです。きっと数ヶ月は縄文杉を思い出すだけで心が満たされることでありましょう。

　そんなこんなで下山スタート。体力系と若さがあるがゆえに、安定した足さばき。余裕とはいわないまでも、順調そのもの。オッチーも「足が…」といいつつ、トロッコ道では長い足を活かした歩きで、加速度的な道のりとなりました。

　たまに豪雨が降ってきて、ボクが興奮し奇声をあげていたのですが、これまた長くは続かず、もうちょっと欲しかったなぁと。嵐というよりは、通り雨がいっぱいといった感じでありました。 

　でもって、川によってブレイクタイム。一瞬だけ、バサ〜っと雨が降ってきたのですが、それもまた気持ちよかったです。夏なのにホットドリンクが身に染みるってなんのって。

　というわけで、計ったかのようにジャスト１０時間で下山完了！消えるはずだった？笑顔もバッチリ残っており、軽い嵐の中をワイワイ歩けた一日となりました。