昨日&今日にかけ泊まりがけで、相棒 Yo-Heyちゃんと一緒に山小屋のトイレ巡回パトロールへと行ってまいりました〜!先月はOさんと行く予定だったのですが、大雨洪水警報で断念…。今回も台風直後だったのですが、1日予定をずらして行ってきたわけです。
でもって、登山口に着くと衝撃的な人数が大盛り上がりでした〜ッ!といいつつも、これは200人ほどの修学旅行生。台風で島に渡って来れなかったとのことで、予定がずれてしまい、ウィルソン株までの歩きだったようです。ぱっと見で運動神経が良さそうな子ばかり。雨ニモ負ケズな雰囲気でありました。
そんな若いパワーの背中を見ながらボクらもスタート。まぁ、ボクらは雨になれているので普段通りの道のりかなと。
そんな感じでひとつひとつ丁寧に見回りました。普段のガイド中はできないことなので、お世話になっているトイレ達をピカピカに。ん〜、気分が爽快であります。詳細は割愛させていただきますが、水でながせる所はブラシにゾウキンに素手にと悪戦苦闘ッ!香り高き季節だけに、最高のトイレ掃除シーズン!Yo-Heyちゃんと笑いながら丁寧に磨き上げました〜。
トロッコ道終点のトイレもなかなかだったのですが、ボクらが闘っていると修学旅行生の女の子達が「うわ〜〜〜!くさ〜〜〜イ!」と遠い所から黄色い声を発していたのですが、ボクらがゴシゴシ磨いていると大きな声で「ありがと〜ございます!」と声をかけてくれました。良い子達だったなぁ。鼻も目も危険度に達していたので、修学旅行生達に元気をもらいました。こちらこそありがと〜!
そんな感じで日本屈指の高塚小屋トイレもブラッシング!Yo-HeyちゃんとVサインをかわすほどに掃除しました。
でもって、もろもろの作業をこなしつつ、今回のゴールである新高塚小屋へ到着。昨年できたばかりの新しいトイレです。中はキレイで問題無しだったのですが、外見がかなり台風でもまれていました。さすが山だなと。まずはBefore。
そして、ピカピカになったAfter。ん〜、気持ちいい。普段はここまで本気で掃除はできないので、ある意味ストレス解消でもありますなと。
で、これから屋久島へ来る方、特に女性の方にお願いしたいのですが、山中のトイレには絶対に、絶対に、絶対にッ!生理用品を投げ込まないでください。ゴミは全てお持ち帰りください。こいつが本当に大変なんです…。Yo-Heyちゃんとボクとで叫び声をあげながら奮闘。美しいトイレは美しい心から!ぜひよろしくお願いいたします。
とりあえず、初日はここでタイムアップ。暗くなってきたので、夕ご飯となりました。持って来たカレーは翌日に回す事に…。中華系でおいしくいただきました。その後は、大阪から来た夫婦と妙に盛り上がってしまい、ちょいと遅めのご就寝。良い夜でした。
で、2日目の天気予報は久々に太陽が出そうな雰囲気。Yo-Heyちゃんと作戦を立て、小屋の掃除は登山者が帰ってからするので7時頃からスタートするとして、その前にササッと展望の良い所まで行こうということになり、朝飯前の準備運動。これが大正解でして、これぞイメージ通りの山の朝といった感じでありました。写真は夜が明ける直前の雰囲気。雲に色がのっているのがわかると思います。
そして、爽快な朝陽を浴びたあとは、予定時刻より山小屋清掃。台風明けで水も豊富だったので、ぞうきんがけも隅から隅までやっちゃいました〜!窓についたカビも取れるだけ取り、「今日こそ、ここに泊まりたい!」と2人で話すほどに美しくなりました。
良い汗をかいた後は良い汗第二弾!高塚小屋の床も隅から隅までふかせていただきました〜!自分の家でもここまで掃除しないのに…。
先日放映された24時間テレビのスタッフもようやくヘリコプターが飛んで帰り仕度をしていました。撮影スタッフの方達も登山者が落としたゴミまで拾ってくれてました。お疲れ&ご苦労様でしたぁ。なんだかネット上で色々と24時間テレビの屋久島が取り上げられているようですが、現場は真摯に自然を美しく保つために努力しています。「事件は現場で起きているんじゃない!ネットで起きてるんだ!」というほどに、今日の高塚小屋も屋久杉の森も美しく平和でありました。
そんなこんなで高塚小屋付近も美しくなり、任務完了。帰り道もちょこちょこチェックしながら、下山。振り返ってみれば、昨日&今日はトイレ清掃日和とも言える好条件。「燃える」のも無理はないなと。今夜、山小屋に泊まっている人達は気持ちいいだろうなぁ〜。良い夢見て欲しいなぁ。
というわけで、トイレも心も奇麗になった2日間でありました。9月にテレビで屋久島のガイドの「努力」が出る予定です。詳細がわかりましたら、またブログでお知らせいたします。
小笠原恵介さんが「いいね!」と言っています。
返信削除ご苦労様です!
小笠原恵介さんに「いいね!」と言います。
返信削除あれ?小笠原のトイレ事情を忘れてしまった…。確認しに行かねば…。
ホント、屋久島のガイドさん方には頭が上がりません(汗
返信削除本当に屋久島が好きで、そして屋久島を訪れてくれる人を好きじゃないと・・・出来ない仕事ですよね。
縄文杉に行った時も、ゴミの一片も目にしなかったのは感動しましたもん。
是非いつまでも、そのままの屋久島の森を残してもらいたいです。
なんちゃん、いつも大変な作業ご苦労様です。
そして、ありがとう!
お父さん、どうもっす!書き込みありがとうございます。
返信削除ここ最近はいろいろと言われる屋久島ですが、
現場の力は以前より格段に良くなっている感じがします。
若手ガイド(30代)のガンバリも陽の目が出てきたかな?
やっている本人たちは「大変!」とはそれほど思っていないのですが、
冷静に考えるとあの場所までササッと歩いて、ガッツリ掃除するって、
かなりの労力ですよね。日常的に屋久島の山を歩いていないとできないことかもしれません。
逆に言うと、ガイドの知力体力を行かす場でもあるかなと。
「自然が荒れている!」とか言われる時もありますが、歴史を振り返ると、
ここ数十年で屋久島の自然は最も素晴らしいと思ってます。
なにせ屋久杉を伐採していたんですから…。
まだまだ屋久島の森はモリモリ加速していきますよ〜!