2012年7月16日月曜日

連休ど真ん中で貸し切りでした。

 昨日〜本日にかけて、カネコさん&ノリコさん、サワサワ&ニシキンと一緒にお泊まり縄文杉へと行ってまいりました。カネコさん&ノリコさんはなんとボクが美屋久を立ち上げる前のリピーターさん。昨年の全く同日に来る予定だったのですが来島できず、2年ほど前から企画していたお泊まり会だったのです。さらにサワサワ&ニシキンは昨年の夏に来たミユリンのご紹介ということで、美屋久の輪と青空が広がる幕開けとなりました。

 白谷インで歩き始めたのですが、のっけからユルい空気が…。歩いて5分の所でブレックファーストとなりました。涼しき朝の森で朝ご飯。贅沢の始まりでもありました。


 屋久島トークをしつつ、歩いているとチラッと赤い物体が目に入ってきました。よ〜く見ると…。キューピーちゃん。あまりに可愛い落ち方だったので、写真撮影。キーホルダーかなんかだと思うのですが、頭から着地しておりました。可愛い…。


 そして、なんといっても海の日を交えての連休ど真ん中!白谷としては早めのスタートだったのですが、太鼓岩に着くとすでに盛り上がっておりました〜!さすが連休です。途切れることなく人が増えていき、太鼓岩祭りが始まっておりました。おそらく2時間ぐらいはこんな祭りで盛り上がっていたのではないでしょうか…。久々の混雑に岩とバイバイいたしました。


 で、太鼓岩から降りてきた所で、カネコさんがリュックの中をガサゴソ…。出てきたのはモロキューでした〜!「荷物を軽くする」という理由で、みんなでモロキューをほおばりました。ウマいッ!森で食べる野菜は最高です。ごちそうさまっす!


 そんな感じでのんびり度数に磨きをかけながら歩きました。峠からトロッコ道まではほとんど人に会わないのが日常なのですが、この日はすれ違い多数の賑わいでありました。おそらく前日に泊まっていた人と思われる軍団が多数…。連休の力でありますなと。トロッコ道を歩いている時も日帰りの人達がガッツリ歩いてきて、「こりゃぁ、凄い人出だな」と思い、さらにゆっくり歩きました。道草と寄り道をかけ算して、自乗したぐらいの歩く速度をキープしました。


 案の定、すれ違うガイド達が「今日は700人ぐらい来ているよ」、「1000人行ってるかも!」「930人を越えたらしい」「3000人ぐらい泊まりの登山客がいるよ」と、デマ情報と本気情報が錯綜するトロッコ道でありました。実際の所は、日帰り登山は900人オーバーだったようです。

 今時期は陽も長いことだし、ほんとにゆっくり歩きました。泊まりの特権である「時間に融通」をテーマに、良い時間でありました。ゆっくりさが功を奏し、1時間前が人でごったがえしていたであろうウィルソン株も貸し切り!ナイスなブレイクタイムとなりました。すでに登山バスには間に合わない時間なので、日帰りの日はまずいないだろうなぁと思っていたら、10数人の男の子グループが!2人ほど膝を痛めており、かなりペースダウンだったとのこと。一応、里へ戻れるように情報を伝達。ちゃんと帰れたかな?


 そんなこんなでウィルソン株からは完全に貸し切りの森を歩くことができました。こうなってくると「日没までに着けばいいかな」とか「気持ちがいいから日が沈んでもいっか」と心の中までユルい空気が流れておりました。なんともまぁ、連休のど真ん中だというのに、贅沢なお泊まりトレッキングであります。


 そして、歩き始めること12時間ッ(普通の日帰りは5〜6時間)!みんなで雄叫びをあげつつ、縄文杉に到着しました〜〜〜!重い荷物を背負って、汗水流して、がんばりました。ちゃんと日没前に到着でき、しかも貸し切り!みんなの満たされた笑顔が屋久杉の森以上に美しかったです。
 で、みんなが縄文杉と対話しているときに、ボク一人で小屋の混雑状況を見に行ったのですが、小屋のドアを開けてビックリ!誰もいませんでした…。あれ?何かの間違いと思いつつ、テントデッキにカップルが一組。なんとも、連休ど真ん中にして、ほぼ貸し切りだったのであります。
 というわけで、周りに寝ている人すらいないということで、大きな声でディナー開始。こんな静かな森でディナーを楽しむのは何年ぶりでありましょう。そんな贅沢な空間にひたっていたら、カネコさんとノリコさんがリュックをガサゴソ…。またモロキューか!?と思ったら、お肉3種類にピクルスにカレーに…。ノリコさん曰く「荷物の重さと夕飯のおいしさを悩んだんだけど、食い意地が勝っちゃった!」ということで、豪華なディナーとなりました。もちろんサワサワ&ニシキン&ボクも「荷物を軽くする」ために協力させていただきました〜〜〜!ごちそうさま〜!いやはや、最高の夕ご飯でした。
 その後はというと、あんな遊びをしたり、こんな遊びをしたり、星空を見上げたり、雨が降ってきたりと、なんでもありな縄文ナイトとなりました。


 夜は雨が降るかなぁ〜と思ったのですが、結局は霧雨で終わり、気づいたら朝になっておりました。しかも、晴れ…。遠く東の空では朝焼けが始まろうとしておりました。陽が昇る時間までに荷物をまとめて縄文デッキで日の出待機。この時期は真っ赤にはなりませんが、しっかりと黄金色に輝く縄文様に見とれることができました。しかも、貸し切り!途中で縦走していたらしい15人ぐらいの軍団が来ましたが、貸し切りの朝を思う存分堪能させていただきました。


 そんな早朝の縄文杉に満たされた所で下山開始。ニシキンの左足がちょっと違和感を訴えていたのテーピングをして、レッツ下山です。サワサワはまだまだ体力が有り余っているようで、カネコ夫妻も大量の夕ご飯を消費できたおかげなのか、順調に歩くことができました。昨日と違い、本日は300〜400人ほどの登山者で、最後の方ですれ違い多かったのですが、なんてことはなくトロッコ道まで降りてこれました。

 平らな道は雑談しながら順調に進み、沢でランチタイムをすることに。水が気持ちよかったです。そんな時にふとサワサワの方をみると…。漂流物が岩に横たわっておりました。完全に漂流物…。疲れと気持ちよさが混じり合い、体が欲する体勢だったのでありますなと。 


 で、みんなでツルツルッとランチをした後は、漂流物とヨーガ教室が開催されておりました〜(?)。かれこれ映画が一本見れるぐらい、ホントに素晴らしき時間を過ごすことができました。水の音と太陽の陽射しで頭の中が満たされました。


 そんなこんなで無事に下山完了!みんな疲れが出てきているとはいえ、消えると思われていた笑顔も残っており、良きお泊まり会となりました。連休のど真ん中だというのに、朝焼け縄文が見れるは、貸し切りの森を堪能できたはで、最高レベルの縄文お泊まり会となりました。

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