2012年5月29日火曜日

シャクナゲのために山を越えて歩きまくりました。

 本日は今回で4度目となるカオル&チハルちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜。昨年の9月にも宮之浦岳へと言ったのですが、頂上付近は雨風強しで視界はゼロ。気になる方は昨年のブログもご覧ください。http://biyakublog.blogspot.jp/2011/09/blog-post_26.html 今回はそのリベンジ&シャクナゲを拝みたいというわけで、再挑戦だったのであります。

 でもって、天気予報は晴れ!まぁ、屋久島で晴れといっても基本的には雲が多く頂上では視界がないことも多いので、期待とあきらめの半々モードでスタート。とりあえず、苔はかなり乾いており、森レベルは高くなかったので「森はサクサク歩いて、森林限界に時間を使おう」という作戦に。ツアーの団体様たちを追い越し、サクサク歩きました。

 がしかし!淀川へ着くと…。美しすぎる光が…。光芒がぴしゃ〜っと川に差し込み、あまりにも素晴らしすぎる光景でありました。現場はというと下の写真以上に木漏れビームがまぶしかったです。そんな淀川を目の前に先へ進めという方が間違っているので、作戦はおいといて、しばし至福の時間を。いつのまにか団体様や個人の登山者はボクらを追い抜いておりました。


 でもって、昨年もばっちり視界がなかった展望所で雲ひとつない空に!丸見えでありました。この展望所で本日初シャクナゲもきれいに咲いており、いい感じでありました。ちなみに写真の黒い点はカメラの内部に入ってしまったホコリだと思われます…。


 でもって、投石平からは宮之浦岳も。カオルちゃんも思わず、ここから見えるんですね〜と2度目の宮之浦登山だったわけです。2度目だけど初めてだらけの風景でありました。写真じゃぁ伝わりませんが、宮之浦岳の頂上が見えるだけで、テンションがあがるもんなのです。


 森はそこそこペースで歩き、予定通りに森林限界を満喫。稜線もズら〜っと見え見えで、昨年のリベンジもクリアであります。5度ほど挑戦したけど、1回も視界が開けてなかった人をしっているだけに、2度目で完璧と言える視界の広がりについついシャッターを押してしまいます。昨年は防水カメラだけだったチハルちゃんも愛機のミラーレスを押しまくっておりました。


 そして、いよいよ頂上に到着!こんな日にガイドできるなんて、ボクも幸せであります。とりあえず、2人は一番高いポイントに立ち、九州で最も高い姉妹になれました。さすがに無風ではありませんでしたが、涼しい強風が実に気持ちよかったです。


 と、ここまでしっかりとリベンジが成功し、大岩の裏にまわってランチタイム。永田岳を見ながらランチできるなんて、幸せすぎます。


 そして、今日はここからが本領発揮であったのです。淀川〜宮之浦岳頂上はほとんどシャクナゲが咲いてないハズレ年。宮之浦岳を越えて平石岩屋付近が凄いよという情報をもとに、さらに先を狙っていたのです。前日の打ち合わせ電話からして、「歩けるだけ歩こう」と気合いは入っておりました。
 これがまさに大正解!往復で2時間ほどプラスになるのですが、そんな時間はどうでもいいと思える風景が待っててくれました〜。岩屋付近だけは「当たり年」の咲き方をしていたのであります。いや〜、最高でありました。もちろんバックには宮之浦岳&永田岳。この場から動きたくないと思ってしまうほどの咲き乱れでありました。素晴らしかったです。


 でもって、来てしまったからには帰らねばならないので、満喫したあとに下山開始。いくつ山を越えたのだろうと考えてしまうほどに長い長い道のりでありました。普通は1泊の縦走でしか通らない場所だけに、カオル&チハルちゃんの健脚ぶりが発揮したわけです。到底、登山慣れしていない人には無理な登山計画。良い子はくれぐれも真似してはいけません。

 そして、ちょうど15時のオヤツタイムに花之江河へ。直射日光がビュンビュンでしたが、爽やかな風が吹き、ゆる〜い時間でありました。鹿も湿原の中で座って休憩。この辺一帯がユルユルな雰囲気に包まれておりました。


 んでもって、なんとかかんとか帰ってくることができました。ハードだけれど最高のシャクナゲ登山をすべく歩ききりました。チハルちゃんは意外と平気でまだまだ行けそうな感じ。対するカオルちゃんは顔は笑顔で体はボロボロ…。出発が5時47分、ゴールが17時47分ではかったかのように12時間ジャスト!気持ちよすぎるほどの下山完了でありました。
 そんなこんなで、これ以上ないであろうという天気の中、歩きに歩いてもぎとった宮之浦岳登山となりました。最高〜〜〜!

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