2011年10月28日金曜日

増量中で、お得感満載!?

 本日はノリピー、カヨちゃん、ワタル君、ツクエちゃん、ヨ〜ちゃんと一緒に白谷〜太鼓岩まで行ってまいりましたぁ〜。昨日とは打って変わって、早朝から大雨ッ!良く降るなぁと思いつつ、迎えに行ったら、みんなテンション激落ちに…。どうなるんだろうという、不安な表情が如実に現れておりました〜!

 といいつつ、朝弁当を平らげ、レインウェアを装着してレッツトレッキング!良い雨降っておりました!昨日は縄文杉に行っているのですが、みんなは疲れも見せずにテクテク歩き。のっけから苔の雫で雨モードにちろっとスイッチオンできました。やはりこの雨なくして、屋久島は語れないなと。

 徐々に雨が強くなりつつ、全身びしょ濡れになって登りました。途中、ヨ〜ちゃんはレインウェアの帽子をとって、雨を感じる時も…。一般的に雨は「不快」なものと取られがちですが、森の雨はひと味もふた味も違います。「快」です。
 そんな「快」を象徴すべく、もう緑が濃すぎて、思わず視力がアップしそうになってしまうほどでありました。苔むす森(旧称もののけ姫の森)の緑も過敏なほどに色を発しておりました。全国の皆様にもれなくお届けしたいほどの潤いと緑です。雨の森歩きサイコ〜ッ!

 でもって、順調に歩を進め、増水がちょっと心配になるレベルであったのですが、一気に太鼓岩へ!バッチリ真っ白〜!もちろん何も見えないのですが、その世界がまたナイスでありました〜。空間を視覚で感じるのではなく、体で感じるこの感覚。着いた途端に、カヨちゃんもなぜかおおはしゃぎ。
 そして、雨はビンビン強くなってきていたのでありますが、もちろんみんなでジャンプ大会。みんな良い飛びしておりました。ボクのカメラで撮った一枚はというと、ワタル君とカヨちゃんのジャンプ。かなりナイスです。ワタル君の飛びはなんだか空から下りて来たかのような、ニュータイプの飛び方。ん〜、ナイスです。もちろんカヨちゃんも女の子らしい飛び方なのにけっこうな高さまで飛んでいるギャップがナイスだったなと。

 で、みんな雨の準備をしてこなかったといいつつも、新調したレインウェアはその能力を発揮しておりました。ボクのレインウェアは毎日のように雨に当たっているので、その機能は低下の一方ですが、みんなのレインウェアはバッチリはじいておりました。写真はカヨちゃんの頭です。良いはじき方だなぁ〜。

 そんな太鼓岩を思わず大満喫しつつ、ランチタイムに。岩の下でのんびり食べたのですが、ランチ後にノリピーとカヨちゃんが作った手作りパンが登場しました〜!「温かいとうまいだろうなぁ」というワタル君のご要望にお応えし、直火なコンロでパンを温めました。あたりには香ばしいパンの香りが。グッドでありました。

 そこそこ寒くなって来たので、休憩もほどほどに下山を開始すると、ヒキガエルのヒッキー君が登場!すかさず、ボクが戯れにかかったのですが、ワタル君にヒッキーをバトンタッチしようとした瞬間に、よ〜いドンッ!ツクエちゃんが超ハイスピードで猛ダッシュ!逃げまくりでありました。山道ではあり得ないほどの速度。ボクもあそこまで速く走れないかもというレース展開でありました。下の写真はその模様を捕らえた一枚です…。

 完全にツクエちゃんに逃げられてしまったワタル君は自然な?流れでカヨちゃんの腕にぴたりとヒッキーを…。ん〜、円な瞳がカワイイ…。ノリピーは5mほど離れた位置で敬遠。「足は美味しいよ」という話をしたら、「食べてみたい!」ということで、触感は無理でも「食」の方は好印象でありました。

 ランチをしているころもなかなか良い雨が降っていたので、これはハードな原生林歩道は無理かなぁと思い、沢を見に行ったら、やはり太刀打ちできませんでした。「安全第一に!」というツクエちゃんの指導を元に、ユルい道で帰途につきました。すでに登山道は道ではなく沢に…。これが楽しいんです。フフフ。

 そして、沢を渡るポイントまできたら、増水で渡れなくなっておりました〜ッ!普段、歩き慣れているガイドは普通に渡れるレベルなのですが、石の配置がわからない人にはちょっと難しいと判断して、K夫さん(熟練ガイド)と一緒に辺りにいた人たちみんなで避難迂回路へ。女性も半分ぐらいいたので、K夫さんとボクで誘導&補助して無事に渡る事ができました。このドキドキ感がまた増水の楽しみかなと。もちろん判断力と安全面への配慮は必要です。良い子はくれぐれも真似しないように!

 そんなこんなでありましたが、徐々に雨は弱くなっていきました。少し余裕も生まれてきたので、歩道沿いの苔たちと戯れつつ、雨を愛でつつ、歩きました。いいな〜、この雨。歩いていれば寒さも感じなかったので、よかったです。
 そして、「飛流落とし」の水量が猛烈に増量しておりました〜!まずは行きで撮った滝です。ほどほどの増量。

 そして、帰りの滝です。みんな呆然と見ております。迫力ありました。もちろん透明な水は面影もなく、濁流カフェオレ状態に。貧乏性なのか、増量していると、お得感を感じるのはボクだけでありましょうか…。「自然の力」を感じるという点において、この増量は明らかにお得感満載だと思うのですが…。

 というわけで、緑と水と戯れつつ、下山完了ッ!入口にある屋根の下でココアブレイクできました。ふ〜、身に沁みるなぁ〜。別に闘ってはいないのですが、闘いが終わった感覚になるのが面白いなと。


 そんなこんなで、最終便で島を発つ予定だったので、お土産をゲットしてから、空港付近の温泉に到着。雨と戯れて、温泉で締めくくる…。出発前の不安な表情は雨でどこかへ流され、笑顔満点で、完璧なシナリオを歩く事ができた一日でありました!

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