森の潤いがたまりませんでした。

　本日は、サエキファミリーのお父さん＆お母さん＆マサオミくん、昨日に引き続きヤマダさんと一緒に白谷〜太鼓岩まで行ってまいりました〜！実はサエキファミリーの愛娘は昨年の夏に縄文杉の前で指輪大作戦のヒロインだったワカちゃんなんです。（詳しいブログはこちらへです。http://biyakublog.blogspot.com/2010/07/blog-post_19.html）そんなワカちゃんが屋久島を強くすすめてくれたようで、サエキファミリーを屋久島へ送り込んできたという形なのであります。ちなみにヤマダさんもボクが美屋久を立ち上げる前のお客さんであるノビさんのお友達で、美屋久な輪が広がる朝となりました。

　そんな輪の和な朝は木漏れ日が差し込む中でのスタートとなりました。昨日〜昨夜はそこそこ雨が降ったようで、森が潤っているのってなのんのって！たわわな雫ちゃん達が盛りだくさんで実っておりました。雨上がりの森…。歩いているだけで幸せです…。

　実を言うと、お母さんは日常であまり動いていないという生活。問い合わせの時点からかなり心配＆不安で、毎日一時間以上トレーニングがてら歩いてきたんです！その効果があってか、テクテク歩きもバッチリ！そこそこの急斜面も笑顔が消えることはありませんでした。秘策はというと…、カメラ以外の全ての荷物をマサオミ君に背負ってもらうというスペシャルな裏技が功を奏したのかなと…。持つべきものは息子？マサオミ君は体力バッチリなので多少の荷物は軽々でありました。

　そんな朝の原生林コースを歩いていると、道の脇に黒い物体を発見ッ！ん？とよ〜く見るとトレッキングシューズのソールがキレイにはがれ落ちておりました〜。あまりにキレイに落ちていたので、おそらくこの人はそのまま気づかずに歩いていったものと思われます…。行き交う登山者の足元を見ていたのですが、それらしき人はおらず、どうなったのか少し気にかかります。ちなみにトレッキングシューズのソールは３年〜４年ほどでボンドが劣化するので、よくはがれてしまいます。古い登山靴はぜひ新しいものに変えるなり、レンタルするなりがベストであります。泥まみれのソールを水で流し、綺麗になったソールです。ん〜、見事にはがれております。

　そんな沢でボ〜っと休憩していると、ふと黄昏れるマサオミ君が…。別にいじけているわけでもなく、疲れているわけでもなく、水の美しさに酔いしれているのかなと…。なかなか良い絵になっとります。

　駐車場付近はそこそこ登山者がいたのですが、森の中はガラガラ。快適に歩いていて、苔むす森付近も数人しかおらず、ナイスな風景が広がっておりました〜。やはり森は潤いが美しさの基準になるのかなと。お父さんも連射に近い感じで森をカメラにおさめておりました。対するヤマダさんも昨日は縄文杉でちょうどカメラのバッテリーがなくなってしまったのですが、今日はバッチリ充電してきて、たくさん撮れました。

　ここからはやや勾配がきつくなりつつも、がんばりました〜！人の少ない所で、ランチをしつつ、まったりした後に、太鼓岩を目指しました。途中、無名の屋久杉にパワーをもらうお父さんの図であります。樹のパワーは絶大です（？）。

　そして、一気に太鼓岩へ到着！予想していたよりも、視界が開けていて、良い風吹いておりました〜！さらには遅めの時間帯であったにもかかわらず、元気な大学生とおぼしき男の子たちがいっぱい登ってきて、旅行者の小団体さまも岩に登ってきて、数分のうちに太鼓岩祭り開催ッ！太鼓岩は空前のお祭り状態でありました。まだまだ夏は終わらないなと。

　そんな太鼓岩まで登って来れたお母さんも「ここまで来れるなんて、自分に嬉しいわ！」発言がでるほどに、笑顔の残量はまだまだマックスでありました。人間やればできるもんです。

　帰り道もテクテクしつつ、潤う森を歩けました。順調に歩くことができ、沢近くでコーヒーブレイク。まったりと、しっとりと、ユルい時間が幸せでありました。ユルい森にはコーヒーがよく似合います。

　でもって、最後の道のり付近で仲良しガイドのMちゃんが「完全体に近い冬虫夏草があったよ〜！」と教えてくれたので、教えてくれた付近を探しながら歩いたのですが、残念ながら見つかりませんでした…。誰かもって変えちゃったのかなぁ〜。明日も白谷なのでもう一回捜索してみます。

　というわけで、心配だったお母さんの体力は出発前よりも笑顔になって下山完了できました〜！ヤマダさんも連日山登りでしたが、満面の笑みで楽勝？そんなわけで、潤う森をワイワイ歩くことができた１日となりました。