2010年10月22日金曜日

今シーズンベスト白谷賞!?

 本日はマリモ姉さんとミオちゃんと一緒に白谷へと行ってまいりました。前日、2人は縄文杉へ行き若干の筋肉痛の中でスタート。歩き始めは曇りな感じで、数日間の雨のおかげで潤いまくっておりました。川の水も引き続き増量中です。
 そんな歩き初めで15分。いきなりミオちゃんが「痛い!」とうずくまってしまいました!深刻な状況になった時こそ、落ち着きが最も大切です。何が当たったのかわからなかったのですが、ちょっと道を外れて携帯トイレコースへ…。ミオちゃんがひとり木陰で頑張っている時に森が変貌していきました〜。濃霧であります。完全に雲の中。マリモ姉さんと写真を撮ったり談笑すること15分…。ミオちゃんがなんとか復活ッ!ふ〜、一時は冷や汗まで出るほどの状態だったので、歩けるまで回復して本当によかったっす。

 そんなミオちゃんの様子を見ながら、テクテク歩き。いや〜、濃霧です、濃霧。やはりこの森は濃霧が似合う。一般的には晴れが好まれるトレッキングですが、屋久島ではその逆です。この濃霧こそが白谷日和なんです。この秋でベスト白谷な一日かもしれないなと。ちなみに連日の雨で沢は増量中でして、ギリギリ渡れるぐらいの感じでありました。ん〜、それにしても霧に包まれる森は歩いているだけで、不思議な気分になります。人間がこの道を歩いていいのだろうかと思ってしまうくらいです。

 で、沢を渡ったところで宿で仲良しになった男の子と遭遇ッ!若者は歩くのが速い!というわけで、みんなで写真を撮って、談笑して、お別れしました。旅は道連れ、世は情けですなと。下の写真はブレブレですが、森の中はかなり雲が厚く、暗かったです。ブレブレ写真を量産してしまいました。

 今日は入口からして原生林コースが歩けないレベルの増水だったのですが、ちょっとでも原生林コースをのぞきたかったので沢を渡らない場所まで歩きました。案の定…、う、う、美しい。誰もこっちのコースを歩いていないので、完全に森を独占しつつ、カメラタイム。危うく、マリも姉さんのバッテリーがなくなるところでありました。

 でもって、ランチを済ませてから、太鼓岩へレッツゴー!ん〜、真っ白ッ!全くもって何も見えないのですが、実はこれがまたいいんです。いつも思うのですが、視界が開けているとつい目に見えるものばかりに意識をとられがちなのですが、真っ白なときというのは身体で感じてしまうんです。霧雨がまた気持ちがいい。ミオちゃんも「え〜、何これ、きもちい〜!」と連呼。マリモ姉さんも「晴れの日も来てみたいけれど、この雰囲気もすごい」と身も心も真っ白になれちゃいました〜。

 で、ボ〜っとしつつ、振り返ると死体が…。と思ったら、ミオちゃんは生きていました〜!ついついこうしたくなってしまう空間でありました。

 でもって、下山開始。こういう日は全体の登山者の帰りが早いので、森の中も2人の青年にすれ違っただけで、最後までボクらだけの森を歩けてしまいました〜。ポツポツと雨が降っていたので、前にも後ろに人の気配がなかったので、2代くぐり杉でブレイク。切り株が屋根かわりになって絶妙なブレイクとなりました。ん〜、贅沢。

 その後もテクテクと歩き、橋まで戻ってきました〜。今日は風が少なかったので一日中濃霧の森。橋の先が見えません…。ん〜、この雰囲気、止められません…。


 そんなこんなで、テクテクぼ〜っと歩いて、下山完了。いや〜、今日は実にナイスな濃霧でありました。この秋、もっとも森がモリモリとした一日となりました。

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