2010年9月16日木曜日

良い雨でした〜。

 本日(9.15)は、昨日に引き続き、ミッちゃん、トモちゃん、弾丸一人旅のブッチ、写真好きカップルのナオちゃん&カネピーと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。いや〜、朝から爽やかすぎるほどの晴れ。スタートしてすぐに木漏れ日タイムが始まっておりました〜。全体の登山者数は最近では少ない300人ちょいってところでしょうか。かなり平和な歩き出しとなりました。


 やはりというか、例のごとくというか、のんびりトークしつつ歩いていたら、日帰り登山者のほぼ最終チームに…。トモちゃんが若さ溢れる筋肉痛だったので、のんびりウォークがちょうどよかったかなと。
 順調にトロッコを終了し、いざ山道へ突入。夏のシーズンとしては珍しく、ボクは6日ぶりの縄文杉ガイド。そうです、翁杉が最後に立っていた日にガイドしてから、来てなかったんです。知り合いのガイドからいろいろと情報を聞いていたのですが、内心ドキドキ、悪い冗談であって欲しいなんて淡い希望を持ちながら翁杉へ。
 50メートルぐらい手前から、翁杉が立っていた場所に光の差し込む空間が見えました。その時点でボクは涙モードに。正直なところ、この状況でガイドの説明は言葉につまってできませんでした。想い出話を語れるのはもう少したってからになるかもしれません。とても、翁杉を前に明るいトークはできませんでした。みんなも察してくれたのか、静かに翁杉を見つめていました。救いだったのは、完全に再生不可能な状況で豪快に倒れていたということでしょうか。悲しいけれど、大往生という言葉が一番似合うのかもしれません。翁杉については、心が落ち着いたら、またブログに書こうと思います。
 倒壊した場所にすっぽりと空間ができています。

 数ヶ月前に撮った、ほぼ同じアングルの写真です。縄文杉やウィルソン株が有名になる中、隠れファンが多いのが翁杉でした。ありがとうございました。今はこのくらいしか言葉が出てきません…。

 でもって、翁の涙だったのか、ボクらが翁杉についてちょっとしたら雨が降ってきました。普段と違う雨に感じたのはボクだけだったかもしれません。

 そんなこんなで、落ち込んでいてもしょうがないので、ボクらは縄文杉目指して歩き始めました!途中、急な階段でカネピーがギリギリのラインまでヒートアップしておりましたが、なんとかクリア!対するナオちゃんは昔野生児だったようで登りがナイス。連続登山のトモちゃんは筋肉痛と激闘しておりました〜。
 で、ランチスポットに来るとそこそこの雨になっていました。苔が乾き気味だったので、良い雨でした〜。流して欲しいなぁ、この心も…。というわけで、傘をさしながらのランチタイム。こんな日もまたいいなと。一応、雨茶漬けにならずに食べれました。

 午前中晴れていて、午後雨が降るときは、全体の登山者数のペースがグンと上がります。なぜゆえにこの気持ちよい雨を楽しまないのか不思議に思うのですが、ボクらにとっては混雑緩和になるのでありがたい日でした。
 そして、縄文杉へ到着!いつもはそこそこ人がいる時間帯なのですが、知り合いの雨楽しむガイドと合わせて3組オンリー!雨の縄文様が向い入れてくれました〜。やっぱり縄文杉は雨が似合うなぁと。みんな雨からカメラを守るために温存していたのですが、ここぞとばかりに激写タイムに。カネピーもレンズ交換して、撮影モードに入ってました。あっつうまに時間が過ぎてしまうのですが、ギリギリの最終バスデッドラインまで滞在できました。

 そして、下山は集中してガンガン下りました〜ッ!ちょいと腰の弱いブッチも苦い顔をたまにしつつも、「まだ大丈夫っすよ!」となんなく下りてこれました。連チャン登山でもまったく疲れを見せないミッちゃん。足が長いっていいなぁ〜。
 そして、トロッコ道もガンガン歩きました〜!みんなどこにこんな体力が余っていたのかという感じで、サクサク歩けました。それでも時間が押し気味だったので、途中からボクが先をあるき、コーヒーブレイクのお湯を沸かす時間を稼ぎつつ、喫茶小杉谷をオープン。雨に濡れて、身体が冷えつつあるときのホットは身に沁みます…。

 んでもって、高い所が苦手なカネピーも、高い橋でみんなの声援を浴びつつ、渡りきり、余裕で最終バスに乗り込むことができました〜!


 悲しさと雨の気持ち良さとみんなのワイワイが絶妙に入り交じる、ナイス縄文参拝となりました。

2 件のコメント:

  1. なんちゃん久しぶりっ!
    翁杉残念でした。。。

    昨日偲ぶ会をしたって太郎さんから聞きましたよー。

    僕が初めて屋久島に行った時に、最初に縄文コースに行ったんですが、急斜面に入ってまず翁杉を見て、
    うわぁーイメージしてた屋久島らしい木だぁ!!って感動したのを覚えてます。
    苔がビッシリ生えてて、深みがある木だなぁって。

    ニュースを見て、普段晩酌はしませんが久々に家で飲んでしまいました。
    また次行く時は翁さんに挨拶しに行きたいと思います。

    返信削除
  2.  おぉ、けんちゃん。書き込みありがと〜。
     翁杉を偲ぶ会は良い時間だったよ。ガイドの中にはただ大きな樹が倒れたって感じでフラフラ〜っと流してしまう人も多いけれど、偲ぶ会に来たメンバーは心底、翁に惚れてた感じだからね。涙なくしては語れない…。まぁ、いつものごとく脱線しまくっていたけれど…。
     でもって、今度は縄文杉へは行かず、さらにはウィルソン株にも行かず、翁杉まで行くってのもいいかもよぉ。男気がある森歩き。ちなみに今日も一瞬ウルッときてしまった。心の傷が治るのはもうちょっとかかるかな。だいぶトークできるぐらいには回復してきたけれど…。

    返信削除