2013年5月16日木曜日

しっとりした森が美しかったです。

 本日は昨日に引き続き、タカハシ夫妻と一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜。で、朝からしてハプニングが!ボクがカメラを忘れてしまい、予定の出発時間を10分ほど遅れてしまったのです!しかし、そこはかとなく狙ったバスに乗り込むことができ、ホッと一息。朝はちょいとドタバタでしたが、タカハシ夫妻の疲れもほとんどなく、元気にスタートできました。

 でもって、天気予報通りに朝から小雨模様。ん〜、久しぶりの雨の森。しとしと感が実によかったです。急でしたが、縄文と黒味の日を交換してよかったなと。道中に咲き始めたコガクウツギも濡れており、ナイスでありました。葉の先端に付く雫がたまりません!


 とまぁ、昨日とは全く違う潤いにニヤニヤしながら進みました。普通であれば雨は嫌われ者でありますが、屋久島の森歩きは雨があってこそかなと。ん〜、トロッコ道は傘が似合うなぁと。


 そして、前日までは乾ききっていた苔たちもご覧の通り!今までの乾燥注意報を忘れてしまうほどに、元気いっぱいでした。やっぱこうでないといけません。


 でもって、順調にトロッコ道を終了し、いざ山道へ。ここからは傘を閉じて、体を熱くさせながら登りました。潤う森の美しさと引き換えに、レインウェアが暑かったのも事実であります。タカハシ夫妻は数年ぶりにレインウェアを着たということで、これもまた良き体験でありました。ウィルソン株でも愛の撮影会を開催しつつ、楽しめました。


 そして、美味しい水を飲んでから、急斜面に突入!暑い、熱い!止まれば涼しいのですが、ヒートアップしていく体と共に、燃えました。ヒ〜ヒ〜言いつつも、前日の疲れをホントに感じさせない順調なペースで歩けました。さすが、タカハシ夫妻です。


 で、標高を上げていくとどんどん霧が濃くなっていきました。この森は霧が似合う。まぁ、霧というよりは、雲の中に森が入り込んでいる感じであります。神秘的でディープで心のシャッターをたくさん押しました。


 今日の登山者は200人でしょうか。歩いている時はほとんど周りを気にすることなく進めました。たまにタカハシさんが奥さんのすぐ後ろに追いつき、人口密度が二人の場所だけ高くなることもありましたが…。


 そして、軽い休憩を入れつつ、どんどん進んで縄文杉に到着!ボクらが着いた時はほとんど人がいなくて、良い場所で縄文杉とご対面することができました。最初は何が起きたんだ!というタカハシ夫妻でしたが、体が休まり、心が落ち着いてくると、縄文杉の偉大さがヒシヒシと感じられたようです。霧にたたずむ縄文杉…。最高です。


 でもって、雨は一度もやむことはなかったので、縄文近くにある唯一の屋根の下でランチタイム。椅子はうまっていたので、東屋の下で雑談しながらお弁当をほおばりました。階段の脇に付く苔の朔(さく)に雫が付いていて鼻息がちょっと荒くなるほどに愛らしかったです。雨最高です。


 でもって、下山は集中しまくって進みました。タカハシさんも奥さんも多少体に疲れが出てきていると言っていましたが、まだまだ歩ける感じでした。膝も腰も痛くなることなく、順調そのものだったなと。
 時にタカハシさんが眠たくなりそうになりつつ、トロッコ道もグングン進むことができました。雑談したり、無になったりと、一気に小杉谷休憩所へ到着。今日は屋根の下でコーヒーブレイクを楽しみました。


 そんなこんなで最後の最後まで歩きまくって無事に下山完了!昨日から今日まで、ずっとワイワイ楽しい2日間を締めくくることができました。最後の記念撮影もしっかりと笑顔で撮ることができました。一瞬だけ雨が止むシーンがありましたが、基本的にはしとしと雨一日中降り、優しい雨が潤う森を演出してくれた一日でありました。

2013年5月15日水曜日

黒味岳のシャクナゲ始まってます。

 本日はタカハシ夫妻と一緒に黒味岳へと行ってまいりました〜!実は当初の予定で、縄文杉の次の日に黒味へ行く予定だったのですが、天気予報的に今日が晴れで明日が雨ということで、晴れた山と潤う森の順番で歩くことに変更。まばゆい太陽の光を浴びながらスタートとなりました。一応、降水確率は0でありました。


 そんな木漏れ日指しまくりの朝の森。歩くと体が熱くなってくるのですが、小鳥がさえずり、爽やかな風が吹き、実に気持ちよかったです。屋久島トークやら雑談をしつつ、テクテク歩き。淀川もキラキラ輝いておりました。


 トーフ岩が見える所もスッキリ!最近の青空は濃厚な色が出始めています。空の色でも季節が変わっていくんだなぁと。そんな空の色にタカハシ夫婦もテンションがどんどんあがっていきましたぁ。


 でもって、黒味岳ビューポイントに到着。ん〜、爽快。こんな日はついつい足を止め、景色に見入ってしまいます。奥さんもiPhoneでパノラマ撮影。ほんと最近のスマホってヤツは凄いなと。タカハシさんも使い慣れていないといいつつ、iPhoneで景色を切り取れました。


 そんな感じで終始ワイワイ進んでいると、雲が一気に発達してきました。さすが屋久島の山でありまして、天気の変わり方が早い早い。雲の流れをチラホラ見ながら歩いていたら、黒味別れ付近でシャクナゲ開花!ここ数日の晴れで勢いづいたツボミがパーンと音を出すかのように開いていたわけです。今年もシャクナゲシーズンの始まりだなと。なぜだかどうして、シャクナゲの花というのは心にも咲く花でして、気分が高揚してしまいます。


 とはいいつつ、こっからロープ!熱い闘志を燃やしてがんばりました〜。


 そんなボクらのがんばりをよそに、ヤクシマミツバツツジもピークを迎えております。こやつは花期が短いので盛りを狙っても狙いきれません…。しかし、今日はよかった。南斜面にたくさ〜ん!なんとも言えないきれいな色が山肌を飾っておりました。


 ちょいと写真だとわかりにくいですが、ほのかに色づいた所は全部ミツバツツジです。すでに散り始めているのですが、咲いている株は豪華絢爛にショッキングな彩りをしておりました。


 でもって、シャクナゲとミツバツツジの応援とも言える咲きっぷりに押されながら、頂上に到着!朝の青空とは打って変わって、雲〜〜〜!ギリギリ宮之浦岳は見えなかったですが、奥岳を展望できました。その後、頂上付近は完全雲の中に。


 ランチをしてボ〜っとしていたら、宮之浦岳の裾野もチラリズム。ドラマチックに雲が動いて、晴れ以上に興奮してしまいました。


 そんな感じでのんびり頂上を楽しんで下山を開始すること数分。近距離に鹿ちゃん登場!よ〜く見ると、妊婦さん!臨月でありますなと。お腹マックスです。来月には新しい命がこの山を駆け巡るんだなぁと想像すると、ボクらまで元気をもらえてしまいます。鹿ってつわりはないのかなぁ?


 そして、さらに歩いていくと某番組の撮影クルー!急遽、ボクらもエキストラ?何か情報が入ったら、またお知らせしたいと思います。まぁ、カットだろうなぁ〜。


 と、帰り道は集中してグングン進みました。ちょいと距離が長く感じる場所も根性で乗り越え、疲労感も…。タイミングよく、淀川に到着してコーヒーブレイクとあいなりました。この辺からぽつりぽつりと雨が降り始め、透き通る水面の波紋がお美しかったです。優雅な時間でありました。


 というわけで、パワーチャージした後は元気を取り戻して、無事に下山完了!ワイワイ歩いて、晴れも雨も体験できた二度美味しい登山となりました。明日はタカハシ夫妻と縄文杉。さて、どうなるでしょうか。

2013年5月14日火曜日

爽快な太鼓岩でした。

 本日は大晴れの中、サトウさん&ハヤシさん、セキくん&あすぴ〜と一緒に白谷〜太鼓岩へと行ってまいりました〜。サトウさんはなんと屋久島滞在3ヶ月!そこに屋久島3度目のハヤシさんが参戦し、あすぴ〜は4年ぶり2度目の屋久島でセキくんを引き連れてきたのでありました。ちなみにセキくんも離島在住です。なんだか朝の車からして、ボクが話す隙間がないほどに盛り上がっておりました。あすぴ〜はちょっと酔いましたが…。

 でもって、入り口に着くと、団体様がいっぱい!ざっと見たたけでも、4つぐらいの団体様がひしめき合っていて、GW?以上の盛り上がりでありました。凄かった…。こうなると個人で来ている人たちはひとたまりもありません…。それでも出発しなくては先に進めないので、レッツ白谷!


 とりあえずは、30分ほど歩き、ご一行様が来ないエリアに…。ホッと一息…。春の陽気と相まって、なんとかいつも通りの森歩きができるようになりました。道草すら食えないほどの大混雑だったので、ここからは道草&より道&雑談をミックスさせてのんびり歩きました。


 ん〜、それにしても晴れてました。のんびりが加速していきます。サトウさん&ハヤシさんは以前も白谷に来たことがあるのですが、ツアー関係だったのでロングコースはお初!アップダウンで膝を痛めないようにテクテク前進。


 で、一週間ほど前から顔を出し始めた「銀龍草(ぎんりょうそう)」がちょっとずつ大きくなってきております。毎年同じ場所に出てくるのですが、今年も出てきそうです。切り株の中にあるのでちょいと暗いですが、ニョキッと出てくる感じはかわいいっす。


 とまぁ、気持ち良さげな場所で休憩を交えつつ、爽やかな春の陽気を楽しみました。セキくんも離島というジャンルは同じでも、全く違う森に身を投じておりました。背中が語ってます。


 とまぁ、のんびりとハード系の道のりを終え、小屋付近でランチタイム。ここで事件が勃発!4年前、あすぴ〜と一緒に歩いた時は、あすぴ〜が弁当箱をひっくり返してしまう事件がありましたが、今回の事件はボクが原因だったのです!そうです、みそ汁を入れるコップを忘れてきてしまったのでありました〜!すかさず、近くにいた大先輩ガイドのMさんが予備用のコップを2つ貸してくれ、サトウさんとあすぴ〜はちょっと深めの弁当箱をコップ代わりにしてみそ汁タイム!なんだか良い想い出になってしまいました…。


 そして、ランチを終えるとサトウさんが謎のタブレットをみんなにまわしてくれました!しかも、10粒も!なにやらパワーが出る酵素らしく、ボクもあすぴ〜も口に入れた瞬間に目がギラギラしてしまいました!即効性がある?


 とまぁ、ずっとワイワイのんびり歩いて、苔むす森付近に到着。人もまばらで、光は強烈でした。ヤラセ写真も多数撮ったりして、楽しかったっす。


 そして、少ししたら赤いジャージの軍団が!全員で60人ぐらいいたでしょうか…。我らが屋久島の中央中学校がみんなで太鼓岩へ遊びに行っていたようです。元気いっぱい!屋久島で小さな子とすれ違った人はわかると思うのですが、挨拶が素晴らしい!中にはボクらの前で立ち止まって、帽子を取ってお辞儀をする子まで!中には「オレ、山歩き苦手〜。海がイイ!」なんて子もいて楽しげでした。


 そんな大軍団が過ぎ去った後もテクテク歩きで太鼓岩を目指しました。サトウさんの足があがらなくなってきましたが、そこは根性で足をあげて頂きに到着!正面は雲一つない天気!爽快でありました。ここからは完全に自由行動になり、ボ〜っとできました。


 するとヘリコプターが上空を旋回。太忠岳の天柱石とヘリです。


 風もそんなになくて、またもやのんびりが加速。セキくんの背中が語ります。


 するとあすぴ〜は下の岩でご就寝…。春の陽気が身も心も開放的な気分にさせてくれました。


 で、ボクが桜島の噴火も見える時があるんですよ〜。なんて言っていたら、帰り際に見えちゃいました!写真だと全くもってわかりにくいんですが、ど真ん中に明らかに雲の色ではない、キノコ雲風の噴煙が。


 上の写真を拡大して、ちょっとわかりやすいように補正をかけてみました。中央の雲が桜島の噴火模様です。この後にどんどん姿形をかえていきました。


 とまぁ、思わずのんびりしつつ、下山開始。え〜、今日は苔の話があまり出てこなかったのですが、晴れ続きでカピカピなんです…。かわいそうなくらいに…。で、あすぴ〜が「水をかけたら治るの?」と潤う苔を懇願していたので、水場の近くで実験君してみました。行きで水をかける前のヒロハヒノキゴケです。チリチリです…。


 そして、水をかけて太鼓岩まで帰ってきた時の同じ場所のヒロハヒノキゴケです。水が足りないのはわかりますが、上の写真と比べるとちょっとの水でもかなり回復することがわかると思います。セキ君は影になるところに水をかけていたので、そこはここ以上にフワフワが回復しておりました。雨よ、降れ!!!


 とまぁ、その後もテクテク下山して、沢近くでブレイクタイム。そうです、昼の珍事件の続きで、コーヒーブレイクも珍事件に…。コッヘルと水筒のフタと、お菓子を入れていた容器でコーヒータイム!笑いに加えて、不思議な味がするコーヒーとなりました。ガイドとしてお詫び申し上げます…。


 そんなこんなで、ちょいと時間が遅れつつ宿の夕飯の時間もあったので、ボクが「最後もがんまりますか!」と一声かけるとすかさずサトウさんが「がんばらなくてもいいよぉ」と…。この一言が今日の爽快な陽気を象徴していたかなと。のんびりが体の奥まで浸透しておりました。というわけで、最後までボチボチ歩いて下山完了となりました。朝からワイワイしゃべって、のんびり歩いて、視界最高レベルの太鼓岩を楽しめた一日となりました。

2013年5月10日金曜日

行きはカピカピ、帰りはプルプルでした。

 本日は大雨予報の中、ワタルくんと一緒に太忠岳へ行ってまいりました〜。お迎えにいった時はパラパラ降っていたのですが、歩き始めは雨が降っておらず、森はまだ乾ききったままでした…。それでも初屋久島でランドの森は刺激的であります。バッテリーが早くも切れそうだったのですが、ワタルくんもパシャパシャ撮りながらのスタートとなりました。


 で、かれこれ10日ほどしっかりした雨が降っていない屋久島…。個人的に久々の潤いを求めていたのですが、苔たちは…。ひん死寸前、カピカピでした。かわいそうなほどにカピカピ。午後から本気雨が降る予報だったので、期待しながらテクテク進みました。


 そんな雨の期待とは裏腹に青空が…。全人類に潤う森を見せてあげたいというのが、ガイドの気持ちなのですが、そうもいかなかったので、屋久島トークをたくさんしながらのんびり登山。


 といいつつも、ワタルくんは身長が高くて、足も長くて、登山もやってるので、順調に進みました。乾きつつも、初屋久島の森に歓声。しかも、誰一人会わないという貸し切りの森。ん〜、贅沢であります。


 でもって、天文の森を越えたあたりから、徐々に風が強くなってきました。空を見れば、雲が超スピードで流れ、雨の期待が高まります。頂上付近はロープもものともせず、グイグイ登りました。


 で、頂上直下に着くとシャクナゲが開花中でありました〜。早い!先週ぐらいから一つだけ咲いていたヤツがいたらしいのですが、今回は株ごとショッキングピンクに。この咲きはじめってヤツがヤクシマシャクナゲの見頃だなと。緑の森に絢爛なシャクナゲが見事でありました。ちなみに咲いていたのはここだけでしたが、今にも破裂しそうなツボミもちらほらあったので、太忠に関しては一週間後ぐらいがいいかもです。


 そして、ワタルくんもボクも予想だにしなかった頂上が待っていたのです!大雨暴風だろうなぁ〜と思っていた頂上は安房の街まで見渡せるほどの視界があったのであります。ん〜、ワタルくん「持ってます」。


 しかし、風はなかなか凄いものがありまして、途中、突風が吹いて膝をつくほどであったのです。で、10分もするとそこは雲の中に…。タイミングよかったなぁ〜。雲が迫ってきていたので、サササッと写真を撮って正解でした。
 とりあえず、強風がよけれる所に行き、ランチタイム。ホットなみそ汁がしみましたぁ。そんなのんきにランチをした後は、パラパラと雨が降り始めました。待ってましたぁ〜!と言わんばかりに、頂上付近は真っ白。神秘的な空間に変わりました。


 でもって、今日の森は下山が美しさの本番でありました。天気予報通りでありまして、徐々に雨が強くなっていき、天文の森付近に戻ってくる頃は潤いまくりに変身。ちょっと歩いては風景に魅せられ、立ち止まっては上を見上げ、朝とは正反対の森を体験できちゃいました。屋久島の森は雨が降ってこそ、真の美しさが見れるわけであります。


 でもって、テクテク歩いてランドまで戻ってきたのですが、雨が降って絶好調の森に変貌したので、一番遠回りを帰り道に設定。こんな潤う森になったら、帰りたくありません!ワタルくんも「雨の方が断然いいですね〜」と屋久島の洗礼を浴びました。
 その後は、雨のある所でのんびりブレイク。川は増水するほどではありませんでしたが、水量が徐々に増えている模様。良い音を聞きながら、紅茶でホッと一息つけました。


 朝のカピカピを忘れてしまうかのように、苔たちは生き生きし、雫ちゃんたちもたわわに実っておりました。ボクとしても10日ぶりぐらいに潤う森を歩け、心が落ち着きました(GW後だからか?)。プルプルした雫ちゃんがいっぱいでした。


 最後は仏陀杉に寄っていったのでありますが、団体様ご一行が!いつなんどきもおばさま&おじさまたちは元気です!「あいにくの雨よね〜」と都会と同じ感覚で森を歩くのがちょっとかわいそうでした。装備をしっかりして、本気で森歩きすれば自然と美しさを感じられるのになぁ〜。


 というわけで、雨脚がどんどん強まる中で下山完了!もっと雨に打たれたい…と思うのはボクらだけだったかもしれませんが、屋久島らしい潤う森も体験でき、頂上も視界絶好調で、この上ない太忠岳登山となりました。