2010年2月28日日曜日

結婚お披露目会!

 本日はガイド仲間の結婚お披露目会でしたぁ。昨日は太忠岳のガイドだったのですが、その夜に全体のリハーサル。もちろんみんなガイド仲間で作りあげるお披露目会。ガイドならではの気の効きようで、それほどもめることなく順調に進みました。ボクは高校時代からレコードをいじりまわすDJだったので、音楽担当のDJとしてお手伝い。

 そして、津波警報を気にしつつ、会場でもう一回リハーサル。あれよあれよと時間が過ぎて行き、いよいよ本番!実はボクのDJ機材フルセットをしっかり持参して、やりたいようにやらせて頂きました。基本はアナログレコードで、時にCDをおりまぜつつ、雰囲気作り。できるだけ目立たないように、それでいて和やかでありながら、場を静かにさせないように、曲を選んでいきました。

 で、ボクの事はどうでもいいとして、お披露目会は実に良い雰囲気でしたぁ。新婦は入場の時点ですでに涙を流し、会場も賑やかで、普段は山で会うメンバーがこういった空気の中で語り合うのが素晴らしいなと。新郎も新婦もみんなから好かれて愛されているガイドなので、余計に「空気」がよかったです。

 途中、華麗でありながら、たまに目を背けてしまいそうな踊りも…。

 そんでもって、大きなハプニングもなく、無事にお披露目会終了!ウルウルするシーンあり、大笑いのシーンあり、たまらなく良い時間でありました。


 その後、お披露目会が終わったにも関わらず、誰も帰ろうとせず、会場の時間ギリギリまで賑やかさが続きました。ボクは次の日に仕事なので、一次会で帰りましたが、このブログを書いている最中もまだみんなは飲み屋で飲んでいるんだろうなぁ。

 というわけで、素晴らしき一日でありました。

 余談:津波が大きくなくて、ホント良かったです…。

2010年2月27日土曜日

雲の上まで行ってきました!太忠岳。

 本日も元気モリモリ太忠岳へと行ってきました〜。大阪よりサッカーを愛するチョウくんとヤロー2人で人生を語り合いながら歩いて参りました。前日、前々日と屋久島は「豪雨」。船も結構ゆれたみたいで、チョウくんは屋久島に着く前に、屋久島の洗礼を受けていたわけです。

 で、今日の天気予報は曇り。がしかし、実際の所は森を歩くやどんどん晴れの傾向に。里ではけっこう雲がかかっていたので、あらら?といった感じでした。前日の豪雨の影響でかなり森のコンディションはナイスでした。潤いまくりで、チョウくんもちょこちょこっとカメラテクニックを教えると写す事に夢中になりました。

 んでもって、サッカー部を引退してから2ヶ月というブランクがあったために、さすがのチョウくんも急な坂道では徐々に無言坂へ…。ボクも負けじと無言坂…。急な傾斜を終えると木漏れ日光線まで出て来ちゃいました。すかさずチョウくんも激写。

 さすが体育会系ということもあり、気合いの声とともに身体を持ち上げ、グッドペース。「つらい!」とは言いつつも、身体はまだまだいけますな〜。

 そして、頂上到着ッ!雲海で〜〜〜〜っす!なるほど里の天気の理由がわかりました。今日は雲が低くて、その上に空間が出来ていたんですね。いやはや、この景色はなかなかどうしてやめられません。ボクもツアー中では年に数回しかない光景だけに、思わずたくさん写真をとってしまいました。安房の街は見えませんでしたが、それとは別の感動…。ん〜、実によい頂上体験でありました。

 本日は登りで森林パトロールの2人以外は全く会わず、貸し切り状態。時折、強風が凄かったのですが、なんやかんや1時間半以上も頂上でまったり。とはいいつつ、その景色だけに時間が経つのがあっつうまに感じられた空間でありました。

 下りは体育会系特有の身体の集中力で順調に下りて来れました。体力もバッチリ残っていたので、本日も遠回りしてコーヒーブレイク!乳製品が苦手ということで、スペシャルスイーツで小雨の沢を楽しみました。いつのまにか恋愛論から人生論まで話が発展し、面白い時間でありました。

 そんでもって、順調に下山完了。晴れからめまぐるしく変わる天候がまた屋久島の山らしい一日となりました。下りの道路ではお猿もお出迎え。


 本日も屋久島の山は素晴らしかったです。

2010年2月24日水曜日

ヤロー3人、太忠岳!

 本日は、考えてみると久々のガイドで太忠岳へ登ってきました。東京からスクールウォーズ世代のヨダッチと大阪からゆとり世代のノリッペと同じくスクールウォーズ世代のボクの3人男組みで、ガツガツ歩いて来たわけです。天気予報は快晴!この時期の晴れはありがたいです。

 午前中は予想通り、予報通りに晴れ渡っておりました。「人生は寄り道で出来ている」という合い言葉通りに、まだ入り口にも立っていない時から、下車して朝陽を浴びました〜。いや〜、朝陽はよいもんです。ここ数日は晴れの予報が出てもなかなか良い朝陽がなかったので、気持ちよかったっす。

 で、だ〜〜〜〜れもいない屋久杉の森をヤロー3人でワイワイ、時にしっとりと、ガシガシ写真を撮りながら歩きました。のりっぺはデジカメと携帯の2刀流。かなりの枚数撮ってたんじゃないかなぁ〜。確かに都会の生活から一気にこの森へ入ったら、それは「事件」に近い感覚かもしれないです。昨晩、けっこう雨が降った形跡があったので、森のコンディションもマックスに近かったので、余計に圧倒されるのも無理はないなと。

 そして、木漏れ陽大使としても、久々の木漏れ陽光線を逃すべく、光の筋たちを追いました。いや〜、貸し切りの森でこのコンディション…。ボクもノックアウトされちゃいました。

 2月とはいえ、太陽さんが出ているとポカポカ陽気。汗ばむ陽気でありました。急な坂ではところどころ短い休憩を入れつつ、水場でブレイク、大岩でブレイク。しかし、汗以上に問題だったのがノリッペの「花粉症」!それほど重症にはならなかったですが、鼻水にみまわれてしまいました。まぁ、このシーズンはしょうがないかなと。登山道にも花粉たっぷりの杉の葉が落ちておりました。上を見上げれば、「飛ばすぞ〜」って感じの花粉盛りだくさん。杉も春のを狙っております。花粉症の方、花粉対策をお忘れなく!下の写真は花粉がつまった杉の葉。花粉症の方には恐ろしい光景だと思います…。

 ディープな森をこえてもガシガシ歩行!行きの車でちょこっとスクールウォーズの話で盛り上がったのですが、ヨダッチとボクはスクールウォーズ世代。汗が出るほど、急になるほど、険しくなるほど「熱く」なるわけです。頭に中に主題歌「ヒーロー」が一瞬流れてしまいました〜。さすがに屋久島には似合わないので頭の中から消し去りましたが…。

 そして、頂上ッ!いや〜、何度来ても素晴らしい所であります。着いた時は、雲が流れまくっていて、海が見えたり、山肌が見えたり、安房の港が見えたり、太鼓岩が見えたり、めまぐるしく風景が変わっていきました。写真撮ったり、寝転んだり、興奮したり、落ち着いたり…。

 天柱石でヨダッチは相当の枚数の写真を撮りました。動きのある雲、見え隠れする風景、さらにはグルッとあらゆる角度からなめ回すように連射ッ!まぁ、天柱石は動かないので連射はいらないんですけど、連射したくなっちゃうんですよね。気持ちがカメラに伝わる感じで。
 そんなことをしていると、頂上付近は完全に雲の中に。この雲に包まれた天柱石もまた神秘的でいいんですよね〜。身震いしちゃいます。

 そんなこんなで陽が出ていないとやはり2月の寒さ。風も強くなって来て、下山開始。

 途中でコーヒー&ココアブレイクをして、ボ〜っとしたり、ヨダッチもノリッペも体力に余裕があったのでヤクスギランドの一番長いコースを歩いたりと、どっぷり森につかりながら歩きました。カッパを着るほどではないですが、小雨が火照った身体に気持ちよかったヤクスギランドウォークでありました。

 というわけで、ヤロー3人で楽しい一日となりました。

2010年2月23日火曜日

桜満開!そして、救命講習。

 なんと屋久島の里はただいま「桜」が満開です!「えっ!もう!?」と思う方もいらっしゃるでしょう。ボクも初めはビックリしました。桜と言えば、4月前後って感じですもんね。特に関東以北の人たちは感覚が全く違うかもしれません。
 とはいいつつ、里にある桜はほんの一部。島の知人・友人に「満開だよ!」と話しても、「えっ!もう!?」という言葉が返ってきますから。考えてみれば、屋久島は山桜が有名になりつつありますが、里はといえば「桜魂」があまり熱くはないです。でも、キレイ。

 花見をしていたら、急に豪雨が降って来たので避難。その後、たんかんの箱詰め見学。毎年やっているのですが、今年は傍観者してました。他に用事があったもので…。出荷前のたんかんは別れ惜しい…。でも、一人でも多くの笑顔がその先にあると思うと…。ん〜、たんかんに恋しているのかなぁ。

 ほんでもってシーズン突入前に「救命講習」を受けてきました。最低でも毎年一回は参加しているのですが、普段はAEDを使うほどの事故に遭遇しないために、細かい部分の確認は必要です。さらに同じ講習でも何度も受講する事によって「質」がアップするわけです。今回も「胸骨圧迫」やAEDの細かい所まで覚える事ができました。他にも止血法や骨折等の固定、動けない人の移動のさせ方などなど、実りの一日でありました。もちろん事故やケガがないように歩く事が大事なのですが、万が一の時には「対処法」は力強いものがあります。


 といったわけで、シーズン突入に向けて、自主トレやら知識やらビタミン補給などなど、ほぼ態勢が整いました。今年も元気いっぱい本気で歩いて、本気で遊びたいと思う今日この頃であります。

2010年2月20日土曜日

たんかん真っ盛り!

 ここのところ、ブログがアップできていませんでしたが、ダラダラとしていたわけではありませんッ!そう、屋久島の果実といえば真っ先に思い浮かぶ「たんかん」。こやつらを今年も元気いっぱい収穫しております。たんかんシーズンまっさかりでどこもかしこもあわただしくしております。

 で、たんかん。食べた事がある人は知っていると思いますが、なんともかんともウマいっ!オレンジのようでいてみかん。みかんのようでいてジューシーという、絶妙な果実なんです。ボクが屋久島に移住して来たその年からずっとお世話になっている「美暢農園(みのぶのうえん)」。年々、収穫アップしつつも、品質もドンドンよくなっているんです。ん〜、農業というのは1年〜2年では結果はでないものなのだなと。日々のたゆまぬ汗と知恵と根気と茶目っ気で育って行くんだなと。なんだか今年のたんかんは今までで一番素晴らしかったので、収穫していて涙が出そうな喜びがありました。まぁ、ボクは収穫するだけで、手入れは全くしていないんですけどね…。下の写真のように、たわわになっております。(もちろん数が多ければいいというわけではなく、品質と量のバランスが大事。)

 で、ボクが手伝う前からずっといるニワトリ。6歳だったか、7歳だったか忘れましたが、かなりの老齢。人間で言えば90歳前後なのではというみんなの推定。しかも、落ちたたんかんをつまんでいるので、ビタミンたっぷり!な肉なのでは…。まぁ、見るからに遅い動きなので、かなり筋肉は衰えているとは思いますが…。

 そんでもって、たまたま情報を仕入れたのですが、安房港に「やくしま」と名乗る自衛隊の船が見学会をおこなっていました。なにやら「地雷」ならぬ「海雷」を除去する専用の船らしいです。記憶に残るところだと、ペルシャ湾が盛り上がった時もでむいたそうです。ちなみに木製なんです。なんで木製かは忘れました…。大きな船ではないのですが、中に入るとなかなかどうして、いかつい感じでした。

 そんなわけで、夜はたんかんを収穫したメンバーで鹿肉パーティ!なにやら農園を狙う鹿が網にひっかかって、そやつらを食すんです。恵みです!しかも、今期はなんと12頭もひっかかり、農園主のMさんも「鹿をさばく腕が格段にあがった」と…。その言葉通り、こんなにウマい鹿肉を食べたの初めてでした。基本は焼き肉にしつつ、下の写真は「鹿肉のタタキ」。ん〜、正直な所、牛のハラミよりうまかったです。さばきかたでこれだけ味が違うんだなぁと、感激でありました。


 そんなわけで、たんかんな季節であります。

2010年2月11日木曜日

テーピング講習会。

 本日はガイド仲間達と講師を招いてテーピング講習会でした。テーピングってただのテープではない事を再確認!手軽でありながら、かなり役に立つ道具だなと。
 実験台として、長老が美脚を披露ッ!山男ならではの筋肉質であります。大きなポイントとしては、「歩く前(予防)」と「痛みだしたら(事後)」の2点。実際にテーピングをまいてみると、予防するためのテーピングは痛みだした後でもそれなりに有効だなと。と思っていたら、痛みだした後のテーピングはもっと完璧なサポートをしてくれました。ん〜、やはり技だなと。

 下の写真のテーピングはかなり有効です。最も痛みが出て来るのはなんといっても「膝」!この技に加えて、サポーターがあれば骨にちょっとぐらいヒビがはいっててもいけるのではと…。

 で、裏技としては三角巾を使わない腕の骨折応急処置!実際にやられてみると三角巾より安定していました。これに加えて、三角巾を使えば応急処置としては万全であるかなと。良い裏技でありました。


 そんなわけで、昨日の登山道整備の疲れが残りつつも、ためになる講習会でありました。膝に自信がない方、早めにお声かけください。多少、予防の技を身につけましたよ。

2010年2月10日水曜日

トロッコ道の迂回路作り。

 本日は応援助っ人で、迂回路作りに行ってきました。ツアー中でも整備された道を見て「登山道を作った人すごい!」という声が多々あります。そうなんです…、この登山道作りってのはなかなかどうして激しい作業っす。今回の迂回路は約400メートル。その半分ぐらいは下の写真のような鉄パイプです。これは崩落現場が復旧した時に、撤去して元に戻りやすくするためとのことです。作業現場風の道であります。たまに揺れますが、歩きやすいですよ。

 で、本日ボクらが大汗ダラダラで作業していたのが、石組みです。鉄パイプの道は登りの急斜面だけに設置予定で、比較的ユルい場所は石組みの道。近くにある沢から適当な岩を運んで、並べて行くわけです。この作業がなんともかんともハード!20キロぐらいの岩をかついで行ったり来たり…。シーズンオフでなまった身体にはこたえるひとときでありました。下の写真はまだちゃんと並べていない岩ですが、なかなか大きいでしょ?

 休憩時間には観光協会のN氏よりの差し入れを頬張りハッスルしました!

 で、この迂回路の気になる風景。これまたなかなかどうして、良い森です。歩き慣れたトロッコ道のすぐ脇がこんなエクセレントな森だったんですね。この辺は世界遺産エリアのすぐ隣で立派な樹もたくさんあります。中でも樹齢1800年ぐらい?の立派な屋久杉があります。名も無き屋久杉…。ん〜、巨木マニアも納得の樹です。切り株もなかなか立派なものもありました。感覚的にはヤクスギランドっぽい感じかな。白谷よりも野性味あふれる場所です。

 で、石組みできない場所もあり、そこには簡易階段を作成。ここはものすごくぬかるむ場所で、階段を作らないとちょっとキツいです。今日は半分ぐらい雨で、途中大降りになったのですが、その後は田んぼみたいになってました。がしかし、階段完成後はチョ〜歩きやすかったっす。でも、滑りやすいので気をつけるべし。

 この辺を抜けると、なんちゃってもののけワールドが広がってます。これまた人が全く入っていない場所だけに、さらには大雨の後だけに、苔がコケコケしていてビューティフルでありました。絵になる場所も数カ所あります。

 ドロドロのずぶ濡れの筋肉パンパンになって、本日の作業終了…。ケガなく帰ってこれたのはいいのですが、なまった身体だなと。良い刺激でありました。


 ちなみに迂回路はかなりの部分が出来上がってきてます。あとは細かい所なので、あと一週間もあればなんとかなるかもです。明日は大荒れの天気になる予報なので作業はできないと思いますが。開通が待たれます。
 それにしても、身体がなまってます…。

2010年2月6日土曜日

縄文杉ルートの崩落現場。

 本日は噂の崩落現場へ、復旧作業のボランティアに行ってきました。とはいいつつ、午前中にちょいと用事があり、遅れて行ったために弁当宅配屋になってしまいましたが…。

 で、現況はといいますと、ここ十数年で一番大きな崖崩れと言われるだけあって、写真で見るよりもかなりの迫力がありました。いや〜、本格復旧は当分先になりそうです。素人目にもその悲惨さがよくわかります。

 で、迂回路を造る予定となっていますが、これがまたハード系です。「ユルいルートで作ればいいじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは屋久島です。ただでさえ崖ばかりの島。崩落現場も例外に漏れず、逃げ場なしの場所なんです。よって、迂回路はかなりの急斜面ッ!え〜、足を胸まであげちゃうぐらいのところもあります。

 迂回路もかなり時間をようすると思われます。全く登山をしたことがない人も多く来るところです。安全面を考えるとしっかりした道を作る必要があるので、それには時間と資金が必要です。

 今回の登山道整備に回せる資金が少ないということで、ガイド10数人が完全ボランティアで活動をしています。こんな意味でもぜひぜひ屋久島山岳部保全募金を盛り上げて行かなければいけませんね。

 ちなみに登山口の新設休憩所&トイレは順調に工事が進んでいます。骨格は出来上がってますよ〜!立派です。


 今月中には迂回路できるかな〜。

2010年2月1日月曜日

厄よけ。

 厄よけに行ってきました。ボクは厄年ではないのですが、うちの嫁さんがバッチリ厄年なので、我らが益救神社(やくじんじゃ)へ。3人の厄払い。友達ガイドも厄よけして、すっきり。ボクまですっきりした気分に。ボクは特別な宗教を持っているわけではなく、ごく普通の一般人なのですが、こういう儀式的なものは大切なんじゃないかなぁと思ってます。理由は「なんとなく」。とても温かい日でありました。屋久島の神様!今年もよろしくお願いいたします。