2014年11月26日水曜日

良い秋を歩いてまいりました。

 本日も元気いっぱい、屋久島4度目のマミちゃんと7年ぶり2度目のアキちゃん、初屋久島のチカちゃん、オノチンと一緒に縄文杉へと行ってまいりました〜!実はマミちゃんとチカちゃんはボクが10年以上前から愛用している眼鏡ブランドの眼鏡屋さんなんです!マミちゃんを初めてガイドした時も、マミちゃんがボクのかけている眼鏡にピンときて美屋久をチョイスしてくれたという流れ。そして、この11月にボクが東京へ行く用事があり、その時にぼろぼろの眼鏡を新調し、今回はボロボロの眼鏡を磨き上げて持ってきてくれたんです!眼鏡つながりの屋久島…。ん〜、愛着のある眼鏡だけに素晴らしいなと。

 とまぁ、前置きがちょっと長くなりましたが、今日の天気予報はバッチリ雨!天気図なんかだとそんなに降らないなぁと思っていたら、登山口からして満点の星空ッ!まさかの晴天スタートとなりました。登山口でみんなが朝ご飯を食べている時に星空も撮ってみました。三脚がないので、地面に置いて撮ってます。


 そんなまさかの晴れの中にてテクテク歩き。初屋久島部隊のチカちゃんとオノチンに屋久島トークをしつつ、ワイワイ歩きました。結果として、ずっとチカちゃんとオノチンとしゃべりっぱなしだったような…。暗い森ですが、にぎやかでありました。


 徐々に夜が明けて行くトロッコ道を味わいながら、バイオトイレに到着。トイレ裏にあるメタセコイアの樹も色づいておりました。


 で、トロッコ道中盤は光差し込むスペシャルな朝に。みんなでわーわー言いながら朝陽を浴びることができました。湿度が高かったので、いい感じに木漏れ日が輝いておりました。


 で、休憩ポイントにて2度目の朝食に…。マミちゃんが車酔い気味だったのと、みんなも全部食べきれなかったので、エネルギー補給しました。気温はそれほど寒くなく、逆に暑いぐらいでありました。


 でもって、トロッコ終点に着くと、それに合わせたかのように雨が降ってきました〜!レインウェアの上だけを装着し、レッツ山道。潤いがナイスな展開となりました。チカちゃんも「森の中の雨って嫌じゃないなぁ」と屋久島通になる素質を持ち合わせておりました。


 今日は全体の登山者が88人だったとのことで、森の中はガラガラ。自分たちのペースで思い思いに歩くことができました。さすがに行きのウィルソン株では完全貸し切りにはなりませんでしたが、愛の撮影会に燃えることができたなと。


 そんな愛の空間を終え、急斜面に突入。多少、ひ〜ひ〜言うシーンもありましたが、みんな健脚でして順調にクリア。若さの現れなのか、アキちゃんの足が昨日の白谷後遺症が出ておりましたが笑顔で歩くことができました。

 そして、特筆すべきは縄文手前40分の所にある水場近くのアオツリバナがナイス紅葉を見せておりました〜。ちょっと写真だと伝わりにくいと思うのですが、大きな切り株に花が咲いたような美しさ。なんだかボクが一番興奮していたような…。キレイでありました。


 大王杉前のヒメシャラも黄葉しておりまして、森が輝いているようでした。例年はすぐに終わってしまうヒメシャラの黄葉なんですが、意外といい雰囲気を醸し出しておりました。


 その後は雨が降ったり止んだり降ったりだったのですが、絶妙な潤いと言いましょうか、みんなも水を感じながら笑顔が途絶えることはありませんでした。


 そして、みんなで歓声をあげつつ、縄文杉に到着!デッキの上も貸し切りでして、贅沢な空間の中でご挨拶できました。ボクとしても3週間ぶりぐらいの縄文杉だったので、久々にご挨拶できたなと。今年も残りわずかなので、いつも以上に心に響く縄文杉でありました。


 で、小雨が降っていたので東屋まで行ってランチタイムに。寒かったですが、その分みそ汁がナイスでありました。
 身体が冷え始めていたのですが、下山すること30分ですぐにヒートアップ!ウィルソン株では第二回愛の撮影会を開催し、心まで熱くなることができました。行きよりもうまく撮れたかな?


 その後も順調に山道を終え、ガンガントロッコ道を歩きました〜!アキちゃんの靴がちょっと合わずに少し痛みがあったようなのですが、みんな凄いスピードで歩いちゃいました。途中は「走った方が楽かも」とトレランならぬ、トロランしちゃうシーンもありました。それにしても、この季節のトロッコ道は落ち葉が綺麗で素敵です。


 またも青空が広がっていたので、沢に寄ってブレイクタイム。水の音を聞きながら、ゆるい時間を過ごすことができました。良い時間だったなぁ。


 でもって、帰り道もガンガン速度を上げて歩いたのですが、残り30分というところで、オノチンが「このカメラ緑色が出ないんだよなぁ〜」とぽつりと発言!最後の最後でちろっとカメラ講座が開かれました。それでも緑色がちょいと出せるようになってよかったなと。


 そんなこんなで無事に下山完了!まさかの晴れに始まり、紅葉を楽しみつつ、潤いも満点!一日中、ワイワイガヤガヤ、秋の森を歩ききることができました。楽しすぎる一日でありました。

 補足になりますが、バスを降りてから、マミちゃんが新しいレンズをボクの眼鏡に装着してくれました。もうみんなの毛穴まで見えるほどに視界良好になり、最高でありました。一応、宣伝しておくと、銀座のGLOSSというお店で〜す!最強にかっちょいい眼鏡そろってます!

2014年11月25日火曜日

「2015美屋久カレンダー」完成しました!

 皆様の熱いご要望にお応えして(?)、2015年の美屋久カレンダーが完成いたしました〜!ただの風景写真カレンダーではなく、屋久島ならではのカレンダーになるように作りました。


 詳しくは美屋久Shopをご覧頂きたいのですが、「月齢」、「大潮」、「山の神」をコンパクトにまとめてカレンダーに盛り込みました。自分で言うのもなんですが、思った以上にシンプルにまとめることができて、なかなかナイスです。屋久島は「月」と「潮」がかなり生活に及ぼす影響が大きいのですが、都会に住んでいる人もぜひ「月」を感じてみるといいかなと。満月と新月だけ知っているだけで、心の豊かさが変わってくるのではないかと思います。

 Shopを更新がてら、年末年始のポストカードセールも開催ッ!クリスマスカードや年賀状としてぜひ使ってみてください。まとめ買いのチャンスかなと。一人でも多くの人に屋久島のことを知っていただけたら、それ以上のことはないかなと。
http://biyaku.refire.jp/pg43.html

 というわけで、旬な美屋久情報でした。


追記:「2015美屋久カレンダー」は即日完売いたしました。本当にありがとうございました。

2014年11月24日月曜日

フォトさんぽ!

 本日は破竹の勢いをみせる「屋久島お散歩ツアー」にお声をかけていただき、「フォトさんぽ」なる企画の講師役をさせていただきました。アクティビティではない屋久島の「土地柄」だけで屋久島を盛り上げていく軍団なんです。まだ知らない方はこちらをご覧下さい。https://coubic.com/osampotour 屋久島リピーターなら心のアンテナにひっかかる人も多いはずであります。


 で、参加者がみんなボクを知っている人でして、中にはいつも顔を合わせているメンバーも…。さらには数年前にボクがガイドしたアヤちゃんもいてビックリ!約2時間の写真講座となりました。
 2時間という時間ですと、基本中の基本だけを練習するぐらいなんですが、ちょっとは役に立ったかな?ただ撮るだけではなく、脳みそをしっかり使って撮ることができたのではないかと。難しいことは抜きにして、パシャパシャ撮りました。


 初めの1時間はほとんど歩かずにしゃべりっぱなし。その後、テクテク歩きながら写真を撮りました。歩く場所は一緒でもみんな写真が違う!面白かったです。写真の楽しさも確認できました。とびっきり絵になる風景がある場所ではないのですが、それぞれにそれぞれの写真が撮れておりました。


 みんなで写真を発表もしたのですが、ボクも一枚。「男を待つ女」というタイトルです。まぁ、タイトルと写真は全く無関係なのですが、これもまた写真と言葉の持つ力で想像力が働くかなと。


 そんなわけで、あっという間の2時間終了〜!初の試みだったのでもっとああしたら楽しかったかなぁ〜と思うこともありました。次回があったら、時間は短くとも写真の楽しさを追求できる企画に成長させていけたらと。企画に誘ってくれたHさん&K、ありがと〜!

2014年11月21日金曜日

山は遠慮して、森へ。

 本日は5月にも来島したコンタニ夫妻と一緒に大和の森へと行ってまいりました〜!実はメールでやり取りしている時は「晴れたらガッツリ山の頂上へ!」という段取りだったのでありますが、今朝からけっこうな雨が降りそうな予感…。車を走らせていると、ワイパーを中速で動かす天候に。なので、ガッツリ山の頂上は遠慮しまして、雨の方が美しい森歩きに変更。早朝4時に待ち合わせをしていたので、大和の森を歩くには2時間ほど早い歩き出しとなりました。

 完全に真っ暗闇の中を1時間ほど歩きました。雨は霧雨程度でして、テクテク歩きました。全くもって写真すら撮れない暗さでしたが、ランドの沢をライトアップ!ん〜、歩き慣れた場所でもなんだか不思議な雰囲気でありました。


 何も見えない状況だったので、雑談をしつつ花之江河歩道の分岐に到着。「引き返せ!看板」もいつも以上に「引き返せ!」と主張しているようでした。


 でもって、テクテク歩いているとジワジワと森が明るくなってきました。なかなかナイスな霧の森。朝もやというよりも、しっかりした濃霧でありました。完全に太陽が昇ってからも森の中は暗いので、コンタニさんはギリギリまでヘッドライトを装着。このダークな森の雰囲気…、たまりません!素直に山の頂上へ行かなくてよかったと思える最高級の森でありました。


 立ち枯れた木もいつも以上に妖艶な雰囲気…。しっとりとした空気感といい、妖艶な樹々達といい、ナイスだったなぁと。ミユキさんも「年に一度はこの空気を吸わないとね!」といいつつ、今回は年に2回目の屋久島でありました。バッチリ「ヤク中(屋久島中毒)」の症状が出ておりました。


 そんな感じで無名の巨木達にご挨拶しつつ、大和杉に到着!みんなで歓声をあげつつ、スタイル抜群の大和様にご挨拶できました。雨も強くはなく、誰もいない空間で対話することができました。


 と、ここでミユキさんが北海道ロイズのチョコを分配してくれました〜!屋久島のディープな森でロイズのチョコが食べれるなんて!美味しくいただけました。ゴチです!


 そんな大和杉もちょいと長めの休憩をしていると身体が冷えてくるので、さらに先へと行きました。身体が冷えはじめのときは急斜面がそれなりに心地よく感じてしまうのが不思議であります。すぐに熱くなれました!ミユキさんもしぼれるほどの汗をかき、ヒートアップ。


 で、この道には特大級のヤマグルマがあるのですが、今日は妖艶な姿を見せてくれました。写真に撮ると白黒の世界でありまして(もちろんカラーで撮ってます)、かっちょよかったです。


 そして、本日のゴールにしていたビャクシン沢に到着。鬱蒼とした森の中にどば〜っと開ける空間がたまりませんでした。濃霧のビャクシン沢。最高級でありました。まぁ、晴れの日も気持ちいいですが、美しさ&神秘さ&屋久島らしさはこの雰囲気がたまりません。寒さはあるのですが、ちょいとのんびりさせてもらいました。


 沢沿いのナナカマドがいい感じに色づき、これまた濃霧の雰囲気にベストマッチ。ん〜、ナイス。


 ちょうどベンチにもってこいの流木でダラダラしつつ、ディープな森を味わえました。


 これまた身体が冷え始めてきたので、下山開始。スタートが早かっただけに、いつもより2時間以上早い展開でありました。帰り道は予想よりもちょっと速い展開で雨が強くなり始め、グングン歩いて一気にヤクスギランドまで戻ってきました。ランド内は屋根が数カ所あるので、雨の日も快適に過ごせます。
 それでも風が吹くとかなり寒いので、着替えをしてからランチタイムに。そこでミユキさんのリュックから即席漬けのキュウリが登場!汗をかいた身体に塩分が美味しかったです。思わず、数本いただいてしまいました。これまたゴチでした〜!


 着替えをしてそれなりに冷えが止まったので、今日一番の長居を屋根の下で過ごしました。ブレイクタイムというよりも、デザートタイムになってホットコーヒーが身体によく浸透していきました。寒い日ほどコーヒーが身にしみるなぁ〜。


 そんなこんなで、スタートが早いこともあり、早めに下山することができました。雨が強くなってきていたので、ちょうどよかったなと。コンタニさんが数ヶ月前に足を痛めていたのですが、なんてことはなく、快調なペースで森を堪能できました。山の頂上はまたの機会にするとして、屋久島らしい神秘的な森歩きを楽しめた一日となりました。

2014年11月19日水曜日

小屋もトイレもピッカピカ!?

 昨日&本日とガイド歴も長いTMNGさんと一緒に淀川〜翁岳ブース〜ヤクスギランドのトイレ巡回パトロールへ行ってまいりました。たびたびブログにも出していますが、わからない人のためにちょいと説明を。屋久島の山岳部にある山小屋とトイレのチェック&清掃を個人ガイドが中心となっておこなっています。ローテーションを組んで、念に2回ほど順番が回ってきます。作業時間などを考えて、1泊2日2人体制でやっています。いつも思うのですが、この作業はガイドが本当に適任だなと。いつも使う道で気になっている箇所の整備やお世話になっている山小屋やトイレを集中して綺麗にできる機会だけに、ボクとしても気合いが入ります。

 でもって、寒〜い朝でしたがTMNGさんとレッツパトロール。まぁ、歩いている時はほぼ100%雑談なので楽しいです。もちろん清掃も楽しいです。屋久島の山を歩いている時の感覚というのは、ガイドも岳参りもパトロールもプライベートも道は同じでも気持ちが全く違います。今回は心の中がキレイになるまで清掃&整備モードでした。
 淀川の小屋は一見キレイに見えつつも、掃き掃除をするとそれなりにゴミが集まります。この巡回パトロールがスタートしてからというのもの、キレイな山小屋が維持されていて実に気持ちいいです。


 ちなみに小屋の真ん前にある杉に着いたナナカマドが見頃を迎えておりました。屋久島のナナカマドはそんなに美しく紅葉しないのですが、やはり緑の中にあると心がホッとします。良い季節です。


 そして、簡単な登山道整備も行います。歩き慣れた道だからこそ、ガイドは登山者目線で整備ができます。まぁ、大掛かりな整備はできないんですが、微妙な場所をたくさんなおしてきました。全くと言っていいほど、見た目はかわらないのですが、歩きやすさ&安全面は格段にアップします。


 ちょこちょこっとした整備をしつつ、一番遠い翁岳のトイレブースまで作業が終わりました。帰り道もステップを補修したり、釘が露出していて危ない場所をトンカチしながら進みました。ちなみにTMNGさんはサウスポー!慣れた手つきが心強い!


 で、今回のちょっと特殊任務が携帯トイレブースの便座が壊れていたので下から新しいヤツを背負って行って来ました。なかなか激しく壊れていました。身体の重みに絶えられなかったのか、それとも携帯トイレをかぶせる時に力を入れ過ぎてしまったのか、はたまた…。いろんな想像をしてしまいましたが、皆さん優しく扱ってくださ〜い!


 で、石塚小屋にて宿泊。小屋のトイレが破損しているという事件もありましたが、これはどうあがいても治せなかったので、報告することに。もちろんトイレはピカピカです。においまでは消せませんが…。

 夜は結局ヤロー2人で極寒の山小屋にて就寝。ボクは星空を目指して真っ暗な登山道をテクテク歩いていましたが…。標高1600mは尋常じゃなく寒かったっす。雪が降っている方が温かいのではないかというぐらいに…。といっても、ホッカイロをぺたぺたはって、シュラフにシュラフシーツにダウンにレインウェアにアルコールで熟睡してました。

 そいでもって、翌朝は見事に霜が!寒いわけです。温度計は持っていきませんでしたが、体感温度は1度ぐらいでしょうか。放射冷却で寒さが増していた感じでした。


 小屋からヤクスギランドまではほとんど写真を撮る暇がないほどに、荒れまくってました!枝がたくさん登山道に落ちていて、なかなかどうして歩きながら屈伸運動をたくさんやりました〜!これ以上、大腿四頭筋が鍛えられたどうしようと思いつつ、良い汗かきました。ランチ場所となったビャクシン沢は相変わらずの美しさでして、ここもまたナナカマドがいい感じに色をそえておりました。


 この後も、大和杉にご挨拶しつつ、倒木と格闘し、ピンクテープをはりかえ、下山予定時間よりも2時間半ほど遅れてしまうという気合いの整備でありました。

 何はともあれ、充実感と心がすっきりする2日間でありました。前回、この道をパトロールしたときから2ヶ月ほどでしたが、荒れ方は圧倒的に今回が上回っておりました。定期的にマイナーな登山道を整備しつつ、ずっとこの作業を続けて行くことが、屋久島の山や登山道を維持していく大切な作業だなと。あらためて考えた2日間でありました。TMNGさん、お疲れさまでした〜!

2014年11月5日水曜日

時にサクサク、時にダラダラまったりと。

 ちょっとブログアップが遅くなってしまいましたが、11月3日に屋久島3度目のミホちゃんと一緒に龍神杉へ行ってまいりました〜!実は9月の連休にも屋久島に来る予定だったのですが、諸事情により断念。「屋久島に行かなきゃ、年越せないッ!」ってことで登ってきました。

 で、駐車場に着いてとりあえずは朝ご飯。初めはおにぎりをパクパク食べていたのですが、デザートに柿!「柿って皮ごと食べれるんですねぇ〜」とミホちゃん。屋久島の人に柿は皮ごと食べると聞いてムシャムシャかじっておりました〜!ちなみに屋久島の人も普通は皮をむいて食べますので、誤解のないようお願いいたします…。


 とまぁ、そんな皮つきの柿でパワーを充電してからレッツ龍神。所々で鹿ちゃんが登場し、なかなかかっこいい姿を見せてくれました。この時期の牡鹿は角が鋭利にとがっていて、色も黒々し、イケメン多しです。


 台風後に龍神に行くのは初だったので、どうなっているかなぁと心配しながら歩いていたら、旧トロッコ道に大きめの落石がッ!このトロッコ道は他にも過去に崩れた形跡が多数ある場所なので嵐の日は避けたいところでもあります。ちなみにすでに整備の人が入っていたようで、他の道は問題なく快適に歩けました。


 そして、苔の雫が実るポイントへ…。実はミホちゃん屋久島3度目、森も山も複数回登っているのですがまだ雨の登山がないんです!なので、雫ちゃん願望が強く、このポイントでも軽く20分ほど動かず、雫以上に目をキラキラさせておりました。今度は大雨の森でも歩きたい所であります。


 んでもって、ミホちゃんは今年の三月からトレランを始めたのことで、前にも増して歩ける脚力を身につけておりました〜!なので、なんてことないところはサクサク歩き、休憩する所でダラダラと。良い流れでありました。

 急斜面に入ってからも持ち前の脚力でグイグイ!逆に辛い所になると変に笑顔が増すミホちゃん。名前の頭文字とともにMな才能を開花しておりました!


 そんな笑顔の急斜面も終わり、神々の領域付近に着くと、コハウチワカエデがナイスに落葉しておりました。苔と紅葉のコラボレーション。まぁ、森全体の中では1割ほどしか紅葉しない森だけに、こんな場所はついつい足を止めてしまいます。


 そして、三神杉に到着。登っている時はほのかに汗をかく感じだったのですが、立ち止まると寒い!ほてった体をクールダウンさせつつ、風神、雷神様にごあいさつしました。ちなみに雷神杉に着生している大きなカエデの紅葉はあと数日で見頃になるかなといった所でした。


 んでもって、龍神杉に到着。一瞬言葉を失う感じでご対面。台風19号の影響もほとんどなく、今日もずど〜んとこの森に鎮座しておりました。


 長めの休憩は実に寒くなる季節でして、ミホちゃんも途中からエマージェンシーシートで身体を保温。なんだか本気エプロンみたいでナイスでありました。


 龍神近くのカエデは台風の影響からなのか、葉が少なくなっていましたが、雰囲気はよかったです。


 で、ダラダラすること1時間半。最後はシートをマント代わりにするミホちゃんでありました。今日は午後から寒くなる予報だったので、まさにその通りになりました。


 ユルい時間を過ごした後は身体を温めるべく下山開始。帰り道はサクサク進みました。途中で木漏れ日が入る時間帯もあり、キラキラしておりました。


 サックサク歩いて下山できたので、登山口から1時間ほどのところでロングブレイク!水の音に包まれながら、写真を撮ったり珈琲を飲んだり、魂が抜ける感じでダラダラモード!


 龍神杉は寒すぎて眠れなかったのですが、「最近、森の中で眠りたい願望が強いんです!」とミホちゃん。いつのまにか、就寝…。ユルかったです。


 とまぁ、目覚めてからはさっぱりして一気に車まで戻って来れました。砂利道はトレランばりに駆け抜けちゃう歩きでありました。


 そんなこんなで無事に下山完了。もう一往復できちゃいそうなほどに体力の余っているミホちゃんでしたが、サクサク歩いて時にダラダラ、なんとも楽しき秋の龍神杉でありました。